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(短編集)
火のないところに煙は
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火のないところに煙はの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全58件 21~40 2/3ページ
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これ、面白かったです。「まずまず怖がらせてもらえたら良いなあ」くらいの気持ちで読んでいったのですが、じわじわと染みてくる怖さがあって、私には「当たりだ!」って思わせてくれる作品でした。 一番面白かったのは、五つの話が最終話「禁忌」によって繋がるところですね。ここまできてようやく、それぞれの話の背後に潜んでいた〝裏筋(うらすじ)〟が立ち上がってくる仕掛けになっている。この裏筋の核となるものはマジ、ヤバいんで、ここでは口チャックしときます。 それと、榊 桔平(さかき きっぺい)というオカルトライターのキャラはなかなか良いなあと、私は気に入りました。この登場人物と、またどこかで出会えると良いのですが‥‥。 | ||||
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短編集のていで物語が進み、それぞれ真実が上手い具合に隠されていて、最後にそれらを振り返る形で明かされていく所が特によかった。 | ||||
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淡々としていて、あからさまに怖がらせようとはしない語り口が上品だと思った。 怪異と直接対決する場面はほとんどなく、犠牲者たちがあっさりと退場していく感じが生々しくてよい。 とくに火事の夢の話、隣人トラブルの話が気味悪くてよかった。 逆に最終話の趣向は、自分はあまり気に入らなかったかな。 うまく各話がつながることによって、むしろ作為的でこわさが減った感じがした。 とはいえ、全体としてとても面白く夢中で読んだし、この作者さんの作品をもっと読みたいと思った。 | ||||
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面白い | ||||
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最近のホラーのスタイルとしてか、作者自身のドキュメンタリーの要素が加わるパターンが多い。 こちらもそのような感じ。このスタイルの場合、読者もリアリティを感じられて楽しめる。 怖いのはやはり中で出てくる霊能者のような人。 本当の霊能者はメディアなどには出てこず、人知れず存在するのだろう。 持ち前の霊能力で人を呪い殺すなんてこともできるのかもしれない。 世の中にはたくさんの不審死がある。 そのいくつかはこういった人たちの仕業だったりして…と考えると怖い。 ということは、結局人間が一番怖いということになりかねないのだが。 | ||||
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最初から最後まで、作者の周りで起こることを作中で語られているが、1度ではその短編同士に繋がりを感じられる人は少ないと感じる。だからこそ、ひやりとした恐怖を感じることができて、とても良かった。 | ||||
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新品とほぼ変わらないです。お得な価格で購入出来て嬉しいです。 | ||||
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ただのホラーではなく、ミステリー要素が入っており、続きが気になって仕方なくなる。 | ||||
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なんでこんなに評価分かれるのか分からない。シンプルに面白かった。最後怖かったし鳥肌立ったし、ん?ん?って引っかかったし。読んで損はしないエンタメだと思う。 | ||||
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何気ない点が繋がり線となる 怪談が怪談をよびよせ 煙のような恐怖が産まれ そのうねりが 最終章に何を見せてくるのか まさに 火の無いところには煙がたたぬ。 読んで見てください。 | ||||
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心拍数をあげながら一気に読んだ一冊。 「実話怪談を書かないか?」という依頼を受けてのミステリーは、常に我々のそばに在り得るもの。 それがいっそう恐ろしさを増幅させている。 | ||||
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「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」という出版社からの依頼に作家の「私」は嫌な過去を思い出します。 それは未だ解決してない恐怖の出来事でした。科学的には証明できないことや、突然亡くなってしまった友人など、忘れようとしていたことでしたが、小説にすることで解決の糸口を見つけようとします。 しかし、そこから自分の身にも恐怖が訪れていくというストーリー。 主人公が「私」なのと新潮社の名前が出てきたりするので著者の芦沢さんが実際に体験したような語り口で書かれていてリアリティあるフィクションで怖かった。 そして、ページを開いた瞬間、ゾッとさせるような言葉が書かれていたり、構成や見せ方も良かった。 久しぶりに文字だけでここまでゾッとしました。 ラストもじわじわやってくる恐怖がピークを迎え、後味の悪さを残して物語が終わりを迎えます… | ||||
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5つの短編が根っこで繋がってる系のホラー短編集 個人的には好きだが読む人を選定する内容だろう 是非映画化もしくはドラマ化してほしいが例のあいつは容姿だけに留める事 出来れば性別年齢さえ不明っぽくしてくれるとナオヨシ | ||||
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ひさびさに当たりだ。最後に書き加えられた章が連載された作品を一つにまとめあげて、いやが上にも怖さを醸し出している。『リング』や『残穢』のように怪異の原因を辿るミステリー要素に引き込まれ、それらの作品にも共通して在る人の死と云う切迫した状況が焦燥感を煽るが、この作品に於てはその陰に、或人物を浮かび上がらせることで恐怖の存在を身近な所に落とし込んでいる。幽霊よりも怖いモノ…それは明らかに生きている人間の怨み、かもしれない。 | ||||
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ミステリ作家の〈わたし〉が、持ち込まれる怪談実話を小説に仕立てる、という形式の連作短編集です。 話のパターンは、 ●体験した怪異が語られる。 ●怪談ライターの榊氏がホームズ役をつとめ、怪異の一部について、謎解きをする。 ●解かれない謎、つまり、わけのわからないことの怖さが残る。 ――といった感じです。 この「わけのわからないこと」がかなり怖いです。 個人的には、第1話の「染み」が一番怖かったです。 第1話~5話が、小説新潮に発表した作品で、そこに最終話「禁忌」を追加しています。 最終話では、1~5話をつなぐ謎解きが語られています。 正直言って、ここで理屈づけしたことで、かえってしらけてしまう気がしました。 この最終話をなくし、1~5話がバラバラのほうが、わけのわからない怖さが、あとあとまで尾を引くような気がします。 もちろん、一読者としての意見です。 いろいろ書きましたが、ホラーファンなら、一読して損はないと思います。 2019年本屋大賞9位の作品だそうです。 | ||||
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ホラー小説は久しぶり。短編集なので読みやすかった。なので一日で読了。まずまず面白い。 現実と虚構の境を意図的に意識させるような書き方で、それも面白い手法だと思う。昔、半村良の小説でこんなのがあった気がする。 第6話に当たる最終話だけが書き下ろしなのだが、うーん、なくて良かったかな。 | ||||
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寝る前に開いて読み始めたら気がついたら読了していました。一個一個の物語はサッと読める短編なので、始終ゾクゾクする怖さが続き、先が気になり、一気に読み進めてしまいます。 | ||||
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意外に厳しめのレビューが多いのでびっくり。 「ホラー」のくくりに入ると、もっともっと上の「怖さ」を求める方々には物足りないのかもしれないですね。 ホラーがあまり得意ではない私的には、本当にどんぴしゃで「ここまでがギリ」という絶妙な配分の怖さ(十分怖い)だったし、ミステリーのように話が最後まで分からない→オチへ、の流れもすごく面白かったです。 本屋大賞ノミネート作品ということで、いつもは手に取らないジャンルを読みました。 結果、芦沢央という新しい気になる作家を発見できて良かったと思います。 | ||||
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個人的にはホラー大好きなんで面白かったですね。 最終的な結論がはっきりしない、救いがない感じは 小野不由美氏の「残穢」的な雰囲気でした。 フィクションかノンフィクションかは、どちらでも良い。 その怪異に引き込まれて、自分もまるでその場に居るような気分が味わえればいい。 にしても、登場人物が良く亡くなりますね。 もしノンフィクションで、これだけ亡くなると、本の発行は躊躇うかも。 そこが売りなのでしょう。もし続編があるならば、早く読みたいかも。 | ||||
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フェイクドキュメンタリーホラーとしては、きちんと面白く怖く仕上がった良作であり、 終盤までは程よい怖さ、ラストでガツンとした小説の利点を活かした怖さがあり、怖さのバランスが程よく、薦めやすいホラー作品でした! ただ、ホラーとしての派手さは少なく、フェイクドキュメンタリーホラー小説の傑作三津田信三『どこの家にも怖いものはいる』や、 ホラーとミステリーの完璧融合神作品であり、来月から映画公開される澤村伊智『ぼぎわんが、来る(映画タイトルは『来る』に変更)』に比べると、地味な作品ではありました。 とは言え、派手さの少なさ=現実感が増すという利点もあるので、どちらがより好みなのかは読み手次第かなと。 ともあれ、ラストの納め方は小説の利点も最大限に活かした素晴らしい怖さでして、量や内容的に読みやすくバランスも良く、気軽にホラーが読みたい時にはオススメです(^-^*)/ | ||||
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