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(短編集)

火のないところに煙は



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【この小説が収録されている参考書籍】
火のないところに煙は
火のないところに煙は (新潮文庫)

火のないところに煙はの評価: 3.58/5点 レビュー 103件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全62件 21~40 2/4ページ
No.42:
(5pt)

トリハダ

出かけた際に予定まで時間があり、久しぶりに本屋に行った際に「読む前に戻れたら」という紹介文が気になり購入しました。
仕事の合間にしか読めないので読み終わるまでに時間がかかるだろうと思っていたのですが、記憶に残る各話の違和感が不思議と本を開かせて私にしては早い1週間という速さで読み終わりました。
全て読み終わったあと、ふと顔を上げた際に普段と同じ景色が拡がっているだけのはずなのにそこに何かがあるのでは、見えない誰かに見られているかもという不安が込み上げてイッキにトリハダがたちました。
引き込まれる文章構成と内容で、出会えてよかったと思う反面、確かにこう思うのです。
「読む前に戻れたら」
それが内容を知る前に戻ってもう一度読みたい、という意味だけではないとあなたも読めばわかるはずです。
火のないところに煙は (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火のないところに煙は (新潮文庫)より
4101014329
No.41:
(5pt)

怖くて先が気になる

ノンフィクション風に書かれているのと、短編集なので読みやすいです。怖いのですが、先が気になって一気に読んでしまいました。
怪奇ものなので真相はきちんと解明されませんが、線で繋がる感じなのも良かったです。
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No.40:
(5pt)

唸りました

「許されようとは思いません」や、「今だけのあの子」で芦沢央さんの短編集に魅了され、本作も大満足です!
好みの流れでありながら、え?!そっち?みたいな驚きもあり、読んで良かったです。

裏表紙の「もはや他人事ではない。」が、本当にその通りで、仕掛け上手だと唸ります。

夏にぴったりの怪談要素も楽しめて、人間模様も他の作品のように楽しめて、
さらにまた違う作品も読みたくなります。
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4101014329
No.39:
(4pt)

五話の繋がる面白さ

五話の短編からなる。
一話(染み)→結婚の占いに怒り狂った彼氏、彼女、その紹介者の怪死
二話(お祓いを頼む女)→息子の怪奇現象にお祓いを熱望する母親の怪死
三話(妄言)→妻を支配する何かに憑りつかれた隣人の恐怖
四話(助けてって言ったのに)→火事で焼け死ぬ悪夢に悩む女性の怪死
五話(誰かの怪異)→アパートでの幽霊目撃とお祓い儀式での怪奇現象
終話(禁忌)→一話から五話の繋がりを推測するのだが、、、、、。

ひとつひとつの話が繋がような感じの面白さがあるが、物語の全体像
がはっきり見えず、煙のような感じのため、読み手はモヤモヤするし
イラっとする。
そこは、実話に寄せている気がするが、実話に寄せるのであれは、
実話怪談集を読めばよいのでは、、、と思ってしまう。
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No.38:
(5pt)

もやもやとまとわりついてくる〈煙〉の本体に目が行った時、肌が粟立ちましたわ。マジ怖かったっす。

これ、面白かったです。「まずまず怖がらせてもらえたら良いなあ」くらいの気持ちで読んでいったのですが、じわじわと染みてくる怖さがあって、私には「当たりだ!」って思わせてくれる作品でした。

一番面白かったのは、五つの話が最終話「禁忌」によって繋がるところですね。ここまできてようやく、それぞれの話の背後に潜んでいた〝裏筋(うらすじ)〟が立ち上がってくる仕掛けになっている。この裏筋の核となるものはマジ、ヤバいんで、ここでは口チャックしときます。

それと、榊 桔平(さかき きっぺい)というオカルトライターのキャラはなかなか良いなあと、私は気に入りました。この登場人物と、またどこかで出会えると良いのですが‥‥。
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No.37:
(4pt)

面白かった

短編集のていで物語が進み、それぞれ真実が上手い具合に隠されていて、最後にそれらを振り返る形で明かされていく所が特によかった。
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No.36:
(4pt)

フレッシュ!

淡々としていて、あからさまに怖がらせようとはしない語り口が上品だと思った。
怪異と直接対決する場面はほとんどなく、犠牲者たちがあっさりと退場していく感じが生々しくてよい。

とくに火事の夢の話、隣人トラブルの話が気味悪くてよかった。
逆に最終話の趣向は、自分はあまり気に入らなかったかな。
うまく各話がつながることによって、むしろ作為的でこわさが減った感じがした。

とはいえ、全体としてとても面白く夢中で読んだし、この作者さんの作品をもっと読みたいと思った。
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No.35:
(5pt)

面白い

面白い
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No.34:
(4pt)

強力な力をもつ邪悪な霊能者の存在感

最近のホラーのスタイルとしてか、作者自身のドキュメンタリーの要素が加わるパターンが多い。
こちらもそのような感じ。このスタイルの場合、読者もリアリティを感じられて楽しめる。
怖いのはやはり中で出てくる霊能者のような人。
本当の霊能者はメディアなどには出てこず、人知れず存在するのだろう。
持ち前の霊能力で人を呪い殺すなんてこともできるのかもしれない。
世の中にはたくさんの不審死がある。
そのいくつかはこういった人たちの仕業だったりして…と考えると怖い。
ということは、結局人間が一番怖いということになりかねないのだが。
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No.33:
(4pt)

明確でない要素

最初から最後まで、作者の周りで起こることを作中で語られているが、1度ではその短編同士に繋がりを感じられる人は少ないと感じる。だからこそ、ひやりとした恐怖を感じることができて、とても良かった。
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No.32:
(5pt)

安いです!

新品とほぼ変わらないです。お得な価格で購入出来て嬉しいです。
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No.31:
(5pt)

面白い

ただのホラーではなく、ミステリー要素が入っており、続きが気になって仕方なくなる。
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No.30:
(4pt)

面白かった。

なんでこんなに評価分かれるのか分からない。シンプルに面白かった。最後怖かったし鳥肌立ったし、ん?ん?って引っかかったし。読んで損はしないエンタメだと思う。
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No.29:
(4pt)

怪談は怪談を呼ぶ

何気ない点が繋がり線となる
怪談が怪談をよびよせ
煙のような恐怖が産まれ
そのうねりが
最終章に何を見せてくるのか

まさに
火の無いところには煙がたたぬ。
読んで見てください。
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No.28:
(5pt)

ミステリーと実話怪談の最高作

心拍数をあげながら一気に読んだ一冊。
「実話怪談を書かないか?」という依頼を受けてのミステリーは、常に我々のそばに在り得るもの。
それがいっそう恐ろしさを増幅させている。
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No.27:
(5pt)

文字だけでここまで怖くさせることができるのか

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」という出版社からの依頼に作家の「私」は嫌な過去を思い出します。

それは未だ解決してない恐怖の出来事でした。科学的には証明できないことや、突然亡くなってしまった友人など、忘れようとしていたことでしたが、小説にすることで解決の糸口を見つけようとします。
しかし、そこから自分の身にも恐怖が訪れていくというストーリー。

主人公が「私」なのと新潮社の名前が出てきたりするので著者の芦沢さんが実際に体験したような語り口で書かれていてリアリティあるフィクションで怖かった。
そして、ページを開いた瞬間、ゾッとさせるような言葉が書かれていたり、構成や見せ方も良かった。

久しぶりに文字だけでここまでゾッとしました。
ラストもじわじわやってくる恐怖がピークを迎え、後味の悪さを残して物語が終わりを迎えます…
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No.26:
(4pt)

禁止シリーズ好きならおススメ

5つの短編が根っこで繋がってる系のホラー短編集
個人的には好きだが読む人を選定する内容だろう
是非映画化もしくはドラマ化してほしいが例のあいつは容姿だけに留める事
出来れば性別年齢さえ不明っぽくしてくれるとナオヨシ
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No.25:
(4pt)

幽霊よりも怖いモノ…それは

ひさびさに当たりだ。最後に書き加えられた章が連載された作品を一つにまとめあげて、いやが上にも怖さを醸し出している。『リング』や『残穢』のように怪異の原因を辿るミステリー要素に引き込まれ、それらの作品にも共通して在る人の死と云う切迫した状況が焦燥感を煽るが、この作品に於てはその陰に、或人物を浮かび上がらせることで恐怖の存在を身近な所に落とし込んでいる。幽霊よりも怖いモノ…それは明らかに生きている人間の怨み、かもしれない。
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No.24:
(5pt)

わけのわからない怖さ

ミステリ作家の〈わたし〉が、持ち込まれる怪談実話を小説に仕立てる、という形式の連作短編集です。
話のパターンは、
●体験した怪異が語られる。
●怪談ライターの榊氏がホームズ役をつとめ、怪異の一部について、謎解きをする。
●解かれない謎、つまり、わけのわからないことの怖さが残る。
――といった感じです。
この「わけのわからないこと」がかなり怖いです。
個人的には、第1話の「染み」が一番怖かったです。

第1話~5話が、小説新潮に発表した作品で、そこに最終話「禁忌」を追加しています。
最終話では、1~5話をつなぐ謎解きが語られています。
正直言って、ここで理屈づけしたことで、かえってしらけてしまう気がしました。
この最終話をなくし、1~5話がバラバラのほうが、わけのわからない怖さが、あとあとまで尾を引くような気がします。
もちろん、一読者としての意見です。

いろいろ書きましたが、ホラーファンなら、一読して損はないと思います。
2019年本屋大賞9位の作品だそうです。
火のないところに煙は (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火のないところに煙は (新潮文庫)より
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No.23:
(4pt)

読みやすいホラー小説

ホラー小説は久しぶり。短編集なので読みやすかった。なので一日で読了。まずまず面白い。

 現実と虚構の境を意図的に意識させるような書き方で、それも面白い手法だと思う。昔、半村良の小説でこんなのがあった気がする。

 第6話に当たる最終話だけが書き下ろしなのだが、うーん、なくて良かったかな。
火のないところに煙は (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火のないところに煙は (新潮文庫)より
4101014329

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