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金魚姫
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金魚姫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全58件 21~40 2/3ページ
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勤め先はブラック企業、うつうつと暮らしていた潤。日曜の夕刻、近所の夏祭で目に留まった金魚を持ち帰ったら、部屋に妖しい美女が現れて……!? | ||||
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主人公はこれから先ずっとリュウを想い続ける事を考えるととても切ない物語ですね。 数十年後、年老いた主人公の前に昔と変わらない姿のリュウが現れる物語も読んでみたいな。 | ||||
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読んでいて久々に、この世界観にずっと浸っていたいと思える作品だった。解説の冒頭で豊崎由美氏が「『金魚姫』が何の文学賞の候補にも挙がっていなかったことを知り、びっくり。憤慨したのは言うまでもない。」と述べているが、ホント、その通り。これが直木賞でもいいではないか! ファンタジーなのだが、リアルでもある。記憶をなくした金魚のリュウが、誰を探しているのかという疑問を解く意味では良質なミステリーでもある。 ・・・・・ 【ここから先はまだ読み終えていない方は絶対に読まないで下さい。】 【逆に読み終えた方は、ご自分が「この作品を本当に読めているかどうか」を確認するためにも是非読んで下さい。】 私も最初は気付けなかったのだが、エピローグ部分の28章には深い意味が隠されている。ほかの方のレビューを見ても、そのことに気付いていらっしゃらない方が多いのではないか?と思えるので、確認のためにも以下の質問に答えてみて下さい。答えられない方は、この作品の本当の意味を味わえていない可能性があるので勿体なさすぎます! ① 潤の子供の名前は、なぜ「揚河」なのか? ②「すぐに(驚くほど早く)揚河が産まれた」(P448)のはなぜか? ③ 揚河の目が「僕にも妻にも似ていない大きな黒目」(P453)なのはなぜか? ④「邪悪な血筋は根絶やしにせねばならん。」(P430)と言っていたはずのリョウが、潤を殺そうとせずに消えたのはなぜか? そこが理解できたとき、この作品の持つ意味がぐっと変わって見えてくる。そう、「すべては繋がっている」(P216 by長坂常次郎)のである。 | ||||
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話しかけるとちゃんと目が合うのでこちらを認識していると思っていた♪ | ||||
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小説はあまり得意ではないのですが、レビューにつられて購入してみました。 結果…どハマり。 ファンタジーで読み応えがあり、 面白くて一気読みでした。 文庫本だから電車のお供でした。 最後は感動してウルウル。 実写化して欲しいですね。 潤役は中村倫也、リュウ役は橋本環奈がいいな。 坂口健太郎もいいなぁ♬ 読みながらリュウは橋本環奈をイメージしてた。 | ||||
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主人公があまり好きになれなかった リュウは可愛いけど、なんかあざとすぎるなあ、と あといかにブラックな職業に就いてるかの描写がくど過ぎて萎え萎え 他のレビューを見るに、作品の質が悪かったと言う訳ではなく、ただ単に僕の範囲内ではなかったという事なのでしょう | ||||
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ホラーや暴力的な描写が苦手な私は、読み始めてすぐにこの本を購入したことを後悔しました。 中古で買っていたら、「失敗した!」と、途中で読むことを止めていたと思います。 でも新品を購入したので、勿体無いという気持ちで最後まで読み切りました。 良かった。切ないけど暖かい気持ちになりました。 (ホラー要素はありますが全体的にはファンタジー…かな。) | ||||
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あり得ないシチュエーションだが、小説の冒頭から文章に引き込まれて、一気読みしました。 | ||||
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構成に走りすぎた印象は受けたけど面白かった。 でも荻原浩らしさは少々物足りなかった。 目指したのはドラマ化か?それとも商業重視か? 題材は良いので描き直したら名作になるだろうな~。 | ||||
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面妖なストーリーではあるが、素直にストーリーに入ってゆくことができた。読者は悲恋に終わるであろうと予測するから切なさに泣かされる。久々に胸を締め付けるようなラブストーリーを読んだ。 と、思ったのだが、夫婦どちらにも似ていないクリっとした瞳の正体は。。。最終的に金魚姫は彼の系譜を握ったことになるのか?読了後のストーリーはハッピーなのか、ホラーなのか。ずっと先の結末は読者に任された気がする。 | ||||
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読みやすく、読後感も良い大人なファンタジーでした。良作です。 | ||||
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悲話ですが作家さんのユーモアセンのが光ます。テーマは記憶と輪廻。 | ||||
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荻原浩さんの本には、たまにスッと入ってくる作品があって、これもそのうちの一冊になりました。主人公の “死にたい願望” が少々うざったいですが。 『逢魔が時に会いましょう』も面白かったですよ。 | ||||
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金魚が人になるって設定に無理がある?と思ったけど、主人公の現実がリアルだからその設定にすんなり入っていけた。金魚姫と主人公の会話がいちいち噛み合わなかったりしてクスッと笑える。とにかく金魚姫、女性としてかわいい。謎が解き明かされたあとの終わり方もいい。荻原浩作品の中でも好きな作品。 | ||||
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よく読ませて貰う作家です。軽いタッチで楽しく、面白く読ませて貰った。 | ||||
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物語の本筋の部分とは違う所が、強く印象に残っている。 それは自殺寸前まで追い詰められた主人公が、「しっかり生きなきゃ」というまでに変化したこと。 「やっばり、生きなきゃいけないな」と再確認させられた。 読むべき意味がある作品だと思うので、多くの人に読んでもらいたい。 | ||||
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ワケあって浮世離れした言動や,気まぐれでぷくぷくと笑うヒロインがかわいらしく, 全てに疲弊をしていた青年の中で,その存在が大きくなっていく様子がまず好印象です. また,合間で挟まれる,時を超え,姿を変えて繰り返される『彼女たち』の動きは, 徐々に共通点を覗かせる見せ方が,彼女自身もわからない真実への興味をそそります. そして巡り巡って,出会った二人が知る真実.もしも出会っていなければ…と思う一方, やはり出会えたからこそであり,彼が大事なことに気付き,前を向くこともできただけに, 彼女に告げた,告げられる言葉が,正に運命のいたずらのように辛く,重くのしかかります. それでも,彼女にはわずかでしかない時間を,大切に思っていたことが伝わる後日談は, 夕暮れの『赤』に溶けていき,大きな喪失感はあるものの,小さな穏やかさも漂わせます. ただ,彼の職場や仕事のパート,特に不可思議な出来事が続くあたりはやや冗長にも思え, それなら二人のやり取りに絞るなど,もう少しシンプルな組み立てでも良かった気がします. | ||||
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江沢潤は仏壇仏具販売会社の営業社員だ。課長はパワハラで、営業ノルマも厳しい上、彼女とも別れてしまい憂鬱な日々を過ごしていた。しかし日曜日に近所の夏祭りに出かけた際に、気を失いかけた時、ふと目に留まった夜店の金魚すくいで琉金を持ち帰ることになる。しかし、その琉金は美女(リュウ)に姿を変えることが出来、潤との共同生活が始まった。 主人公とリュウの心の通わせ方が、ユーモラスも交え非常に上手く書かれていて、本当にリュウが愛おしく息苦しくなる程です。リュウが現れた理由や背景も、回想も交えながらしっかりと書かれており、より二人の交流を際立たせます。終盤ちょっとした驚きもありますが、結末は予想の範囲内なのに、それでも遣り切れなくて切ない余韻が残る良いお話でした。 | ||||
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ただのファンタジー、ホラーではない色々な展開がよかった。 気が付けば喜怒哀楽、人間の感情をすべて使って読んでいました。 上手く表現できないのですが、読み終わった後の喪失感が半端でなく、素晴らしい作品なんだなと思いました。 | ||||
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前から読みたくて正月休みに一気読みしてしまいました。切なくて悲しくて温かいお話です。萩原さんのこういうテイストの作品が好きな方におすすめです。 憎しみから解き放たれたリュウが、潤の元で金魚としての生を全う出来たのは幸せだったと。2人?に一緒になって欲しかったなと最初は思ったんですが。2人が共に過ごした証が息子の楊河君に受け継がれているようで、悲しいけど清々しい気持ちにもなりました。 物語が終盤に進むにつれ、どんどん辛くなっていき、ラストで救われました。読後暫く嗚咽しました。1年に一二度こんな本に出会います。萩原さんありがとう。 | ||||
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