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地球移動作戦
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地球移動作戦の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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プロットは面白いし、骨組みとなる仕掛けもうまく組まれていると思った。 でも、細かい道具立てやエピソードがナイーヴで、話にのめり込めなかったのが残念。 これはこの作家の作風なのでしょうか。 | ||||
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鏡像物質(ミラー・マター)でできたミラー天体(だからこの天体側は動かせない)が2107年に地球のすぐ近くですれ違うとの設定。 アバターへの転生による「セカンド・アース」支持派と「地球移動作戦」派が争い(論争し),題名のとおり後者が実行される。前者が仕掛けた両派の公開対談で,後者の立案者(科学者)は,娘を代演させることについて倫理的に悩むが,興ざめ。「小学生程度の科学知識のない大人がたくさんいる」との認識(残念だが正しい認識だと思う)の下で,前者をたたくために「科学技術史における愉快なエピソード」(当時は間違いだと思われたが実は正しかったこと)を「地球移動作戦」派のプロモーション映像でしつこく繰り返すという悪質な詭弁を弄しておきながら(詭弁を使ったのは映像プロデューサーかもしれないがそれを容認したのだから同じこと),なぜ,いまさら悩むのか何の記載もない。 | ||||
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とっても面白かった。題名からするとSFでも宇宙モノのジャンルって感じだけど、山本弘らしくそれだけにとどまらず、AI、ロボットといったものも加えられている。さらには、隕石が地球を襲うというパニックものの要素もある。出てこないのは宇宙人ぐらいで、本当に盛りだくさんだ。 物語の中心は、地球の危機をいかに救うかということだけど、AIと人間の関係や科学と宗教の関わりなど、彼の小説でよく書かれるテーマの方が、読んでいて気になる。現実の未来は、まったく同じようにはならないのだろうが、21世紀、そして22世紀の地球の姿を予言しているようで、非常に興味深かった。 昨年度出版された日本のSFの中でも、自分のベストスリーに入る。 今、日本のSF作家の中で最もアツい小説を書く人だと思う。 | ||||
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私のPCfanでの連載「空想未来ミュージアム」で山本氏のインタビューをした。その抜粋を。 *** 山本氏の小説は、科学考証のしっかりした、それでいてとんでもなくぶっ飛んだ話ばかりで一ファンとして楽しませてもらっている。新作『地球移動作戦』でも山本節はさらにコブシを回す。地球に襲いかかる天文学上の大ピンチ! 人類をレスキューする方法はただ1つ、エンジンをつけて地球を丸ごと動かすこと! 大ボラも大ボラ、話だけ聞いたら横田順彌のハチャハチャSFみたいなお笑いかと思うが、これがずば抜けて面白い。半端じゃないハードSFであり、ロマンチックな人類賛歌であり、これからの未来を予感させるガジェットに満ちた実にSFらしいSFなのだ。 J・P・ホーガンにオタクが出てくるみたいな独特のテイストは今回も炸裂ですね。 「やっぱりね、“萌え”と“燃え”が欲しいですよ」 やっぱ萌えは必須ですか。 「ハードSFはとっつきづらいので、萌えの要素は必要かと(笑)」 出てくる女の子がアニメやゲームのキャラそのままですものね。 「ああいうものは変に人間に近づけないほうがいいんですよね。不気味の谷ってあるでしょう。人間に近づけていくとどこかで不気味の谷はなかなか超えられないので」 人工知能の生み出す仮想人格が重要なキーとなるのだが、今までのSFならアンドロイドだっただろう設定が今作ではCGである。 「実際、ニコニコ動画に影響されているんですね」 2ちゃん系ですか。 「ニコ動で、2年ぐらい前から初音ミクを動かしている人がいるんですよ。マーカーを置くとその上に初音ミクが現れて、歌って踊るんです。肉眼には何も映らないけど、カメラを通してみるとそこに初音ミクがいる」 バーチャルリアリティの技術でAR=拡張現実と呼ばれるものだが、個人レベルでさえそこまで完成しているのだ。 「その初音ミクの映像を見た時に、あ、これは未来のスタンダード技術になるよと。だって仮想上のキャラクターが実際にそこにいるように見える技術があったら、みんな飛びつくはずですよ」 強烈な未来ですね。 「僕は人口減っても構わないと思っているんで、古い感覚の人だったら仮想上のキャラクタと結婚するなんて何事だと言うんでしょうが、僕はそういうことはありだろうと思うんですよ。今もアイドルに夢中になっている人はいっぱいいるわけじゃないですか。でも結婚できない。現実のアイドルと架空のアイドルの違いは何か? まったく架空のキャラクターに萌えるというのは、これまで人類が体験したことのない文化じゃないかと思います」 *** 山本さんがと学会で発表してくれたとかしてくれてないとかの私の本もよろしく。 | ||||
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銀河の彼方から地球に迫る惑星有。その惑星は24年後に地球と衝突。それを防ぐため 人類はありとあらゆる英知と資源と資本を突っ込んで・・・というお話。 細かい科学考証は分かりませんが、少なくともウソ臭さはありません(実現可能性は また別の話)。そして、お約束のSFらしいガジェットも満載(今回は進化した仮想現実と 地球を動かすだけの動力が一番の肝か?)。 どの場面を読んでも絵が浮かび、そして目が離せないストーリーに時間を忘れて 読みふけってしまうのです。その世界観を構築した筆力に乾杯。 特に最後32p(398〜430p)は涙無くしては読めません。 ここの部分だけ何度読み返したことか! SF嫌いの方でも大丈夫。お薦めの一冊です。 附:NHKで1年もののアニメにしてくれないかなぁ。本作は映像化に向いている。 かといって2時間3時間で収まる話でもないので。 | ||||
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ストーリーについては既に詳しいレビューがあるので割愛します。この作品、コアなファンへのサービスなのか、 山本キャラ総出演!!「サイバーナイト」「ギャラクシートリッパー」「ゴーストハンター」「ソードワールド」etc もちろん「神は沈黙せず」「アイの物語」などからも。しかし、未来世界だとジェノア様はPなんですね(^ ^;)。 ビンセントがヲタなのはわかります。完結した物語の登場人物達、サーラもデルも、作者の中では生き続け、再起動を 待っているのかと思うと感慨深い・・・。 | ||||
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