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地球移動作戦
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地球移動作戦の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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2083年の未来を舞台にした壮大な宇宙SF。超光速粒子(タキオン)推進によるピアノ・ドライブを実用化した人類は、新たに発見された謎の天体2075Aの調査に乗り出した。深宇宙探査船がこの天体を観測した結果、24年後に地球に壊滅的な被害をもたらすことが判明する。印象的なのは、ピアノ・ドライブやACOMといった未来技術の描写だ。これらの技術は、単なるSFのガジェットにとどまらず、物語の核心に深く関わってくる。 地球の未来を賭けた壮大な計画、そして山本弘の緻密な世界観とキャラクター描写が光る一冊だ。 | ||||
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上巻では相変わらずぶっ飛んだ話で人類の危機が迫りますが、人類が生き延びるために、タイトルである地球移動作戦に対して、もう一つの案となるセカンドアース。セカンドアースに勝たなければ、話が進まない。この先セカンドアースに対して、この理論をどう崩していくのかがとても楽しみでした。それが、下巻であんな残念な終わり方になるとは。ちょっと、拍子抜けでした。人によっては、下巻の方がスペクタクルな展開で、面白んでしょうけど、個人的には、そんなことは求めていないので、セカンドアースが終わった時点で、この作品も終わりました。上巻はいろいろ面白かったので星4つですが、下巻は星2つですかね。 | ||||
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カバー絵は微妙だし、あらすじもパッとしないし、 ページを開くとすぐに出てくる『妖星ゴラス』なんて知らないし・・ そんなこんなで散々迷って書店で購入しました。 上巻は素晴らしい出来です。 第一部では見えない小惑星の発見と、明らかになる地球との軌道の交錯。 第二部では人類の未来を賭けての《セカンド・アース》と《アース・シフト》の対決。 良く出来ていると思います。 ピアノ・ドライブという夢の超機関以外は本当に10年、20年後の世界を見ているようでした。 妖星ゴラス、知らなくても全然読めます。 ただ下巻がなぁ・・・・ | ||||
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上巻が素晴らしい出来だっただけに下巻では粗が目立ちました。 第二部承前でアシモフ原則をあっさり破ってしまったのが拙かったと思います。 これは絶対に破ってはいけない大前提の一つだと思っていましたから、 これは物語を進めるためには何でもアリかな、と思い一気に作品からリアリティが失われました。 続くストーリーもテロリストとの対決、天変地異、魅波の恋バナと・・ なんだかとっ散らかっていてまとまりが無いように感じます。 惰性で終わらせたなんて事はないでしょうが、 ハードSF→ライトSF(ラノベSF)ぐらいの落差を感じます。 残念 | ||||
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上巻では相変わらずぶっ飛んだ話で人類の危機が迫りますが、人類が生き延びるために、タイトルである地球移動作戦に対して、もう一つの案となるセカンドアース。セカンドアースに勝たなければ、話が進まない。この先セカンドアースに対して、この理論をどう崩していくのかがとても楽しみでした。それが、下巻であんな残念な終わり方になるとは。ちょっと、拍子抜けでした。人によっては、下巻の方がスペクタクルな展開で、面白んでしょうけど、個人的には、そんなことは求めていないので、セカンドアースが終わった時点で、この作品も終わりました。上巻はいろいろ面白かったので星4つですが、下巻は星2つですかね。 | ||||
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人類存亡の危機に対する大プロジェクト「さよならジュピター」だ。 ビブリオバトルの方で記述があったが映画は残念だが小説は面白かった。 その前に「宇宙からのメッセージ」というのもあったな。 思想、宗教、政治で大変なことになるのだが、野尻抱介作品だとさらっと流されるところだろうな。 ラストのパンツァーリートは納得した。 あのタイミングでみんなの折れそうな心をつないで一つにまとめるためのメロディーだね。 | ||||
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文庫版のKindleだ。 作者がパンツァーリートの替え歌まで作るぐらい好きだってことがすごい。 これはガルパン以前の作品だから、バルジ大作戦だろうな。 妖星ゴラスだし題名通り移動するするのだけれども、移動しないで破滅する選択肢(ゼーガペイン的)も面白いな。 ピアノ・ドライブ普及後の世界でも微細隕石と放射線対策はあまり変わっていないのか。 | ||||
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上下巻を読み終わっての感想です。 正直、登場人物の美醜に関する偏重(基本的に出てくる人は皆美男美女)、アニメキャラ的なAIの扱い方など、作者の好み?と思われる設定に幼稚さを感じて、以前一度挫折しました。 今回、読み直して幼稚と思った部分は変わりませんが、SFらしい考証、設定が面白く読み終えることができました。 タキオン粒子など空想のものもありますが、単に空想のスーパー粒子だから何でも実現できるという魔法的な使い方ではなく、このような特性をもった粒子が存在したら、こういうことが実現できるという考察が、いかにもSF的で面白く読めました。 反面、このようなSF的な説明や、社会に関する描写などで、完全に背景説明のためだけの文章が数ページに渡って続くことがあり、このような説明を退屈と思う人も多いかもしれません。 マイナス部分も多い作品ですが、上記のほかにも最終局面で困難に立ち向かう人々の描写がなかなか感動的で、読後感もさわやか、(類似作品でよく見られる)自己犠牲を賛美しないなどをプラスのほうが多いと思います。 | ||||
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昔からの山本弘ファンなら読み始めたらすぐ気付くと思うが、過去の山本弘作品の登場人物が沢山出てくる。 最初にブレイドが出てきたところで、ん?ブレイドってサイバーナイトと人物名被ってるじゃん。適当だな…と突っ込みたくなった。(サイバーナイト大好き派) でも他にも沢山過去作の人物が出てくるので、なんとなく分かった。なんかお祭り作品的な? 後書きにはスター・システムだとはっきり解説があった。手塚治虫作品のアレだと。 別に昔の作品を知らなくても全然構わないけど、知ってれば他作品の登場人物が大勢出てくるお祭り作品感が味わえる。 少し話は変わるけど、このお話では、超重要な設定である、永久機関 ピアノ・ドライブ が、大した説明も無くがっつりメインストーリーに絡んで来る。 この物語はピアノ・ドライブ無しでは全く成立しない話といっていい重要な設定なので、山本弘にしてはSF的ギミックの説明しないの珍しいな、と思ってたら、そちらの詳しい解説は、前日譚であるプロジェクト・ぴあので描かれている。 こちらの感想でこんなことを書くのはどうかと思うけど、面白さではプロジェクト・ぴあのの方が断然上なので、こっちを読んだらぴあのも読むといいと思う。作中の時間軸ではあちらが先のお話だけど、本が出たのはこっちが先なのでこっちを先に。 | ||||
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少年時代に観たSF映画『妖星ゴラス』へのオマージュというこの小説。大変綺麗な本でとても良かったです。 | ||||
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中盤までは素晴らしい展開。それ以降、地球に危機が迫る無駄な描写が多く、人物描写がいきなり稚拙になり、息切れ感が否めない。早く終わらないかと、最後まで読むのが苦痛になった。 | ||||
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あくまでもフィーリングでですが・・・。 つまらなかったです。 こんなコメントでなんですが、 あくまでもそう感じた、ということです。 ストーリーの設定上、しょうがないのでしょうが理論解説過剰で途中からうんざりしてきました。 好き嫌いがはっきりとでるものだと思います。 | ||||
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作者の短編を何冊か読んで、着眼点の面白さが魅力だったため、次は長編である本作を読んでみることに。 短編集ではコンパクトに物語を手堅くまとめる手腕が、長編ではどうなるのかと期待しつつ。 期待通り、この作品の、架空の技術を用いたSFならではのスケールの大きいプロットには引き込まれました。 上巻のはじめの章は筆者の短編作品の香りがして良かったです。 ただし、長編であるがゆえなのか、気になることがいくつか。 地球規模の災厄を描いていますが、軍事組織・政治・テロ対策あたりの描写に弱さを感じました。 そして、現在よりはるかに科学の進歩した100年後の未来のわりに、一部の設定以外ではわりと未来の世界を描けていない。 22世紀の大国はどこになっているのか?というマクロ的考察、地球上の家屋の様子、道路・交通といったミクロ的考察が22世紀的でないように思えます。下巻の災害シーンは現代の描写と考えて読んでも支障ないくらいでした。 これらはSF的考証をしっかり描いている分、余計に不足を強く感じてしまうのかもしれません。 キャラクターが全般的に子供っぽい(アニメっぽい?)、作者の定番であるカルトなどを扱う作風も、設定の硬派さとアンバランスを感じます。 このへんは味とも言えるので好みの問題ではありますが。 上下巻と楽しめましたが、プロットと描写のアンバランスさ、カバーイラストの不満で☆-1.5して、総評は☆3.5です。 | ||||
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非常に面白い。 序章を読んでいて題が「地球移動作戦」であることを忘れてしまった位 序章だけで短編SF物として読めるほどに出来が良かった。 本編は地球を移動させる技術的困難やそれを如何にして乗り越えるか・・・ という事ではなく、 どのようにして地球を移動させるという大事業を 地球上の国家のしがらみを越えて実現するか。 という人間同士のいざこざを中心に描きストーリーが進む。 その中で技術的な話やACOMという擬似人格の葛藤や アシモフ原則などの話も上手く盛り込んである。 (ジェノアPなどの表現は初音ミクのニコ動意識か?) | ||||
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面白かった。 地球の未曾有の危機に人類は如何にしがらみを越えて一致団結できるのか? その事を中心に描いている。 もちろん最後まで完全に一致団結なんてできないわけだが、 それでもなお前に進む気持ちがとても好感を持てる。 そしてACという仮想人格。 人間と似て非なる生命の思考の違いによる行動や今後の共存の道の模索なども描かれ面白い。 ただ、前作から23年経っており魅波は12歳から35歳になっているが 話し方がちょっと子供っぽすぎるかなぁと、 性格的な事もあるが描き分けてもらえると時の経過をもっと重く見れたかなぁと。 | ||||
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(上巻) 本書は1962年公開の東宝特撮映画『妖星ゴラス』制作陣に捧げられている。 大枠は映画と同じだが、地球とニアミスする放浪惑星が何故?Xデ―の24年前まで発見されなかったかの謎解きと、 地球を安全圏に移動させるという大ネタが読み処。カバーイラストにはちょっと引くが内容はハードSF。 ミラー物質からなる「見えない星」は作者のでっち上げだと思ったが一応そういう学説があるようだ。 実は温暖化対策として地球を移動させようと考えている学者までNASAにはいると聞く。 「動かすことになりました」といきなり言われても困るが… +_+ 未読だが『「見えない星」を追え!―今世紀最大の宇宙の謎“ミラーマター”の秘密に迫る』という本があるらしい。 【著者紹介】ロバート・フット : 1964年生まれのオーストラリア人。 メルボルン大学を卒業後、ウィスコンシン・マディソン大学(米国)、サウサンプトン大学(英国)、マクギル大学(カナダ)等で研究を続け、 現在はメルボルン大学物理学部研究員。理学博士。専攻は、素粒子物理学、宇宙物理学、宇宙論 (下巻) 華麗なる映像美の『2001年宇宙の旅』に対し、埃まみれの未来像を描いた『ブレードランナー』。 一方、本作はオタク文化が基盤となったアニメチックな未来という日本人にしか書けないSF。 肝心の地球移動の描写はやや冗漫であったが絶体絶命の危機の中、突発的に歌い広がる『シュテルンシフリ―ト』にちょっぴり感涙。 「人間の中には、少ないパーセンテージではあるが『遠くに行きたい』という欲求に突き動かされている者がいる。 彼らが大陸を渡り、海を渡り、人類を地球全土に押し広げた。次には宇宙に…」には大共感。フロンティアスピリット! | ||||
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一言でいえば、痛快な作品だと思います。 最終的に地球の危機は救われるという、読んでいて楽しい作品でした。 物語は三部構成。 第一部は、太陽系外縁の未知の天体の調査により、この天体(シーヴェル)が24年後に地球に接近して災厄をもたらす事がわかります。 第二部は、シーヴェル接近による災厄に対し、人々はどのような対策を取るか?が見ものです。 二つの意見が対立し世論を二分します。情報戦・心理戦が見もの。 第三部は、いよいよシーヴェルが接近。最接近までに、陰謀論者や宗教的狂信者などの反対勢力との闘いもあります。 全体的な見所としましては、 人間とACOM(人工意識コンパニオン)の異質性を乗り越えての友情。 アースシフト計画発案者側と、セカンド・アース計画発案者側の公開討論会。 もちろん宇宙空間での未来の宇宙船の描写も、科学的な考察に基づいてのフィクションだという印象がありました。 公開討論会の前に、父親が主人公に向かって言った 「人間は論理の正しさよりも印象で選ぶ」という言葉は、考えさせられるものでした。 星四つにしたのは、一箇所だけ最後まで違和感がぬぐえない設定があったことです。 主人公の恋愛観です。恋人の性をなぜ主人公と同じにしたのか? この部分は、あえて一般的な設定で行くべきだったのではないかと思います。 | ||||
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科学的知識についていけないところはありましたが(著者のせいではなく、私の知識および理解力の不足によるものだと思います)、そのあたりは適当に読み飛ばしたとしても、壮快なお話でした。ラストの盛り上がりは、ついつい目頭が熱くなりました。いい作品だと思います。 | ||||
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科学的考証はさすがとしか良いようがない。 ストーリーの構成も破綻がなく、読後感もすっきり。 ただ…、人物描写がベタすぎるというか。会話に面白みがない。 一番クセのありそうなジェノアPだって、最後は三文芝居の役者みたいになってしまった。 著者はそういう部分にはあまり関心はないのだろうか。 | ||||
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科学ネタはともかく、ストーリーネタと人物は典型過ぎかな。。後半1/3くらいから多少のりが良くなって来ました。けどどうせスペクタクル場面なら地上の人的被害はあんなものではないでしょう。あまりたくさん人が死なないのは作者の個性かな。 | ||||
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