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くちぬい
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くちぬいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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田舎の人をどうこう言うつもりはありませんが、よくある勝手な先入観は双方にとって 不幸ではないかと思わせる内容。単純に田舎の人は素朴で親切だからとか、安易な楽観 はヤケドの元かも。著者の実体験が下地にあるとのことで、なるほど農家の会合での 情景など、なかなかにリアルで面白い。 | ||||
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サスペンス作品です。 あらすじ通り、内容は田舎の閉鎖的な村の独特なしきたりの恐ろしさを描いたもので、閉鎖環境下の恐怖が存分に描かれていました。 僕も田舎の市に引っ越してから、何度か閉鎖的なしきたりや伝統のおかしさに疑問を抱いたり、改革しようと試みた事もあるので、閉鎖的なしきたりの恐ろしさを身近に感じつつ読む事が出来ました。 最後の恐さの余韻も素晴らしく、環境で育つ人の狂気が丹念に描かれていて、楽しめました。 | ||||
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ネットで本作を知り是非読んでみたいと思い購入しました。小さいコミュニティの一旦枠を外れた者への非寛容性と陰湿極まる嫌がらせ...作者の実体験がベースになってる所が恐ろしかったです。 | ||||
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あー…怖かった… じわじわと来る怖さと不気味さが ラスト一行まで途切れなかった 久々にすごい一冊でした 映像化したら面白いだろう 暗〜い画像で、たくさんのお年寄りと寂れた集落と… 救いのない物語 一気読みでした | ||||
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田舎特有のウチとソト思考、非論理的で自分勝手な感情に支えられた伝統たる正義の掟。 読んでいくうちに、田舎で住んでいた時の地元民の気色悪い連動や連帯を思い出しました。 巻末にあるように、作者さんも、似たような経験をされたところから着想を得ているみたいですね。 なのでとってもリアルです。 これ、ザ・田舎の日本です。 そして、文明や文化の進んだところで生きよう、と強く再確認できました。 | ||||
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高知を舞台にする、村八分の話。 こわいが、実際にありそう。 今の生活の中でも、感じることある。 郷に入れば郷に従えとはいうが、どこも よそ者には厳しいね。 | ||||
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読み進めるうち、背中がぞわぞわとしてくるような小説です。 テレビでは、人生の楽園などといって田舎暮らしが称賛されている昨今ですが、 人間、どこに住もうと結局楽園などは妄想に過ぎないのだという思いがしました。 田舎イコール楽園などと安易な発想では田舎には溶け込めないものですね。 | ||||
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商品無事受け取りました。迅速、丁寧、美品な物を有難うございました。また宜しくお願いします。 | ||||
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何気ない寒村、ごく普通の田舎の人 しかし、そこに本当にあるものは・・・ 坂東ワールドの定番ですから、期待に違うことなく、最後まで楽しめます。 ただ、残念なのは、ポスト3.11なんだけど、放射能という現代の恐怖またそれに過剰に怯える愚かな主婦という材料が、従来の土着の恐怖や地元民のキャラに霞んで、深く描き切れていない点。 群像劇がラストに収斂されていく部分は、よく出来ているだけに残念。 | ||||
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リアル。 生々しい、人間同士、コミュニティ、その不易に、放射能等、今の不安等の現実を巧い構成にて「人の怖さ」を攻勢的に、ジワジワ、じわじわ・・・とストーリーが展開するにつれ、読み手の私は、息苦しく動悸がし、読むのが嫌になりましたね。桐野夏生さんの「OUT」でもこんな感情が・・・しかし、先が気になる・・・早くさっさと読み上げたい。そしてラストの・・・巧みなそれぞれのそれぞれの立場、感情をしっかりと個々の存在世界と描ききる力。すごい。 かなりやばい・・・ 常に超緊張感から逃れられない傑作。 帯に書いてある「人が怖い」・・・これがすべて・・・ | ||||
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放射能を恐れて、東京から夫婦が避難したのは、かねてから陶芸好きの夫が惚れ込んでいた高知の山村。 ところが、笑顔で迎えられ、いい人ばかりと思えた村人の態度は変わります。 そのきっかけは、村の習慣で建物を設置しない場所に、陶芸用の窯を作ったこと。 その後、様々な嫌がらせらしきものが始まりますが、村人の誰の仕業かわかりません。 もともとの村人以外、例えば、他から通ってきている役場の人や駐在所の人には、 村人の人間関係は明らかにされません。 そして、最後の最後にくちぬいの姿が明らかになります。 その姿とは..... 四国を舞台にして古くからの因習に結びついた話ですが、もっと因習の暗部を描いてほしかったというのが、 正直なところ。それに、放射能を逃れて移住するという設定がなくてもよかったのでは? というより、 無理に現在進行形の出来事に結びつけない方が、人の怖さが描けたのではないかと思います。 | ||||
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原発事故による放射能汚染を恐れて夫婦が逃れてゆくのは、作者が坂東眞砂子ですから、当然高知県の山の中です。 夫の竣介は陶芸が趣味ですから、この山奥でも窯を作り創作に励みます。 妻の麻由子はブログを開き、夫の窯のPRをするなど、順調に生活をスタートした筈でした。 ところが、この窯の位置が古くからの「赤線」にかかっていることから、いろいろな嫌がらせが始まります。 その後は、坂東眞砂子らしいストーリー展開です。 カバーに「この国にいる限り、逃れられない呪いがある。」と言う言葉が書かれていますが、これが作者の本当に言いたいことなのではと思えます。 | ||||
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