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(短編集)
ミステリークロック/コロッサスの鉤爪
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ミステリークロック/コロッサスの鉤爪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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エンターテイメントとしてとても面白く久しぶりに小説を読み耽りました。 ただ、星4つとしたのは一部トリックが難解で、理解しきれなかったので・・ 凡人にももっとわかりやすい解説と図解があればさらに楽しめたとは思います。 まあ、でもエンターテイメントとして考えればとても上質で星5つでもいいかなという感じです。 | ||||
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福山さん主演のガリレオの柴咲さんでなく吉高さんのような凛々しいイメージだったけど、おふざけキャラに昇華してしまいましたね、純子よ何があった? 推理やミステリー小説でなくエンタメのような。 文章をシンプルにという事でか、初期の頃の黒家やクリ迷や天使の囀りのような、迫ってくる恐怖や主観的な描写も減り、臨場感を感じづらくなりました。 | ||||
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防犯コンサルタント・榎本くんシリーズの第4弾である。文庫にしたときに2分冊にしたとのことなのでまとめて良いだろう。「ミステリークロック」「コロッサスの鉤爪」の2分冊で売られている。 2冊で4編の中短編を収録。「ゆるやかな自殺」「ミステリークロック」「鏡の国の殺人」「コロッサスの鉤爪」。1つ目だけ50ページほどの短編で、ほかは150ページ以上の作品である。 探偵(?)側の登場人物はこのシリーズのいつものとおり、防犯コンサルタントが本業(?)の榎本くん、弁護士の純子さん、そして警視庁の鬼刑事。これもいつものことだが、いわゆる密室状況下での事件が提示され、これを最終的に榎本くんが解く、という趣向である。多少おちゃらけたわき道もあるとはいえ、基本的には如何に密室を解くか、というのがメインの話になっている。 読み終えての感想ですが・・・。 シリーズものとしてそれなりに作数を重ねているのもあって、なかなか凝った作りの密室が提示される。シリーズの特徴としてやむを得ないとはいえ、犯人側としてそこまでして密室問題にしたいのは何故?という疑問がどうしても脳裏によぎるわけです。作中でも触れられているので著者としてはそれも踏まえての執筆なのでしょうが、トリックが露呈した瞬間に実行犯が確定するというタイプの犯罪。う~ん。 まあでも読み物としては結構楽しいので、へんなことを考えずにエンタメだと思って素直にストーリーを楽しめばよいのかもしれません。だいぶ前にテレビドラマ化されたときは、ふだん連続ドラマなんてみないのについ全話見ちゃったし(笑)。 そういう意味で「コロッサスの鉤爪」は、技術的な云々も含め、楽しく読めたことは確かです。昔の洋画で見た減圧タンク?に比べると、今はだいぶ居住性は良くなっているみたいですしね。 | ||||
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よく思い付くなぁ、と、いつも作品を読んでいて思います。面白いので飽きずに最後まで一気読みしました。 | ||||
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ドラマ化もされていた防犯探偵シリーズの中短編集その2。『ミステリー・クロック』よりもこちらが好みだった。「鏡の国の殺人」はトリックが専門的すぎて理解が難しいが、先にドラマで見ていたのでイメージしやすかった。表題作は謎もトリックも魅力的で、多視点で描かれていくのもスリリングで読む手がとまらない。ただ、榎本と青砥のやりとりのコメディ要素はもう少し薄い方が好み。 | ||||
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「鏡の国の殺人」はドラマで見た記憶が残っていて新鮮味が薄かった。さらに文字だとどうにも情景をイメージしにくいのも難点。 その点、「コロッサスの鉤爪」は文字情報だけでもイメージしやすい上、斬新な設定で、非常に楽しめた。 それにしても、ドラマを見てからこのシリーズを読むと、どうしても 大野智と戸田恵梨香の顔が浮かんでしまう。勢いで「コロッサスの鉤爪」を実写化した時の配役を考えてみたが、蓬莱は町田啓太、布袋は東出昌大かな。 | ||||
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ドラマ化もされていた防犯探偵シリーズの中短編集その1。一つは雑誌掲載時に読んでいたのか既読だったし、ドラマでも見た話だった。表題作は二転三転するのが楽しいのだが、トリックが複雑すぎて図解を見ても理解できた気がしないという難点あり。面白さの面では文句なし。 | ||||
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このシリーズの特徴なのか。犯人は最初にわかる、もしくは途中で見当がつくが犯行方法がわからないというパターン。にもかかわらず読んでしまう。 表題作のミステリークロックにしろ、収録作のゆるやかな自殺にしろ、エラリー・クィーンのシャム双子の謎のような極限状態での事件。それがどうなるのかという読み方もあろう。ちなみに、ミステリークロックのラストで、ある動物の話が出てくるが、これは横溝正史の某作品がヒントだろうか。 | ||||
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この本に収録されている作品も、犯人は途中で見当がつくが、鏡の迷路と海という密室というには変わった場所で展開に引き込まれてしまう。解説で杉江松恋氏も言っているがバスカヴィルの犬やドラゴン殺人事件の系譜に連なる作品と言えよう。 ところで、ひとつ不思議なことがある。ハゲコウこと鴻野光男警部補、強行犯担当である。以前から泥棒?である榎本を知っているようである。どういうつながり? | ||||
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大野くんの飄々とした語り口が忘れられず、ここでもまた脳内映像はドラマを再現して止まない。『ゆるやかな自殺』人物描写を加味するならやはりフルメンバーで挑んだドラマの方が上出来。『ミステリークロック』マニアックなトリックを成立させる為だろうか?作中にミステリー作家を登場させることで下地?を造っているようだが、このトリックはかなりややこしくて、熱の入った解説に…「ああそうなんだろうな」と、残念ながら理解がいささか投げやりになってしまった。 | ||||
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大変な状況の中、届けて下さりとてもきれいな状態の本でありがたく思っています。 | ||||
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おもしろい | ||||
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防犯探偵・榎本シリーズの4作目。全体的にトリックはとても面白かった。青砥先生のボケも好きでしたし。でも「鏡の国の殺人」と「ミステリークロック」は、図解があってもトリックが難しかった。映像化すればとっても面白い短編になったと思う。あっ、「鏡の国の殺人」はドラマ化してましたっけ・・・。シリーズ次回作が楽しみです。 | ||||
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傑作、いや大傑作?貴志祐介の最新作 天才作家貴志祐介のミステリー連作。特に第3話ミステリークロックは精緻な本格ミステリー、分かりにくい。第2話の鏡の国には大爆笑。 次はホラーかSFか? | ||||
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エンターテイメント性は抜群。以前TVドラマ化されて非常に面白かった記憶が。ただ、本作のミステリー=トリックはあまりに凝りすぎて、最難関というよりも、想像の域を超えている。「トリックは万人が理解出来るものでなければならない」は私持論。とても、とても、万人受け出来るトリックではない。 | ||||
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なんといっても「コロッサスの鉤爪」が凄いです。小笠原諸島沖の海上という遮る物がない開けっ放しの密室。なんて逆説的で魅力的な謎なんだろうと思って読んだのですが、解決編が素晴らしく論理的でしかも、予想外のショッキングな現象に思わずびっくり。表題作の「ミステリークロック」は、複雑すぎて完全には理解できなかったんですが。粒が揃った短編集だと思います。 | ||||
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レビューが微妙なので、雀蜂の悪夢再来かと思いきや実際読んでみると想像より良かったです。 硝子のハンマーの時とは完全に別人と化した青砥さんについては 依然評価が低いですが、賑やかし役としてそこはもう心の整理が付きました。 でもコメディリリーフとしても映像版の芹沢先生に遠く及ばないんですよねぇ…。 ●ゆるやかな殺人 今短編集でおそらくもっともはいりやすいであろう話。 シンプルな佳作でオススメだと思います。 ●鏡の国の殺人 完全に映像化前提の話にしか思えなかったですが、既に映像化していたんですね納得。 顔については、ここが推理のキーになってることは幼稚園児でも分かりますが 本編中の描写が皆無なんだから、いくら当たりをつけてても正答は無理でしょと言いたくなります。 唐突に出てきた謎のアリス専門家のとってつけたようなパーソナリティからミステリ的に逆算するしかないです。 本格好きの精鋭には楽勝かも知れませんが、自分のような凡人読者にはなかなか厳しい。 そういえば那須にあるという「天使の荊冠美術館」は「天使の囀り」にも登場しましたね。 貴志ワールドでは人気の美術館なんでしょうか? ●ミステリークロック あまりに複雑過ぎて最早読者による解答を想定してないと評判(?)の表題作ですが 個人的にこれが一番面白かったです。 というよりここまでやりきったなら解ける解けないはともかくとして もう拍手するしかないというぐらいの先変万化の作り込みに圧倒されました。 普通のトリックは一旦構築して、用が済んだら0にバラすのが基本ですが (そんな簡単にトリックのタネを隠滅できるわけないだろうというのが、金田一の犯人達の事件簿の鉄板ネタですね) 一旦正方向にトリックを構築して、今度は逆方向に差し戻していく、さながら機械時計のねじ回しの如き構造が美しい。 ミステリークロックの表題に相応しい精緻極まりない多重トリックだと思います。 これも映像化するとかなり映える作品だと思うので、佐藤浩市が元気なうちにお願いします。 ●コロッサスの鉤爪 貴志先生的に今短編集で一番出来が良いらしく、周りの評判もいい感じですが個人的にはクロックの方が好きかなと。 というかそんな便利アイテムが存在すると分かってたら密室崩しなんか簡単だろという キーアイテムが後半ポンと出てくるのは如何なものかと思いますが トリックのわかり易さと人物関係の煩雑さのバランスがいいのでおすすめだとは思います。 総評として一般レベルではかなり読み応えのある一冊だと思いました。 (あの貴志先生の作品に”一般レベルでは”と注釈をつけることになるのはちょっと複雑ですが) とりあえず、その辺に平積みされてる700円の文庫を2冊買うよりは これ一冊買ったほうが遥かに得なんじゃないかと思います。 | ||||
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面白かったです。ちょっと難しかったけど風景が浮かんできてドラマとかでやってほしいですね。 | ||||
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前2つはドラマでやったものです。表題作はこんがらがってきて、かなり難解なトリック。難しすぎ。4作目は密室の作り方に感心。こんな舞台を密室にするなんて。 ストーリー性重視の方は手を出さないほうがいいでしょう。 完全本格推理です。 | ||||
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ゆるやかな殺人◯ ヤクザ物のミステリ。短いが、よくまとまっている。 鏡の国の殺人△ トリックが専門知識すぎて、種明かしされても「フーン」って感じ。鮮やかさはない。 ミステリークロック△ 表題作なので期待したが、トリックが難解な上にイメージ図を見ても分かりにくい。 コロッサスの鉤爪◎ これは面白い。 冒頭のザッピングから正体不明の影が登場するシーンは、まるでゴジラの登場シーンのようである。また、各専門家にアプローチしていくのもワクワクする。 沖縄や小笠原諸島など、ミステリーではあまり見ない爽やかなロケーションも良かった。 最後の犯人の独白もいい。 | ||||
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