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(短編集)
ミステリークロック/コロッサスの鉤爪
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ミステリークロック/コロッサスの鉤爪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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1人の主人公が活躍する短編集。ミステリー小説だが単調で先が楽しみになりにくい。 | ||||
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この作家は作品の質が段々落ちてきている。 悪いけど、特に論評に値せずです | ||||
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描写が細か過ぎて自分の好みには合わず… 気合いで最後まで読みました。 原作を読み、ドラマを観る気は完全に失くなりました。 口説いものが好きな方には良いと思います。 | ||||
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ネタバレを含みます。 表題通り時計に関するトリックが出てきますが、犯人と何と無くのトリックは読者の予想通り。ただし、トリックの内容がアンフェア。後出しの設定やら、なんやらで、「そりゃそうでしょ。」「そんなやり方?文中に描写なくね?」とかそんな感じでしたわ。解決編で投げたの初めてでした。 | ||||
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ネタばれあります。 表題作のミステリークロック。犯人はもろバレなのでトリックに期待しますが、なんとなく電波時計の仕組みを使った時間操作のトリックなんだろうなとすぐにあたりがついてしまいます。想像通り電波時計の特性を使ったトリックである上に、電気時計の仕組みなども相当深い知識がないと思いつかない様な内容に、「ふーんそうなんだ」としか感じられなかった。知識がなくても誰もがなるほど!と思えるトリックじゃないとちょっと爽快感に欠けるかなという感じです。似たようなトリックでも1本の鍵となるトリックだけで押し切った、綾辻氏の時計館の殺人とは段違いな読後感でした。まあ、長編と中編では違いもあるでしょうが・・・。 正直、このシリーズは1作目のガラスのハンマー以外ずっと微妙な気がしますね。 | ||||
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東野圭吾の湯川シリーズでも思ったけど 小説のほうが主人公の福山雅治に寄せてきている感じがして違和感があった 本作もみなさんが書かれているように戸田恵梨香にカワイクバカなこと言わせたい的なものを感じて 冷めます ミステリーなのに全体的に謎解き読んでもなるほど!感がなく 表題作のミステリークロックは図入りで説明が載っているけど理解しようとする気も起きませんでした ミステリークロックで犯人だと思う人物を指せ、という場面 全員時実を指して「さあ、みんなお前が犯人だと思っているぞ、その銃でお前自身を撃てよ」 という展開を期待しましたが・・・ | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります ほかのシリーズ作品は未読のため,意図的なのか偶然なのかはわからないのですが, 二編とも専門分野に偏っている印象で,それなのに建物の見取り図以外の図解はなく, 言葉だけで仕掛けや状況の説明がされる様子は,一方的な知識の押し付けにも映ります. 特に『視覚』が重要視される一つ目の編は,イメージが浮かばず中にも入っていけず, 二編も含めて,珍しい,興味を引く題材を取り上げていただけにもったいなく感じます. また,どちらも犯人を早い内に特定,決め打ちのように進んでいく流れもそうですが, それに伴って,都合の良さが目立つなど,ミステリとしても今ひとつ面白みには欠け…. このほか,終わり方もブツ切り,尻切れトンボで,余韻も何もあったものではなく, 助手役の女性弁護士とのやり取りもクドいなど,残念ながら期待を下回る一冊でした. | ||||
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表題作について。 一般的に毒殺のメリットは犯行時刻に犯人が現場にいなくて済むことにあると思う。 それなのに、この犯人は毒殺時のアリバイ作りトリックに躍起になっている。 なんかチグハグな感じを受けた。 | ||||
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中編の表題作と短編の「ゆるやかな自殺」の2つの作品から構成される榎本シリーズ第四作。私は大野君の主演ドラマ(原作は三作目まで)で本シリーズの存在を知ったが、ドラマ自体は面白かったものの、密室物としては無味乾燥(密室物の古典のトリックをワザと外しているという点が唯一の工夫か)で今一つという印象を免れなかった。また、榎本が鍵屋という設定なので、どうしても機械的トリックに頼ってしまうという欠点もあった。 「ゆるやかな自殺」は、被害者の造形が余りにもご都合主義過ぎて、密室物とは到底言えない子供騙しの短編で評価に値しない。表題作にもガッカリ。人里離れた山荘で女流人気ミステリ作家が殺されるという、大きな枠での密室物だが、被害者の旦那(売れないミステリ作家)が正体客の腕時計・スマホを回収した時点で、某作家の「時計館の殺人」(駄作、これまた作者の狙いが直ぐに分かった)と同工異曲である事がバレバレで読み応えが全くない。題名の付け方もお粗末で、時計を用いたトリックである事が事前に分かってしまう。奇抜な物語展開にしたり、ミステリ(作家)に関する自虐ネタを織り込んでいるが、サスペンス性も皆無だし、ユーモア味が漂っている訳でも無い。 結局、作者の作品の中で出来が良いのはホラーと言えるデビュー作の「黒い家」だけで、ミステリ作家としての資質には疑問がある事が確認出来ただけ。密室物とはとても呼べない空疎な駄作だと思った。 | ||||
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正直、貴志祐介の真骨頂は人間の潜在的に持っている「狂い」をうまく表現することだと思うのだが段々、民放の2時間ドラマ向けに書いているような気がしてならない。「黒い家」「青い炎」のようなグロくリアル感が全く失っていますね。榎木シリーズもいいけどなんか「再びTVを狙ってる」としか思えん。私が言うのもアレだけど作者の力はこんなもんじゃないよ!だからこそキツクコメントしましたよ。 | ||||
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貴志祐介作品は全て読破しており、好きな作品がいくつもあります。今回は久しぶりの榎本シリーズの最新作ということで、期待して購入しました。が、結果的には大きく裏切られる形となってしまいました。 ・スッキリしないトリック キーとなるトリックは、理論的には破綻しておらず理解できるのですが、読者側からすると後出しのような印象を受けることが多かったです。結果的に「なるほど!」「やられた!」というスッキリ感よりも、「あ~そうなんだ・・・」「そういうアイテムが世の中にはあるのね。ふ~ん。」という印象だけが残る形で終わるものばかりでした。 ・青砥弁護士との掛け合いが苦痛 以前の作品にくらべ、青砥弁護士との掛け合いを読むのが苦痛でした。映像化の影響か、青砥弁護士のバカな役回りが不必要に強調され、読者としては弁護士とは思えない低レベルの発言や行動についていけませんでした。また、サブカルよりの単語が端々に含まれていることがあったのですが、数年後に読むと寒さが倍増するリスクを考えなかったのかなと思います。 ・人間模様が希薄 元々トリック重視のシリーズではありますが、それにしても人間に対する描写(動機や犯行に至るまでの感情の機微)があっさりしすぎているかなと思います。唯一、「コロッサスの鉤爪」の犬に関するエピソードだけは良かったと思います。 ◆総評 正直、貴志祐介さん、どうしちゃったのかなと心配になるレベルの作品でした。単純に駄作です。榎本シリーズは、今回のテイストで続けていくんですかね。それだと相当厳しいと思います。青砥先生のキャラが完全にスベっているので、作品全体に軽さを与えてしまっていますし、密室トリックもかなりネタが限界にきている印象を受けました。榎本のキャラは悪くないと思うので、次回以降はシリアス展開をベースにして、密室にこだわらない形での作品を読みたいです。所謂、本格ミステリーに拘っている部分は評価したいので星2としましたが、かなり残念な作品でした。 | ||||
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防犯コンサルタントの榎本と 弁護士の青砥純子のコンビの続編。 4話の短編集。 他の多くのレビューにみられるように、 謎解きが難解過ぎて理解できない。 なぜ、その解答に辿り着いたかの説明がなく、 置いてけぼりにされた気がする。 なお、純子のボケキャラへの変更が鼻についた。 | ||||
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意味のない台詞の応酬と、しつこい説明。寒いユーモア。そんなもので頁数を稼ぎ過ぎ。どの話も全く面白くなかった。これが年間ミステリーベストテン? その理由がさっぱりわからん。 | ||||
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貴志祐介は 「黒い家」「天使のさえずり」「新世界から」(これは傑作だと思った)などいずれも引き込まれるような話を書く作家 として評価してきた(話の傾向が趣味に合うかどうかはともかく、つまらないと思ったことはなかった)。それが新聞の書評で 本格的なミステリーを書いたと褒められていたのだから外れることはないと楽しみにして読んだ。 ところがである。ミステリーの醍醐味の一つは読者も与えられた情報をもとにいっしょに推理するところにある。 もちろん探偵のように見事にはできないが、後で読み返して「そうかここに伏線があったか」などと納得する。このあたりでまず躓く。 本書の謎解きは、「答えを与えられて逆算した」したようなものばかりで、いくら天才のひらめきだとしても不自然に感じられた。 例えば第1話では、性格も何もまったくわからない、会ったこともないミツオが「アル中だった」と聞いただけであそこまでの話を組み立て、 裏付けもまったくない段階で自分の命をかける確信があるのには強い違和感があった。もしかしたらと妄想的に思うことまでは理解できる。 それに「野々垣からウィスキーの匂いがした」と聞いて、水鉄砲を隠せそうな部屋を探し当て、銃(まだ水鉄砲とわかる必要はない)を見つける までは煙にまいておいて、それから犯人を断定して謎解きをするの順なら理解できるけど。 また探偵役に人間的な魅力が感じられず、弁護士のトンデモ推理はどういう役割なのか推理不能(愉快に笑えるようなものでも、 理解が深まるようなものでもない)でいたずらに字数を重ねているし。他にも色々ありますが、他の皆さんが言及しているものも多いの でここまでとします。うーんこれからは貴志祐介作品と紹介されても相当警戒して読むことになりそう。残念! | ||||
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著者の数々の傑作を読んできただけに、本書のレビュー評価が微妙なのは なぜだろうと思っていましたが、読んでその理由がわかりました。著者が 小説をエンタテイメントとして成立させるさじ加減がわからなくなってきている のだと思います。 書き方がフェアなので、各作品のトリックの方向性は大抵の読者が気づくと思います。 最後の種明かしは、一般的に知られていない専門知識を駆使して解決するタイプが多く 評価が分かれるでしょう。 また探偵役の防犯コンサルタント榎本と弁護士の青砥純子のコンビですが、本書での純子の おバカぶりが半端ない。映像化を狙ったキャラクター変更だとしたら、小説の読者には大変 失礼だと思う。 「ゆるやかな自殺」:本書では一番短くて地味ですが、安心して読める佳作です。 「鏡の国の殺人」:謎の設定はミステリーファン受けすると思いますが、専門知識で解決していく展開は 味気なくあまり楽しめませんでした。 「ミステリークロック」:本書の目玉のつもりでしょうが、専門知識で解決していく種明かしがあまりにも 長すぎて、途中で読み飛ばしてしまいました。 「コロッサスの鉤爪」:舞台と謎の設定は一番魅力的でしたが、なぜ犯人が追い詰められてもいないのに ぺらぺらと自白するのか意味不明です。 | ||||
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雑誌のレビューなどで高評価が多かったので興味を惹かれて読んでみましたが……。正直、期待外れでした。 まず人物描写が良くない。探偵役の榎本をはじめ、どこか人を見下して小馬鹿にするようなキャラが多く、読んでいてイライラさせられます。 いわゆるワトソン役の青砥純子弁護士が必死に素人推理を展開するのを榎本が無下にしてばかりで、だんだん純子さんが気の毒になってきます。 そして肝心のトリック。確かに、よくこんな複雑なトリックを考えつくものだと感心もするのですが、あまりに機械に頼ったトリックすぎて、図解入りにも関わらず、解決編を読んでもなかなかスッとは頭に入って来ません。 他の方のレビューにもあるように、ドラマや漫画などで映像化されたものを見ていたら、また印象が変わるのかもしれませんが……。 また、こんなややこしい機械トリックが成立するなら、結局もう何でもありじゃんと白けてしまう面もあります。 例えばですが、「犯人は透明になれて空も飛べる特殊な服を着ていたんだ!」なんてトリックだったとしたら読者は相当ずっこけると思いますが、それに近い感覚を随所で感じました。 ほぼセリフ主体で進んでいくので、筆力でグイグイ引き込むという感じでもなく、物語自体がどこか淡々としています。 機械トリックが好物という人には楽しめるかもしれませんが、トリック先行で取って付けたようなストーリーや、 ステロタイプに描写された魅力の薄い人物たちに退屈してしまうのは、きっと私だけではないでしょう。 | ||||
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※削除申請(1件)
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これが本当にあの傑作「ISOLA」「黒い家」「天使の囀り」を書いた人の作品なのか… 幻滅の極みで本当に悲しくなった。 「ダークゾーン」以降の下降線、ここに極まれり。 書きたいトリックが先にあって あとから適当に物語を足しただけの 単なるアイディアの羅列。 もはや小説と呼べるようなものではない。 私の、あなたの、大好きだった貴志祐介は もうどこにもいないのだ… | ||||
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