■スポンサードリンク


(短編集)

角の生えた帽子



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
角の生えた帽子
角の生えた帽子 (角川ホラー文庫)

角の生えた帽子の評価: 3.21/5点 レビュー 14件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.21pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(5pt)

1作1作に個性がありよくできた作品、「城山界隈奇譚」がとても気に入りました

最初「悪魔の帽子」から始まって「赤い薊(あざみ)」「空の旅」と、登場人物の怨念ややりきれない感情がじわじわくる話ばかりで、うまいんだけどしんどくなってきたなあ、このまま最後まで続くんだろうか・・と思い始めたところに「城山界隈奇譚」が一服の清涼剤になりました。
この話は著者の故郷、四国の松山を舞台にしたもので、そのためか城がある丘や大学、クラシックな図書館、路面電車が走る街などの描写に臨場感があり引き込まれました。結局どういうことだったかは明かされないのですが、正統派の怪奇譚で雰囲気がとても好きです。これが一番気に入りました。

「夏休みのケイカク」も図書館が舞台です。著者は図書館の深々とした静謐な雰囲気を海にたとえていらっしゃいますが、同じ表現が大島弓子先生の漫画にあったことを思い出しました。自分が10代の時図書館に通っていて、同じような安らぐ感覚を感じたことを思い出します。
この作品も「赤い薊」「みどりの吐息」「犬嫌い」も「縁切り」もそうですが、理不尽に抑圧された思いが噴き出す瞬間のどす暗さが怖いです。

もうひとつの特徴は、山や森、植物が出てくるものが多いことです。「城山界隈奇譚」の大学をめぐる森、「花うつけ」の食虫植物の巨大なウツボカヅラと咲き誇るバラ園、「みどりの吐息」の樹木怪談、「縁切り」では家の背後に広がる竹藪など。
著者の長編で四国山中の怪異を描いた「入らずの森」を思い出しました。

私もミソジニーは違うと思います。まず著者は女性ですからそんなことは書かれないでしょう。イヤ・ミスならぬ嫌なホラーと言えると思いますが、1作1作がよくできていると思います。
角の生えた帽子Amazon書評・レビュー:角の生えた帽子より
4041060508
No.6:
(5pt)

一話一話が重い

どの話も短いのに、読後にずしりと胸に残る感情は、長編作品にも負けていない重量感がある。
こんなに密度の濃い短編集は初めてかも。
角の生えた帽子Amazon書評・レビュー:角の生えた帽子より
4041060508
No.5:
(5pt)

読みやすい

別のアンソロジーに載ってた『夏休みのケイカク』が面白かったので、それも収録されてる短編集を読んでみました。
普通の人間ドラマと思って読んでたら後半ガラッと話が反転したり意外な結末になる話が多くて、ミステリ風味が感じられて面白かったです。

ミソジニーとか書いてる人もいるけど、別に女性を見下す描写があるわけじゃなく、虐げられても声を上げにくいという現実の女性が置かれてる状況を書いてるだけのような?
角の生えた帽子Amazon書評・レビュー:角の生えた帽子より
4041060508
No.4:
(4pt)

名作

どの短編も小気味よく話が進み、きちんとヤマがあり止まらずに読んでしまいました。
角の生えた帽子Amazon書評・レビュー:角の生えた帽子より
4041060508
No.3:
(4pt)

短編集

クオリティが結構まばらですが
総じて,嫌な感じの気持ち悪さが漂う,作者らしい短編集です
角の生えた帽子Amazon書評・レビュー:角の生えた帽子より
4041060508
No.2:
(5pt)

きれいな状態。

きれいな状態で届きました。
角の生えた帽子Amazon書評・レビュー:角の生えた帽子より
4041060508
No.1:
(5pt)

宇佐美先生は るんびに以来

あーはいはいこういう話ね〜
って読んででいつも衝撃を喰らう。

短編で読みやすい。
タイトルの「角の生えた帽子」は、30ページもないくらいだったかな。にも関わらず、内容は濃い。
この作家さんに出会えて良かった。
角の生えた帽子Amazon書評・レビュー:角の生えた帽子より
4041060508

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!