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(短編集)
NO推理、NO探偵? 謎、解いてます!
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NO推理、NO探偵? 謎、解いてます!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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革新的な『フーダニット』が登場する傑作。メフィスト賞系統の作品が好きならば、是非とも読むべき作品であると思う。 | ||||
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冒頭のはっちゃけた雰囲気が気に入り購入 こちらが本作に入り込む前に著者の自作の世評などメタ視点が入ることでかなり興を削がれた ※ただしこれは本作の根幹になるので削れない、パクチーが嫌いなのにパクチーがないと成立しない料理を食べさせられている気分だ 途中で投げ出しそうになって、あとがきを読み、最終章でのカタルシスを期待したが、さほどでもない 「こんな本を読んだことがあるか?」と問われれば「無い」と答えざるを得ない (ただしもう一度読もうとは思わない) シリーズの自作がkindle unlimitedで読めるので読んでみようかな、とは思えるくらいに、この探偵と助手に対して愛着のわく一冊 でも、150円くらいの価値だと思ったので、★は2つ | ||||
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"『思ったんだけどさ』『うん』『アイちゃんがこれから、もっと有名で立派な名探偵になるためにさ』『ためにさ?』『推理って、別にいらなくない?』"2017年発刊の本書は推理が出来なくなった名探偵のアイと助手のユウのコンビでおくるメタミステリ。連作短編集。 個人的にミステリが読みたくなったので、SNSのタイムラインで紹介されていた本書を手にとりました。 さて、本書は名作、謎作てんこもりのメフィスト賞受賞作第53回受賞作で。プロローグで華麗な推理を四時間かけて披露する名探偵アイの活躍が描かれたかと思えば、捕まえた犯人の催眠術であっさりアイは推理力を封印され。。しかし、これもチャンス!と助手にしては横暴かつメタ発言の多いユウのすすめで『推理力なし』で、日常系、アクションミステリ、旅情ミステリ、エロミス、そして安楽椅子探偵っぽいやつ。と様々なジャンルの謎を二人で解決していくのですが。 まあ、著者の作品は初めて読みましたが。二人の会話でぐいぐい進んでいく本書。いわゆる本格ミステリの合間に読む感じの癒やし加減で、良い意味でメフィスト賞らしくて良かった。 また、本書をコンビのツッコミや他作品オマージュを読んでいると、確かにミステリって型にハマりすぎているのかも。と気づかされる部分もあって新鮮でした。 ユーモアやメタ小説好き。読みやすい本を探す方にオススメ。 | ||||
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既視感のある日常(青春)ミステリが続きます。 しかし、最後にはオリジナリティ溢れる"犯人限定"のロジックが炸裂します。 "カニ"のように美味しい身を食べるまで面倒な作品ですが、私は面倒な手作業を行うだけの価値がある作品だと思いました。 そもそも"カニ"が嫌いな方にとっては噴飯ですが…… | ||||
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正直「絶賛」でもなく「激怒」でもなく「呆然」「唖然」でした。 確かに予想できないオチには違いありませんが あれだけ溜めに溜めてこんなもんかよ…と思ってしまいました。 最後のオチに全力投球なのは分かりますが、いくらなんでも過程がつまらなすぎます。 恐ろしく苦痛な掛け合い地獄から、その負債を1割も返せないオチではちょっと、ねぇ。 でもメフィスト賞らしくていいとは思います。この手の作品がなくなっても寂しいですしね。 この作品を踏み台にして、あっと驚くようなメタ作品を今度は読ませてほしいです。 | ||||
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まず日本の本格ミステリの現在の流行を法月綸太郎の解説ばりに朗々とメタ意識をもったワトソン役に語らせ、 推理をしない名探偵をテーマに、ミステリ系のそれぞれ異なったジャンルの物語を連作短編形式で展開していくのだけれど、 女子高生探偵と女子高生ワトソンは常にメタ視点でいるため残念ながらどの話も緊張感は無い。 なので展開の間を埋めるのはミステリのメタネタと二人の掛け合いの笑い要素なのだが、これが少々つらい。 ラノベになれた若者の感性についていけてないだけなのかもしれないが。 「メタフィクションをやるのは簡単だが落とすのは難しい」というのは麻耶雄嵩の言で、彼の作品や舞城王太郎の作品のような強烈な個性を持ったキャラクターがいないとこういう系統は難しいのかもしれない。 推理のロジックも苦しい気がする。 ラストのトリックは確かにユニークで、これこそこの作品の核なのだと思うが、これまで誰も思い付かなかったかというと、 そうでもない気もする。 ただこれはデビュー作であって、これからの成長如何によっては楽しみな作家になるかもしれない。 | ||||
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正直読むのが辛い。 というより、正直読み飛ばして読んでいった。 登場人物二人の会話が、とにかく退屈、つまらない。 ラストの章が面白い、とわかっていなければ読まなかったでしょう。 で、最後の章にしても、これまでの総括的な展開で、つまらない話を蒸し返しているだけで辛い。 最後のオチ、犯人にしても、メタ的なオチで、なるほど、という以外にはとくに感想はありませんでした。 | ||||
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良いところもあるんだけど、冗談が面白く無くてつらい…… それでも最後まで読めるくらい読みやすいので、普通に書けば面白かったのでは | ||||
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第53回メフィスト賞受賞作。 帯の錚々たる面子のコメントに惹かれて購入。 ラストのメタ・トリック(?)は作家志望者の方にはすごく響きそうな感はあります。個人的には「アリ」でした。その発想はありそうで今まで無かった(というか思いついたけど誰もやらなかったのかも)です。 でもラストの解決編までの展開は正直ダメダメ。ユウとアイの軽妙なやり取りは、空気作りにしてもかなり微妙……パロネタの代わりにメタネタをふんだんに使ったニャル子さんみたいなノリで、途中、何度も読むのを中断してしまいました。ラストは本当に新鮮だったのですが、それまでの冗長さを覆すには至ってないと思います。 早坂吝が好きな方なら楽しめるかなぁ、と思います。絶賛にせよ激怒にせよ、ラストのトリックが目新しいことは間違いないです。 | ||||
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キャッチコピーに「絶賛か激怒しかいらない」とありましたが、確かに激怒しました。もちろん、この本の退屈さに。 内容としては、推理力を失ったアイと狂言回しのユウのコンビが推理なしで事件を解決する……という感じ。 一話完結の短編集なのですが、その一つ一つがガッカリさせられるレベルのオチが待っており、最後の話の伏線回収も「ふーん、そうなんだ」って感じでした。少なくとも、そこまで耐えて納得できるオチではない。 また、自分はラノベ風もメタ発言などに拒否感はないのですが、それらが「もういいよ……」って程に連発されるのでいい加減飽きます。やはり、こういうネタは使い所を見極めてからこそと思うのですが……。 まとめると、作者が全力でふざけまくって全力で滑り倒した小説。ただ一つ評価できるとすれば、主人公のキャラは立っている所くらいか。ほんとそこだけ | ||||
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私は推理小説の作法とかよく解らないのですが とにかくいろんな意味でとても面白かったです。 読んで損とか全然ないと思います。 | ||||
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メフィスト賞受賞作。 近年は応募規定で原稿枚数が大幅に制限されてしまったので、こういうラノベテイストのものばかり出ているが、本作は本格ミステリーであり、連作短編集となっている。 オタクっぽい会話ばかりの展開ははっきり言って読みにくい。 各一話ごとがミステリーの形式の○○っぽいと題してパロディになっているのだが、これがまずイマイチな展開である。全くミステリーの形式やお約束のパロディになっていない。単にできのイマイチなラノベミステリーでしかない。 連作なので最終話で全ての伏線を回収する大仕掛けがある訳だが、最初から会話でメタ的趣向があからさまなので、落ちもイマイチな印象。 メタ的趣向で作者がやろうとしている事は十分伝わるが、小説としてあまり面白くないのが致命的である。 個人的にはこういう破天荒なメタ的趣向は好きなのだが、本作はイマイチ効果的に炸裂していないという印象だ。 メフィスト賞作品としてはかなり下位ランクである。 | ||||
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1~4話までは「六とん」を少し長くしたような退屈な話が続きます。 ギャグ、ラノベ調の登場人物がメタ視点で会話する、と書けば人を選ぶ小説だと分かるでしょう。 しかし、最終話のロジックは一見の価値ありです。各話に張られた伏線が一気に立ち上がってきます。 この最終話を加味すると全体で「可もなく不可もなく」レベルです。 まあ、最終話だけ本屋で立ち読みすれば事足りるな、とは思いますが。 | ||||
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どこからどう見ても問題作で、メフィストの受賞作としてしか存在できない作品でしょう。 物語は女子高生2人の会話で進むのですが、探偵と助手という点を考慮しても違和感の強い会話内容なので、このノリが苦手な人は読み進められないだろうなと感じました。 推理の力が封じられた探偵が主役ということで、ろくに推理がなく展開する途中まではミステリー好きにはつまらないかも。 ただし、そのままダラダラ終わるはずもなく、終章は存分にミステリーらしさを見せつけてくれます。 「こんな話書けるかよ!」という、ミステリー作者からの感想が飛んできそうな作品です。 | ||||
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紹介文が面白そうだったので買いました。 まず面食らったのが探偵と助手の会話劇ですね。 ちょっと嫌な言い方すると、「自分達を面白いと思っているオタク高校生二人のテンション高い会話」みたいなのが延々と続くんですね。 これは何なんだろう、最後のオチの伏線だったりするんだろうか、と迷いながら読み進めてましたが、結論を言うとオチとは関係ありませんでした。 個人的には、馬鹿みたいな会話で油断させておいて終盤にいきなりどんでん返しが訪れてガラッと世界が一変するみたいなのを期待してましたが、そういう感じの話ではありませんでしたね。 一話や三話の叙述トリックはちょっと意外で面白かったですし、オチも良い意味でユニークだと思います。 二人のこのノリが好みなら読んで損は無いでしょう。 このノリがキツいようでしたら止めておいた方が良いかもしれません。 | ||||
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四話に最終話を加えての全五話は,登場人物が物語の人物であることを認識するなど, 『メタフィクション』を盛り込んだミステリ,いわゆる『メタミス』と呼ばれる作品で, なかなかクセの強い作風のため,可能ならば先に書店で目を通されることをお勧めします. 中身については,女子高生の探偵と助手のコンビが,日常や旅情,さらにはエロまで, さまざまなミステリに,ドタバタや『ミステリあるある』を交えて進んでいくのですが, 「今回は日常の謎で」と宣言があって動き出す展開は,まるでコント番組を見ているよう. また,ミステリ界隈への皮肉のようなやり取りに,思わず吹き出すこともありますが, モヤモヤ続きの状況や真相には,最後に何かが用意されていそうなことが窺えてしまい, 目の前にある謎解きも含め,だんだんと真面目に読むことが馬鹿らしくなってしまいます. そして,やはり最終話に『仕上げ』があるわけですが,アンチ・アンチミステリなのか, 『独擅場』には,それまでの違和感も概ね払拭されるものの,大きな驚きとは違う印象で, 帯であれこれ煽り,中でもこれだけ引っ張って…と,どうしても肩すかしの感は否めません. 『メフィスト賞』らしい奔放な一冊だとは思いますが,好き嫌いはかなりわかれそうです. | ||||
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プロローグで推理ができなくなる催眠術を掛けられた名探偵アイちゃんを、他の探偵と差別化するため推理しない名探偵に育てようとする助手ユウちゃん。 第一話から第四話にかけて事件にぶつかり最終第五話で本格ミステリおなじみ読者への挑戦状が……。 目次から第一話まで読めば分かりますが、全五話あり各話でミステリのジャンルが違うっぽくて、連番されてることから長編として書かれた事が伝わります。 他の方のレビューにある通りこの作品はメタ要素があり、しかもキャラとその掛け合いのクセが強いので読む人を選ぶと思います。 しかし、意味も必要もなくそんな要素やクセがある作品が賞をとれるでしょうか。 196ページからの展開は推理する探偵と推理しない探偵の戦いであり、その後の展開はまさに「問題作」。 こんなのありかよ! って感じたけどロジックの材料は全部用意されているので私は好きだ。 だけど読者が論理を組み立てるのが難し過ぎるだろコレ。 名探偵は一人だから仕方ないのか。マジでガチで。 | ||||
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あちゃー、久々に踏みました、大きな地雷。 テイストとしては東野圭吾『名探偵の掟』や深水黎一郎『大癋見警部の事件簿』に近いのだが、 それらは一話一話が面白く、その上でメタをやっていたから価値があったのに対し、 本書は一話一話が絶望的につまらない。 最後の章で、ようやく探偵が推理をはじまるわけだが、その推理も「○○は人に話したくなる」 という曖昧な根拠に立脚した推理というお粗末さ。 思いついたけど口には出さない可能性は無視? その穴だらけの推理を助手が「すごいすごい!」と感嘆する自作自演の虚しさ。 会話も寒く、ギャグの上すべりで、作者には悪いが、ちょっと褒めるところが見当たらない。 残念、というか悲しい。 | ||||
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ふざけんじゃねえよ! とぶち切れたくなる気持ちもわかる。 正統か異端かでいえば、まちがいなく、論を俟つまでもなく異端である。 むちゃくちゃなおはなしで、むちゃくちゃのロジックで、むちゃくちゃなトリックだ。 だが、たしかに論理的ではある。そしてなにより「驚き」がある。 文字通りの意味でも一般論としても「デビュー作でしか書けない」本格ミステリ。 大変楽しく読んだ。次回作も楽しみ……というかどうするんだろう。 | ||||
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第1話まで読んでぜんぜんまったく面白くなかったんで、もう・・・・・・読むのやめても良いっすかね? 帯に5人の豪華(?)作家の推薦コメントがありまして、 その一人、白井智之(誰?)氏によると「196ページを読むまでは舐めてました」とのこと。 いやあ! そこまで我慢して読めないんですがっ。 196ページって、これ5話入ってる短編集の最終話(187p~)じゃねぇか! ・・・・・・お金もったいないなあ。 女子高生探偵アイちゃん(たぶん表紙絵の短髪の子)が、冒頭で暴いた犯人に変な魔法(暗示?)をかけられて探偵能力を失い、いろんな探偵スタイルを試していく話?だと思います。 助手のユウちゃんって子がいるんですが、この子と地の文のほとんどない漫才っぽい掛け合いをしながら話がちょっとずつ進んで行くんですね。 しかしなんかもうこのスタイル、だいぶ古い印象がありますよね。 似ている漫画をあげると『それでも町は廻っている』の「歩鳥とたっつん」みたいな感じに思えます。 でも歩鳥とたっつんの場合は舞台が卑近なご町内で、ミステリがメインじゃないから引き立つんであって・・・・・・いや、やめときましょう。そんなレベルの問題ではない。 まあたぶん、これは何か「助走」の部分で、後半から徐々に好展開が顔を現していくのだと思いますが・・・・・・1話読み終わって体力が尽きてしまいました。 第53回メフィスト賞受賞作だったので買いましたが・・・・・・。 メフィスト、まだやってたんですね。電子版に移行してたのかぁ。それは懐かしくてよかったんですが、これはちょっと。 よく最後まで読んだなぁ、編集さん。 作者はワセダミステリクラブの人(有名で偉い作家さんをいっぱい輩出しているミステリ研究会)らしいので、何か読む前からゴニョゴニョなエネルギーが発せられていたのかもしれませんね! ところで、メフィスト賞って長編小説の賞じゃなかったんですっけね? 確かに、初期の受賞作品『6枚のとんかつ』がなぜか短編集だったりしたんですが、1話1話は短くて、確かカテゴリエラーで落とされた作品もなかったですっけ? 『6枚のとんかつ』はちゃんと1話ずつ「オチ」がついていたので、まあ、首をかしげながらも読み通せましたが、これは自分には無理でした。 | ||||
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