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(短編集)
NO推理、NO探偵? 謎、解いてます!
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NO推理、NO探偵? 謎、解いてます!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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冒頭のはっちゃけた雰囲気が気に入り購入 こちらが本作に入り込む前に著者の自作の世評などメタ視点が入ることでかなり興を削がれた ※ただしこれは本作の根幹になるので削れない、パクチーが嫌いなのにパクチーがないと成立しない料理を食べさせられている気分だ 途中で投げ出しそうになって、あとがきを読み、最終章でのカタルシスを期待したが、さほどでもない 「こんな本を読んだことがあるか?」と問われれば「無い」と答えざるを得ない (ただしもう一度読もうとは思わない) シリーズの自作がkindle unlimitedで読めるので読んでみようかな、とは思えるくらいに、この探偵と助手に対して愛着のわく一冊 でも、150円くらいの価値だと思ったので、★は2つ | ||||
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正直「絶賛」でもなく「激怒」でもなく「呆然」「唖然」でした。 確かに予想できないオチには違いありませんが あれだけ溜めに溜めてこんなもんかよ…と思ってしまいました。 最後のオチに全力投球なのは分かりますが、いくらなんでも過程がつまらなすぎます。 恐ろしく苦痛な掛け合い地獄から、その負債を1割も返せないオチではちょっと、ねぇ。 でもメフィスト賞らしくていいとは思います。この手の作品がなくなっても寂しいですしね。 この作品を踏み台にして、あっと驚くようなメタ作品を今度は読ませてほしいです。 | ||||
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まず日本の本格ミステリの現在の流行を法月綸太郎の解説ばりに朗々とメタ意識をもったワトソン役に語らせ、 推理をしない名探偵をテーマに、ミステリ系のそれぞれ異なったジャンルの物語を連作短編形式で展開していくのだけれど、 女子高生探偵と女子高生ワトソンは常にメタ視点でいるため残念ながらどの話も緊張感は無い。 なので展開の間を埋めるのはミステリのメタネタと二人の掛け合いの笑い要素なのだが、これが少々つらい。 ラノベになれた若者の感性についていけてないだけなのかもしれないが。 「メタフィクションをやるのは簡単だが落とすのは難しい」というのは麻耶雄嵩の言で、彼の作品や舞城王太郎の作品のような強烈な個性を持ったキャラクターがいないとこういう系統は難しいのかもしれない。 推理のロジックも苦しい気がする。 ラストのトリックは確かにユニークで、これこそこの作品の核なのだと思うが、これまで誰も思い付かなかったかというと、 そうでもない気もする。 ただこれはデビュー作であって、これからの成長如何によっては楽しみな作家になるかもしれない。 | ||||
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正直読むのが辛い。 というより、正直読み飛ばして読んでいった。 登場人物二人の会話が、とにかく退屈、つまらない。 ラストの章が面白い、とわかっていなければ読まなかったでしょう。 で、最後の章にしても、これまでの総括的な展開で、つまらない話を蒸し返しているだけで辛い。 最後のオチ、犯人にしても、メタ的なオチで、なるほど、という以外にはとくに感想はありませんでした。 | ||||
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良いところもあるんだけど、冗談が面白く無くてつらい…… それでも最後まで読めるくらい読みやすいので、普通に書けば面白かったのでは | ||||
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キャッチコピーに「絶賛か激怒しかいらない」とありましたが、確かに激怒しました。もちろん、この本の退屈さに。 内容としては、推理力を失ったアイと狂言回しのユウのコンビが推理なしで事件を解決する……という感じ。 一話完結の短編集なのですが、その一つ一つがガッカリさせられるレベルのオチが待っており、最後の話の伏線回収も「ふーん、そうなんだ」って感じでした。少なくとも、そこまで耐えて納得できるオチではない。 また、自分はラノベ風もメタ発言などに拒否感はないのですが、それらが「もういいよ……」って程に連発されるのでいい加減飽きます。やはり、こういうネタは使い所を見極めてからこそと思うのですが……。 まとめると、作者が全力でふざけまくって全力で滑り倒した小説。ただ一つ評価できるとすれば、主人公のキャラは立っている所くらいか。ほんとそこだけ | ||||
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メフィスト賞受賞作。 近年は応募規定で原稿枚数が大幅に制限されてしまったので、こういうラノベテイストのものばかり出ているが、本作は本格ミステリーであり、連作短編集となっている。 オタクっぽい会話ばかりの展開ははっきり言って読みにくい。 各一話ごとがミステリーの形式の○○っぽいと題してパロディになっているのだが、これがまずイマイチな展開である。全くミステリーの形式やお約束のパロディになっていない。単にできのイマイチなラノベミステリーでしかない。 連作なので最終話で全ての伏線を回収する大仕掛けがある訳だが、最初から会話でメタ的趣向があからさまなので、落ちもイマイチな印象。 メタ的趣向で作者がやろうとしている事は十分伝わるが、小説としてあまり面白くないのが致命的である。 個人的にはこういう破天荒なメタ的趣向は好きなのだが、本作はイマイチ効果的に炸裂していないという印象だ。 メフィスト賞作品としてはかなり下位ランクである。 | ||||
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四話に最終話を加えての全五話は,登場人物が物語の人物であることを認識するなど, 『メタフィクション』を盛り込んだミステリ,いわゆる『メタミス』と呼ばれる作品で, なかなかクセの強い作風のため,可能ならば先に書店で目を通されることをお勧めします. 中身については,女子高生の探偵と助手のコンビが,日常や旅情,さらにはエロまで, さまざまなミステリに,ドタバタや『ミステリあるある』を交えて進んでいくのですが, 「今回は日常の謎で」と宣言があって動き出す展開は,まるでコント番組を見ているよう. また,ミステリ界隈への皮肉のようなやり取りに,思わず吹き出すこともありますが, モヤモヤ続きの状況や真相には,最後に何かが用意されていそうなことが窺えてしまい, 目の前にある謎解きも含め,だんだんと真面目に読むことが馬鹿らしくなってしまいます. そして,やはり最終話に『仕上げ』があるわけですが,アンチ・アンチミステリなのか, 『独擅場』には,それまでの違和感も概ね払拭されるものの,大きな驚きとは違う印象で, 帯であれこれ煽り,中でもこれだけ引っ張って…と,どうしても肩すかしの感は否めません. 『メフィスト賞』らしい奔放な一冊だとは思いますが,好き嫌いはかなりわかれそうです. | ||||
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あちゃー、久々に踏みました、大きな地雷。 テイストとしては東野圭吾『名探偵の掟』や深水黎一郎『大癋見警部の事件簿』に近いのだが、 それらは一話一話が面白く、その上でメタをやっていたから価値があったのに対し、 本書は一話一話が絶望的につまらない。 最後の章で、ようやく探偵が推理をはじまるわけだが、その推理も「○○は人に話したくなる」 という曖昧な根拠に立脚した推理というお粗末さ。 思いついたけど口には出さない可能性は無視? その穴だらけの推理を助手が「すごいすごい!」と感嘆する自作自演の虚しさ。 会話も寒く、ギャグの上すべりで、作者には悪いが、ちょっと褒めるところが見当たらない。 残念、というか悲しい。 | ||||
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第1話まで読んでぜんぜんまったく面白くなかったんで、もう・・・・・・読むのやめても良いっすかね? 帯に5人の豪華(?)作家の推薦コメントがありまして、 その一人、白井智之(誰?)氏によると「196ページを読むまでは舐めてました」とのこと。 いやあ! そこまで我慢して読めないんですがっ。 196ページって、これ5話入ってる短編集の最終話(187p~)じゃねぇか! ・・・・・・お金もったいないなあ。 女子高生探偵アイちゃん(たぶん表紙絵の短髪の子)が、冒頭で暴いた犯人に変な魔法(暗示?)をかけられて探偵能力を失い、いろんな探偵スタイルを試していく話?だと思います。 助手のユウちゃんって子がいるんですが、この子と地の文のほとんどない漫才っぽい掛け合いをしながら話がちょっとずつ進んで行くんですね。 しかしなんかもうこのスタイル、だいぶ古い印象がありますよね。 似ている漫画をあげると『それでも町は廻っている』の「歩鳥とたっつん」みたいな感じに思えます。 でも歩鳥とたっつんの場合は舞台が卑近なご町内で、ミステリがメインじゃないから引き立つんであって・・・・・・いや、やめときましょう。そんなレベルの問題ではない。 まあたぶん、これは何か「助走」の部分で、後半から徐々に好展開が顔を現していくのだと思いますが・・・・・・1話読み終わって体力が尽きてしまいました。 第53回メフィスト賞受賞作だったので買いましたが・・・・・・。 メフィスト、まだやってたんですね。電子版に移行してたのかぁ。それは懐かしくてよかったんですが、これはちょっと。 よく最後まで読んだなぁ、編集さん。 作者はワセダミステリクラブの人(有名で偉い作家さんをいっぱい輩出しているミステリ研究会)らしいので、何か読む前からゴニョゴニョなエネルギーが発せられていたのかもしれませんね! ところで、メフィスト賞って長編小説の賞じゃなかったんですっけね? 確かに、初期の受賞作品『6枚のとんかつ』がなぜか短編集だったりしたんですが、1話1話は短くて、確かカテゴリエラーで落とされた作品もなかったですっけ? 『6枚のとんかつ』はちゃんと1話ずつ「オチ」がついていたので、まあ、首をかしげながらも読み通せましたが、これは自分には無理でした。 | ||||
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