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横浜大戦争
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横浜大戦争の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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確かに、横浜=「みなとみらい」「浜スタ」から「山下公園」「港の見える丘公園」までがメインであることに異論はないし、「鶴見=川崎」で「上大岡から向こうは横須賀」だし、「いまどき大人気の田園都市線沿線」ではあるが、かつては「横浜のチベット」と呼ばれていた時代もあった。「町田」や「相模原」、「大和」と同じ扱いを受けた区もあるし、むしろ名誉かもしれないが「鎌倉」の一部と混同される区もあるというよく言えば『多様性』だし、悪く言えば『まとまりのなさ』が目に付く大都市。 それを上手にピックアップして「守護神同士の戦争」をメインにしながら「家族論」や「歴史」「震災、戦争からの復興」など盛りだくさんのテーマを盛り込んだ大空想小説。多少、饒舌な部分もあるものの破綻することなく前向きで明るいメッセージが良く伝わりますので、市民にとっては必読書と思われます。 | ||||
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江戸っ子ですが、横浜市に興味があるので読んでみました。 横浜市内にあるそれぞれの区が、浜っ子にどのように認識されているか垣間見えます。 浜っ子であれば、区のキャラ設定に同感したり疑問に思ったりして楽しむことができると思うのですが、 浜っ子以外の人からすると、楽しみながら読むのは難しいかもしれません。 他の方のレビューにもある通り、「浜っ子の、浜っ子による、浜っ子のため」の物語だと感じました。 | ||||
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内容もいまいちだが、その前に横浜大戦争というのがおかしい。大部分の区は横浜市ではあるが横浜ではない。 | ||||
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蜂須賀さんによる擬人化した横浜市内で覇権争いをする物語です。 神奈川県に縁のある人なら知ってるであろう小ネタを仕込みつつ展開されますが、私にこの世界観は合わなかったです。 ライトノベルの悪い部分が強調されている様なキャラや場面の設定や言葉の選び方が非常に気持ち悪かったからです。 サブカルに興味のある十代女子にウケそうな雰囲気だと思いました。 いずれにせよ横浜に土地勘があった方が読み応えがあるでしょうし、読む人を選ぶ作品です。 | ||||
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面白かったです。いつの間にか最後まで読んでしまいました。横浜の事がよくわかりました。 | ||||
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本書はかなり「読者エリア」が限られる作品だと思う。 正直横浜市民以外は(というか近年移り住んだ市民も含め) よくわからないコアなネタが満載だからだ。 テーマとしては日本最大の「市」でありながら、各区に類似性が 少ない事象を取り上げて、その反目と連動を描いたもので、 アニメーションにしても成立するのではないかと思う。 横浜の大神の指令により18区の神たちが騒動を起こすのだが、 ザッツ横浜の中区・西区ではなく、主役は保土ヶ谷区・栄区である のが面白い。助演格が旭区、金沢区、泉区あたりで、中区・西区は 大作映画で言うところの「三船・裕次郎特別出演レベル」での扱いだ。 あんまりな扱いなのは瀬谷区、港南区あたりだが、旧武蔵・相模の 隔てや区の膨張などを歴史的に盛り込んでいるのは楽しい。 自分の住んでる区の扱いによってかなり感想も変わりそうだが(笑)、 何のストレスもなく「なんだこれ?」と最後まで読むことが出来る。 大きな流れとしての旧鎌倉郡系(戸塚・栄・泉、一応金沢も)と横濱 本丸系&港北ニュータウン系の三派閥は昔から言われているが、 そういう「発想」を枠組みだけ残して新視点から書き込んでいるのも 非常に新鮮である。 重ねて言うが、横浜市民以外には意味不明(笑)なので注意。ただし読み物 としては一級の出来栄えです。かなりターゲットが狭いので星は4つ。 | ||||
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2010年代、特に東日本大震災以降の日本という国は空前の「個人的」ブームが到来しているように思える。 俺だけがそのよさを理解してやれるもの、私だけがその真意を把握している出来事、そんな個人的な商品や作品がまさかの大ヒットを飛ばしている現状を、業界はおろか作者でさえも理解できずに困惑しているような状態がもう何年も続いている。 テレビなどの主要メディアがその統率力を失いつつあり、インターネットやSNSで誰でも簡単に情報を共有できるようになった昨今、人々が求めたのは意外にも自分だけの隠れ家を築いてそこで秘密の会議をするような内なる共感だった、ということだろうか。 みんな大量に垂れ流される情報に辟易し、自分のルーツを身近なるものに求めたがるようになったのかもしれない。 この「横浜大戦争」なる小説もそのひとつであろう。横浜に存在する18の区を司る土地神たちが覇権を握るべく立ち上がる―――常識的に考えたら、そんな物語を一体誰が読みたがるというのだ? そもそも横浜に住んでいる人間でもない限り、横浜に区があったことすら知らないだろう。私だって最初は「東京23区以外にも区なんてあったんだ」などと思っていたくらいだ。 描かれている舞台も、我々が知っている横浜然とした場所(みなとみらいやランドマークタワーなど)はほとんど登場しない。 そして何よりこの作品には過剰な地域礼賛がほとんどない。愛すべき我が故郷といった郷土愛のようなものはほとんど出さずにあくまで現在生活している舞台としての横浜を描いている。そこが所謂ご当地ブームに乗っかっただけの作品ではないことを感じさせる。 本当にどこまでいっても「個人的」な作品なのだ。きっと作者も横浜を舞台にした小説を書いてやろうというよりかは単に書きたい内容、自分で読みたくなるような本を書いたというだけなのではないだろうか? そしてそんな個人的すぎる作品が我々の「俺だけ」心をくすぐるのだ。実に小憎たらしい。 最後に、この作品はこれからの季節に読むのには相応しいある重大な内容を含んでいる。日本人なら夏がくれば否が応でも向き合わなくてはならないものもあるだろう。 この時期にこんな内容の本が出版されたということには何か意味があるのかもしれない。 | ||||
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これ横浜をあまり知らない人が読んだらどんな感想を持つんだろうか。でも知ってる人にとっては面白い。(終盤の展開はやっぱそうなるよね。) 一方で、どうせ横浜をターゲットにするなら、もっと、地理的な「あるある」が沢山盛り込んであったら良いのになとも思いました。もちろん、ますます横浜以外の読者が置いてきぼりになる訳ですが。 なお、横浜について知らない人はwikipediaの「横浜市」の項目にある「行政区制の沿革」の図を見ながら読むと楽しめますよ。アンサイクロペディアとChakurikiの横浜市各区の項目で予習しても良いかもしれません。 | ||||
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