待ってよ
- 松本清張賞受賞 (6)
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「横浜大戦争」「横浜大戦争 明治篇」と読み進み、からの「待ってよ」は、今まで考えたことの無かった話の展開に引き込まれて一気読みでした。 | ||||
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というよりメフィスト賞に近い。 時間がさかしまに流れるというワンアイデアだけで最後まで書き切ったのは筆力があると言えるだろうが、 お話がダラダラと続くだけでクライマックスもオチもない。 単行本の表紙はスティーブン・キングの本を描いてる藤田新策氏だが文庫本では違う人に代わっている。 また、文庫本のお楽しみである「解説」がない。残念である。 | ||||
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こうことベリーの愛の交歓。男と女が求めても憧れても決して手に入らない愛と愛の合体。セックスではない魂と魂の一つになった喜び。そんなシーンに感動しました。 | ||||
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第23回(2016年)松本清張賞受賞作。 時が逆さまに流れる町にやってきたマジシャンのベリーを主人公としたファンタジー的作品。人の 誕生は墓場から老人を掘り出してくる。時と共に人は若返り、やがて母の胎内に戻っていくという、 奇想天外な発想の物語。 冒頭で、「クラッチを切るのが早くてエンストした」とか、「タコメーターを見たら燃料が少なく」 とか車に無知なことが書かれていて、いきなり意気消沈させられた。 最初の方で、人が産まれるというのに墓場に行って老人を掘り起こしてくるシーンがあり、ここは 多少インパクトがある。だが、それ以外に引きつける要素はほとんどなかった。後半に死生観とかを しんみりと語るシーンもあるが、もともと設定に無理があるため、リアリティーが感じられず、胸に 迫るものがない。とにかく読んでいて面白いと思わせる部分がない。 アイディアは斬新だが、いかにも浅い。それで長編に仕上げたのだから、「斬新」を通り越して 「無理のごり押し」だ。はっきり言って駄作だと思う。なぜこんな作品を選んだのか疑問に思う。 「烏に単は似合わない」がシリーズ作として大ヒットしたからか、清張賞はライト路線になってしま った。しかし、この作品は売れないだろうし、この作者が同じ路線の作品を書いてもやはり売れない と思う。巨星清張の名を汚すような作品を採用する今の選考方式は即刻改めるべきだろう。 | ||||
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SF小説なのだろうと思うのだが、最初の三十頁くらいまで読んで後の膨大な厚みに入って行く気が萎えてしまいました。アイデアがショートショート程度の希薄さで、まったく興味が消えてしまったからです。選者のひとり桜庭一樹さんはセンスオブワンダーを感じたと言われていますが、私はまさにそれこそが欠けている点だと思うのです。私も若い頃にSF小説を夢中で読みあさったことがありますが、それらには共通した物語の深みがあるのです。この先には何が待ち受けているのかをワクワクしながら読みました。ところがここに提示されている物語にはその先の何に関心を寄せて読むのかという魅力が無いのです。主要な骨格が単調過ぎるとも感じられます。長編のお話にするは無理があったように思いました。そして最も肝心なことが無視されている点に怒りを覚えます。お墓というものはそもそも宗教儀礼によって立てられるという信仰心をめぐる記述の欠如です。これはこの物語の中核的テーマとして扱われるべき事象ではないでしょうか。その欠点を見抜けずに授賞してしまった選考委員の不見識には現代人の意識が間違った方向にあると言うべきかと思います。 | ||||
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