■スポンサードリンク


水底の骨



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

水底の骨の評価: 3.40/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

だからシリーズ物は訳者が替わると辛いんだって

本シリーズでは「氷の眠り」に続いて2度目の、嵯峨静江氏による訳出。
訳者名を見た瞬間、「氷の眠り」でぎこちない訳が気になって物語にのめり込めなかった記憶が蘇り、
読書意欲が二割ほど減退したものの「いやいや先入観で見ちゃいかん。なにしろ『氷の眠り』から
14年も経ってんだから」と思い直して読んだのだが……
……ぎこちなさはちっとも変わってませんでした(TT)
ギデオンとジョン・ロウと軽妙洒脱な(はずの)掛け合いも、ジョンのタメ口で台無し。
ギデオンに対するジョンの敬意と友情を、堅苦しくない「です・ます」調とくだけた口調とを混在させて
表現した「楽園の骨」(青木久恵氏訳)を名訳と思っている身にとっては、本作のジョンはまるで別人だ。
ミステリとしての本作は佳品の部類に入ると思う(前作「骨の島」が駄作だったので、今回の出来の良さは
素直に嬉しい)が、シリーズ物の生命線とも言える常連キャラクターの造形を変えられるのは困る。
次作 ‘Unnatural Selection’ は、青木氏訳での刊行を切に願います。
水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151751076
No.1:
(3pt)

だからシリーズ物は訳者が替わると辛いんだって

本シリーズでは「氷の眠り」に続いて2度目の、嵯峨静江氏による訳出。

訳者名を見た瞬間、「氷の眠り」でぎこちない訳が気になって物語にのめり込めなかった記憶が蘇り、

読書意欲が二割ほど減退したものの「いやいや先入観で見ちゃいかん。なにしろ『氷の眠り』から

14年も経ってんだから」と思い直して読んだのだが……

……ぎこちなさはちっとも変わってませんでした(TT)

ギデオンとジョン・ロウと軽妙洒脱な(はずの)掛け合いも、ジョンのタメ口で台無し。

ギデオンに対するジョンの敬意と友情を、堅苦しくない「です・ます」調とくだけた口調とを混在させて

表現した「楽園の骨」(青木久恵氏訳)を名訳と思っている身にとっては、本作のジョンはまるで別人だ。

ミステリとしての本作は佳品の部類に入ると思う(前作「骨の島」が駄作だったので、今回の出来の良さは

素直に嬉しい)が、シリーズ物の生命線とも言える常連キャラクターの造形を変えられるのは困る。

次作 ‘Unnatural Selection’ は、青木氏訳での刊行を切に願います。
水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151751076

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!