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水底の骨



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【この小説が収録されている参考書籍】
水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

水底の骨の評価: 3.40/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(4pt)

質が高い

 Aaron Elkinsの『Where There's Will』(2005年)の翻訳。
 「スケルトン探偵」シリーズの第12弾。
 ハワイに休暇に来たギデオンが骨にまつわる10年前の事件に巻き込まれていくというストーリー。
 骨についての、いかにもという見せ場があるし、ジョン・ロウもきっちりと専門の分野で活躍する。事件の真相と、さらなるどんでん返しという結末も見事。
 非常に高いレベルで書かれた良作であった。
 このシリーズを読むのはけっこう久しぶりだっのだが、改めて、その面白さを確認させられた。
水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151751076
No.5:
(4pt)

質が高い

Aaron Elkinsの『Where There's Will』(2005年)の翻訳。
 「スケルトン探偵」シリーズの第12弾。
 ハワイに休暇に来たギデオンが骨にまつわる10年前の事件に巻き込まれていくというストーリー。
 骨についての、いかにもという見せ場があるし、ジョン・ロウもきっちりと専門の分野で活躍する。事件の真相と、さらなるどんでん返しという結末も見事。
 非常に高いレベルで書かれた良作であった。
 このシリーズを読むのはけっこう久しぶりだっのだが、改めて、その面白さを確認させられた。
水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151751076
No.4:
(4pt)

クラシック・ミステリー

見えない犯人がいるのではなく、必ず登場人物それも肉親や親戚のなかにいて、場所もほぼ閉鎖的な一か所に限定。しかも、なかば「倒置法」で冒頭から経緯が語られる上に、シリーズものの強みとして探偵役と助手役のキャラクターもしっかり立っている。ゆえに、読み物としては最高級。スケルトン探偵の面目躍如といったところか。ハワイ島の観光案内的な記述がもう少しあってもおもしろいかも・・・。犯人探しは、あまり大ドンデン返しではないけど。
水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151751076
No.3:
(4pt)

甘さ若干控えめで、良いです。

カバーは頭蓋骨ですが、頭蓋骨は出てきません。
ギデオン・シリーズは、
ジェリーが出てくると、とたんにベタベタしたバカップル小説になるのがどうも鼻につくのですが、
本作では、ジェリーは遅れてハワイに到着、ということで甘さ若干控えめです。
そのぶんジョン・ロウとの掛け合いが楽しめます。
この、会話がユーモアに満ちていて、2人の間が絶妙です。
本格推理小説としても、仕掛けはよくできていて
さらにどんでん返しも用意されています。
つまり、シリーズ通してみても、なかなかの佳作に入るできだと思います。
お薦めです。
水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151751076
No.2:
(4pt)

甘さ若干控えめで、良いです。

カバーは頭蓋骨ですが、頭蓋骨は出てきません。

ギデオン・シリーズは、

ジェリーが出てくると、とたんにベタベタしたバカップル小説になるのがどうも鼻につくのですが、

本作では、ジェリーは遅れてハワイに到着、ということで甘さ若干控えめです。

そのぶんジョン・ロウとの掛け合いが楽しめます。

この、会話がユーモアに満ちていて、2人の間が絶妙です。

本格推理小説としても、仕掛けはよくできていて

さらにどんでん返しも用意されています。

つまり、シリーズ通してみても、なかなかの佳作に入るできだと思います。

お薦めです。
水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151751076
No.1:
(4pt)

まずまず

形質人類学者で大学教授のギデオン・オリヴァーが、遺骨に隠された犯罪の真実を暴き出す「スケルトン探偵」シリーズの12作目。
このシリーズは以前早川書房が展開していた「ミステリアス・プレス文庫」に10作目まで収録されていたが、同文庫が廃止されたのに伴ってハヤカワ・ミステリ文庫に逐次再収録されている。
再収録は4作目までしか進んでいないが、新作が出たら売り出さないわけにもいかず、11作目『骨の島』と本作は、割り込む形で刊行された。もともと執筆順に邦訳されていなかったこともあり、事情を知らない読者は混乱することだろう。
出版の世界ではよくあることだが。
前置きが長くなった。
英国の本格ミステリを思わせる、推理に重点を置いた静かな展開がこのシリーズの持ち味で、アメリカの作家には珍しいタイプ。
骨から死因を探るのみならず、生前の職業や趣味、嗜好が推測できる(あくまで推測なので、そこにはどんでん返しの余地も生まれる)という、現代の科学捜査についての蘊蓄には毎回感心させられる。今回は控えめだったが。
またキャラクターが魅力的で、会話にはユーモアの味付けがほどよくなされていて、楽しい。
特に主人公の妻ジュリーがいい。何気なく核心に迫るような質問をし、夫の目からウロコを落とすようなシーンが毎回必ず一度はあって、出番は少ないながらも強い印象を残す。
本作も期待を裏切らない出来だったが、アクションやサスペンスを求めている人には物足りないだろう。この作家の魅力はそういうところにはないが、一読して損はないと思う。
星4つはちょっと甘いかもしれないが、個人的にこの作家・このシリーズが好きだし、日本でも本国並みに評価され、売れることを期待したい。
水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151751076

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