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蜜蜂と遠雷
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蜜蜂と遠雷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 41~60 3/5ページ
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タイトルがどういう意味があるのか。ピアノコンクールの臨場感や音の表現がどうなるのか。読み進めるうちに聞こえてくるピアノの音が素晴らしい。 | ||||
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待ちに待って文庫化されたのですぐに買って読んだ。本屋大賞、直木賞のW受賞ということで話題になった作品。世間の評判で期待値が上がりすぎていて、読み終えて思っていたよりは普通だったのが正直な感想。何かミステリー要素やどんでん返し的な事があるわけでもなく、悪く言えば淡々と物語が進んでいった印象。音楽✕才能 で面白くないわけがないんだけど、もう少し、キャラクターの成長を劇的に描いてほしかったなあと。芸術の作品で比較するなら、チョコレートコスモスが断然面白かった。とはいえやはり、キャラクターは魅力的で生き生きとしていたし、音楽の表現もすごく素敵だったので、恩田陸さんの文章はすごいなあと改めて感じた。 | ||||
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文章で音楽を描いて行く、ということを圧倒的なボリュームで成し遂げ、多彩な表現力に脱帽です。 しかし、ネタバレになりますが、 ラストを描かず、すっとエピローグに繋げてしまったのは、ページを捲る毎に引き込まれていただけに、残念でした。 恩田陸さんの他の作品でも、惜しいなあ、もったいないなあ、と感じたのを思い出しました。 | ||||
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凄いボリュームです。まず、1ページが上下段に分かれていて、字が小さいです。別に私は、30代なので老眼ではありませんが、ページ数もあり、読んでいて本の重みと、字の小ささ、これで疲れてしまいました。クラッシックが好きだったり、演奏会に行く人間にとってみると楽しめますし、その世界観は本当に静寂な夜と灼熱の太陽へと静から動へと、移り変わる瞬間、すごく楽しめますが、あまりに突飛なギフトの純粋無垢さが、また、その彼を取り巻く、それぞれの主人公たち。かなり期待して購入したからか、ちょっと、後半に向けて中だるみしてしまい、途中で、ラストが、なんとなく分かってしまって、正直、疲れました。 | ||||
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恩田陸さんの文体で表現できる極地という意味では恩田さんの最高傑作である小説だとは思いますが、如何せん限界があるのだなぁ、と思わずにはいられない内容でした。一定の読者層にとっては一つの正解であると思いますし、こういった言葉の使い方だとここまでの表現が限界である、という基準となる作品だとも思います。そういう範囲内では十分楽しめたので星3つとさせていただきました。 亜夜の葛藤には本当に感情移入できるし、個人的な引っ掛かりは表現の好みの問題だけです。 自分は恩田さんの文体が絶対的に映えるのは青春小説やパニックものだと思っています。または思い切ってエンタメ表現を捨てた恩田陸という人の本当に書きたい文体をいずれ少しで良いので読んでみたい。こう感じる層を相手に仕事は出来ないのかもしれませんが、エンタメの範疇で描写するために力をセーブしていると感じて読んでいて痛々しくなる部分が何度もありました。 あとは、作品への感想とは別次元の話ですが、今更これに直木賞を与えた選考委員の思考はまったく理解ができません。 | ||||
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とモヤモヤしていたものがあったけれど、最近読んだこの一文で納得した。 「僕が今、誰にでも読むことを強くおすすめしている本を一冊だけ挙げておく。恩田陸の『蜜蜂と遠雷』だ。 これほどまでに面白くて感動的な作品はなかなかない。」 見城徹『読書という荒野』p165 | ||||
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この分厚さの半分ぐらいの描写でまとまると思います。登場人物の心情というより作者の音楽への思いが膨大な文字数に。鳴物入りで登場した風間塵(ありえないかっこいい名前)が野生児天才タイプ以外物語で想像外の事もなくいい子だ。彼がそのようになった背景は特にない。「ピアノの森」の主人公連想。 マサルと亜夜はきしんちゃんと麻子の変形。明石って名前が苗字でないというのに最後まで違和感。 風間塵と亜夜の音楽が見える、みたいな会話はアムロとララァのソウルメイトのようなもの彷彿。 身近に小さいコンクールに出たものがいるのでどうも違和感は感じるが、映像的によろしいかと思う。漫画か優秀なドラマでの脳内再現率は高い。 | ||||
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読書数の少ない自分が言うのもおこがましいが、ページ数の多いライトノベルという感想です。 何というか、私が面白いと思う作品は、抑圧/緊張から解放への描写が深く書かれている作品なのだけれど、こちらの作品はそれが薄めなので、がっつり読みたいと思う人にはお薦めはしません。 ただ、そうでないのであれば、登場人物達の音楽との向き合い方や、奏でられる音楽の色鮮やかな心象風景を楽しめることかと思います。個人的にはとても読みやすく、音楽の表現がとても旨い作品だなと感じました。 | ||||
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三人の天才の演奏ばかりで同じ様な場面が何回も繰り返されていた様な気がします。 個人的には高島明石の演奏の部分が鳥肌も立ち読んでて楽しかったです。 あとは長いので読書慣れていない人にはしんどいかと思われます。自分がそうでしたので。笑 | ||||
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天才達が互いに影響し合って変化していく。 音楽とは何か? 漫画のように少し大げさな表現もあるところが中山七里を思い出した。ピアニストのシリーズが好きな人は合うだろうか。事件が起こらない分こちらは刺激が足りないか? 私は下手の横好きでプロの世界は知らないが、音楽に絵や映像を見るタイプとそうでない人がいるらしい。私は見るタイプで逆にその他がわからないので説明できない。 この作品では映像を超えて幻覚並みに見てしまうため、リアリティを求める人や音楽に映像を見ない人には不可解になりがちかも知れない。 まずここまで空想する人は天才でも少ないと思う。それが数人出てくるのでリアリティがより薄くなっている。 現実として考えるとここまで空想できるのは一種の共感覚みたいなものだろうか? 中山七里の描く音楽家は映像ではなく感情が音楽とリンクしていると思う。これは当たり前だが、演奏の表現と合わさって表現される。 私個人的には感情を動かされるのは中山七里の方だった。奏者が見ている映像を説明する作品と、演奏する者と感情を映像として見せる作品の違いかな。 こちらも考えさせられる所もあったが、登場人物らが他の奏者の演奏を褒めるものの空想や考え事に浸って気付いたら曲が終わってた、という「聴いてないじゃないか!笑」な時が多い。 空想は音楽が聴こえているからこそ起こるものではないのかな…。 細かく曲の詳細を追っていくわけでもない(空想シーンが入るせい?)から、一瞬ピアノの音が聴こえて来るが音楽が二の次になるような感じがした。 もしかしたら登場人物が多過ぎるのではないかとも思った。 それぞれで物語が作れそうな人物像なので、まとめてしまうと全体は薄くなったということはないだろうか。 もっと、音楽とは何か「彼ら」の考えを知りたかった。 | ||||
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音楽を文章で表現する、特に一つの曲を数種の解釈で書き分けるという力がすごく、それが受賞につながったのかと思う。ただ主要人物4名のそれぞれの曲について予選から長々と何通りも見せられるのに途中で疲れた。。。誰が優勝するかは気になるけど、早く終わってほしいと思いながら読んだ。音楽コンクールのしくみや、音楽家たちはこのように音楽を感じ、解釈し、向き合っているのかという姿勢が、音楽の素人からすると新しい世界でおもしろかった。物語自体はなんだかちょっと物足りなく感じた。 | ||||
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音楽という目に見えないものを言葉で表現するとこうなるのか、と何度も唸らされた。 まるでソムリエがワインの味を表現するかのようだった。 自分はクラシックを聞いても何も感じない鈍感な人間なので、むしろこちらの小説のほうが“音楽”を楽しめた。 ただ、音楽の描写以外は奥行きのないファンタジーという感じ。 ひたすら小説家の技巧を楽しむべき作品 | ||||
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クラシックに詳しい方なら、そのメロディが頭に浮かんだりしてさらに楽しめるのでしょうけど。 | ||||
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直木賞?これが? というのが正直な感想です。 なんかきれいすぎて著者は世間知らずなのかなぁ、と思ってしまう。 なんにせよ無駄に上下二段、完走した自分を誉めてあげたいです。 | ||||
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序盤こそ風間塵や栄伝亜夜がいったいどんな演奏をして、 それによって世界にどんな影響を与えるのか! ということをワクワクしながら読むことが出来ます。 しかし後半に進むにつれて、内容が尻すぼみにになります。 何故ならどれだけ音楽のことを言葉で表しても 肝心の音楽は実際に聞いてみないと全くわかりません。 奏者が奏でる音楽をああだこうだと色々書かれても、 読んでる方は全く分かりません。 段々描写に飽きてきて、最後は飛ばし読みで結果だけ拾い読みしました。 全くの個人意見ですが、森絵都さんが直木賞を過去に受賞されてなかったら、 (直木賞は1度しか受けられません。森絵都さんは既に受賞しています) 「みかづき」の方が直木賞と本屋大賞のダブル受賞でしょう。 こちらはストーリーに重厚なテーマと、心をつかむ描写でとても読み応えがありました。 | ||||
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非常に美しい物語だが、やや冗長。 このシーンがクライマックスならば傑作だったのに、と思わせる場面が何度も何度も出てくる。 特に後半は、作中の天才達に感化され作者自身が暴走、気持ちよくなってしまったような印象を受けた。 作中で語られる【ラフマニノフの3番】と全く同じ状況に陥っているのはわざとなのだろうか。 | ||||
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他の方が書かれているように、やはり過去の漫画作品を彷彿とさせてしまう内容でした。 コンクールものとなると、やはりどうしても大筋は似てしまうものなので、その部分はしょうがないと思います。 ただ、登場人物が新鮮だったかというとそうでもなくて、まさに類型的でよくある人物造形、あるいは ピアノの森、果てはミスター味っ子から借りてきたかのように人々です。 そしてその登場人物の心情を丁寧に描けているかというとそうでもなくて、結構軽い感じで掘り下げがない。 (ただし、描写の表現力などは、おおっというセンスを感じさせるものです) じゃあ、何が面白いかというと特に目立ったものはなく、とりあえず全体的に標準以上のレベルでまとめられた作品ということと、もう購入しちゃったからと言う理由で読みました。 しかも無駄に長い。 まとめると、ああっ、読んで良かった!という本ではありませんでした。 この作品は直木賞受賞作と言うことですが、この作者なら別の作品での受賞の方が相応しかったのではないかと思いました。 | ||||
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なんというか、超人オリンピック、あるいは能力者バトル。ピアノの音をどう文字で表現するかは難しいと思うけど、なんというかこれは殆ど表現してないと思う。雰囲気のある適当な与太話が演奏中にひたすら繰り返されるので、なかなかすぐに飽きた。天才って言葉をよく使うんだけど、その天才について全く語り足りないと思う。ピアノの森読んだ方が120倍面白いなと思った。そして、長い。 | ||||
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友人に勧められて読んでみました。 芸術で食べていくことの大変さもさることながら、裏に、様々な人生があるのだなあと感じました。 ただ、人物紹介が長すぎる上に、どこか痛覚を切ったような苦々しい回想が延々と続くので、疲れますね(現代文学は、そういうものだと言ってしまえばそれまでですが)。 後半は、若干、読み飛ばし気味に進めちゃいました。 | ||||
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少年ジャンプ 『王道』まさにそんな感じの本 先が物語りの序盤で分かってしまい その通りに終わる | ||||
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