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コンビニ人間
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コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全749件 401~420 21/38ページ
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凄まじかった。こんなに分かりやすくコンビニという形で表現できるなんて。というか、架空の話な気がしない。どこかに、自分の中にもある話だ。 | ||||
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明らかに今までとは違う読書体験をした。読後感はさわやかで、主人公にただただ幸せになってほしいと思った。 コンビニで働くために体をととのえ、五感をとぎすませ、模範を模倣して生き続けること、それのどこが悪いのだろう。 一番刺さったのは、36歳コンビニバイト・未婚の主人公に、まわりの人がとやかくいう中、 『皆、私が苦しんでいるということを前提に話をどんどん進めている… みんなが言うようなわかりやすい形の苦悩とは限らないのに。 そのほうが自分たちにとってわかりやすいからそういうことにしたい、と言われている気がした』 というシーン。なんだか無性にわが身をふりかえって、反省しました。 | ||||
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この主人公怖いなというのが第一印象だったが共感する点もあった。 私の摂取する 「世界 」は入れ替わっているのだから 。前に友達と会ったとき身体の中にあった水が 、今はもうほとんどなくなっていて 、違う水に入れ替わっているように 、私を形成するものが変化している 自分らしさってなんだろうと問いかけた時に建前では何項目か挙げれるが、尊敬する存在と関わる時間が長い程多少なり影響されてしまう。しかしその尊敬する存在と関わらない期間が長くなると影響が薄れていってしまう。 | ||||
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自分を貫いた方が良いのやな、と再確認できました。周りの人間は自分勝手なもんですね。小説は普段読まないのですが面白かったです。 | ||||
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ありがとうございました | ||||
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この本を読む人は所謂「普通」か「それ以外」かのどちらか片方に属さなければならない それは、「普通の人間」と「それ以外」ということになるだろう おそらく今の社会で上手く適応している人は、「普通の人間」から主人公を見ることになると思うが、その場合あまり感情移入や共感は出来ないと思う。 ただ、今の社会の在り方や同調圧力に疑問を持つ「それ以外」の側に属する人から見ると、妙に納得というか腑に落ちる部分があるように思う。この本はそういった「それ以外」の人に向けられたものだろう。 万人向けという訳にはいかないが個人的には、十分面白いと思える内容だった。 私自身も表面的には普通を取り繕ってはいるが、この本で共感できる部分があるという意味では「それ以外」なのだろうな、とも思える。本書は普通とは何なのか、改めて考える機会を与えてくれる良書であった。ただ、最後のエンディングは右ストレートを予想していたら後ろからバットで殴られた様な感覚ではあった。 | ||||
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多くのレビュワーが評している通り、前半は凄い。が、後半、小説として成立させるためのニートが登場するが、これが、薄い。 この点、恐らく比較されているだろう、同じく芥川賞受賞作の「むらさきのスカートの女」今村夏子との、差だと思う。 | ||||
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現代の「多様性」という言葉に違和感を感じるところがある自分にとっては、共感とかそういう言葉では表せないですが、ガツンとくるものがある作品でした。 同じようなことを感じている個としての自分もいるけれどもいわゆる周りの求める「普通」であるために何についても説明できるような理由や根拠を考える。それは心から感じるものであるという一種の錯覚のようなものでもあり、自分が生きやすくするため異物にならないためでもあり、何より煩わしさを減ずるためである。そして「普通」にちゃんと収まっている自分に安心感をおぼえた上で、「普通」の中で少し変わったものになりたいというような卑怯な気持ちも持っている。 作中に出てくる白羽という人物は異質なように感じられるが、主人公にとっては周りの普通を強要してくる人となんら違わないかのように書かれている(それほどまでに興味が沸かないのかもしれないし主人公には差異がないのかもしれない)。それはある種みんながみんな白羽のように周りからの干渉を恐れるくせに結局意識的・無意識的の多少の差異があるとはいえ、同じようなことを他者に行ってしまっているのではないか、そして自分も結局そうではないか、と。 読んでる間、コンビニの無機質さと人間の無神経さの対比に色々と考えさせられる作品でした。 | ||||
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コンビニの空間の魅力、仕事のやりがい、関係が読み取れる小説だと思ったが、主人公の生き様が中心となり、コンビニの話から逸れるのが残念だった。ただ、自分の想像とは異なっただけで、主人公の思考が、どの様な物語に発展させるのか見入ってしまう作品でした。 | ||||
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全体の感想としては、不気味だな...という感じ 中村文則が後書きを書いていると見かけた時にそんな予感はしていましたが、それにしても不気味でした.... | ||||
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帰省のバス移動が暇だったので買ってみました この人の本は初めてだったので最後まで読めるか心配でしたが 一気に読めました 内容はネタバレになっちゃうので書きませんが、買って失敗したって思う本ではありませんでした。 | ||||
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芥川賞作品。絶賛の審査員の中で、島田雅彦だけが、「テーマやコンセプトやタイトルやキャラだけで成立している」と本作の本質を喝破した。村田氏の、まずキャラクターを設定し、それをコンセプトの中に配置し、あとはキャラクターが動き出すのを待つ、という小説手法故である。逆にだからこそ、他の作家に見られない、新しさが息づく。 キャラクターが絶対なので、主人公たちは成長もしない。白羽は、最後まで自己中心的な鬼畜のままだし、古倉恵子もコンビニの部品へ回帰していく。 | ||||
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実はこの本、一年前に読んだ。その時は「こういう人間も社会に必要じゃないか」と思った。主人公は壊れているのかもしれないが、だからまともに直さなければとかハブくんじゃなくて、ちゃんと有能な店員だからいいと思った。コンビニが二十四時間営業でまわしているのを何も疑問に思わなかった一年前。それが―― 今やどうです。そんなのおかしい、非人間的な労働形態だとなだれをうって「改善」の方向へ向かっている。こうなると壊れていたのは一人の店員ではなく、私たち大多数のほうだったんじゃないかとめまいがしてくるような・・・。 | ||||
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主人公は社会で求められる普通がどうにも分からない女性。日常の会話から、就職、結婚に至るまで世間的に良いとされている事、普通であることにうまく適応できない。なかなか極端な例のように思いますが、大多数の人が良しとする事に、自分は少し疑問を持つなんて事は誰しも経験する事だと思います。けっこう普遍的なテーマなのかなと思いました。文量も少な目ですし、難解な熟語も少ないので読みやすいと思います。おもしろいので私はおすすめです。 | ||||
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吸い込まれるように、夢中で読んでしまいました。 最後どうなるのかとワクワク・・・ やっぱり そう来たかー | ||||
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ラノベっぽいと感じるのは、たぶん主人公の性格が一時期大量生産されたヤレヤレ系ラノベの主人公っぽく感じたりするからかも とくに普段から名作小説など読んでる人はそう思いそうな作品ではあります 四分の一ほど読むとラノベ主人公じゃなくて、こういう風にしか生きられない感じられない人間が主役なのかと理解できるのですが 結末はわりかし予想どうりだったので☆四つです | ||||
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普通に恋愛して、結婚して、生まれた子供がかわいいっていう人。自分の人生設計をしっかりたてて、高校受験して、安定企業に就職をしてっていう人。には、まったくもって理解できない、、意味のわからない小説だと思う。自分は、人を好きになったこともないし、恋愛もしたこともないし、仕事も、自分の好きなことしかしてこなかったから、すごく、すっごく共感できた。まあ結局自分も年とって、仕事も今は食べるためだけの非正規だし世間的には負け組かもしれないけど、自分の半生、全く後悔してない。強がりではなく正直に。保険もなにも入ってないし、貯金もないし、家もないし、車もないけど、家族もいないし、夢もないから、いつ死んでもいいと思ってる。死ぬ勇気はないけど、年をとる不安とか、生きてて怖いとかはない。まず、この小説には嘘がない。そこがいい。自分は常々思っていた。普通に結婚して、子供を育て会社にいくことがそんなに偉いことなのかと。そんなに立派なことなのかと。本当に自分の気持ちに嘘はないのかと。自分は男で、今年50才になるが、独身で非正規社員だけど、いまだに世間では気持ち悪がられることもある。だが、結婚や子育てがそんなに楽しいものなのか、大企業の正社員がそんなに素晴らしいものなのか、ならば、、少子高齢化になんかなるはずがない。未婚率や離婚率、外国人労働者の割合、8050が右肩上がりになるはずがない。 みんな本当は嫌なんだけど、仮面をかぶって、普通が楽しいと演じてるにすぎないんじゃないか。昭和の時代までは、日本人の女性のほとんどが結婚し子育てし、男性は終身雇用の企業の正社員になることが普通とされてきた。だが昭和までの時代でも、もっと自由に生きたい人はたくさんいたはず。でも、時代が許さなかった。普通の人を嫌々演じていたと、、自分なんかは思う。もちろん、普通が楽しい人もいただろうけど(笑)平成から令和の時代。。日本人は、もっともっと自由に生きても、特別になっていく時代だと自分なんかは思う。。そのきっかけにこの小説がなるかもしれない、時代を変える凄い作品だ。そうでなければ、35ヶ国に翻訳されないだろうし、14版もされないだろうし、芥川賞もとらなかったろう。ただ、この小説の主人公に共感できなかったところもある。食事にたいして自分は餌を食べたいとは思わないので、そこは違ったかな。あと、コンビニ店員が天職だと思ったなら、コンビニの経営者になればいいのにとは思った(笑)自分は天職が見つからなかったから、主人公がうらやましくもあったかなあ。それから、この小説は素晴らしいのだが、この小説最後解説は、普通の小説家が書いたのか意味不明。最後の解説は、なかったほうがよかった。とにかく、自分は普通じゃない、ちょっと変だと思ってる人は読んでほしい。自分は特別じゃないんだと思うだけで、生きることが楽になると思う。 | ||||
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とても読みやかったです。 早く読み終わりました。 人にはそれぞれ合っている生き方があって、それを否定してはいけないなと思いました。 | ||||
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私はあきらかに普通じゃない人間側です。それも有り読書出来ない人間だったけど、面白かったです。 そして思った事は、コンビニの仕事をそこまで完璧にこなせる、そして飽き性でも無いならどんな仕事にも就けると思いました。 | ||||
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個人的に以前コンビニでバイトしてた事があるので興味があり購入。 世間一般の「結婚して良い仕事に就いて子ども作って幸せに暮らす」というようないわゆる普通の生き方とは違う境地を生きる主人公の、葛藤しながらも自分の生き方を見つけようとする姿がよかった。 ラストは意外でちょっと感動しました。 コンビニは気軽にできるバイトですが、支払い方法や端末操作、発注したり宅急便を受け取ったりと複雑な作業もあります。しかし年齢問わずある意味気楽(?)に働けるというのは魅力だと改めて思います。 時給や待遇にもよりますが、一生コンビニで働いて暮らしていくというのも悪くはない生き方だと思いました。 | ||||
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