■スポンサードリンク


喪服のランデヴー



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

喪服のランデヴーの評価: 4.39/5点 レビュー 18件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.39pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(5pt)

これは大人向けの童話である

結婚間近のかけがえのない恋人を失った彼は復讐鬼になった。その時間に上空に軽飛行機が通過したのを知り、乗客の素性を調べてひとりひとりに接近し、乗客の1番大切な人の命を奪っていく。恋人の命日と同じ5月31日に。一応名前はあるのに、「彼」「彼女」という呼び方が、大人の童話を思わせる。きらめく夜の月明かりの下で動く影絵芝居のようです。切なく救いのないラストだが、文章の美しさに、作者の優しさが感じられる。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.17:
(5pt)

哀しい人生

昔NHKのテレビドラマを見てずっと原作を読みたいと思ってた。古本でも状態は良かった。内容は悲し過ぎるけど好きな小説です
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.16:
(3pt)

なんだかな

「幻の女」と並び称される本作だが、うーん、そんなにいいか?
まず設定が突拍子も無い。
この頃の、4〜5人乗りの飛行機だから、高度も低く窓も開いたのだろうけど、それでもなお、捨てた瓶が頭に当たって死ぬというのは、なかなか受け入れ難い。
その上、連続殺人だと気付いた後でも捜査が杜撰過ぎて納得できない。
それでも最後まで読ませるのはすごいと思うけど。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.15:
(5pt)

あまりにも犯人が

あまりにも犯人が切なさすぎる。まぁ、コーネル・ウールリッチの文章がうまいせいもあるが・・・・。なぜ、この本の新訳がでないのだろうか?他の名義の幻の女は出ているのに。ハヤカワさん是非とも新訳での刊行をお願いします!!
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.14:
(3pt)

まあまあ

「ランデブー」の題名どおり、なんだかちょっとレトロな雰囲気。
それもそのはず、時代設定も古いし、たぶん訳も古い。
でも、なんだか最近の、「猟奇的=すんご〜い!」みたいなサスペンスに疲れた身には、人間味があってよろしい。
主人公は、悪なのだけども魅力がある、というような設定です。
ドラマ化(映画化?)もされたことがあるようなので、
どんな役者さんが主人公を演じたのか見てみたな、と思いました。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.13:
(5pt)

切なすぎる殺人者

恋人が亡くなったことを信じきれず、いつまでも待ちつづけるジョニー。 ああ、切ない。 これ、いわゆる倒叙ものなのでしょうね。 犯人が初めから分かっている形式。 コロンボ形式。 そういう場合、たいていは早く犯人がつかまるように探偵を応援するものですが・・・なんでしょう、この物語、犯人であるジョニーの復讐を応援してしまう。 だってあまりにも彼の心が救われないから。 ラストもまた切なかったですが、あの終わり方で良かったと思います。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.12:
(4pt)

「ドラマと原作を見比べて…」

以前放送されたドラマを観て、期待をして原作を読ませて頂きました。原作の時代設定はかなり古いものでしたが、比較的違和感なく読むことが出来ました。ハードな復讐劇を楽しみたい方には少し物足りないかも知れません。しかしドラマの劇中でで疑問に思っていたことに対する答えは頂けたようにも思います。ドラマのDVD化はまだされていないのかな?もし機会があれば、原作と一緒に見比べてみてはいかがでしょうか。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.11:
(3pt)

暗くて重い

まっすぐに進んで行くストーリーと復讐者になった主人公。
友人から勧められたのですが、私にはちょっと合いませんでした。
あまりにも救いがなさすぎるし、後味が悪い。
でも、いろんな意味で心にずしんとはきます。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.10:
(5pt)

恋のすべてがここにある

読んだことある?よく分からないが、「ジョニー・マー」に「はしばみ色の目」である。何の因果か。やはり読んだことあるんだろう。あまりにも心に残ってる単語なので。そして「子供のような顔」だ。ここに私の恋の全てがあったと言われても納得しちゃうね。
台風の目、低気圧の中心にいる恋の死神の人間を超えた魔力で、彼に向かって死に向かって疾走する人の心の高揚が痛いほど伝わる。
不幸な、と幸福な、が紙一重だった頃の幸せなストーリー。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.9:
(5pt)

恋のすべてがここにある

読んだことある?よく分からないが、「ジョニー・マー」に「はしばみ色の目」である。何の因果か。やはり読んだことあるんだろう。あまりにも心に残ってる単語なので。そして「子供のような顔」だ。ここに私の恋の全てがあったと言われても納得しちゃうね。

台風の目、低気圧の中心にいる恋の死神の人間を超えた魔力で、彼に向かって死に向かって疾走する人の心の高揚が痛いほど伝わる。

不幸な、と幸福な、が紙一重だった頃の幸せなストーリー。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.8:
(5pt)

傑作

傑作だと思う。「黒衣の花嫁」をそのまま書き直したのは作者に不満があったからではなかろうか。正直読んでいて不快になってくる部分もある。だがこの小説のラストは、「寒い国から帰って来たスパイ」のラストに近いくらい印象的だった。推理小説
サスペンスなどというジャンルを超えている作品だと思う。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.7:
(5pt)

傑作

傑作だと思う。「黒衣の花嫁」をそのまま書き直したのは作者に不満があったからではなかろうか。正直読んでいて不快になってくる部分もある。だがこの小説のラストは、「寒い国から帰って来たスパイ」のラストに近いくらい印象的だった。推理小説

サスペンスなどというジャンルを超えている作品だと思う。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.6:
(5pt)

この人の人気は不滅です。

叙情的な文章で今なお人気の根強い作家ですね。純文学ではコロンビア大学在学中にF・S・フィッツジェラルドと比較される位でしたが、生涯の大半をホテルで過ごした孤独な方だそうです。ウィリアム・アイリッシュ名義でも有名です。「黒いカーテン」「幻の女」も面白かった。彼の伝記「コーネル・ウールリッチの生涯」(F・M・ネヴィンズ著)も興味深い。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.5:
(5pt)

最高のウールリッチ節

甘くやるせない独特のウールリッチ節が満喫できるサスペンス小説の傑作。人によっては「幻の女」より本作を上に見るファンも多いだろう。
事件は簡単に言ってしまえば恋人を殺された男の復讐劇なのだが、設定に工夫が凝らしてある。殺人が重なるに連れ、事件の背景が次第に浮かび上がってくるというのは、常套手段なのだが、本事件の場合、男は犯人の"可能性"がある人物を次々と殺して行くのだ。この時点で男は既に狂気に陥っているのだが、それを虚無感を漂わせながら叙情的に描く所にウールリッチの手腕がある。
何の見返りも期待せず、唯絶望の淵で淡々と殺人を繰り返す男。書き方によっては、サイコ・サスペンスともなる物語を自己のウールリッチ・ワールドに閉じ込めたサスペンス小説の傑作。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.4:
(5pt)

好き嫌いはわかれると思います。

この本を知ったのはドラマを見たからでした。暗い内容に淡々とした語り口なので、何の伏線もない単純な復讐劇に見えると思います。当然というか実際にやるのは不可能なことばかりですが、復讐という目的にむかって正確にことをなしていくジョニーの行動は、もはや人ではないような不気味さがあります。絶対に逃れることのできない災厄というにふさわしいのです。その災厄が降りかかる原因を自分達が知らないうちに犯していたことも、それが実に些細な行動であったことも、その行動がもたらした結果が大きかったことも、恐怖を高めるのではないでしょうか。女性版の復讐劇「黒衣の花嫁」もありますが、私はこちらのほうが好きです。復讐劇が好きな方は楽しんで読めると思います。しかし静かな小説ですので活劇を期待してはいけません。じわじわとした恐怖を楽しんでください。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.3:
(5pt)

哀切なる狂気の愛

自家用飛行機の窓から酒瓶を投げ落とした者がいて、それが偶然、デートの待ち合わせの場所に立っていた娘の頭を直撃し、娘は死ぬ。恋人の男は、飛行機に乗っていたメンバーを探し出し、順番に復讐していく。現実の日本でも、高速道路走行中の車窓から空き缶を放り投げた奴がいて、缶をぶつけられた後続の車が事故を起こした事もあった。事故そのものは、ありうる話だ。だからといって殺して回ってよいものか。若い主人公にとっては恋愛こそが全て。自分がどれほど娘を愛していたかを、娘を幸せにする事で証明する事が出来なくなったからには、徹底的に復讐することでしか、愛の深さを語れない。それが哀しい。ほかの娘を好きになれば良いじゃん、とお思いになるかもしれない。しかし、おそらく主人公は、死んだ恋人には出来なかった事を次の相手にはしてあげるなんて、一種の自己満足に過ぎないと、わかっているのだ。しょせん自己満足なら、偶然にせよ恋人を死なせた相手に、自分の気持ちをわからせてやりたいのだ。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.2:
(3pt)

救いようのないサスペンス復讐劇

テレビドラマで少々見ていたとはいえ本当に救いようのないどんよりと思い感じがしました。「幻の女」で引き込まれるほど面白いサスペンスを読みましたが、同じ作者の小説とは思えない、重い小説でした。狂える復讐に走る彷徨える者と聞いて山本周五郎の「五弁と椿」みたいだなと思いましたが、多少とも復讐に甘いとは思いつつ復讐に迷いを見せていた「五弁の椿」おしのと異なり最後まで迷える復讐の鬼と化しているジョニーの行く末もやっぱりずしりと悲劇的でした。どちらかと言うとまだ原作小説は読んでいませんが其の映画化「黒衣の花嫁」に似ています。でも少なくとも復讐の対象者が全員が全員つながりがありそうで復讐にも道理が付きそうに思えた「黒衣の花嫁」よりもこちらは何か偶発的な事故による悲!!劇で損なわれた復讐の対象者5人全員を責めるに責められないことであり、いわれなき復讐で狂える復讐鬼ジョニーの復讐の行為もどうにも道徳的に惨たらしく感じられて余計にどんよりと救われない思いが強く抱きました。復讐の動機がつかみにくかったとはいえ追うはずの警察もどうにもならないところまで追い込まれた挙句にやっと復習鬼を手にかけようとする切羽詰った追っ手の姿もその復習鬼のなれの果ても何とも残酷でたまりません。でも「幻の女」ヒシヒシと差し迫るようなサスペンスを楽しませてくれた同じこの小説もやっぱりドキドキと引き込まれるような感じに目がずっと離せず最後までくぎ付けにさせてくれるドキドキの展開はやはり今回も魅せられるものがあったように思いました。炸裂するカタカナの登場人!!物は仕方ないとはいえ、いくら冒頭に人物紹介がされているとはいえ途中で誰が誰だか分かりにくくなりました。サスペンスの展開は「幻の女」と同様読み応えがあり、「黒衣の花嫁」の原作小説も読んでみたいです。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018
No.1:
(3pt)

ストレートすぎる

シンプルな復讐劇で、なかなか泣かせるストーリーなのだが、あまりにもストレートすぎる。もう少しひねってくれないと読むのがだるくなる。文章は詩情溢れる、と評されるらしいがそれほど詩情に感銘は受けなかった。むしろ三人称を主人公ジョニー・マーの一人称にしたほうが、よっぽど感動的な話になると思うのだが。追求する側の警察があまりにもひどいことも納得がいかないことの一つ。
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)Amazon書評・レビュー:喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)より
4150706018

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!