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八月は冷たい城
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八月は冷たい城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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「七月~」に続いて読んだ。「みどりおとこ」の謎が明かされて、確かにダークファンタジーだなと納得。読んでる間は実写でもアニメでも映像化向けかな、などと思ったが、リアルな映像は生々し過ぎてあまり見たくない。作者はなるべく生々しくないよう、ファンタジックなリアリティに欠ける文章で語っているが、正解だと思う。そもそも「みどりおとこ」の映像だけでも怖いと想像されるので…… さて、ファンタジーと言うことで見逃しそうだが、ミステリー成分の謎の解決はかなり強引。最大の謎である「みどりおとこ」の正体については読んでもらうよりないが、ホラーSF的に飛躍したもので慄然とさせられた。ある意味おぞましい発想を、ファンタジックに描いた作者のセンスが光る。 | ||||
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連作なので、読むのは『7月に流れる花』を読んだ後で。 前作以上にミステリアスな雰囲気なので、合わなそうならば手を出さないのが吉。 1ページの文字数は少なく、テンポのいい展開で1時間ほどで読めてしまう。 読了後は、『朝日のようにさわやかに』に収録の「寂しいお城」も要確認。 | ||||
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「七月は〜」が夏の城に集められた女の子たちの話であったのに対し、こちらは反対側に集められた男の子たちのお話です。 「七月は〜」どこか浮世離れした夏の寓話的な印象でしたが、こちらは既に集められた理由や背景が分かっており、男の子たちに危害を加えようとする「もう一人」の存在や、「みどりおとこ」の謎についてより深く掘り下げられています。 「七月の〜」にも登場するリーダー的存在の蘇芳のいとこ、光彦が主人公で蘇芳も度々登場します。 男の子たちが通過儀礼を経て少し大人になるお話でしたが、比べてみると、ふんわりしているようだけど女の子は強いなぁと思いました。 | ||||
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『七月~』、『八月~』に登場する少女がキーになっていた。 こちらはなぜお城に集められるのかが分かっている前提で書かれたものだ。 「みどりおとこ」についての謎が明かされる。 少年たちの思春期特有の心情、特に死と向き合うことを描くのが恩田陸はうまい。 全ての出来事が終わった後の少年たちの成長が瑞々しかった。 いつ鐘が鳴るのかドキドキしていた。 これが恩田ワールドにやれている証拠なんだが。 このシリーズもこの作品で完結のようだ。 学生の頃から読んできて大変楽しませてもらった。 | ||||
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