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告白の余白
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告白の余白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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マー、一気には読みましたけれど名所旧跡案内のような読後感です。男女間の機微が今一つ感じられなかったのが残念です。 | ||||
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全編京都に関する蘊蓄と、京都人に対する悪口に終始しています。わりと頷ける気もしますが、悪乗りしすぎに思いました。そもそもの設定として、双子の兄に成りすまして誰も気がつかないとかさすがに無理やり感が強いですね。他にも無理しすぎな箇所が目立ちます。まあ、いろいろ目をつぶればなかなか面白い作品ですね。 | ||||
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会話全てが伏線…確かにそうだけど。私が思い描いてた感じとは違った。 個人的に舞妓のドキュメンタリーを見るのが好きだから思いがけず舞妓の話がたくさん出てきたのは良かった! 京都の雰囲気すごく好きだけど、京都人て本当にこんな感じなのかな…。だとしたら怖すぎる…深入りはしたくないな…。 | ||||
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「京都人」は本音を言わずに、遠回しに相手に語り、その裏を読んで真意を理解する、ということが大きくクローズアップされた展開でした。 祇園の老舗の和菓子屋が登場します。舞台設定としては小説の題材になりそうですが、今時、こんな「京都人」っています? 言葉をくみ取るという展開が実にまどろっこしいですし、それゆえ、ラストの箇所の告白なんてものも、どこまで深慮遠謀すれば正解に辿り着けるのか、という感想を持ちました。 作者も「京都人」のようですが、ここまでいやらしく書くのはどうかと思います。小説の設定とは言え、こんな人物ばかりか、という思いが募りました。 「よそさん」には、「京都人」というのはこんなもの、というステレオタイプ的な見方を植え付けそうです。 | ||||
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あと2割くらい(245ページ〜)になってから、俄然面白くなります。「あれは実はこういうことだった」という伏線の回収が続き、それに伴い話が二転三転します。この作者らしいひねりが効いています。 ただ、そこに至るまでは、京都のガイドブックと「京都人あるある」を延々と読まされる感じで、正直イライラしました。また、設定があまりに非現実的ということにも、イライラさせられました。 とはいえ、オリジナリティのある作品ですし、書き下ろし作品らしく無理なつじつま合わせがなく、よく練りこまれていると思います。 この作者の乱歩賞受賞作「闇に香る嘘」は傑作でした。その印象に引きずられて、つい好意的に見てしまうのですが、それでも星4つは無理かな、というところです。 | ||||
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出だしが良くてこれはと期待しつつ読み進めたものの、次第に嫌になってきて最後は失望で終わった。京都文化、京都人類論的な流れでストーリが延々と続き、小説的な面白さや意外性が希薄。誰かの批評にもあったが、主人口が何カ月も何もせずに京都をブラブラ、ウロウロしているのも全く面白くないし非現実的。兄の自殺の原因もなんだか良くわからない共感できないようなもの。京都人がこれを読んだらめば面白いのだろうか。 | ||||
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乱歩賞のデビューから立て続けに刊行しているイメージのある筆者ですが、私自身は全て読んでいる訳ではありませんが、ミステリー色が濃くこだわりのある作品が多い感があります。本作は京都(京女)でも極めて狭い世界の中で、最後まで気の抜けないミステリー仕立ての男女ドラマが読めます。 題材となる事件の導入部は興味を惹きつけられ、いくら双子でもそれは無理があるだろうという設定はさておき、真相の追及劇はよく練られ、言葉と雰囲気だけであるのに、二転三転する結末まで興味がよく持ち堪えたのは作者の地力の表れかと思います。 祇園や舞妓、祭りや京都の老舗の世界、そして京女の底知れなさにどっぷりと浸かりたい人にはお勧めの一冊です。 | ||||
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が、英二には終始苛々しっ放しだった。バレないと思っている事自体が「無理だろう?」と思ってしまった。単純に、大層な言い訳をして「遊んでる」口実に乗っかってるだけな感じ。一番の気になりドコロが滞在費総額幾ら掛かったんだろう?だった。 「豪農」という気はしなかったから、単なる「ロクデナシ」としか思えなかった。 これだけの「含み」を本気でスルー出来るって相当な鈍感力の持ち主だ。あのさー、雅美から聞いたとあからさまに分かる事で京子を問い質すのは良くないと思うよ?女同士の「付き合い」ってのがあるんだから、そこは配慮しないと。…的な苛立ちが。 自分が「嘘」の癖に、相手に「本当」だけを語って貰えると思っているのがいけずうずうしい性根に思えた。 いっそ誰でもいいから「この人だけは信じる」の盲信の姿勢なら可愛げあるのに。 京都うんちく部分は楽しく読んだから、良し。 | ||||
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さすがにミステリーとしては巧緻な構成で、言動の裏側のそのまた裏側の意図を抉り出し、徐々に真相のそのまた真相があらわになっていく、というフェーズの重層的な組み立てはみごと。しかし。そのことと純粋に物語として愉しむことができるかどうかは別問題。読者はミステリー研究家でも書評家でもないわけですから。伏線の張り方や回収のやり方がいくら手だれのレベルでも、読んでおもしろくなければ、ページを繰りながらワクワク、ドキドキするエンターテインメント性に富んでいなければ、やはり第一級のミステリーとはいえないのではないでしょうか。はんなりとした京言葉や古都風情に浸るにはぴったりだけど。 | ||||
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