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コクーン



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【この小説が収録されている参考書籍】
コクーン
コクーン (光文社文庫 は)

コクーンの評価: 3.88/5点 レビュー 16件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(5pt)

素晴らしい

ロストケアからハマナカさんの作品を立て続けに読んでいて、越えるものはないかなと思っていたが個人的にはこの作品が一番好きでした。
繰り返し読みたいと思います。
コクーン (光文社文庫 は)Amazon書評・レビュー:コクーン (光文社文庫 は)より
4334778305
No.9:
(4pt)

カルト教団の闇を描く、衝撃のサスペンス

葉真中顕の『コクーン』は、戦後から現代に至るまでの日本社会を背景に、カルト教団「シンラ」を中心に描かれた重厚な物語です。

物語は複数の視点から語られ、時間軸も頻繁に変わるため、読者は登場人物たちの運命がどのように交錯するのかを追いかけることになります。

特に、カルト教団の教祖や信者たちの心理描写がリアルで、現実の事件を彷彿とさせる部分も多く、社会の暗部に鋭く切り込んでいます。

バタフライエフェクトをモチーフにした構成も見事で、些細な出来事が大きな影響を及ぼす様子が巧みに描かれています。

重いテーマを扱いながらも、引き込まれるストーリー展開で一気に読ませる作品です。
コクーン (光文社文庫 は)Amazon書評・レビュー:コクーン (光文社文庫 は)より
4334778305
No.8:
(4pt)

メンタルに余裕のあるときに

引き込まれる内容でした。ですが、暗い内容が多いので幼い子がいる育児中の我が身にとってはメンタルを保つのに精一杯でした。
精神的に余裕のある時にみることをお勧めしたいです。
コクーン (光文社文庫 は)Amazon書評・レビュー:コクーン (光文社文庫 は)より
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No.7:
(5pt)

作者の真骨頂

評価があまり良くないようですが、当方はまさに作者の真骨頂的作品に感じました。史実を微妙になぞりつつ、繭というコンセプトで、いくつかのオプションも提示する、うまい見せ方だなと思います。かなり面白かったです。
コクーン (光文社文庫 は)Amazon書評・レビュー:コクーン (光文社文庫 は)より
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No.6:
(4pt)

繭の中に内包されるもの

繭の中に内包されるもの、羽化した蝶が起こすバタフライエフェクト。読みながらなんとなく「ゼロポイントフィールド理論」を思い出したりしました。「世界は巨大なシステム」という点など。
とある信仰宗教教団が巻き起こしたテロを中心に被害者、加害者それぞれの時点で交錯し登場人物がかなり多いので自分で相関図を書いたりしました笑。読み終わった感想はlife goes on、人生は続く、ということです。
ただ一番気になる「教祖はなぜ教祖になったのか」を紐解く描写がなかったため、肩透かしを食らった気分にはなりました。
コクーン (光文社文庫 は)Amazon書評・レビュー:コクーン (光文社文庫 は)より
4334778305
No.5:
(5pt)

バタフライエフェクト!

蝶の羽ばたきが、地球の反対側で竜巻を…

一つの事象が及ぼす、全く違う未来。
松本智津夫が、麻原彰晃にならなかった世界です。

もしかしたら、麻原になったかも知れない人物も描かれています。
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4334778305
No.4:
(5pt)

解説の後も読んだ方がいいです。

多くの人たちの話が短編のように出てきて、それぞれが何らかの形でテロを起こした新興宗教団体に関わっています。ある人の行動が違う人の話の中ではこういう影響を与えているというような感じの話でした。
最後のほうは泣けるくらい夢中になって読んだのですが、終わってみれば、たくさん登場人物が出てきた割には置き去りの人もいたような気がするなぁ…と、少々不満に思いながら解説を読み終えた後、最後の最後に物語の続きを見つけてびっくり! これ、とても分かりにくいです。続きの部分に気付かない人も絶対いると思います。
まぁ何はともあれ、それを読んだら自分の中ではやっと話が繋がったと納得できてスッキリしたので良かったのですが。。
でも、こんなに分かりにくくする必要はあったのかなぁ…と思わなくもないです。
コクーン (光文社文庫 は)Amazon書評・レビュー:コクーン (光文社文庫 は)より
4334778305
No.3:
(5pt)

不思議。

不思議な作品。好みが分かれますが気になる作家さんの一人です。
コクーンAmazon書評・レビュー:コクーンより
4334911242
No.2:
(4pt)

面白かったです

おなじ著者の「絶叫」同様、一気読みで読んでしまいました。文章がうまくて読ませるし、もしあの時こうだったら、という強烈なIFを抱いて人生を送っている人たちの物語をリニアな時間の流れではなく、黄金の蝶という時空を超越した存在をつかって俯瞰でとらえているのが面白い試みだと思いました。低い評価をつけて批判している人たちもいますが、流行りの探偵小説でも読んでいればいいと思います。
コクーンAmazon書評・レビュー:コクーンより
4334911242
No.1:
(4pt)

これはこれで

この物語には目標地点がない。サスペンスやミステリーを期待してたので、中盤までは我慢の読書でした。

作中登場する黄金の蝶に導かれて、「沼地を歩くような重苦しい弱者の人生」を幾つも共に歩むことになります。正直、楽しくはない。
沼地を抜けたい。安くない本を買ったからには、カタルシスが欲しい…読み終えることが目標となってページを繰る。
すると最後に、じんわりとする結末が待っていました。読了感とは別な、うまく言葉で言い表せない満足感を得られたように思います。

作者の過去作に比べ刺激性は薄いですが、これはこれで面白かったです。
それにしても…カバー裏のエクストラ掌編を読むか読まないかで、読後感がずいぶん変わっちゃいますねコレ。
コクーンAmazon書評・レビュー:コクーンより
4334911242

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