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コクーン
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コクーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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ロストケアからハマナカさんの作品を立て続けに読んでいて、越えるものはないかなと思っていたが個人的にはこの作品が一番好きでした。 繰り返し読みたいと思います。 | ||||
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展開も早く、蝶に例えられた人間の視点が面白い作品でした。 しかし、全体的に暗すぎて、救いがない。 | ||||
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葉真中顕の『コクーン』は、戦後から現代に至るまでの日本社会を背景に、カルト教団「シンラ」を中心に描かれた重厚な物語です。 物語は複数の視点から語られ、時間軸も頻繁に変わるため、読者は登場人物たちの運命がどのように交錯するのかを追いかけることになります。 特に、カルト教団の教祖や信者たちの心理描写がリアルで、現実の事件を彷彿とさせる部分も多く、社会の暗部に鋭く切り込んでいます。 バタフライエフェクトをモチーフにした構成も見事で、些細な出来事が大きな影響を及ぼす様子が巧みに描かれています。 重いテーマを扱いながらも、引き込まれるストーリー展開で一気に読ませる作品です。 | ||||
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引き込まれる内容でした。ですが、暗い内容が多いので幼い子がいる育児中の我が身にとってはメンタルを保つのに精一杯でした。 精神的に余裕のある時にみることをお勧めしたいです。 | ||||
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評価があまり良くないようですが、当方はまさに作者の真骨頂的作品に感じました。史実を微妙になぞりつつ、繭というコンセプトで、いくつかのオプションも提示する、うまい見せ方だなと思います。かなり面白かったです。 | ||||
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繭の中に内包されるもの、羽化した蝶が起こすバタフライエフェクト。読みながらなんとなく「ゼロポイントフィールド理論」を思い出したりしました。「世界は巨大なシステム」という点など。 とある信仰宗教教団が巻き起こしたテロを中心に被害者、加害者それぞれの時点で交錯し登場人物がかなり多いので自分で相関図を書いたりしました笑。読み終わった感想はlife goes on、人生は続く、ということです。 ただ一番気になる「教祖はなぜ教祖になったのか」を紐解く描写がなかったため、肩透かしを食らった気分にはなりました。 | ||||
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蝶の羽ばたきが、地球の反対側で竜巻を… 一つの事象が及ぼす、全く違う未来。 松本智津夫が、麻原彰晃にならなかった世界です。 もしかしたら、麻原になったかも知れない人物も描かれています。 | ||||
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やや独立気味の各章の登場人物があっちでこっちで向こうでと絡み合うややこしい物語。読みやすいのでスイスイ読めるが、作者の言いたいことがいまいち分からない。何故こんなにややこしくするのか。そして解説の後にある付録のような掌編はなんだろう。ドス黒いものが残ってしまった。 | ||||
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作品自体はすごく面白く、よかったです。 ただ、新品を買ったはずなのに、全ページに折り目がついていました。 配送の問題かもしれませんが、がっかりです。 | ||||
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多くの人たちの話が短編のように出てきて、それぞれが何らかの形でテロを起こした新興宗教団体に関わっています。ある人の行動が違う人の話の中ではこういう影響を与えているというような感じの話でした。 最後のほうは泣けるくらい夢中になって読んだのですが、終わってみれば、たくさん登場人物が出てきた割には置き去りの人もいたような気がするなぁ…と、少々不満に思いながら解説を読み終えた後、最後の最後に物語の続きを見つけてびっくり! これ、とても分かりにくいです。続きの部分に気付かない人も絶対いると思います。 まぁ何はともあれ、それを読んだら自分の中ではやっと話が繋がったと納得できてスッキリしたので良かったのですが。。 でも、こんなに分かりにくくする必要はあったのかなぁ…と思わなくもないです。 | ||||
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不思議な作品。好みが分かれますが気になる作家さんの一人です。 | ||||
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内容紹介だけで興味を持ち読んでいくと、核と思われた無差別乱射事件が話の中心でなかったり、思いがけない話の展開になったりと、今一つのめり込めませんでした。 一見関係のなさそうな各話が、それぞれ微妙につながっているのですが、葉真中顕氏の作品ですと過去の作品のようなどんでん返しを期待してしまい、やや物足りなさを感じます。 これまでの展開からは、ある意味予想がつかない結末でしたが、作風の幅が広がっているような気がします。 | ||||
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おなじ著者の「絶叫」同様、一気読みで読んでしまいました。文章がうまくて読ませるし、もしあの時こうだったら、という強烈なIFを抱いて人生を送っている人たちの物語をリニアな時間の流れではなく、黄金の蝶という時空を超越した存在をつかって俯瞰でとらえているのが面白い試みだと思いました。低い評価をつけて批判している人たちもいますが、流行りの探偵小説でも読んでいればいいと思います。 | ||||
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※削除申請(1件)
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2/3を読んできて立ち止る。私の思っていた展開とは違うが、それにしても暗いし面白くない。元々、葉真中顕の作品は明るくないが、それでも面白かった。それはミステリの展開として、意想外の着地があったからだ。本編は、風呂敷を広げ過ぎで、登場人物の関係も判りにくく、ストーリーに切れ味がない。 だが、残り1/3を読み進めるにつれ、しだいに宗教にのめり込む狂気を描きだし、作者はオウム真理教という素材の料理に取り掛かる。小説上の丸の内の機関銃乱射事件も、現実の世界で地下鉄の中で毒ガスを撒くのも、有り得たかもしれないもう一つの姿は、自分の姿であり、あなたの姿でもあると。 風呂敷を広げ過ぎと書いたのは、満州の引揚げから、行路病院、マイノリティ、東日本大震災と、これでもか、これでもかの展開が上滑りで、書きたい内容は判らなくもないので、ここはじっくりとオウムに特化して、葉真中顕でしか書けなかった世界を期待したのだ。 | ||||
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この物語には目標地点がない。サスペンスやミステリーを期待してたので、中盤までは我慢の読書でした。 作中登場する黄金の蝶に導かれて、「沼地を歩くような重苦しい弱者の人生」を幾つも共に歩むことになります。正直、楽しくはない。 沼地を抜けたい。安くない本を買ったからには、カタルシスが欲しい…読み終えることが目標となってページを繰る。 すると最後に、じんわりとする結末が待っていました。読了感とは別な、うまく言葉で言い表せない満足感を得られたように思います。 作者の過去作に比べ刺激性は薄いですが、これはこれで面白かったです。 それにしても…カバー裏のエクストラ掌編を読むか読まないかで、読後感がずいぶん変わっちゃいますねコレ。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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