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罪の声
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罪の声の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 61~66 4/4ページ
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400ページの労作であるが、読むほうも労作である。なんとか我慢して最後まで読み切ったものの、充足感はまったくない。読んでいるさいちゅうも、読んだあとも、索漠とした無味乾燥な疲労感が漂う。ストーリー展開が安手のテレビドラマ風で、しらける。これ見よがしのブンガク的表現の頻出で引いてしまう。セミドキュメンタリーでありながらちっともリアリティが感じられない。どうしてこんな小説がプロの読み手の高い評価を得るのだろうか。 | ||||
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評判に推されて読み始めましたが、何といってもおもしろくないです。読み進めたくなる衝動も起こらず、むしろ読むのがしんどかったです。 主人公の男性の心理にも疑問が多く、共感できませんでした。 | ||||
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圧倒的とも言える好評なレビューやメディアでの称揚につられて購入した。 一日の内に読み終えた熱病のような読書体験ではあったのは、普段純文学に慣れ親しんでいたために、エンターテイメント小説のスピード感にまんまと乗せられたためであろうか? それとも素直に作者の筆の力故か未だ解答は保留にしておきたい。 さて、そんな熱心に読み込んだ小説ではあるのだが、私は手放しでは賞賛できないというのが読後の偽らざる感想だ。 仔細引用は避けるが、「罪の声」よりも著者が下す事件当事者(加害者)たちへの著者による「断罪の声」の浅薄さにがっかりしたからだ。 かいつまんで書くと、グリ森事件の犯行動機は希薄であまりに空しいものなのだと著者は作中の主人公の内言や台詞で何度もあっさりとそっけない言葉で斥けてしまうのである。 題材たるグリ森事件自体がそんな浅薄な動機によるものと著者の声によって「断罪」されてしまって、さてこの小説はどんな魅力を代わりに身に纏うのか? 子どもたちが犯行に巻き込まれて重い荷を背負わされたことが許せない。その「罪の声」に耳を傾けてくれと事件の死角にある問題を見据えて欲しいという訳だ。 しかしグリ森事件が今なお私たちを惹き付ける魅力そのものを、事件の起きた背景や動機を、主人公があっさりとあまりに「空しい」と斥けてしまった後に、私たちはグリ森事件そのものに興味を持続しうるだろうか? また加害者の犯行動機を薄っぺらいと断罪する著者自身の価値基準もまた、私にとってはありきたりで魅力のない薄っぺらな正義感に支えられたものに思えて仕方ないのである。 結果、犯人たちはどこかで魅力に欠けた人物たちとして描かれてしまう。 犯罪を追った小説で品行方正なアプローチばかりを貫かれてしまった。 グリ森事件は魅力のない犯罪との「断罪の声」が、この小説そのものを魅力のないものにしてはいまいか? 犯罪小説としての大いなる構造的欠陥と矛盾を抱えた、誠に品行方正な小説である。 つまり犯罪小説としては致命傷を負っているのではあるまいか? 「何を魅力としてこの小説を読んでほしいのか?」 著者に改めて問いたい。 恐らくグリ森事件のすべての「声」を拾い、聴き遂げ、よりそってみる作業が圧倒的に足りないないのだろう。 とはいえ、いい暇つぶしにはなった。 | ||||
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レディジョーカーの感動を期待して購入したが、イマイチだった。ノンフィクションとフィクションを融合させたつもりだろうが、文学性に欠け、レディジョーカーのような何とも言えない読後感も無い。最後までノンフィクションで通した方が良かったと思う。 | ||||
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グリコ森永事件関連で久しぶりの新刊、フィクションとはいえ実際の事件を地名などそのままでなぞっており、レビューもとても評価が高く期待いっぱいの中読みました。 ---- 結論的には、 途中読むの放棄しようと思うくらい冗長で退屈、小説的面白さが感じられず。 後半、英国でのインタビュー部分からは結果を知りたいということもあり、それなりに楽しめはしたが、エピローグでまたつまらなくてがっかり。 本を購入する前にプロローグを講談社WebのPDFで読むも、そのわずか数ページだけで感じた 「・・・・・これってもしかしたら面白くないかも・・・」。 その第一印象は、読んでいる途中も読後もまったく変わらず。 小説としてまったく「奮い立つ」ものがない。 テープの「子供」たちのその後の人生、片や平凡ながらも人としてまっとうな道を歩む方と、真逆の暴力の渦中で翻弄されるもの。 後者は宮部みゆきの「火車」や「理由」にあるような闇に沈められた住人に通じるものがあるが、この本ではそういった「悲劇」もニュース記事を読んでいるようで、こちらの想像力を掻き立てるものが何もない。 小説的面白さが何もなかった。 ただ、グリコ森永事件についてはいろんなものを読んできたけれど、読むたびに想像力が働き、その不可解さを楽しむという部分もあったのだが、この本を読んでからそれが一気に消えた。 実際はその辺の平凡な人間による粗末な事件が大きくなっただけで、社長誘拐も企業恐喝も、そこにあるのはただの「暴力」のみ。 感情も感慨も、かっこいい「闇」もなにもない、暴力。 結局そういうなんだろうな、と教えてくれたのはこの本でもあり、小説としてはつまらなかったけれど、最後にグリコ森永事件の「つまらなさ」を初めて教えてくれた本としては価値あるのかもしれない。 同じ題材を完全に「小説」として書き上げ圧倒的に面白い長編を書きあげた高村薫の凄さも思い出した。 | ||||
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宣伝文句とカバーにつられて読んでみましたが期待外れ。 ノンフィクション風のためか、ページをめくるワクワク感がまるでない。事件のネタも目新しくなく、 結局犯人の動機も既出なものでがっかりした。無駄に長いので作業をこなす感覚でなんとか読み終えた。 ノンフィクションじゃないならもっと大胆なネタをブッ込んでサプライズが欲しかったですね。 NHK未解決事件の方が数倍楽しめた。 | ||||
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