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罪の声
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罪の声の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 1~20 1/3ページ
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「グリコ森永事件」をテーマに選んでいるが、巻末にある参考本の一橋文哉や森下香枝、NHKの未解決事件などのグリコ森永本の内容と重複し、事件に対するこの独自の考察は少ない印象を受けた。 また、実際の事件をフィクションである小説として描いているだけに、どのように受け止めるべきか悩む。どの程度を事実として受け止めるべきなのか、全くの創作に過ぎないのか、その境が曖昧に感じる。特に大津サービスエリアには怪人20面相が二人いたなど、俄には信じられない。 この作品はむしろ、事件の真相よりは、被害者や加害者といった残された家族の生き様に焦点を当てているよう捉えるべきで、被害者や遺族に寄り添う作品なのかもしれない。 一方で、作者の文体として、体言止めの多用や場面の転換、比喩など雑に感じ、読みにくい場面も多かった。元新聞記者ならば、その点にもう少し気を使ってほしかった。 | ||||
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昭和のグリコ森永事件を題材としたミステリ。未解決のまま現在に至る難事件を、本作品では解決まで導く。 もっともノンフィクションの様な事実を積み上げるものではなく、登場人物たちの思いを掘り下げたドラマチックな作品である。 主人公は、三十年前、事件の脅迫に幼い頃の自分の声が使われたことを知ったテーラーの主人。もう一人は特集記事のため事件を再捜査する新聞記者。別々の思惑を持ち、異なる観点から事件を紐解いていく。 神の目(!)を持つ読者にのみ、いち早く次々に明かされていく真相が分かることになる。二人がどのように合流するのかに興味津々ではあるのだが、登場人物が多くすんなり読み進めることができない。キツネ目の男」の狙いは納得ではあるものの、事件解決後の展開に少々戸惑ってしまった。 読み応えはたっぷりではあるのだが。 | ||||
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キャラメルのルーツはあの半島だったと知りました。勝ち組と負け組、妬みや恨み。脅しと恐喝。それを利用したい国家?もっと深い因縁があったような。 | ||||
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読み応えのある作品だと思います。 前半はだらだらした展開で、読むのやめようかなと思うぐらいでしたが、中盤以降はぐいぐいひきつけられて、一気に読了でした。 事件の真相という「過去」に迫るだけでなく、その後の「未来」を見据えるというテーマが終盤になって明確に提示されるのが、この作品の魅力です。 しかし、その一方、アラも目立ちました。 筆致が説明調になる部分が多く、文章表現という感じがしません。 ミステリー小説によくあることですが、事件の真相が一気に明かされる場面で、「実はあの時、これこれこうで、こうだったんです」という説明が延々と続くところは、読んでいて疲れました。 ストーリーに直接関係のない情景描写や人間描写も多く、煩わしく思えました。 そうした描写のすべてが不必要だとは思いませんが、最後まで読んでから振り返っても、あの部分は余計だろう、というところがいくつもあります。 読み進むうちに、そういう部分はあらかじめ判別できるようになるので、適宜、読み飛ばしたほうがスムーズに読み続けられるでしょう。 なお、実際のグリコ森永事件の経緯をよく覚えていない方や、事件当時にリアルタイムでなかった方は、あらかじめ事件の展開を一通り、WIkipediaその他でおさらいしておいた方が、話を理解しやすいと思います。 | ||||
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この本が出たときにすぐ読んだのですが 関西弁がぞわぞわして・・ この厚さを関西弁に耐えて読み切る自信がなく断念した 関西弁は下村敦史「告白の余白」を読み切ったことがあるが 読んでいるうちに熱が出てよくわからなかった 関西弁で全然気にならずに読めるのは「春琴抄」だけ。 でもこの作品は秀作らしいし、映画化もされたものも評価が高いので また興味がわいてきて 再挑戦してみようかな・・・とも思っているところですねん | ||||
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とにかくこの小説の内容に興味があったので,出版当初から読みたいと思っていた。 試聴も何度となくしてみた。 二十代の時にグリコ事件があり、あの子供の声もまだ覚えている。だからこその思い描いていた世界観と朗読者の声の質がどうもわたしには合わないと,その度にやめてしまっていた。まだ,話途中なのだけれど、どうも入り込めない。声の好き嫌い,心地よさか否かの問題かもしれない。なので、しょっちゅう最初に戻り書き直すことを繰り返している。 いずれ,慣れてくるんだろうか?慣れてきて話には切り込めるんだろうか? | ||||
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塩田武士さんの本です。 グリコ森永事件がベースになっているので、それを知らないと、ちょっとキツイかも。 グリ森事件で、犯人から指示テープが送られてきて、それが子供の声だった、というものが元ネタです。 そのテープが、自宅から出てきた、幼い頃の自分の声だった、ということで衝撃を受ける曽根俊也。 さらにそのテープとは別に、事件の詳細を記したノートも出てくる。 父がグリ森事件(この作品ではギンガと萬堂でギン萬事件)に関わっていたのか? 父の幼なじみである堀田と調査を開始する俊也。 一方、過去のギン萬事件を再調査するように命じられた大日新聞文化部の阿久津。 やる気はなかったものの、調査をすすめていくうちに、だんだんと事件の真相に迫っていく。 俊也と阿久津、二人が交わる時に、真相が…。 というような話でした。 基本的に、複数グループ説&株の仕手戦、というこれまでグリ森事件で推測されていた「真相」を織り交ぜつつ、話が展開していきます。 なんか、あっさりしてんなぁ…というか、えっ、これが真相?という脱力感がないわけではないのですが、 実際もそんな感じかもしれません。 「謎の事件」とかいうと「闇の組織が…」的な陰謀論やトンデモ説が飛び交いますが、実は単純だったりしますしね。 ただ、時効とはいっても、民事で損害賠償請求されてしまうレベルの話ではあって、真相をゲロったキツネ目の男はどうなるんだろう、とか思っちゃいました。 また、学園紛争の名残というか、残り火が事件に揺曳しているところなんか、なかなか面白く読みました。 | ||||
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ストーリーがくどいところが多すぎる。もっとさらっと流すところもあると飽きないで読める | ||||
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例の事件をあまり知らない私が読んだせいか、または文章が読みづらいのか…。 映画の宣伝を見て面白そうと思い読みましたが、徹夜して一気に読んでしまった!というのを期待して買いましたが、実際はなんだか読みづらいと言うか内容が頭に入らない感じで最後まで読むのがちょっと億劫でした。 映画の方が映像で見れるので面白いのかも? | ||||
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グリコ・森永事件をテーマにしているというよりも、犯行の手口や脅迫文、企業や警察との攻防などは実際の事件から引用しています。 実際に起きたものを引用している部分は妙な生々しさや迫力があり、読んでいてグイグイと引き込まれますが、これは著者の力量ではなくて事件をそのまま描写したにすぎません。 さて、著書の創作の部分である、事件のメンバーや巻き込まれた家族と子ども、それを取り巻く人々などの描写の段になると、「ん?」と首を捻ってしまうというか、途端に冗長でリアリティの薄い感じになります。 犯人が捕まっていない未解決事件のため、犯人像やその家族構成などはすべて著者の想像の産物に過ぎないのですが、それを差し置いても、なんというかこう、リアリティが薄いというか訴えかけてくるものがないというか。 架空の人物の生活を細々と描くよりも、犯人が身代金ではなく株価の操作で儲けようとしたという点をもっと掘り下げた方が、興味深い作品になったのではないでしょうか。 ノンフィクション部分とフィクション部分がうまく融合できておらず、落差がすごい印象を受けたのでこの評価にしました。 | ||||
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物語のベースとなっているグリコ・森永事件をよく知らなくても、事件に関わった、関わらされた人たちの人間模様が良く描かれています。 | ||||
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題材としては面白いと思っていたが何故か「ハラハラ感」も「ドキドキ感」も無く物足りなさを感じながら読み終えた。特に、前半は場面の展開がよくつかめず、併せて私の読解力の無さもあったのかストーリーを追うのに苦労した。中盤以降はなんとか流れが掴め安堵したものの、例えばこの会話必要なの?ここに行く必要あったの?さらにはこの前置き必要なの?なんて「必然性に疑問を抱く」場面が多く、ここがなんとなく分かり難い原因だったような気がしている。 現実に起こったことをベースにフィクションを組み立てているから仕方なかったのかもしれないがチマチマ感が目に付きもったいないような気がしている。 勿論、それでも作者の意気込みは十分に感じられ、現実の迷宮入りした事件がまさにこの物語りの通りでは無かったのだろうか?なんて思ってしまうようなリアルな展開に感心したことは事実であり、まぁよく出来た小説である事は間違いないようだ。 | ||||
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2人の主人公が出会ってからどんどん話が進んでくるので読み応えがありました。 映画に星野源が出るのでとても楽しみです。 | ||||
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例の一連の事件が起きた時、すでに成人してたので、良く覚えてる。設定だけで、オッと惹かれます。ラストも人の心を持ってればちょっと鼻の奥がツーンときます。でも途中が一本調子で平板なんだよね。せっかく二人主人公がいるのに二人とも話聞きに行って聞くだけ。ホントそれだけ。次々と新事実が明らかになると言っても、ノンフィクションならそれで興奮するところだが、フィクションだとちょっと退屈だ。フィリップ・マーロウやリュー・アーチャーなら聞きに行った先で洒落た会話あり立ち回りありで楽しませてくれるでしょ。犯人グループからの警告とかあっても良かったんじゃないかな。あとどうも「もやもや」するのは、なんで子供を使ったか、イマイチ説得力のある説明とか描写が無かったように思う。著者の怒りが犯人グループが子供を巻き込んだことにあると思われるのに、ちょっとそこらへんがなぁ。お母さんが元左翼で...というのはなんか浅いし、安易。サヨクだって人の親だからねぇ。テーラーの母親の描写はちょっと浮いてる感じがした。結局、ミステリで感動しなくていいよ、ということ。 | ||||
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それぞれの感想があるでしょうが、私には、すいすい入ってくるタイプの文章ではなく、何度も読み返さないとすんなり理解出来ない感じでした(^^;) | ||||
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前半は取材を続けていく中で、色々な登場人物が出てきて 読みにくかった、という印象だった。しかし、これは事件の背景が少し 複雑なので、やむを得ない事なのかもしれない。 後半は、いよいよ事件の真相に迫るスピード感のある展開で 内容に引き込まれた。 一応、この本はフィクションということなのだが どこまでが真実で、どこまでが虚構なのか、ということが 少し気になってしまった。 最後に感動しなかったのは、この本をノンフィクションの頭で読んでしまったので 感情移入ができなかった点が理由だった。 私はこの本を読んだ後に、この事件のノンフィクションの本『闇に消えた怪人』を 読もうと思っていたが、順番は逆の方がいいのかもしれないと感じた。 「非常に面白かった」というわけでもなく「中の上」くらいと感じたので★3個とした。 | ||||
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有名な未解決事件の真相に迫る擬似ドキュメンタリーと思って読むのも一興かも知れないけれど、私は、これは事件に大なり小なり関わったすべての人々の「家族のかたち」を丁寧に描いたヒューマンドラマだと思った。 事件は「過去のもの」であっても、関わった人間にはその続きがあり、その未来は光あるものであってほしいと願う物語だなと。 現にこの世界にも間違いなく存在する「曽根俊也」に思いを馳せる。読み終えた後に現実とシンクロする感覚も、変な話、面白い。 事件のからくりは、当時の日本(やイギリス)の社会背景を絡めてとてもリアリティがあって読みごたえがあった。 …という意味では、すごくいい物語なのだけれど、読み進めるのに難儀した。なにしろ冗長で。 各場面の、状況、しつらえ、果ては鉛筆が六角形であることまで細かく説明されている、阿久津がトランクの資料を取り出すまでのしつこいまでの動作の説明描写…これは映像化を想定した指示書きなのかしらと思うほどで、読む推進力を吸い取られた。。 阿久津が曽根に会うまでの調査の過程はもっとスピード感がほしかった。。 これを映画では野木亜紀子さんがどう見せるか楽しみ。 | ||||
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グリコ森永事件をベースにしたフィクションということで読んでみました。事件のことをよく調べられていて、犯人について、こういう説も成り立つと感じました。著者の作家としての実力はどうかと聞かれたら、だいぶ心もとないと感じました。文章が雑という印象を持ちました。登場人物が多いので、目次の次あたりに表が欲しいと思いました。 | ||||
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なん回も読み直したことがありました。題材は良かったですが。 | ||||
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長年読書を趣味としておりますが、この本はつまらなくて中々前に進みません。 いつになったら面白くなるのかなと期待・・もあまりできなくなってます。 途中で投げ出したくないので頑張って読もうと思ってますが、他にも読みたい本が待っているのですが、この本を読み終えないと手を付けたくないし・・・そんな想いをさせられた本は初めてです。 | ||||
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