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砕け散るところを見せてあげる
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砕け散るところを見せてあげるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 21~40 2/4ページ
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表紙買いでした。浅野いにおさんの作品(絵)が好きなので迷わず買いました。内容に関しても文句はありませんでした。むしろ良かったくらいです。好きなラストでした。 | ||||
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『わたしたちの田村くん』から描かれてきた、“言語が通じなさそう”なヒロインが 今作でも描かれていますが、 彼女を取り巻く環境は松澤の時よりもハードです。 作中のあるギミックは、本当に必要か否か、ずっと悩んでいたのですが、何回か読み返すと、登場人物の為に必要だったのかなと思います。 | ||||
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本好きの娘が図書館で借りて感動して、手元に欲しいというので購入。子どもっぽいかなと思いながら読んでみたら、四十代の私でも何だか止まらなかった。甘酸っぱい気持ちも思い出したりして…ヒロインを思う時、ヒリヒリした感情をずっと感じました。今の世の中を反映している部分もありながら、リアルだけど不思議な印象を受けた作品で。娘は同作者の別の作品も迷わず購入しました。 | ||||
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ビタースイートな恋愛小説。 作者がとらドラで有名な竹宮ゆゆこ。 作者のストーリーテラーとしての才能を感じさせる一冊だと思う。 読み始めてからラストまでストーリーから目が離せなくなるり、少しだけ読んで寝るつもりが深夜までかけて読み終えてしまった。ストーリー展開に無駄な部分がなく、読んでてあきるところが存在しない。 ストーリーは、主人公の濱田清澄(主人公というかヒーローと呼んだ方がいい気がする。本人もそれを志向しているし、彼の行動もそれにふさわしいものなので)が全校集会で一人の一年生女子高生 蔵元玻璃が酷いいじめにあっているのを見て看過できず助けることから始まるラブストーリー。 背筋の凍るような酷いいじめにあっていた少女は、心を閉ざしておりその振る舞いは他人からは、異質に見え頭がおかしいと思われていた。唯一、清澄だけが彼女に助けの手を差し伸べ、彼女を理解しようと努める。 彼は最初正義感からそうしていたのだが、彼女に対する気持ちに気づいていく。 また、ヒロインの玻璃が清澄の優しさに触れることにより、固く閉ざしていた心を少しづつ開いていき、それにつれどんどん魅力的で可愛らしい少女に変わっていく様の描写が素晴らしく良かった。 いじめの問題も解決し始めて幸せになるかと思われた二人だが、玻璃は、いじめよりさらに深刻な問題を抱えていたのだった。 ほんと面白い小説だと思う。ストーリーにも少し仕掛けがあってラストで冒頭のシーンの意味が分かりちょっとびっくりさせられる。 ただ一つだけ難点を言えば、この小説では深刻な問題、悪といってもいい様な問題を扱っているが、こういった問題をきちんと扱える作家は少ないと思う。そしてそれは優れたストーリーテラーであるかどうかには依存しないと思われる。 その為、そういった資質を持たない人間がそれを題材に取り入れると | ||||
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正直ジャケットがピークかな。 好きなひとは好きかもしれないけれど。 | ||||
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「叙述トリックものには、爽快な騙された感が必須」なんて、誰も言っていない。 「叙述トリックものには、地の文に嘘があってはいけない」は、必ず満たすべきルールであると私も思う。嘘があると読者は何を信じれば良いかわからないからだ。 本作は「叙述トリックだと事前に知っていても楽しめる」叙述トリックものである。信じられますか? 1読しただけでは爽快な騙された感はないだろう。実際に存在しない。作品の主題もはっきりしないだろう。私も2読読み直して主題がはっきりしなかった。疑問や矛盾やもやもやしたものが現れるだけだった。 私も含めて1読では「読めていない」のだ。多くの読者が「読めていないと認識さえできていない」のが不思議でもある。 叙述トリックが使われたと言う事は、明らかに作家は読者を狙っている事を意味する。自ら考え出した「主人公とヒロインの物語」を披露して共感を得るような作品ではない。清澄が云々。玻璃が云々。物語の展開が云々。ではない。 「作家と読者のお話」である。 主人公もヒロインも全ての登場人物と物語は、読者のための設定,装置である。 この小説=300ページの文章からなる商品をどう捉えるか。勝手に解釈する必要性はない。本作はちゃんと必然性で読み解くことができる。実際必然性で読み解くことができた。「なぜこんな風に書いたのか?」そんな問いが必要。タイトルの意味も帯のあおり文も最後の一文も辿りつくことができた。それはかなり先の話だけれども。 本作に限らずこの作家の作品群は、現代日本人の生活を強く意識している。 ラノベ文体と評されるけれども、むしろtwitterやLINEのようなSNS文体と言った方が良いかもしれない。現実にプライベートで使われているむき出しの言葉に近い文体が読者に影響を与えるのかもしれない。明治大正の作品が簡単には読めないのと同じ理屈だ。 また、検索をしないと意味がわからない言葉がちりばめられている。モバイル端末の普及=「たとえ電車の中で読書をしていても検索を行える」という現代日本人の生活が前提となっている。読者の持っている知識では思い当たらないが、検索や画像検索が簡単に行える時代だからこそ成立する。10年昔に遡ると成立しにくい作品。 そして検索の延長には、知識補充がある。一般の人にはあまり興味の無い分野を結果的に勉強させられる。その内容はネット上にいくらでもあって知識補充は容易なのだ。 「叙述トリックものには、地の文に嘘があってはいけない」 これは小説の書き方に関するルールなのだが、2読したあとに知識補充した結果だったりする。そこから読み方を見つけ出した。 偶然によって展開するのがエンタメ作品 必然によって展開するのが小説 必然で書かれているから、肝心なことを書いてなくとも、主題に到達できる。 この意味がわかる方に、この作家の作品をさくっと読んでみてほしいと思います。 | ||||
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タイトルのようなことを言ってるのは、料理屋に行って、料理を食べずに食器や店の内装の話ばかりしてる人のよう。 そう言えば「とらドラ!」も「ゴールデンタイム」もそうだった。 竹宮ゆゆこの作風が合わない人ってのは、そもそも作品の本質を理解していない人ばかり。 竹宮ゆゆこの作風はデビューから一貫してラノベの皮を被った一般文芸なんだけどなぁ。 伊坂幸太郎は一般文芸の皮を被ったラノベ。 もちろん、どちらが上でどちらかが下、という意味では無い。 | ||||
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他の方も書いてますが、タイトル&帯にちょっと違うかな感があるかな(^_^;) でも、気になる方は読んで見て損はないと思いますよ。 | ||||
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どうもこんにちは。 毎度毎度批判から入って申し訳ありませんが 何で殺人証拠の「ピアス」が手に入った後、 わざわざ「一番危険な蔵本家」に行くんでしょうね? 遠くても自宅の濱田家かクリーニング屋のおばちゃん家、 そのまま警察行くのが当たり前でしょうに。 (普通選択肢にも上りませんよ) この所為でわざわざ最大のピンチを自ら招いているようなもので(というか自爆行為そのもので) クライマックスの逆襲や妙に電波じみた宮沢 賢治節? 更にはストーリーの要である「UFO」の存在も全部無駄になっています。 大体アノ父親なら「逮捕の筋書き」に限らず逆恨みするでしょうし、 死刑にならない限り娘のヒモになるため出所後玻璃を探すのは決定事項でしょう。 (多分もっとヒドイ事されますネ、絶対) なのに何で「無駄な努力ご苦労様◇」なコトをわざわざ行っているのか。 これは他の心理描写やセリフにも感じられましたが。 タイトルと帯がネタフリで実は壮大なギャグだったというのなら大したものです。 文章力はそこそこでセリフも結構クドイと感じましたがまぁ読めなくはありません。 (というか作者に笑いのセンスがありませんネ) 話も後半無理に膨らませ過ぎで「愛は永遠」的な事を描きたいんでしょうが 意味不明で支離滅裂になってるのも所詮はライトノベルという事で眼を瞑りましょう。 (トップ作品が軒並みあの体たらく+表紙で売り上げが決まる という世界に多くを望むのは酷というものです) しかし読者に「ここおかしいよ?」と突っ込まれるような展開は、 既にして作品として「破綻」しているというのは強く指摘おきます。 | ||||
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王道のボーイミーツガールにかなり重めのテーマを与え、大胆な文章の構成で読ませる作品。それ以上はネタバレなので説明は以上ですが、胸を締め付けられるようなストーリーや思わず読み返してしまうトリックには非常に満足でした。 ただ、難しいのは作者固有のの特徴がことごとく長所にも短所にもなってしまうところです。まず会話のコミカルさですが、内容の重苦しさに対する救済になり得る一方で、むしろ雰囲気にそぐわないと感じる読者もいるかも。また人物・心情の描写にやや重複するところがあるのも好き嫌いが分かれるでしょうか。個々の文章が等しい密度で物語を構築することを求める方にとってはかなり煙たく感じるでしょうが、合間合間に読者の胸に突き刺さるような一文があることで文章に緩急があるという捉え方もできるかと思います。そして、そもそものボーイミーツガールな大筋。私としてはそこにこれだけの重みを加えて読み物として成立させる手腕には脱帽ものですが、そういったラノベ的展開自体に拒絶反応が出てしまう人にはいかんともしがたい。あと今作で試みている叙述トリックですが、これを面白いと感じるか、難しくてむしろ蛇足と感じるかで評価が真っ二つになると思います。 言ってしまえばラノベ出身の作者がその外へ踏み出したことによる宿命なのでしょうか。竹宮先生、非常に難しい立ち位置で奮闘していると思います。もともとラノベ時代も軽快なノリとヘビーな内容の対比が特徴的でしたが、ここにきてそのスタンスが完全に浮き彫りになったという感じ。ただそれができる作家さんというのも稀有な存在なので、一度ハートを掴れればどこまでもついていく価値のある方だと思います。 いろいろ書きましたが、私としては上に挙げたような点がほぼプラスに働いたので本当は☆5つつけたいほど大切な作品となりました。肌に合えば強く心に残る一冊になることは間違いないです。読み終わるのにさほど時間もかからないので是非多くの方に試してもらいたいなあ、などと一読者のくせに偉そうに考えてしまいます。それだけ好きになれた小説は久しぶりでした。 | ||||
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ノン・シリーズの長編小説。 高校生の男女を主人公とした物語で、いじめや虐待といった重いテーマがとりあげられている。 ヒーローになりたいという男の子がいい味を出している。そして、脇役たちも魅力的。ただ、ヒロインはあまりにも可哀想だ。 けっこうビターな展開。 | ||||
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帯の「あなたは絶対、涙する」とかは邪魔をしているように思う。先入観無く、冒頭数ページを読んだ後に購入。後悔はしていません。 力の無い若者が強烈な理不尽に立ち向かい、生きる道を切り開く物語でした。彼等が選べた数少ない未来を、頑張って掴みとり歩いて行く姿は学ぶ所があります。 | ||||
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オビを見て、ラノベの作家だって知らずに買った。普通のミステリー小説かなと思って買った。 主人公の心情の描写、情景描写、会話がダラダラとあるせいで、話がサクサク展開していかず、戸惑った。 特に終盤にかけて、怒涛のように比喩表現が出てきて、読みづらい印象を受けた。 たぶん、そういうのが好きな読者もいるのだと思う。 | ||||
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竹宮ゆゆこ作品を全て読んでます。 正直、最初は読みづらいなと思ったのですが、だんだん面白くなり最後には謎が解けます。竹宮ゆゆこ作品の集大成の一つといっても過言ではないと思います。 | ||||
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電波女と青春男。ってタイトルの本が何年か前に見た気がする。内容は全然違いますが、本家よりよっぽど本作のほうがタイトル合ってると思うな。正直全然感動しませんでした。ごめんなさい。主人公は聖人君子、ヒロインは実は可愛い女の子、もうそういうのは、受け付けなかった。 | ||||
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他の方のレビューにも見られますが、桜庭一樹さんの「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」を想起させる作品でした。 比べると衝撃度は少なく、構成も文章も劣る印象。 終盤にいろいろ仕込んではいますが、奇をてらった変化球にしかなっていない。 伊坂幸太郎評の「構造的野心」を楽しみたいなら自身の「アヒルと鴨のコインロッカー」の方が遙かに優れているだろうにと思う。 これを一般向けに売るとなると、所詮ラノベ作家はこんなもんかと言われても仕方がないかな・・・。 | ||||
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このレビューを読んでいる人は ①気になるけれど買うか迷っている ②読み終わって、他の人の感想が気になる のどちらかだと思いますが、①の人は買ってみたら良いと思いますよ( ^ω^ )損しません 当方33歳男性で、それなりに読書経験ありますが、わりと楽しめました。 | ||||
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著者は『とらドラ』がヒットした竹宮ゆゆこさん。 ラノベはめったに読みませんが、こちらは新潮文庫nexという、ラノベ以上文芸未満を売りにしたレーベル。 表紙の女の子のかわいらしさと帯の「あなたは絶対に涙する!」に惹かれて読んでみました。 舞台は主に、公立高校。明るいとは言えないラブストーリーです。 ですが、さすがラノベ作家さんだけあって、文体は読みやすいし、脇役のセリフなどがポップ。 細部に、かわいらしさ、愛おしさを感じます。 展開が早く疾走感がある反面、そこは書き込みが浅くない?と思う部分はありましたが、 悲劇だけに終わるかに見えた物語は、見事に希望の見える形で終息し、とても巧いなと思いました。 1度目は、構成を読み解くことに気をとられてしまい、涙までは出なかったですが、再読するとほろりときました。 少しエグいシーンはあるものの、全体的には好感が持てて、他の人にも勧めやすい作品です。 タイトルの『砕け散るところを見せてあげる』の持つ意味は、作中からもいろいろと読み解けますが、 わたしは、作者や編集者からの、よくあるラノベ軽視的な風潮に対する、意欲的なメッセージと受け取りました。 この新潮文庫nexシリーズ、ほかの作品も読んでみたいと思います! | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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所詮ラノベ、踏み込みが浅く、構成も上手く扱えているとは思えません。キャリアを考えるともすこし凄みのあるものが書けるのかと期待しましたが… 「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」のような傑作を期待してしまったらというのもあります。 物語はほぼ「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」に沿っていますが、あちらが無力な少女たちが絶対に勝てないDVの中で…という話で、同性同士だから成立しえた部分が大きいと考えます。 それを男子高校生といじめられているけれど美少女のひろいんにしてしまったせいで、ゴミ箱に投げつけたいほど陳腐だと感じました。 キャラクターの会話も嘘っぽく上滑りして、これは帯に騙されて「ライトノベルを買わされた」自分が悪いのだと思います。 こんな話ら桁違いのレベルで桜庭一樹先生が12年も前に描ききっています。38歳かあ、勉強不足でようちだな、数年後化けると良いですねー… これはラノベです。本来のきちんとした小説を読む人が、騙されて手にとってはいけません。 | ||||
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