いいからしばらく黙ってろ!
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もう20年も前になるんですね。『わたしたちの田村くん』を初めて読んだ時、疾走感があって笑えて、少ししんみりする物語に惹かれました。この作家さんは面白いって。 大人になり色んな小説を読むようになり、竹宮先生の小説を追わなくなりました。今回たまたま見つけて手に取ってみたらこれが面白い面白い。物語自体は劇団ものというたくさんの人が扱ってきたものですが、舞台に立つのではなく雑務的なところで活躍するというところというのが興味深かったです。 あの頃のノリと勢いは変わらず、でも文章は洗練されてきて、気が付いたらページをめくるのが止まらなくなりました。久しぶりに古き良きラノベを楽しめました。 | ||||
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※このレビューは、今作が単独で完結した作品であることを前提に書いています。可能性は低いかもしれませんが、もし続編が刊行された場合は、削除いたします。 『ゴールデンタイム』以来、久し振りにKADOKAWAから刊行された竹宮ゆゆこの小説。その影響・・・かどうかはわかりませんが、「新潮文庫nex」や「文春文庫」で刊行された作品よりも「王道」な感じの設定になっているように思えました。今作を短くまとめると「自身の将来を思い悩んでいた主人公・龍岡富士はとある演劇を見たことをきっかけに、その公演を行っていた『バーバリアン・スキル』(通称・バリスキ)という劇団にマネージャーとして入ることになり、持ち前の世話好きの性格を駆使して、解散寸前であるその劇団を何とか盛り立てようと奮闘する」というもので、こんな風に書くとある種の「ベタさ」すら感じられそうです。 ただ、個性豊かな劇団員達との軽妙なやり取りを交えつつも、劇団を巡る状況はシリアスかつリアリティを持って描かれており、そういった硬軟織り交ぜた読み応えのある描写は良い意味でこの作者らしく、「陳腐」とは程遠い出来になっているように思えます。バリスキを主宰する「南野」というキャラクターが「自身を世界の中心だと信じて疑わない」という強烈な個性を持っていたり、本作に登場する劇『見上げてごらん』の内容が非常にシュールなものだったりと、ある意味「尖った」点もあるのですが、そういう要素でさえも物語に上手く溶け込んでいる印象があり、単に「アクが強い」だけで終わらせていない点からも作者の力量がうかがえます。 全体的に興味深く読むことができましたが、回想にしか登場しない富士の4人の兄弟姉妹(上の2人と下の2人はそれぞれ性別の違う双子で、富士はその間)や、富士がバリスキに入る際の橋渡し役となった「須藤」、喧嘩別れのような形でバリスキから独立した劇団「コヨーテ・ロードキル」のように、面白そうな設定や重要そうな役割を持っていながら掘り下げが甘い部分が存在するのが気になりました。まあ、富士の兄弟姉妹に関しては「兄弟姉妹が多い影響で世話好きの性格になったが、自分だけ双子ではないのでどこか孤独のようなものを感じていた」という富士の境遇を説明するためのキャラクターと捉えることもできますが、どうせなら、「上の2人と下の2人はそれぞれ性別の違う双子」という変わった設定をもっと活かしつつ本筋にも登場させて欲しかった印象があります。 このように「まだ掘り下げられる」または「一冊に入り切らなかった」と思われる要素が存在するうえに、話の区切りは付くものの今作は次回作に続いてもおかしくないような感じで終わっているので、私はてっきり今作はシリーズ化するものだと思っていたのですが、刊行から2年以上経った今でも次巻が出るような気配がありません。なので、今作は「これ単独で完結している割には、掘り下げ切れていない点が若干残る作品」と見なすことにし、最高から星を一つ引いてこの評価とさせていただきます。ただ、内容そのものは非常に濃く、決して「単独で楽しめないほど薄い作品」というわけではないので、その点は誤解なきようお願いします。個人的には、是非とも続編が出て欲しいところなのですが。 | ||||
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双子の兄姉、双子の弟妹がいる主人公・富士、という設定はインパクトあるが、物語にほとんど影響しないので不要だった気がする。 本筋がとても面白かっただけに、妙な設定がどこで活かされるのか気にせず読みたかった。本筋から受けたイメージは幕末の新選組。南野、桶田、蟹江がそれぞれ近藤、土方、沖田。蘭が斎藤、大也や富士は……、まぁ誰かに当てはまりそう。 不要な設定と序盤のまだるっこしささえなければ最高だった。 | ||||
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ラノベとしてはそれなり。単行本で買うほどではなかったかな。 | ||||
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勢いはあるんだけど、ストーリーが雑。 キャラの内面造形もなんか雑。 いい波が来てるのに適当な板切れで適当に波乗りしてるのを見てるみたいな不安定さがある。 富士が同級生にあの扱いをされる理由も中途半端。 演劇に惹かれた描写もなんだか半端。 同人誌なら楽しんだけど、これは商業誌ですよね? 原案と作画をやって、きちんとストーリーを組むのはどなたかにお願いしたほうがいいのでは。 もしくは編集さんが仕事を適当にしているのか… 個人的な感想としてはそう感じました。 油っぽいばかりでしっかり味のしないラーメンを食わされた気分。 | ||||
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