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砕け散るところを見せてあげる
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砕け散るところを見せてあげるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 1~20 1/2ページ
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題名が良いと思います。BAD ENDしかないだろうと思っていましたが。 帯裏の市川紗椰(モデル)さんの言葉が全てを物語っています。「気が付かない内に、凄い場所に連れて行かれる。想像を絶する展開に胸を突かれる。まるでひき逃げにあったよう。」 何年か前に買ったのですが「そのうち、そのうち」と思いずっと放置していました。帯には2020年5月8日全国公開と映画の宣伝がしてありましたがコロナの影響で2021年になりました。やってるの知ってたけど原作をまだ読んでなかったので観れませんでした。 終わりの方が意味がちょっとよく分かりませんでした。映像でみれば主語が誰なのかはっきり分かると思うんだけど。 | ||||
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映画化されてから読みました 映画の出来の良さを改めて感じられ、文章ならではの細かい描写等に引き込まれ楽しめました 映画見て気になった方も読み得です | ||||
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タイトルの、ナニが砕け散るのかが知りたくて購入。 のっけから主人公既に死んでいます。 複数の登場人物の一人称で語られる時系列が飛び飛びのエピソードで構成されてるせいか、語り手や時系列が誰なのか読み取れないとわかりにくいのかもしれません。 でも私は凄い傑作だと思いました。 軽妙な青春小説の体裁ですが、ラノベっぽい体裁ですが、甘酸っぱい恋愛小説の体裁ですが、サスペンスっぽい体裁ですが。 実体のない「愛」というもの、愛そのものを描いた小説だと思います。 しかもド直球。世界の中心で叫ぶだけじゃなくて、宇宙の全てに満ちる愛。 私は本気で泣けました。 | ||||
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「なんて素敵にジャパネスク」読んでる時に感じたようなまっすぐな疾走感を思い出しました。 時代は現代で、瑠璃姫が男の子になって。 今村夏子さんの本のあとに読んだのですが、竹宮さんのこの本もまさに魚座ワールド。 。。。。。。。。 | ||||
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タイトルの私なりの解釈としては 玻瑠が、清澄にUFOが砕け散るのを見せてあげる。ということか。 | ||||
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「おまえに出会えたことが、俺にとってはもうあり得ないぐらい、桁はずれの、最っ高の、超、超、超幸せな、大奇跡だ」 、、「私が?」 「そうだよ」 「、、それで、いいんですか、、?」 「それじゃなきゃだめだ」 クラス中からイジメられていた女の子をひょんなことから助けた俺。 コミュニケーションはとれないわ、逆切れされるわで、少し後悔。 でもしだいにこころを開いていった彼女は、自分の受難を「UFOからの攻撃」と称した。 おれも、UFOを打ち落とす、とはいったもの、、 玻璃、君の悩みはたしかに「UFO」としか表現できない、遙かな、手の届かない、 認識されない、捉えるのが困難なものだった。 でも助ける。だって俺はヒーローになりたいから。父さんのような。だって、、玻璃は奇跡だから。 そして、もう一度、君の笑顔がみたいから。 これは、俺と玻璃の物語。そして、それ以上。ラスト20ページの怒涛の展開についてきてくれ。 え、でも、これ、ほんとに映画化するの? | ||||
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安定の竹宮ゆゆこ。うん、ヒロインと主人公のいちゃラブ最高!もう少し見たかったけど。 砕け散るところをみせてあげるって何の?と思ったけど、おそらく作中に頻繁に出てくるアレだと解釈しました。 斜術トリックが使われていて、特に最後の方読みにくかったけど映画だとここら辺どう表現するのかな?とにかく面白いです。 | ||||
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ストーリーの描かれ方が自然で、それでいてユーモアにも溢れていて、とってもすてきでした。自分のまわりにもこんな人がいたらなあ、と。それでいて、物語の本質部分は豊富な語彙で描かれていました。内容が重くなりそうな話でしたが、所々にちりばめられた面白さが、ページをめくる手を動かします。登場人物も、一人一人のキャラの密度が濃く、物語を盛り上げてくれました。物語の移り変わりが滑らかで、それでいて飽きさせないので、1日で読めてしまうと思います。「終始よくわからなかった」という意見もあります。私も一回目は「えっ、どうゆうこと?」という感じでした(笑) 私は自分で考えることが苦手なので、ネットでこの話のギミックについて解説してくださっている方の文章を読みました。その時点で、一度話は読みおわっているのでそこで作者さんの技巧を学び、そしてもう一度読み直しました。 やはりそこで深きを理解すると、入ってくる情報量も違い、改めてこの物語にのめり込んでしまいました。 読んでいて、途中ゾワゾワと這い上がってくる人間に対しての恐怖や、自分の弱さを感じながらもそれに抗おうと足掻く、ふたりの行動に心を打たれます。作者さんの技術にも、脱帽です。 読んで、決して損はしない本です。 | ||||
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1周目に読んでとても面白く、2周目に読んで色々と気づき驚きます | ||||
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まじで神。 面白かった。 ヒロイン可愛すぎ。 もう少しイチャラブ要素が欲しかった。 二人のラブラブifストーリーとか出してくれたら買うで? 最後の方の展開が少しわかりづらいが、2回くらい読んだらすぐ理解できる。 わざわざ言及するほどのものじゃない。 | ||||
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竹宮ゆゆこの小説は、「わたしたちの田村くん」から前作の「知らない映画のサントラを聴く」まで一通り読んできました。どの作品もユーモアがあり生き生きとした会話劇を交えながらも人間の深い感情に踏み込むような表現があり、それがこの作者の魅力と言えるでしょう。しかし、個人的にはほとんどの作品が「これで終わり?」と思いたくなるような終わり方をするのが引っ掛かっていました。「ここから先は読者の想像に任せる」という意図があったのかもしれませんが、特に、「知らない映画のサントラを聴く」においては、あまりキャラクターの掘り下げが行われないまま終わりを迎えてしまったように感じられ、一冊に上手く内容をまとめ切れていない印象を受けました。(この作者にとっては初の単巻小説のため、慣れていなかったのかもしれませんが) しかし、今回は違います。心のどこかで誰かを助けるヒーローになりたがっている少年・清澄とクラスメイトからいじめられている影のある少女・玻璃の出会いから、予想もつかないものでありながらしっかりと納得できる結末までを見事に書き切っており、これまでの作品のような「続編が出るかもしれない」と思わせるような要素はありません。(実際に出たことは無いのですが)前半は、玻璃がいじめを受けている描写はありますがそこまで暗い雰囲気ではなく、この作者らしいユーモラスな表現もあって比較的軽い感じで読み進めることができます。(特に、156ページの「あいつらがおはぎを!」のくだりはつい笑ってしまいました)しかし、清澄が玻璃の家庭環境に気付き始める後半からは徐々にシリアスな雰囲気になり、残虐で生々しい描写や詩的で抽象的な描写を交えながら怒涛の展開を見せ、前半とはまた違った意味で読み進められる、というよりも読み進めずにはいられないようになっています。 私がこの作品を最初に読んだ時は、あまりにも抽象的な描写や矛盾しているともとれる展開(私がそう思っただけで、実際にはそうではなかったのですが)に混乱しながらもページをめくる手が止められず、読み終えた後は帯に書かれている通り「ひき逃げにあったよう」な気分になってしまいました。しかし、落ち着いてからもう一度読んでみると、この小説の複雑で奥深い構成に気付くことができ、その手腕に舌を巻かざるを得ませんでした。 個人的には、この作品のテーマは「人の思いは親から子へと受け継がれていく」と思っていますが、それはあくまでも「個人的」であり、実際には他にも一言で表せないような深いテーマが表現されているのかもしれません。(タイトルの意味もいまだによく分かりませんし)そういう意味では、今作は「読者の想像に任せる」というよりも「読者の想像を掻き立てる」作品になっているのではないでしょうか。 今作を読むまでは竹宮ゆゆこの最高傑作は「とらドラ!」だと思っていたのですが、個人的にはそれを軽々と飛び越えてしまった印象があります。元から実力のある作家だと思っていたのですが、ここに来てさらに進化するのかと驚きを隠せない一冊でした。 | ||||
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表紙買いでした。浅野いにおさんの作品(絵)が好きなので迷わず買いました。内容に関しても文句はありませんでした。むしろ良かったくらいです。好きなラストでした。 | ||||
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『わたしたちの田村くん』から描かれてきた、“言語が通じなさそう”なヒロインが 今作でも描かれていますが、 彼女を取り巻く環境は松澤の時よりもハードです。 作中のあるギミックは、本当に必要か否か、ずっと悩んでいたのですが、何回か読み返すと、登場人物の為に必要だったのかなと思います。 | ||||
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本好きの娘が図書館で借りて感動して、手元に欲しいというので購入。子どもっぽいかなと思いながら読んでみたら、四十代の私でも何だか止まらなかった。甘酸っぱい気持ちも思い出したりして…ヒロインを思う時、ヒリヒリした感情をずっと感じました。今の世の中を反映している部分もありながら、リアルだけど不思議な印象を受けた作品で。娘は同作者の別の作品も迷わず購入しました。 | ||||
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ビタースイートな恋愛小説。 作者がとらドラで有名な竹宮ゆゆこ。 作者のストーリーテラーとしての才能を感じさせる一冊だと思う。 読み始めてからラストまでストーリーから目が離せなくなるり、少しだけ読んで寝るつもりが深夜までかけて読み終えてしまった。ストーリー展開に無駄な部分がなく、読んでてあきるところが存在しない。 ストーリーは、主人公の濱田清澄(主人公というかヒーローと呼んだ方がいい気がする。本人もそれを志向しているし、彼の行動もそれにふさわしいものなので)が全校集会で一人の一年生女子高生 蔵元玻璃が酷いいじめにあっているのを見て看過できず助けることから始まるラブストーリー。 背筋の凍るような酷いいじめにあっていた少女は、心を閉ざしておりその振る舞いは他人からは、異質に見え頭がおかしいと思われていた。唯一、清澄だけが彼女に助けの手を差し伸べ、彼女を理解しようと努める。 彼は最初正義感からそうしていたのだが、彼女に対する気持ちに気づいていく。 また、ヒロインの玻璃が清澄の優しさに触れることにより、固く閉ざしていた心を少しづつ開いていき、それにつれどんどん魅力的で可愛らしい少女に変わっていく様の描写が素晴らしく良かった。 いじめの問題も解決し始めて幸せになるかと思われた二人だが、玻璃は、いじめよりさらに深刻な問題を抱えていたのだった。 ほんと面白い小説だと思う。ストーリーにも少し仕掛けがあってラストで冒頭のシーンの意味が分かりちょっとびっくりさせられる。 ただ一つだけ難点を言えば、この小説では深刻な問題、悪といってもいい様な問題を扱っているが、こういった問題をきちんと扱える作家は少ないと思う。そしてそれは優れたストーリーテラーであるかどうかには依存しないと思われる。 その為、そういった資質を持たない人間がそれを題材に取り入れると | ||||
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「叙述トリックものには、爽快な騙された感が必須」なんて、誰も言っていない。 「叙述トリックものには、地の文に嘘があってはいけない」は、必ず満たすべきルールであると私も思う。嘘があると読者は何を信じれば良いかわからないからだ。 本作は「叙述トリックだと事前に知っていても楽しめる」叙述トリックものである。信じられますか? 1読しただけでは爽快な騙された感はないだろう。実際に存在しない。作品の主題もはっきりしないだろう。私も2読読み直して主題がはっきりしなかった。疑問や矛盾やもやもやしたものが現れるだけだった。 私も含めて1読では「読めていない」のだ。多くの読者が「読めていないと認識さえできていない」のが不思議でもある。 叙述トリックが使われたと言う事は、明らかに作家は読者を狙っている事を意味する。自ら考え出した「主人公とヒロインの物語」を披露して共感を得るような作品ではない。清澄が云々。玻璃が云々。物語の展開が云々。ではない。 「作家と読者のお話」である。 主人公もヒロインも全ての登場人物と物語は、読者のための設定,装置である。 この小説=300ページの文章からなる商品をどう捉えるか。勝手に解釈する必要性はない。本作はちゃんと必然性で読み解くことができる。実際必然性で読み解くことができた。「なぜこんな風に書いたのか?」そんな問いが必要。タイトルの意味も帯のあおり文も最後の一文も辿りつくことができた。それはかなり先の話だけれども。 本作に限らずこの作家の作品群は、現代日本人の生活を強く意識している。 ラノベ文体と評されるけれども、むしろtwitterやLINEのようなSNS文体と言った方が良いかもしれない。現実にプライベートで使われているむき出しの言葉に近い文体が読者に影響を与えるのかもしれない。明治大正の作品が簡単には読めないのと同じ理屈だ。 また、検索をしないと意味がわからない言葉がちりばめられている。モバイル端末の普及=「たとえ電車の中で読書をしていても検索を行える」という現代日本人の生活が前提となっている。読者の持っている知識では思い当たらないが、検索や画像検索が簡単に行える時代だからこそ成立する。10年昔に遡ると成立しにくい作品。 そして検索の延長には、知識補充がある。一般の人にはあまり興味の無い分野を結果的に勉強させられる。その内容はネット上にいくらでもあって知識補充は容易なのだ。 「叙述トリックものには、地の文に嘘があってはいけない」 これは小説の書き方に関するルールなのだが、2読したあとに知識補充した結果だったりする。そこから読み方を見つけ出した。 偶然によって展開するのがエンタメ作品 必然によって展開するのが小説 必然で書かれているから、肝心なことを書いてなくとも、主題に到達できる。 この意味がわかる方に、この作家の作品をさくっと読んでみてほしいと思います。 | ||||
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タイトルのようなことを言ってるのは、料理屋に行って、料理を食べずに食器や店の内装の話ばかりしてる人のよう。 そう言えば「とらドラ!」も「ゴールデンタイム」もそうだった。 竹宮ゆゆこの作風が合わない人ってのは、そもそも作品の本質を理解していない人ばかり。 竹宮ゆゆこの作風はデビューから一貫してラノベの皮を被った一般文芸なんだけどなぁ。 伊坂幸太郎は一般文芸の皮を被ったラノベ。 もちろん、どちらが上でどちらかが下、という意味では無い。 | ||||
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他の方も書いてますが、タイトル&帯にちょっと違うかな感があるかな(^_^;) でも、気になる方は読んで見て損はないと思いますよ。 | ||||
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王道のボーイミーツガールにかなり重めのテーマを与え、大胆な文章の構成で読ませる作品。それ以上はネタバレなので説明は以上ですが、胸を締め付けられるようなストーリーや思わず読み返してしまうトリックには非常に満足でした。 ただ、難しいのは作者固有のの特徴がことごとく長所にも短所にもなってしまうところです。まず会話のコミカルさですが、内容の重苦しさに対する救済になり得る一方で、むしろ雰囲気にそぐわないと感じる読者もいるかも。また人物・心情の描写にやや重複するところがあるのも好き嫌いが分かれるでしょうか。個々の文章が等しい密度で物語を構築することを求める方にとってはかなり煙たく感じるでしょうが、合間合間に読者の胸に突き刺さるような一文があることで文章に緩急があるという捉え方もできるかと思います。そして、そもそものボーイミーツガールな大筋。私としてはそこにこれだけの重みを加えて読み物として成立させる手腕には脱帽ものですが、そういったラノベ的展開自体に拒絶反応が出てしまう人にはいかんともしがたい。あと今作で試みている叙述トリックですが、これを面白いと感じるか、難しくてむしろ蛇足と感じるかで評価が真っ二つになると思います。 言ってしまえばラノベ出身の作者がその外へ踏み出したことによる宿命なのでしょうか。竹宮先生、非常に難しい立ち位置で奮闘していると思います。もともとラノベ時代も軽快なノリとヘビーな内容の対比が特徴的でしたが、ここにきてそのスタンスが完全に浮き彫りになったという感じ。ただそれができる作家さんというのも稀有な存在なので、一度ハートを掴れればどこまでもついていく価値のある方だと思います。 いろいろ書きましたが、私としては上に挙げたような点がほぼプラスに働いたので本当は☆5つつけたいほど大切な作品となりました。肌に合えば強く心に残る一冊になることは間違いないです。読み終わるのにさほど時間もかからないので是非多くの方に試してもらいたいなあ、などと一読者のくせに偉そうに考えてしまいます。それだけ好きになれた小説は久しぶりでした。 | ||||
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帯の「あなたは絶対、涙する」とかは邪魔をしているように思う。先入観無く、冒頭数ページを読んだ後に購入。後悔はしていません。 力の無い若者が強烈な理不尽に立ち向かい、生きる道を切り開く物語でした。彼等が選べた数少ない未来を、頑張って掴みとり歩いて行く姿は学ぶ所があります。 | ||||
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