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砕け散るところを見せてあげる
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砕け散るところを見せてあげるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 41~60 3/4ページ
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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すみません 読書、大好きなのに意味がわかんないです 読解力がないのでしょうか? 図書館で借りて読んだのですが返却期限まで、まだあるので、もう一度、読み返してみます | ||||
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「UFO」は撃ち落とさなくてはならないのに、彼女が撃ち落としたはずなのに、それはずっと少年の心に生き続けてしまう―――幸せになっても、満たされても、過去に引きずり降ろされ、「君を救わずにはいられない」。 「ヒーロー」になりたかった人間が、ありもしなかった「ヒーロー」に憧れて本物の「ヒーロー」になった…かもしれない。そんな作品です 先に皆さまが指摘されているように、私も本作を読み進める中でとある物語を脳裏に浮かべました。 「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 」(桜庭一樹著) ヒロインは、父親から暴力を受けてもなお、抗力を持たない「嘘」すなわち砂糖菓子をポンポン打つことしかできない無力な少女。そんなクラスメートを救おうと主人公の少女は奮闘するのですが、子供の力は悲しいほど脆弱で、SOSの声は大人の元に届けられなかった――― 救いのない話だっただけに、当時読者だった中学生の私は言葉通り胸をえぐられるような思いで読了しました。 こちらの作品は今でも深く心に刻まれた印象強い一冊ですが、誤解のないように言っておくとそのことを思い出したのはほんの一瞬のことです。 本作は、「砕け散るところを見せてあげる」とは全くの別物です。 ですから、「砂糖菓子~」の二の舞ね…じゃあ読まなくていいや、だとか、あれ合わなかったからこれも読みたくない、だとかいう方、是非一度ページを繰って確かめてみてください。一日で読めます。一日でいいので、じっくり拝読頂きたい。もったいないと思うからです。 「砕け散るところを見せてあげる」 作品のポイントは、固有名詞を持っていた二人の男女が、物語後半にその名前の輪郭を失っていくところにあります。 少年と少女には名前がありました。 まるで、白い光に照らされてキラキラと輝く透明なガラス玉のような名前です。 しかし、二人が出会う前、それから出会った過程にて―――陽だまりの中で愉快に語られた「幸せ」や「ヒーロー」、また、少し影をまとっと「UFO」というキーワードは、突然目まぐるしく様相を変えてゆきます。そして、それに従い、彼らは誰が誰だか不明瞭になってしまうのです。 事件が起きて、「終わったかもしれない…砂糖菓子はまた負けたのか」そう思い立った次の瞬間、私は白い時空の光に飲み込まれました。そして、彼らの名前のようにキラキラした映像を見ることとなりました。絶望の涙が、圧倒的に大きな存在――「生」の一つ上の領域にいる巨大な力によって拭われました。あっぱれです。それは作品の時間軸大きく歪め、悠々と今も過去も未来も全て超えました。 | ||||
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表紙に惹かれて久しぶりに竹宮さんの本を購入。 清澄と玻璃コミカルなやりとりがほほえましい。 青春物かと勘違いしていたら、 終盤の展開によく練られた構成だと驚いた。 重いテーマの割に、 読後感は意外にもすっきりとして爽快。 次作も楽しみだ。 | ||||
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読み終わった後、読み返して納得した後の余韻が素晴らしいですね。 お人好しな主人公がヒロインを助け、共にUFOを打ち落とすお話です。 私にとっては懐かしい高校時代をテンポよく彩り鮮やかに映し出す著者のセンスには脱帽です。 ここらへんはライトノベルだなーと感じました。 最後はかなり駆け足になりますが、家族の愛、主人公の思い、ヒロインの愛に満ち満ちていて本当に出会えてよかった小説だと思います。 読者をだます仕掛けもあり、何度も読み返したくなる小説です。 | ||||
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ストーリーも面白かったが、特筆すべきは類稀な文章力。表現の仕方がすばらしい! | ||||
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最後がよく意味わからん。 後でネットで調べたけどそれでも意味分かんない⁉︎ | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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表紙と宣伝文に惹かれて購入しました。 テンポのいい話で面白かったです。 視点が途中で変わる、仕掛けられているトリックにも見事に引っかかりました。 ただ、個人的には綺麗にまとめようとしすぎてラストが少しすべってしまっているような印象でした。それまでが面白かっただけに少しトーンダウンを感じたというか、なんとも言えない読後感になってしまいました。 またクライマックスへの持っていき方は、登場人物が高校生とはいえ多少無理があるような気はしました。 | ||||
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「いじめられっ子が実は可愛かったから惚れました」という展開には苦笑。 特に玻璃ちゃんに見せ場もないのに「いじめかわいそう→助ける→実は可愛い→しかもいい子→そして俺に脈あり→惚れてもうたー!」と駆け足でフォーリンラブはいかがなものか。チェリーボーイの妄想か。 と、以上は批判じゃなくて突っ込みです。 男心としては、深層心理でそんな展開に憧れる気持ちがあることは理解できますし、私の場合は拗らせていることを自覚しています。 玻璃ちゃんには萌えるし、ヴォルビック系男子の清澄君も個性がなくて邪魔にならない。とても感情移入しやすかった。 まぁ、それ以上の感動はなかったのでボチボチという評価です。 「とらどら」の人だけあって、あまじょっぺー気分に浸らせてくれるキャラ作りの技量はすごいと思います。 | ||||
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クラスのイジメ、親からの虐待を消極的にしか耐えることのできない玻璃と ヒーローならんと願う青臭い清澄の物語。ヒロインを取り巻く状況は厳しいですが 清澄の行動に勇気をもらった玻璃は、自分のできる精一杯で応えようとします。 そんな彼女の努力が、自身の状況をさらに追い詰めるように感じられる場面も あり心苦しく感じました。 一方、清澄が絡むやりとりは、軽めの掛け合いとして描かれることが多く 物語のテンポをうまく支えていたと思います。 冒頭の語りは、終盤に意外な形でつながり構成の複雑さ、意地悪さを感じる かもしれません。が、一通り読めばそれなりに理解できますので、性分に あわないなら仕掛けは気にせず読みきるのも一つの方法です。自分は読了後に 気になる部分を読み返しましたが、それなりに楽しめました。 さて、ここからはネタばれになります。 UFOに関する自分の印象ですが、罪の意識のようなものと思います。 浮かんで消えずずっとそこにあるもの、それがUFO。UFOを打ち落とすとは 罪の意識に決着をつけること。 玻璃はUFOを打ち落とした。彼女は、抱えていた罪の意識にけじめをつけた。 結果、直接的に起きたことは、彼女が語ったとおりです。 彼女がUFOを打ち落としたときに、また新しいUFOを生み出してしまった。 つまり古い罪に決着をつけるために、新しい罪を犯してしまったと。 清澄も新しいUFOが見えるようになり、これは玻璃がUFOを落としたことと 無関係ではありません。清澄が彼女にUFOを紹介したとき「私にもみえて」いる といったとおりで、一つの事件を通して二人がそれぞれUFOを見るようになりました。 清澄は、玻璃に罪を犯させてしまったことに負い目を感じています。玻璃の起こした 結果は重大で、清澄はそれを回避する道があったのでないかと後悔している節 があります。清澄が最後に命がけの無茶な行動をとったのも負い目をずっと 抱えていたからだと思います。これが清澄によるUFOの打ち落としです。 次は絶対見捨てないという決意がそうさせたといってもいいかもしれません。 あと清澄が、清澄のことを「生まれ変わる」「死んだ」などと表現していますが 露骨な言い方をすれば、少女Aの名前をすてて少女Bになったということかと。 少女Aの名前は広く世間に伝わり、その名前をだすと非常に肩身の狭い思いを することになる。そんなところでしょうか。母方の姓を名乗るか、親戚の養子と なれば、名前を替えることは可能でしょう。原作のあの時点では、露骨な言い方を 控え、遠まわしな表現をとっています。ただ清澄が断定的な言い方をしていたのが 謎です。玻璃と最悪の事態について話あっていたのか、でもそんな時間的余裕は なかったように思えるのですが。 以上、勝手な想像でした。 重めの話ですが、読後感はそれなりによかったことを申し添えておきます。 | ||||
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楽しみ方はそれぞれと思います. この本は店頭で購入し,そのまま読了. 後から書評などをみてトリックありの本だと知りました. 色々読み慣れている読者は,トリックをトリックと感じずに読めてしまっても不思議ではありません. その辺りに関しては読み手次第ということになると思います. 帯をみて購入した場合にはある程度それを期待して購入すると思いますが,物足りなさを感じる場合があるかもしれません. ライトノベルということもあり学園生活を描いた部分は力が入っていて救われた気がします. ちょうどこの本の前に「スクールカースト」に関する本を読んだのでそう感じたのかも知れません. 読んで損はない本だと思います. | ||||
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家族の愛の形。円環。 読み終えて、じんわりと胸が温かくなりました。 | ||||
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まーフツーのラノベってカンジ それよりも幾らなんでも話を盛りすぎだろうよ… 帯にあるラスト1行の意味が分かった時読者は云々って… 全然大した意味ないよ? 何がしたいんだろうねえ… | ||||
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お初の作家さんでした。 電車の広告の伊坂さんや浅野いにおさんのコメントと、 宣伝文句の「最後の一文、その意味を理解したとき、あなたは絶対、涙する。」に かーなーりー期待が高まってしまったのが、よくなかったのかもしれない。 表現はライトノベル風で、とても読みやすく、 友達との会話みたいなノリが一緒だったので、作家さんの年齢を見て納得。タメでした。 どんどん読み進められて、でも最初からずっともやっとした感じがあり、ちょっと重い・・・ 読み進めていくと、もっとどんどん重くなっていって、うわー って思ったけど、 最後の20ページで一気に訳わからなくなりました・・・・・・(;Д;) 自分の読解力の無さ?、と思い、その部分を何度か読み直したけどイマイチ。 お恥ずかしながら、皆さんのレビューで理解を深めようと思いましたが、 けっこう皆さん同じような感覚のようで、ちょっと安心(笑) で、結局2つ目のUFOって何だったの?? ・・・もう一度読み直します。 | ||||
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ネタバレも含んでいます 他の人も書いてあるように「砂糖菓子~」と類似が多いです。影響を受けたのか、たまたまなのかは分かりませんが。 そして運が悪く私は「砂糖菓子~」のすぐ後に本作を呼んでしまったので、どうしても二つを比べてしまう。そして正直なところ心に刻まれるのは「砂糖菓子」の方だ。中高生の、弱さ、悔しさ、愚かさ。そしてヒーローになりたくてもなれない大人の現実。色々なものが含まれている。 で、本作は希望の話。ヒーローの話。そして一時流行った「もう一度読むと違って読める」ではなく、その先を行く、「何度でも読んでも同じ話で違う話」の小説である。だからこその記念碑的な小説。 似ていて全然違う2作。何度でも読める本作と、2度目は読む必要のない(読みたくないではない)「砂糖菓子~」どちらも良い。 | ||||
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UFOが見事に砕け散るところを見せてもらいました。UFOとは何か。「運命かと思える呪縛」かな。 筋を追うだけでなく、「読む」ことを楽しむ方には絶対お薦めです。私にとっては2016年上半期に読んだ本の中でのbest。 典型的ないじめにあっている高校1年生蔵本玻璃を、偶然それを知った3年生濱田清澄が助けようとするところから始まり、玻璃の抱える秘密を清澄が解明し、解決していく様子を素直に読んでいけるのは、作者の筆力だと思います。そして、家族の愛情に昇華していきます。 「ヒーローは、決して悪を見逃さない」に始まる清澄のヒーロー3原則は、子どもらしい正義感の現れですが、それが無ければ真っ直ぐ生きることの意義は語れません。そして、もう一つ大事なこと、「ヒーローは常に自分自身であること」を加えるのがこの小説と思いました。 主人公を囲む友人たち、田丸、尾崎、尾崎の妹が、テンプレートでなく、根っこの良い奴であるところが、暗くなりそうな展開をしっかり持ちこたえるのに役立っています。 最後の30頁ほどは急展開ですが、それまで丹念に書き込まれてきているので、ついていけるでしょう。さらに、残りも15頁ほどという295頁のあたりで、実は叙述上で時間軸が捻られており語り手にトリックがあったことを知ります。「えー、そうだったんだ」と、また最初から読み直すことになるのがすごく快感でした。もう一度振り返ってこそ、すべてが腑に落ちることになり、帯にある「最後の一文、その意味を理解したとき、あなたは絶対、涙する。」に納得しました。 前作「知らない映画のサントラを聴く」以上に「小説って面白いなあ」と思わせてくれる作品でした。 | ||||
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タイトル通り。 途中まではまだおもしろかったです。 ただ、ちょっと無理矢理すぎない?……という感じはありましたが、おもしろかったです。 だけど。。。謳い文句にもなってる最後の方のストーリーは非常に残念。 ページ数に限界があったんでしょうか? あれだけ売り込んでるわりに、内容が薄っぺらい。そして最初のストーリーに比べて粗い。え?どういうこと?っていう感覚に陥り、感動もなにも感じませんでした。そして粗いくせに文章がくどい。 ただ玻璃が可愛かった。 なので星3つ。 | ||||
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読書経験の多い人でも、終盤の混ぜ返しは大混乱を起こす可能性大。 仮に分かったとして、これを正確に理解して何か面白いのだろうか、っていう・・・ 正直、変な仕掛けがなくても、それなりに楽しめただけに残念。構造的な仕掛けとか いらない。いくらやってもイニシエーション・ラブには勝てないだろうし、 どうにもならぬ。 ただ、高校生の暮らしとしては素敵な感じ。悪くはないと思います。 | ||||
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この作品を絶賛している人は、ふだんからたくさんの本を読み、ライトノベルにも通じている人が多いみたいです。 私は、ちょっと時間ができたので、なんか小説を読もうと思い、本屋で選んでいたら浅野いにおの表紙絵を発見し、知らない作者だけど試に読んでみようと思い購入した、新規のライトな客です。 感想は、ところどころ腑に落ちない登場人物の行動や、鼻につくユーモアに少し辟易しつつも、これも何かの伏線かもと期待に変換しながら一気に読みたくなる作品でした。そして、宣伝文句の「最後の一文、その意味を理解したとき、あなたは絶対、涙する。」を楽しみに読み終えましたが、正直「置いてきぼりにされた気分」になりました。 くやしいので、もう一度最初から読み返し、なんとなくトリックはわかったけど、いくつかのメタファーはすっきりしないまま、まあいいや状態です。 でもこの「まあいいや状態」が、案外心地よく、不思議な爽快感となっています。 人付き合いでも、初めて会った時に「この人とは合わないな」と思っても、時間が経つにつれ興味が湧いてきて、「実は面白い人だった」って事があるように、 この作者及び作品も、もしかしたら私の中で熟成された時に、評価が急上昇するかも知れない、そんな作品だと思いました。 | ||||
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