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七番目の仮説
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七番目の仮説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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今回もアルテさんは不可能趣味満載でございます。 冒頭の中世ヨーロッパのペスト医師の登場、死体出現、そして人間消失。もう、これだけで満足。 トリック自体はひょっとしたらマニアには想像しやすいんじゃないかと思うけれど、手際が良いんだよね、アルテは。 で、状況の説明もあり、ホワイダニット、なぜやったかの説明もきっちり押さえてある。この辺が最近あいまいな本が多い。というか昔からある程度の本は曖昧だったが。(あ、付け加えるけど、あえてぼかしてあるのもあるからね、その場合はきちんと曖昧さが計算されてるから全然別なので悪しからず) んでもって動機、これがもう、ある程度は予測できたけど、おお、そこまで設定付けてたか、という感じ。英米作家ならぬフランス人作家ならではか。日本人も考えそうだけど、これがとある作家さんが言ってた、アルテは横溝読んでんじゃないかというところだろう。ついでにスルースっていう映画も絶対観てるよね。 | ||||
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中世風の異様な衣裳に身を包んだ三人の医師――“ペストの医者”の登場を 皮切りに、ペストを発症したという患者の消失、ゴミ箱からの死体の出現など、 次々と不可解で魅惑的な謎を読者に提示していく冒頭の“つかみ”が、秀逸。 その後、物語は、ツイスト博士のもとに持ち込まれた奇妙な犯罪の話―― 推理物の舞台を手がけている劇作家とその主演俳優との間で繰り広げられる、 虚々実々の騙し合い――に移行し、読者の興味は「劇作家と俳優、どちらが 嘘をついているのか?」というシンプルな問いに集約されることになります。 前述の消失と出現のトリックは、ともに安易なものですが、状況設定の妙で カバーされています。それに、何といっても中盤以降で起きる第二の事件の アリバイ工作がよくできています。 “肉を切らせて骨を断つ”的な大胆な犯行計画、そして、完璧に見えたその 計画を瓦解させる心理的な手がかり――繰り返し読者に示されていた犯人 のある行為――が、実に周到です。 結末には、鬼畜な《最後の一撃》が用意され、嫌悪感を抱く向きもあるかも しれませんが、ミステリ的には、技巧が凝らされた佳作というべきでしょう。 | ||||
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正直、トリックそのものはたいした新味もないものですが、 それでも読ませるのは、さすがの一言。 今回は怪奇食が勝った内容なので、好みは分かれるかもしれません。 でも、読み逃すのは、損ですよ。 | ||||
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