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(短編集)
殺人出産
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殺人出産の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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満足 | ||||
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タイトルの殺人出産が中編、他3作品の短編。 どれももし「こんな文化や法律生まれたら」というifが話の基幹。 小説の基本とも言える事だが、普通はそういったif社会の中でも変わらない「真実」のような物を作者が語る為の舞台装置であると思う。 その作者の語りたい物を感じられず、ifが主軸になってる。 テーマとしては、「殺人出産」よりも「トリプル」の方が面白いと思うし、もっと展開して現実社会にも転用出来そうな可能性がある。 切り口は女性の感性らしさがあって、性という物を冷静に見つめていて面白い。 3,4時間ほどで全部読めるので、気軽さは良い。 | ||||
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この人の小説は他にも読んでいるが、読むと必ず気分が悪くなる(嫌いではない)。 表題作の殺人出産はストーリーとしては面白く読めたが、最後のオチで若干肩透かしを食らい、気分が悪くなるというより白けた。 問いが大きいだけに現実的な設定に落とすのは難しいのかもしれないが、 「殺人衝動のある姉が合法的に1人を殺すためだけに10人子供を産む」という設定は流石に取って付けた感。 とは言え、短編でさくっと楽しめたので星は4つ。 | ||||
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個人的に慣れ親しんで来た女流たちとは、かなり“系”が異なる作家。 エンタメに近似する意表を突く発想にも拘らず、純文学風表現もあり、よう解らん。 出産、セックス、結婚という女性に身近な題材を扱いながら、三篇とも近未来SFではないか。 女性作家に未だ偏見を持つシルバー世代の男性、純文学系は苦手という十代や二十代の中には、もしかするとフォロワーが少なからず出て来るかも。 空想科学小説の大御所、H.G.ウェルズを生んだイギリスで注目される訳だ。 この件を詳しく知りたくて、辛島デイヴィッド著『文芸ピープル 「好き」を仕事にする人々』(講談社)未読の方は、そちらもググッてみてください。 | ||||
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まるでサブカル系コミックのような奇想天外な設定の短編集。 設定は面白いのですが、インパクトを重視している感が強く、ストーリーは冒頭を読んだ次点での大方予想通りの結末を迎えます。 自分が小説に求めているものとは少しズレていて残念でした。 | ||||
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2020年35冊目/5月5冊目/『殺人出産』(講談社文庫)/村田 沙耶香/P.208/2016年/★2.6 #読了 #読了2020 全部で4作品が収録されているが、全て面白くなかった。その主因は、コンセプトが中途半端に現実味がなく、世界観にも全然納得力がない。この物語で読者へ伝えたいメッセージとは一体何なのか?理解できなかった。村田沙耶香作品の『マウス』や『しろいろの街の…』は面白かった一方で、ここにきて雰囲気が違う作品だったことで、ギャップに面食らったのかも。他のレビューを見ていると絶賛していたり、この作品を読むことで生死感が変わりました!、というのもあるので、もしかしたら私の感受性がひねくれているだけなのかもしれない。 | ||||
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初めてこの作家の作品を読みました。なんとも後味の悪いところが特徴なのかもしれませんが、他の作品はもう読むことはないと思います。 | ||||
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この著者は変わっていると思います。セックスに関して、歪んだ発想をしていると私は思いました。人間を描写するときも変わった人間が度々登場します。この著者の作品は、ほとんど読みましたが、著者の人格を疑ってしまいます。なぜなら、どの著書も変だからです。 | ||||
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物語の発想は面白いと思います さすが他の作家さんからクレイジーだと言われるだけあるなと。 | ||||
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表題作の「殺人出産」の他、3編を収録した短編集です。 これまで読んだことのないような世界観で、その発想力の斬新さには圧倒されました。 だけどちょっとぶっ飛びすぎてるかなぁ。 どのお話も理解しがたく、感情がついていかない不気味さを感じます。 常識も人間らしい感情もまったく存在せず、 村田さんが仲の良い作家さん達から「クレイジー沙耶香」と呼ばれているのも納得です。 共感できるようなものではなかったけれど、 このぶっとんだ村田さんが今後どんな作品を生み出すのかにはとても興味があります。 注目し続けたい才能であることには間違いありません。 | ||||
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村田沙耶香著の作品を読んだのは、コンビニ人間から二作品目です。今回のテーマは非常に独特で変わってますね。良い意味でクリエイティブで、悪く言うと恐怖ですね。4つの短編集でしたが、近未来の出来事として軽いタッチで描いて、タイトルにもなっている殺人出産は強烈でした。 | ||||
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現実には考えられないようで案外そうでもない世界が面白かったです 殺人出産以外の短編ものもなかなか面白かったです。 短くて読みやすかったです | ||||
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文章なのか内容なのか、先が気になっていっきに読み進められました。が、結末が…私の理解力がたりないのかちょっとあっけなかったです。 たくさん活字が読みたいときにはスラスラ読めるのでエンターテイメントにはいい本だと思いました。 | ||||
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神経逆撫で小説です。 逆撫でなのでアートです。 アートなのでSFとかOL小説を期待して読むと痛い目にあいます。 具体的な描写を中心に話が展開しますが、その本質は非常に観念的だと感じました。 | ||||
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「10人産めば、1人殺してもいい」帯を見てレジへ直行。 さすが村田さん、面白いところに目をつけるなあ、とワクワク読み始め、冒頭2ページのぶっ飛び具合にニヤニヤし…設定の説明が始まったところで気が抜けてしまいました。 うーん、これは設定に穴がありすぎる。 「産み人」に殺される「死に人」は尊い犠牲者として崇められるそうだが、それでは10年も殺意を抱き続けるほど憎い相手を、自分の命を賭けて「崇拝される対象」にすることになってしまう。 人口の減少を危惧しているのに「食糧難に備えて昆虫食を研究」というのも矛盾しているし、全体的にセンセーショナルな設定やシーンを書くために物語が空中分解してしまっている印象。 SFではないものとして読むとしても、これでは登場人物に感情移入することもできない。 村田さんは切り口や視点が好きな作家さんなので残念です。 | ||||
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