■スポンサードリンク
傷だらけのカミーユ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
傷だらけのカミーユの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
カミーユには申し訳ないが、いくら傷だらけになっても、同情すら想い浮かばなかったのです。太田愛の3部作3人組の前では手に汗、眼に涙さえ憶えた私には、イギリス推理作家協会が受賞作をお間違えになったとしか、言い様がありません。失礼ながらルメートル氏には、カミーユから女性を離して頂いた方が、良い物語が書けると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
カミーユのチームはキャラがたっていて、とりわけアルマンとルイは読者として親しんでいた。 それが、アルマンの葬式から始まるのだからショックだ。 犯人は登場人物のリストを見ただけで多分と思っていたあの人。 ミステリーを読み慣れた読者にとっては割とあっさり想像ついてしまう。 二作目が良かっただけに、ちょっと残念かな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
事件にしても登場人物にしてもカミーユがとった行動にしても無理があったかな。だから、犯人が起こした犯罪に対しての見返りがあわない。でも最後まで一気に読めました。 ただ、アンヌだけはアッサリしない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幼稚な読み方かもしれませんが、主人公が報われてほしいとか活躍してほしいとか、そういう願いが叶わないお話です。キャラクターたちが魅力あるだけに無念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三部作の中では一番ストーリーに捻りがないというか、 他の二作に加えて犯人の見当が簡単についてしまうので 犯人がわかってしまえばルメートルの叙述トリックも前二作に比べて「アッと驚く」ようなものにはなっていません。 それでもやはりあっという間に三冊読み終えてしまったので物語に引き込む力は相当だと思います。 『悲しみのイレーヌ』『その女、アレックス』を読んでいるのなら是非読むべきだとも思います。 だけど作者がミスリードを意識するあまりちょっと不自然に感じる箇所がちらほらと。 読み流せる程度のものなのですが細部まで緻密に、という作風ではないのかな、と思いました。 (その女、アレックスでも同じように不自然だなと思う箇所がありました) ※以下ネタバレ含みます。 1.悲しみのイレーヌで三作目の主要人物の年齢は26歳だと書かれています。 その女、アレックスはその四年後、本作はその翌年という設定なので31歳という事になると思うのですが看護師がアンヌの弟から電話があったというシーン。 40歳くらい、弟にしては声が老けていた云々というのはちょっと無理があるのではないのでしょうか。 どのみち弟が知る筈ない、という事から犯人が狙っているという流れになったのだし別にここ要らないよなあと思います。 2.アンヌをアトリエに移した事を強盗犯が知っていた事でカミーユは 「俺がここに連れてくる事を予想できる人物、つまり親しい人間の誰か」 と疑い始めるのですがその中に彼が含まれているのは? 確かにイレーヌ事件の前には訪れた事があるのでしょうが、その後ここでカミーユの妻子は殺されたわけで。 そしてその事は彼もまた知っている筈の事で、それで妻子が殺された場所に連れて行く筈って普通考えますかね。 改装した後、頻繁にここを訪れている事を知っているル・グエン達を疑うのならわかるのですが、その時にはもう連絡とってないわけでしょ。 彼女に話していて、彼女が犯人に情報を流していたって考えるのが筋なんでしょうけど この時点でカミーユはその事を知らないのでルイやル・グエンを疑わずに(そうミスリードはさせたいのでしょうが)そっちを疑うってのもなー?となんかしっくりきませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1作目・2作目の緻密で粘り強い内容が、全くない。どうしてカミーユがこんなに無鉄砲な捜査に突き進んだのか。せめて信頼できる部下と相談して、協力しながらも超法規的な方法しかなかった、というような進め方はできなかったのか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「その女アレックス」「哀しみのイレーヌ」と読んできて、その独特なストーリー展開というか人物描写に惹かれていたので、ヴェルーヴェンシリーズがこれで終わりかと思うと少しさびしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『悲しみのイレーヌ』がすごく好きなのでおもしろく読んだけど、 『その女アレックス』ほどの描写のエグさもなく… とくに前半はじりじりとした展開で少し地味。 カミーユが幸せになれないのがつらいし、ルイや仲間たちもあまり活躍しないのが残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
(邦訳順は逆だが)「悲しみのイレーヌ」、「その女アレックス」に続くヴェルーブェン警部シリーズ三部作の最終作。先の二作(特に「その女アレックス」)が傑作だったので、本作にも期待したのだが、先の二作の様な卓越した構想・トリックは見られず、ミステリ的には凡庸な出来。 表題から明らかな通り、ヴェルーブェン自身の物語なのだが、事件の構造はかなり早い段階で分かってしまう(犯人の動機は使い古されたものの上に、冒頭の記述はややアンフェアだろう)ので、上述した通り、ミステリ的興趣は薄い。強いて言えば、ヴェルーブェンを巡る"愛と孤独の物語"であり、その愛に翻弄されるヴェルーブェンの悲哀を描いた作品である。ヴェルーブェンに対して個人的思い入れを持つ方にとっては読める(泣かせる)作品かも知れないが、練りに練った構想やトリックの冴えを期待する方にとっては落胆しか感じないだろう。三部作の最終作と言う事で作者も感傷的になったのかも知れない。 三部作はこれで終了だが、個人的には「その女アレックス」の様な卓抜した作品をこれからも読みたいので、作者には心機一転、新たな構想の作品の発表を期待したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やはり3部作をすべて同じクオリティで仕上げるのは、1流の作家にとっても難しい作業なのでしょう。 1、2作目と比べるとやはりだいぶ質が落ちます。 3部目をしっかり書ききって価値のです3部作ですので、非常に残念です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!