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モンテ・クリスト伯
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【この小説が収録されている参考書籍】
モンテ・クリスト伯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全166件 141~160 8/9ページ
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エンターテインメントというとても広い枠での「傑作の1つ」と言ってしまおう。その一方で★が4つの理由は、圧倒的に密度の高い文章が負担に思う方もいらっしゃるかもしれないという、些細な心配による。 さて、もはや復讐劇の代名詞的存在としてよく知られており、わざわざ別の言い方は必要ないと思いつつも、あえて「壮大なドラマ」と紹介したい。登場人物の人となりや心理描写は巧みで、彼らが生きる時代(世界)もまた、緻密に、明確に、あるいは壮麗に描き出されている。それがお互い邪魔をすることなく折り合って、脳内にその情景が次々と描き出され、いとも簡単に作品に没頭できるはず。いささか派手な言葉が並びすぎているが、この気持ちはお読みいただければ必ずわかるはず。決して、行き過ぎた評価ではないことが。 また、この1巻だけを手に入れて様子を見るという、ケチた考えをお持ちにならぬよう、忠告申し上げると同時に、残りの巻をすぐ手に取れる場所に置いた状態で読み始めることを、くれぐれもお勧めしたい。 | ||||
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復讐劇というよりは勧善懲悪物に分類するべき小説と思う。 久しぶりに読んだが、訳文もこなれているので、話にひきこまれてしまい、 前回は、最後の方を徹夜して読み通したが、今回も、夜更かししてしまった。 小説好きを自認する人は、一度この本を読み通してみるといい。 その後に読む本は、この小説と比べて面白いかどうかが一つのものさしになると思う。 | ||||
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子供の頃読んだときは愚かにも可哀想なエドモンが宝を手に入れ,自分に仇をなした人たちを懲らしめていく話だと思っていて一人一人破滅することに興奮していました。現在,年に1回のペースで読み返していたら気が付きました。 私も,ヴィルフォールだし,モルセールだし,メルセデスかもしれない。でも,モレル氏にはなれないし,よってマクシミリアンでもないし,コクレスでもない。そうなんです。誰でも自分がどう生きるか,毎日検証しないといつ人を地獄に落とすようなことを仕出かすかわかったものでは在りません。 エドモンがエデの真正な愛に気づいて再生していくラストで良かったです。そう思いませんか?でも,本当に面白く人生を考えさせてくれる文学ですね。 | ||||
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旧題『岩窟王』。 映画『スリーパーズ』で登場したため手に取ってみた。 モンテ・クリスト伯となる男が、復讐を行っていく作品。 情景描写が多いフランス文学でありながら非常に合理的な描き方で、伏線を張りながら程よい頃に次々とつながってくる辺りが面白い。 また、一巻ではページを開いて読みはじめても、すぐには誰が主人公(話の中心人物)になってくるのかが分からない。そこを丹念に追っていくことから始まるのが特に面白い。 かたいと思わず、手に取ってみることをすすめたい一冊。 | ||||
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孤島に1冊だけ本を持っていくとしたら、、、『モンテ・クリスト伯爵』を迷わず選びます。数冊に分かれているので1冊とはいえないかもしれませんが。。。 子供時代に読んでわくわくしたあの『岩窟王』でさへ、『モンテ・クリスト伯爵』の抜粋本と呼ぶには足りなさすぎる! と思わせるほどスケールの大きな物語です。 周囲の人間の欲、嫉妬、虚栄心、裏切りの犠牲となったエドモン・ダンテスの復讐物語ではありますが、ナポレオンの3日天下など歴史的時代背景も織り交ぜた話の展開は読者に息をつく暇も与えません。一見関係なさそうに見える末端の話も奥深いところで繋がっており、このような壮大な物語を創りだしたデュマにひたすら感服するばかりです。 『モンテ・クリスト伯爵』のような素晴らしい文学作品をひとりでも多くの人に読んでいただけることを願ってやみません。 | ||||
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岩波少年文庫はダイジェスト版だが、意外なほど内容は濃い。たった全3巻で、長大な岩波文庫版の感動を十全に再現している。普通に小説として読むなら、これで十分である。 | ||||
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読書に馴染みのない人にとっては「岩波文庫」というのは、 「読み辛い」「難解」などのイメージを持ちがちかも知れないが、 このモンテ・クリスト伯は、完全なエンターテイメント作品であり、 誰でも素直に面白いと思える内容である。 勧善懲悪的要素が強く、いわゆる純文学という言葉からイメージされる 「哲学的」「思索的」と言った言葉とは明らかに無縁である。 全7巻という事で、しり込みされる方もいらっしゃるかも知れないが、 最初50Pを読んだら、途中で挫折する事はないと断言できます。 | ||||
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エドモン・ダンテス後にモンテ・クリスト伯となる人間がなぜ復讐を行うのか、綴られた巻です。人は人を愛するがゆえに、憎しむことができるといったことを、考えさせられる作品です。 ただ、表現がちょっと遠回しだったり、古臭い部分もありますが、それでも19世紀の雰囲気が味わえる感じがしてなかなか読んでいて飽きないとてもいい作品です。 | ||||
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モンテクリスト伯が復讐を遂げるものたちへ、次々と親睦を深め復讐の地固めをするのがこの巻の醍醐味です。 お勧めの内容は”桃を食い荒らす山鼠から園芸家を助ける方法”など、この時代の作品にしてはなかなか内容をひねったタイトルだなと、感心しますよ。 | ||||
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初めて読んだデュマの作品です。 これを読んですっかりデュマファンになってしまいました。 嫉妬や出世欲の犠牲となって、無実の罪で投獄されたエドモン・ダンテスの悔しさ、怒り、絶望が痛いほどに伝わってきます。 偶然にも隣の牢に聡明な司祭がいた事はダンテスにとって幸運でした。 周りから見放されてしまったときに受ける温情ほど、貴重なものはありません。二人が親子のような感情を持ったのも当然といえましょう。 それにしても14年は長い。 その間に気力を失わなかったダンテスもたいしたものです。 ダンテスが絶望的な状況からいかにして脱出するのか、そして自分を陥れた者達にどのようにして復讐を果たすのか。 長い小説ですが大変面白かったです。 次が気になって止まらなくなります。 ぜひ、ぜひ読んでみてください。 | ||||
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この巻では、伯爵が復讐へむけて、着々と準備を進める様子が語られます。 新たに登場する人物たちは伯爵の復讐とどのように結びつくのか? オートイユの邸宅での晩餐会に出席したヴィルフォールは そこで何を感じたのか? 期待を膨らませる構成となっています。 また、合間にマクシミリアンとヴァランティーヌの話。 ヴァランティーヌと1巻に登場したノワルティエ老人の話などが織り込まれ、 後半に向けての物語の盛り上がりを期待させてくれます。 あなたは、マクシミリアンのような恋をしたことはありますか? ヴィルフォールのような後ろめたい出来事はありませんか? 前者なら、素敵なことですね。 後者なら・・・あなたにも伯爵のような人物の手が伸びているかもしれませんよ。 | ||||
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この巻でやっと、モンテクリスト伯爵(ダンテス)とメルセデスとの会話が 行われます。伯爵は当然、自ら名を明かすことはしませんが、 2人の会話中にける心の奥を考えると、感動的でつらいシーンです。 勿論、その間にも復讐の歯車は回り続け、フェルナン(モルセール伯爵)の ジャニナにおける悪事が新聞紙上をにぎわせたり、 ヴィルフォール家では謎の毒殺事件がおきたりと、事件も豊富。 ただ、そのどれも伯爵が手を下したわけではなく、これでもまだ、 伯爵にとっての復讐ではないのです。 メルセデスと伯爵の2人だけでの会話の意味は? カルヴァンカンティと、カドルッス、2人の悪党はそれぞれ何を思うのか? ジャニナ通信はモルセール家に何をもたらすのか? 前巻での伯爵の仕掛けがどのように動き始めたかをご確認ください。 | ||||
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この巻でじっくりと時間をかけて読者を巻き込んできた物語は一気に クライマックスへ向けて走り出します。 アンドレアの罠にはめられ、モンテクリスト伯爵邸へ乗り込んだカドルッス。 彼は死に際して、何を見、何を考え、何を行ったか? ジャニナ通信に端をはっし、伯爵へと決闘を挑むアルベール。 そのことを知り、伯爵の下へメルセデスが駆けつけます。 そして、メルセデスの口からついに「エドモン」の名が・・・。 伯爵は復讐をあきらめるのか? アルベールと伯爵の決闘の行方は?そしてフェルナンは? ダングラールに取り入って、まさに結婚式を挙げんとしたとき、 アンドレアに何がおきたのか? ご期待ください。 | ||||
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前巻の興奮と勢いをそのままに、ついに物語も終焉を向かえ、 最大の見せ場となるのがこの巻です。 前巻で、見事金だけ持って逃げおおせたダングラールはどこへ? アクシミリアンと、ヴァランティーヌの恋の行方は? 死に瀕したヴァランティーヌは、そしてノワルティエは何を見たか? ヴァランティーヌの死にマクシミリアンは何を思うのか? ヴィルフォールは自らの邸宅における毒殺事件にどう決着をつけるか? 伯爵のアンドレアに対する処遇は? 復讐を終えた伯爵は? 壮大な物語、その間に張り巡らせられた幾重にも重なる点と線が この巻でひとつに。でも、だからといって興奮につられて 飛ばし読みは厳禁です。「待て、而して希望せよ!」 | ||||
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世の中にはいろいろな名作がありますが、 この作品はその中でも自信を持ってお勧めできる作品です。 7巻もありますので、ちょっと長いな・・・と、 手が出ない方もおいでかもしれませんね? 私もそうだったのですが、読み始めて気づいたらあっという間に読み終わり、 結局図書館で全巻読破を3回繰り返し、全巻を購入するまでにいたりました。 この秘訣は、起伏と奇知に富んだストーリィと、その途中途中に織り込まれた 歴史的事実のもたらすリアリティでしょうか? まずは1巻だけでも手にとってご覧になってはいかがですか? きっと、私のように気づいたときには全巻読破をなさってますよっ | ||||
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この巻では、ダンテスがいよいよ、 財宝の眠る島「モンテ・クリスト」島に到達し、財宝を発見。 メルセデスはじめ、父親の消息、そして自らを牢に追いやった者がだれかを 実際に確認し、恩ある人々に報恩をいたします。 クライマックスに続いて、ダンテスの愛があふれる感動的な巻といえるでしょう。 ダンテスはいかにして大富豪モンテ・クリスト伯爵へとなったのか。 お確かめください。 | ||||
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前巻の最後でダンテスは、ここから先は冷酷な復讐の鬼「モンテクリスト伯爵」 と、なることを誓うわけですが、 この巻はそこから数年後、伯爵がゆっくりと復讐の準備を行い、 周囲のヒトにはそのような気配も見せず、パリへと進出してゆくまで。 が、描かれます。 途中、イタリアの祭りの様子などが事細かにかかれており、当時の イタリアの雰囲気に酔いしれてみるもよし、 大山賊ルイジ・ヴァンパによる誘拐事件に手に汗を握るもよし。 伯爵へと成長したダンテスと、復讐の天使とは露知らず、大歓迎をする 周囲の人々の姿をお楽しみください。 | ||||
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この小説には、実に様々な登場人物が現れる。無垢で無知だったエドモン、憎悪に満ちて復讐に生きるモンテクリスト伯(後のエドモン)、エドモンなしで一人生きることができなかったメルセデス、嫉妬と金銭欲に狂うダングラール、自らの権力と名声を必死で守ろうとするヴィルフォール、愛に盲目になり、いいようにコントロールされるフェルナン・・・。一人一人が人間の現実をありありと描いている。その登場人物の性格は、実は自分や自分の周りにいる人たちの現実であり、読んでいて自らを振り返らずにはいられなくなる。人間の心を深く捉えたデュマに感嘆である。 | ||||
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悪巧みの得意な部下、恋のライバル、出世欲だけは旺盛な悪三人によって牢屋にぶち込まれた主人公エドモンド・ダンテスは古今東西の書物を喝破したフェリア司祭によって宝の在りかを教えられ、着々と悪玉に復讐を狙う・・・これが話の内容です。この本には恋愛、強姦、復讐、イタリアの素晴らしい風景!何でも有りの小説で、著作者のジュマも古代ギリシア・ローマからシェークスピアまであらゆる小説を喝破した博識です。この本に全て醍醐味が凝縮されています。つまりこの本は古今東西のあらゆる小説の上に成立しているのである。現代にアレクサンドル・ジュマが居てくれれば良いのに・・・と思ってしまいます。この本を買わないあなたは人生の半分を損しています。 | ||||
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悪巧みの得意な部下、恋のライバル、出世欲だけは旺盛な悪三人によって牢屋にぶち込まれた主人公エドモンド・ダンテスは古今東西の書物を喝破したフェリア司祭によって宝の在りかを教えられ、着々と悪玉に復讐を狙う・・・これが話の内容です。この本には恋愛、強姦、復讐、イタリアの素晴らしい風景!何でも有りの小説で、著作者のジュマも古代ギリシア・ローマからシェークスピアまであらゆる小説を喝破した博識です。この本に全て醍醐味が凝縮されています。つまりこの本は古今東西のあらゆる小説の上に成立しているのである。現代にアレクサンドル・ジュマが居てくれれば良いのに・・・と思ってしまいます。この本を買わないあなたは人生の半分を損しています。岩波書店はもっと出版すべきである。こんなに面白いのに! | ||||
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