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重力ピエロ
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重力ピエロの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全435件 161~180 9/22ページ
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| 伊坂作品は他に「死神の精度」を読んでます。 死神の精度が良かったので本作も読んでみました。 本作、個人的には嫌いじゃないんだけど、人には勧めにくい作品です。 話の中に出てくる事件が事件なのと、償いという点ではどうもね。 なのに表現はかろやかで、読後感に爽やかさが残るのが不思議だなあと思いました。 重さを忘れられるというかなんというか、これも著者の持ち味でしょう。 遺伝子の暗号のくだりはすっとばした方がストーリーがシャープになって良かったと思う。 泉水、春の二人よりも、父親の方が印象に残りました。 | ||||
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| 評判なので、初めて伊坂さんの小説を読みました。 がっかりです。 どうして、こんな平凡なメモ書きが44刷を重ねるのかわかりません。 ゆとり教育のせいでしょうか? 村上龍的なエッセンスと平成ラップ的な修辞句の反乱。 レイプされて出てきたから何? 「生きてるだけで儲けもん」という明石屋さんまさんの言葉の方が よっぽど素敵です。 作者が書いているように、美しくないものは公表するべきではありません。 | ||||
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| 癌に侵された父親と息子「泉水」。 そしてその家族として生きてはきたが実は父親違いの弟「春」。 その事実に何千回も何万回も悩み続ける。 そんな中でとうとうある事件を起こし始めます。 兄に気付いてほしいのか、気付いてほしくないのか。 全てを悟っているのでしょうが何も言わず、春を実の息子として握手を交わす。 そんな最後の病室のシーンで涙がこぼれてきました。 合間合間にガンジーやバタイユなどの引用や 過去の思い出話が多々入ったりするのが特徴的です。 それが物語を妨げると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、 私はそれが物語の良いワンクッションとなっていたと思います。 | ||||
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| 読むだけで、知識が増える小説であると思いました。 話自体は先の展開が読めてしまうし、 ハラハラどきどきという感覚はなかったです。 どんでん返しがきっとあるんじゃないか、と 思いながら読み進めていったのですが、 少し期待外れに終わりました。 ただ、最後の父の一言で 復讐に燃えていた春と泉水は救われたんじゃ ないかなと思いました。 この部分でぐっときましたので、 私としては面白かったと思います。 ミステリーというよりも、 家族のきずなを考えさせられる話でした。 | ||||
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| わかりそうで、わからない。なんだかどことなく不気味に話が進んでいく。展開すればするほど、計算しつくされていて、鮮やか。読後、完全にすっきりできないあたり流石である。 | ||||
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| オーデュボン、ラッシュライフと読んだ後だけに、物足りなさは否めません。文章は確かに伊坂幸太郎なんだけど、前作の様な驚きとか、納得が無かったからか?オーデュボンとかが星5つだと、この作品はどうしても3つ以下になります。確かに伊坂幸太郎の作風だと感じるだけに比べちゃうんだよなぁ(苦笑)まあ、嫌いじゃないし、期待感を持たれる作者だけに更なる驚きを欲しちゃうのは皆さん同意見の様ですね | ||||
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| 話題だったので読んだのですが、何が面白いのかわからない。ストーリーの先読みはできるし話にメリハリがない。時間の無駄になると思う。 | ||||
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| ハッキリ言ってしまうと、ミステリーにしては浅い。春の秘密や放火事件に関しても、まあ先の読める展開ですので、ミステリー好きには物足りない展開だと思います。この作品の良いところは、一貫して爽やかなところ。テーマ自体がもの凄く重く、書き方によってはひたすら暗く、救いようのない感じになりますが、この作品はそれを美しく描きだし、爽やかさを保ったまま走っていく。大きな起伏もなければラストにどんでん返しもない。読者が裏切られることもありません。しかし、一貫して軽い文体だからこそ、読後感はすっきりしています。ただ、伊坂幸太郎の特徴でもある、作品間のリンクや知識のひけらかしが微妙かも。話自体は面白いのに、妙にリンクさせたり、知識をひけらかすことで話が膨らみすぎている感が否めません。良くも悪くも伊坂作品だなという気がしました。個人的には話が面白かったので☆は3つです。 | ||||
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| 冒頭の一文が秀逸で一気に引き込まれます。映像化されたようですが、この作品は活字で読むべきです。内容は割愛しますが、何だか切ない面もありましたが、妙に希望的な小説です。 | ||||
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| 魅力的な登場人物とストーリー、セリフに引き込まれて、知らぬ間に勝手に味方になって、どうかハッピーエンドになってほしいと、無事であってほしいと祈る。文章を読んでそんな気持ちにさせてもらうことが、素敵な出会いであると思います。深いとか浅いとか、軽いとか重いとか、そのご判断は人それぞれかも。自分には想像できない、書けない、独自の世界観とテンポのよい言い回し。そして、立ち合った人みんなへ疑問を投げかけるようなテーマ。それだけでもまず、私には読む価値を感じられました。さらには、今まで「オーデュポンの祈り」がNO.1だったのですけれど、同点1位になった気がする「重力ピエロ」。苦悩しながらも一生懸命に大切なモノを守り生きる家族の姿は、考えさせてくれるものがあって、いろんな想いが胸に突き刺さりました。小説を読んで考えさせられる物事って、誰にでも当てはまることじゃありませんよね。自分には感じるモノがあったという出会いは、とってもうれしかったです!! | ||||
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| 全体として、ストーリーには芯がしっかり入っており、そのため世間的にはNGの強引なラストにも、少なくとも私はうなずける。確かにこういう登場人物たちなら、このラスト以外あり得ない。 特に、主人公(兄)が、最後の方で「行く必要はない」と、敢えて抑揚無く繰り返すところは好感が持てる。兄が何を考えているのかは何も書かれていないが、痛いほど気持ちは伝わってくる。これが小説の醍醐味だ。家族愛・兄弟愛ということに関してはよく書けていると思う。 ただ、あまりにも浮世離れした人物・会話が鼻についてしまい、全体の9割で感情移入できず、置き去りにされる。時折見られる洒落で笑えたおかげでなんとか最後まで読みきったが、それがなければ確実に途中でゴミ箱行き。全体としてみれば悪い作品ではないのに、とにかく起承転の部分で余計な引用やかっこつけた台詞が鼻についてしまう。もっとシンプルでよかったのに…上質の肉に、不要なスパイスを大量にふりかけてる感じ。 「小説」と割り切って読める人、気障な言い回しが嫌いでない人にはオススメしますが、そうでない人にはとりあえず最初の50Pくらいを読んでみて、言い回しが鼻についたらパスで良いと思います。 | ||||
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| 「どうして両親が春を生んだのか」これは最大の謎だった。読み進めていけば決定的な理由、「何か」が描かれてくるはずだと思っていたけれど、そんなものないんです。それが私には衝撃だった。もし自分の近くに強姦されできた子供を自分の意思で産んだ人がいたら、その子供が苦しんでいたなら、私はいったいどう思うだろう。「生まれてくる子の事を考えなかったのだろうか、浅はか、普通産まないだろう」そんな風に軽蔑していたかもしれない。少なくともこの本を読むまでは。どうして人は自分が正しいと過信するのだろう、自分は他人より奥深く考え、物事を客観的に見て、物の価値や基準が分かっている。そう信じている。なんの葛藤も考えもなく安易に選択するなよ、と人をバカにする。本当の葛藤や覚悟なんて本人にしかわからないのに。「そのこと」について一番考えているのは他ではない当人なのに。春の犯罪もそうですよね、他人から見れば薄っぺらい、大したことでもない理由で罪を犯す若者。でも、どうしても割り切れないものってあるよね、悪だとしても「それ」をどうにかしなきゃ、結局いくら生きても前には進めない、戻ることもできないことってあるよね、ってこの本読んで思いました。それでも春は悪人です。それがとても悲しい。一回じゃこの本の良さは分からないと思います。私は二回目には涙とまりませんでした。今四回目を読み終えてのレビューです(こんなに繰り返し読める本初めてです)春は今後どうなってしまうのだろうと思うと、物語は爽快?に終わりましたが、やっぱり捕まってしまうんだろうなーと思います。それでも春はきっと謝ったりはしないんだろうなーと。あ、あと「伊坂さんは超売れっ子作家なのでその力量のほどは?」と点数をつけたい方には合わない本だと思います。マメ知識多いし。別にどんでん返しがあるわけでもないですし。素直に本の好きな人におすすめです。(笑) | ||||
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| 全体的なタッチが軽快です。重いエピソードもさらっと読めます。謎解きの展開も途中でわかってしまうのですが、軽快に読めるのであまり気になりませんでした。おしゃれな文章で、痛みが伝わることなく最後まで読めたというのが感想です。 | ||||
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| 「母親が強姦されて生まれた種違いの弟」という設定と、読み易い文体は悪くなかった。 が、掘り下げが浅い上に書き方が冗長であった。 物語の骨格に対し、作者の知識の垂れ流しで水増しされた「贅肉」の部位が多かった。 この物語の登場人物らは、現在進行中の筋書きとは別に、どうでもいいような昔の思い出語りを幾度となく繰り返す。 また会話の中では「文化人臭い記号(バタイユ、サド、太宰、芥川、ガンジーetc...)の引用」を、 ウンザリするくらいの高頻度で繰り返す。 この「思い出語り」と「知識の垂れ流し」の二本立てが酷く、物語の速度を著しく下げていたように感じた。 それでいて御大層な知識の山が作品のテーマを深めてくれたようにも思えない。 有名人の格言がたくさん引用されてはいるけれど、どうにもこうにも軽い。 「自分の一寸した意見も、いちいち昔の偉い人の権威を借りないと言えないのですか?」と言った感じ。 黒澤さんの存在も、安っぽい「謎のジョーカー・キャラ」に見えてしまった。 彼はナンなのですか。過去作品からのスピンオフ出演なのですか。人物造形が薄いですよ。 知っていれば知っているだけひけらかしたくなるのが人情ではあろうが、 この作者の場合はひけらかし方がマズ過ぎるし、クドかった。 作者のグダグダした衒学に付き合うのが好き、という読者なら楽しめるかもしれない。 これより下、戯言。 私個人は訥弁で会話が苦手なほうなのだが、 この本に出てくるような人々となら、あまり苦痛を感じずに話せるのではないか、と思った。 こっちが喋らなくても一方的にマメ知識を垂れ流して場をつないでくれそうだ。 | ||||
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| 作品としては苦手です。 殺人分野がにがてなので、それだけかもしれません。 この作品はお勧めと書いてあったので読んでみたのですが、私にはむいてないようです。 何かを語りたいのでしょうが、うんちく傾ける人の話を延々聞いている気分になります。 嫌味なぐらい語り、それでもうなるような気持ちになれば、三島由紀夫みたいに過剰すぎる、でもなんかすごいに、なるかもしれませんが、 そんな気持ちになれない。 最初と最後も狙いすぎです。鼻白みます。 この作品、一般公募にだせばどこまでいくでしょうか。でもまあ編集、出版の専門の人がみたらやはりすごいのかと思います。 | ||||
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| 恐らくは「洒落た文体」と言っていい軽妙な文章で綴られていく、兄と弟の物語。超絶美形な弟は何かが決定的に欠落し、それは彼の出生に秘密があるのだが、弟想いの兄が彼をサポートしていく姿が読んでいて感動を誘います。内容的には、衝撃的なエピソードがあったり、どんでん返しがあったりとは行かず、途中中だるみの感も否めないが、父親、母親、夏子さん、弟の真の父など個性的なキャラクターを丁寧に書きこんでいるので読了まで一気に駆け抜けられると思います。 伊坂ファンは必読です。 | ||||
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| 読後感が腑に落ちない感じだった。 ストーリもたいした意外性はなかった。 あえて衝撃の事実というなら、兄が早い段階で春の本当の父親を把握していたということくらい。 何よりも「目には目を」といっていた春の報復が過剰すぎ、 それまでのストーリー全体が説得力を失ってしまっている気がする。 「血がつながっていなくても、家族の絆は法律よりも何よりも強い」ということが言いたかったのか? あまり感情移入できる小説ではなかった。 | ||||
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| 伊坂幸太郎さんの作品で初めて読んで、ファンになった作品でした。 ミステリや謎解きを意識せずに、頭を空にして読むと、文章のリズムと登場人物の会話を楽しめる、そういう作品だと思います。 内容を深く考えるとかなり重いことを扱ってるはずで、問題意識をもって考えたら苦しい、答えのなさに余計苦しい。 判断が難しすぎて先延ばしにしてしまいたいこと・できればなかったことにしたいことを、軽妙な会話の力でほっとさせてくれる。問題解決にはならないけど、心の持ちようを軽くしてくれる会話が私は好きです。 | ||||
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| 化学的要素をふんだんに取り入れ、理論武装でまとめて“それなり”に見せているだけの印象。 何しろ、先が見えるし、意外性・推理性皆無。 かといって、ヒューマンストーリーでもない。 ハルの責任を担った親父の葛藤ってそんなもの? まぁ、親父は純粋な人だったとしても、主人公?始め、ストーカー女やもう1人の親父とか 登場人物全員の思考が単純すぎて。 人間ってもっと複雑な生き物でしょーよ。 最後は感動ものになってる気がしたけど、内容も心理描写も浅すぎて、シラケてしまった。 雰囲気だけ『カッコイイ』みたいな。 まだ、辛酸を味わったことのないような純粋な心を持った若い人達にはウケそうね。 | ||||
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| 伊坂さんの作品を読むのは今回が初めてです。 人気作家で映画化されてるので期待しましたが残念ながら退屈でつまらなかったです。 犯罪者の遺伝子を引き継いだ子供はやっぱり犯罪者なのだと言いたいのかな。 父親を殺害する気持ちは分かりますが放火に関しては明らかにダメでしょ。 文章も淡々として体温が感じられず親子の絆も薄っぺらいものに思えました。 先は読めちゃうし思い出話やマメ知識みたいな会話ばっかりなんですよね。 気取った文体が私には合わなかったです。 | ||||
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