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重力ピエロ
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重力ピエロの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全441件 221~240 12/23ページ
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| 読み終わった後、もう一度読み直したくなったのは初めてでした。 深まっていく謎に惹きつけられ、ドキドキし続けました。 推理小説と言い切るのはちょっと違う、でも家族愛の話と決めてしまうのもちょっと違う。 登場人物たちの交わす会話が独特のテンポでいいんです。彼らの背負うものが切なくて、でも淡々と進められていく物語にますますのめりこみます。 そして、終盤で、すべてのからくりがわかってからのドキドキは、それまでのものよりも大きく、 読み終わるのがもったいないと初めて感じました。 登場人物一人一人がとても鮮やかに描かれています。 どの人物もある意味突飛で個性が強いのですが、それぞれに惚れこんでしまいます。 それゆえに、ラストは切なく、愛おしく、まだずっと彼らを見ていたくなるのです。 残酷でありながらも、この上なく神聖で、愛にあふれている、不思議な魅力いっぱいの作品でした。 | ||||
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| とても人気のある作家の、映画化までされた売れている作品ということで、かなり期待して読みましたが、読後は、今時の日本ではこういう小説が受けてしまうのかと愕然としました。今の若い世代は表面的な感情だけに左右されて、深く考えて善悪の判断をするということができなくなっているのでしょうか。若い著者ゆえの、読者の根本的な善悪の判断を狂わせようとする試みだったのかもしれませんが、それは勇気ではなく、浅はかな机上の空論だよと言いたくなりました。 途中は退屈、読むのは苦痛、読後は愕然という小説でした。 | ||||
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| ただただ読むのが苦痛・・・の一言。 ストーリーなんて一体どこに行っちゃったのってくらい、最初から最後までだらだらと無駄に気取った会話とウンチクの連続で、よくここまでページを増やしたなとあきれます。 意味のないものに意味を求めた風な文体が「洒落た」とでも言うのか?そういう時代?? いやだなぁ。 なぜウケてるのかわかりません。 しつこいほどのガンジーの引用もただの教養のひけらかしにしか思えなくて、最後まで理解が出来なかった。 ただ、私にはこの人はダメ。と思い、他にも買った伊坂作品すべて捨てようかと思ったほどだったけど、意外にも、次に読んだ「グラスホッパー」は全く違って軽快でテンポもよく、「アヒルと鴨のコインロッカー」「ラッシュライフ」もそれなりに良かった。 こういうのも書けるんじゃん。 | ||||
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| 上手いものだなあ、と思いながら読ませられ、読み終わった後の「ん?」という感じが自分でなかなか説明できませんでしたが、「文学」とか「小説」だとかと考えて、作者のメッセージを受け取ろうとして受け取れないというのが、感想がうまく出てこない理由だったようです。 レイプ犯の子供とその兄、父、という構成、ちりばめられた引用(作者は文学作品の引用を多くすることで、若い読者に文学の遺伝子を与えようとしたわけではないと思いますが)、しゃれた会話、構えすぎていないけどちょっとくせのある「私」(兄)の語り、など、パーツはしっかりできていて、並べ方もうまい。でも全体として伝わってくるものがない。それは作者が「作家」というより、作品をプロデュースするようなスタンス、つまり「企画」書を完成させるようなスタンスで書いているからではないでしょうか。だから映像化などで、この作品はきっと、俳優たちの具体的な身体を通してこそ生きてくる、そんな気がしました。 | ||||
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| 羨ましいくらい仲の良い兄弟、泉水と春。 私がガールフレンドだったら、家族として一緒に過ごしてきた、共有してきた時間に嫉妬するだろう。 現実世界ではありえない、小説ならではの世界の中で、それぞれが自分の苦悩を信念を持って生きている。 このおもちゃ箱のような世界に行ってきました。 楽しかった〜! | ||||
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| 伊坂作品は初めて読みます。 ずいぶん売れているようなので、その力量のほどは?と。 この小説のどこに芸らしきものがあるというのでしょうか・・・ 文学にも、ただのエンタメにもなれず、勿論ラノベにも遠くおよばず 結局、もったいぶって失敗した似非キャラクタ小説、というのが正直 なところ。これだけハズレなのも珍しいです。 芥川や太宰その他の引用も利いてない(文学にかぶれはじめた中学生の ような雰囲気レベルの底浅さ)。 バライユ持ち出すのも表面的で、ほんとに「ラスコー」や「エロティ シズム」読んだのか?って程度の、言葉尻の引用。 登場人物の属性表現に、バタイユ読ませてうすっぺらに「嫌い」って なんだそりゃ?まあ、そういう若者を造形したいとしても、正直かっ こつけるだけにしか思えん。ラノベすらこんなあからさまなスノッブ 趣味にはしらないよ、こっちが赤面してしまう。 セリフまわしも、漫画の亜流みたいな感じ。 北上次郎氏の解説に、「マジでいってる?」って、つっこんでしまう。 人前で恥をしのんで書かねばならないものがないのであれば、 もしくは、物語ることに無自覚であるのであれば、苦し紛れで「それっ ぽい」だけの文をつむぐようなことはやめればいいのに、と思う。 そう苛立つほどに、何もない本だった。 これが、向田邦子と同じ賞をとろうとしてたの?戦慄します。 | ||||
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| バタイユ的な「禁止の侵犯と祝祭的蕩尽で超越する」実存主義、具体的には、セックスと暴力によって生の強度を得るという発想と、生物学主義的な家族関係論が徹底的に批判されている。 エロオヤジの妄想(言い訳?)めいたこの種の言説にうんざりしていた私にとっては胸のすくような痛快な作品だった。(先日も、「草食系男子」に説教を垂れる勘違いエロオヤジと、「レイプは遺伝子の適応だ」とぬかす自称生物学者の文章を読んで気分が悪くなったところだ) 春は、セックスと暴力の結果、呪われた遺伝子を背負って生まれてきた。 性を忌避する彼はしかし、ピエロのように軽快に、社会を超越してみせる。 遺伝子的にはつながりのない親子が、強い絆で結ばれている。 結局のところ、セックスだの暴力だの、生物学に裏打ちされたコミュニケーションだのは、身近な他者としょぼい関係性しか築けないヘタレの逃避にすぎないのだ。 ところで、若者に支持されたこの手のエンタメ小説には「人間が描けてない」との批判が絶えないが、しっかり人間を描いている(らしい)純文学様が晒している醜態を見るに、そんなものは描かないのが正解だと思う。 そもそもそんなもん読みたくないし。 | ||||
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| 話のところどころに歴史上の偉人の名言が出てくるのがこの作者の特徴だと思う。 この作品ではガンジーが多数引用さていた。そこで好みが分かれる気がする。 私は教養があまりないので、やや退屈だった。 ストーリーとしてはややありきたりな推理小説で途中で犯人がわかる人も多いと思う。 物語の一文の「たった9秒間の快楽と引き換えに60年間子供が苦しむ」みたいな文章が印象に残った。 話題になった割にはいまいちだった。 | ||||
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| 「殺してもいいような人間は殺してもいい」「盗んでもいいような人間からは盗んでもいい」そんなテーマが、深い思索も葛藤もなく安易に提示された小説で、実に不愉快でした。人間の心に、存在に、生きるということに、全く踏み込まず、しゃれた(実はたいしてしゃれてもいないのだが)会話でするりするりと身をかわしてゆく登場人物たちの生き方が、若い世代に支持されているのかと思うと、暗澹とします。 エンターテインメントとしても、出来はよくない。謎の解決は、こじつけばかり。展開の先があまり簡単に読めるので、どんでん返しがあるのかと期待したが、それもなし。 ここにあげたような点を、「作者の周到なたくらみである」と書いている評論家がいたが、ホンキかよ? いや、評論家って、干されると飯の食い上げになる悲しき職業なのか……。 | ||||
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| 一度この作品を読めば分かると思いますが、会話が非常にキザです。 映画や小説の世界と、日常世界の「会話」は、実際異なっていると私は考えておりますが、 この作品における「会話」は、 それらの分類とは別個の無機質的な日常世界の会話というか…血が通ってない機械的な会話だな、といった印象を受けます。ある意味、それは作者の挑戦と言えるかもしれませんが、読み手としてはあまり面白くないというのが実の感情です。 | ||||
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| 謎解きをベースにした人間模様がまぁ複雑に書かれてますね。読み方によって退屈とも言えるし奥深いとも言えます。「あなたならこんな場面で何て言う?」みたいな読者への問いかけではないだろうかなんて憶測してしまいますね。善悪の定義が独特で、わかるといった受け入れられる面と、いや違うだろと言える面とが矛盾してるけどありました。本当は何を言いたいのか、まだ掴めません。 | ||||
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| 経緯があって映画を見てしまって、うーん、あんまり面白くないなと思いました。 それを友人に話すと、烈火のごとく「小説読みなさい」と怒られたので、読んでみると、なるほど傑作です。 色々な伏線がぐいぐい心を締め付けながらも、深刻なことは陽気にというどこかあか抜けた雰囲気にすっかり魅了されました。 | ||||
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| 最初と最後の一行が印象的な作品。 クライマックスでの春の言葉もまた鮮烈。 まもなく公開の映画が楽しみです。 | ||||
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| ミステリーとしては無理がある。そんなに何回も落書きと放火を繰り返していたら、当然、目撃者が現れるだろう、大の男の死体を一人で運ぶのは結構、大変だ、殺害場所をごまかされるほど、仙台の警察は無能じゃないだろう・・。 普通の小説として読むと、物語にすっと入っていける。そして、その物語は、文句無く面白い。 テーマは暗い。だが、豊富な引用に富む、気のきいた会話を読むのは楽しい。読み終えた後の後味もいい。 結末について。 「人を殺してはいけない」「罪を犯したら、罰せられなければならない」 この手の紋切り型の正論(もちろん、これが正論ではある)に逆らうのは、たとえフィクションでも、勇気がいるだろう。正直、この作品も、いずれこの手の無難な正論へ流されていくだろうと思っていた。 違った。 主人公兄弟の父親同様、この作家自身も、ういきょうの花言葉が似合いそうだ。 「賞賛に値する」 | ||||
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| 30ページまで読んだが、DNAが出る辺りまで、東野圭吾さんの分身を思い出しました、あとテレビは頭の腐った人しか観ないというのは言い過ぎじゃないか?自分の小説がドラマになったらじゃあ観るなといいたい、伊坂幸太郎は俺には合わない・・・。アヒルと鴨も全く面白くなかった・・・スポーツも音楽番組も観るんじゃねーぞ、伊坂幸太郎!!!俺は観るけど、あとドラマもニュースも、俺は観ないけど、あとチルドレンはWOWOWでドラマかされたらしいが | ||||
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| 重力ピエロは伊坂幸太郎の初期の作品ですが 私の中ではまだこれを超えるものは出てない。 ミステリー的な謎解きや伏線に、それほど驚きはないし 一気に読ませるようなストーリー構成のうまさでは最近の作品のが完成されていると思うし どんどん面白く進化しているとは思うのだけれど…でもこれが伊坂幸太郎の原点だ!と勝手に思っています。 兄である主人公と、弟の春。 春は、母親がレイプされた結果身ごもった、半分だけ血のつながった弟だ。 ある日主人公の会社が、最近起きていた連続放火の被害をうけ、 放火現場の近くに必ず残されている落書きに気づいた春は、兄とともに調査を始める。 たまたま身近で起きただけのはずの連続放火とグラフィックアートの関係の謎と 許せない犯罪がなければ自分の存在がなかったという、矛盾を抱えた春の存在が 次第に深く絡み合って…。 犯罪を憎む気持ちと、それがなければ存在しなかったという矛盾を抱えた家族。 物語はすごく重いテーマをはらんでいるのだけれど その文章は、軽く、明るく、うつむくところがない。 それはまさに物語の中で春がいう台詞通り。 「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」 これが伊坂幸太郎の文章の根っこの成分なんだろうな、と思います。 彼らの母親の選択も、父親の揺るがない信念も 主人公がやろうとしたことも、 物語の結末の、春の行為も 正しくなかったことも、あるかもしれない。 いや、はっきりと、してはいけないこともある。 けれど、読み終わったあと、嫌な気持ちにはならない。 それは多分、彼らの決断が、自分の正しさを信じる一種の狂気のようなものではなく 勧善懲悪のような、わかりやすい気持ちよさでもなく ただ空中ブランコのピエロが、一瞬だけ重力を忘れさせてくれるように すべてを越えてふわりと飛んでいくような、軽やかなすがすがしさを感じさせてくれるから。 まさにこれが伊坂作品の真骨頂、と思うのです。 | ||||
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| 友人の勧めで購入。 はまると一気に伊坂ワールドに引き込まれて、読み終わるのは早かったです。 一気に読み切った感想は「スゴイ!!」の一言。 後からジワジワ考えさせられる「興味深い」本です。 この作者の別の本も読んでみたい気にさせる一冊。 | ||||
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| この本はいまの世の中にある決まり事に対する挑戦である。確かに弟は罪を犯し続ける。放火、そして殺人。しかし法の網がかからないところで悪さをしている人間がごまんと存在する。法を犯す人間は、法を犯さずとも人を不幸にする人間よりも「絶対的に悪」なのだろうか。そして家族。血のつながった者=家族。それが全てなのか?レイプと言う悍ましい現実の結果生まれた子供は、一生社会からの蔑視に甘んじなければいけないのか。如何様にも解釈出来る「血縁」こそが、生まれた子供への愛を持つことよりも大事なことなのだろうか。法を犯せ、と言っているわけではない。私刑を許すことは有り得ない。「オーデュポン〜」に登場する「桜」が示すように、社会が信じるルールや善悪の判断では計れない「価値観」が存在するのではないだろうか。人は目に見えるものや生まれながらにあるものに安心し、守られている。また時に、それらに対し無力感を以て仕方がないと涙する。しかしルールとは「自分」にとって「答え」なのかは神ならぬ我のみぞ知る。作者は「自分の感情を信じろ」と我々に問い掛けているのではないか。自分を信じること。この道はひたすら難しいものなのか、否、安らかなるものなのか、それこそ神のみぞ知る。 | ||||
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| 伊坂幸太郎の作品の中で この重力ピエロだけは、先の展開が読めてしまった。 文章の中に堂々と答えが転がっているミステリなので、 これは何か裏があるのだろうかと思い読みましたが、 特に何もなく、普通の答えあわせが行われがっかりしました。 放火の動機もそんなことのためにやったの?って思ってしまい、 とても嫌な気分になりました。関係ない人巻き込まれているし…。 そもそもこんな回りくどい事をする必要性が理解できない。 終わり方も何だか釈然としたものではありませんでした。 オーデュボンの祈りの伊藤とラッシュライフの黒澤が出てきたのは 伊坂ファンとして面白かった。 | ||||
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| 重い。発想的には良いのですが、ちょっと内容がクドイ感じがしました。 | ||||
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