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重力ピエロ
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重力ピエロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全431件 361~380 19/22ページ
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かっこいい弟と、地味な兄貴と、面白い夫婦の家族の話。 設定が、珍しくなかなかヘビーで良かった。 物語は主人公と弟を中心に、事件に絡ませて 一貫したテーマを追っている。わかりやすい。 ただ、この人は絶対的な悪をあまりに単純に描きすぎて それがいつもなんかなーと思う。 あと、美形の人が主人公の作品として容姿がいいということは 必ずしも良いことばかりではなく、むしろ 悪いことの方が多いんじゃないかってリアリティがあった。 | ||||
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登場人物の名前も不思議だなともおもったのですが、全く違和感がありませんでした。 どんどん次が読みたくなるような感じがしました。 毎回、本の後ろに膨大な参考文献があって、毎回内容が充実して面白いのも頷けます。 途中で「オーデュボンの祈り」の登場人物らしき人(?)が出てくるような場面もあって色んな所とリンクをしている感じが、ほんの些細なことかもしれませんが更に面白く読むことができました。 | ||||
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伊坂氏の作品を読むのはこれで2作目となるんですが、1作目は、各登場人物の持つ「味」が上手く表現し切れていないところに多少、がっかりしてしまった所がありました。 今回は、この登場人物に関しては凄い良かったと思います!! 元々『家族愛』をテーマにした小説がすきなので、楽しく読めました。 「春」と言う、ちょっと変わった人間性の存在が、何よりもこの作品の魅力を最大限に引き出していたと思います。 もっともっと、春と泉の兄弟のからみを見たかったです!!vv だけど、作品の途中途中にちりばめられてる、あの知識の数。 ここまで書かれると、ちょっと飽きてしまうところがありました。 古典文学を主に専攻してる者から少し言わせてもらうと、桃太郎にお供する「猿」「雉」「犬」はちゃんと意味があるんです。もちろん、お供する動物の順番にもちゃんとした意味があるんです。 それを、あんな感じに、書かれてしまっていたことにちょっとショックでした。 | ||||
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伊坂氏に触れたのはこの作品がきっかけでした。 そもそもはついていた帯が挑発的だったんですよね。 「これはすごい作家だ、絶対読まないと損だ、とても素晴らしい作品だ」と担当編集者の言葉が載っていて、「こんな主観的な感想を持つ編集者がいる会社に利益をもたらすのなら絶対に買わねー」と決めて図書館で読みました。 そういう思い込みのせいで、「帯の煽りのわりには大したことないじゃないか」という感想です。 けどそれは帯が悪い、否定的な気持ちで読めば否定的な感想もちたくなります。 ストーリーとしてはなかなか進まないし、今ひとつと感じる人もいるかもしれませんが、時々出てくるユーモアとか例えが特徴的ですね、本多孝好(一度「本田」と書いてアップしてしてしまいました、失礼!)さんを連想しました。 そして提示された謎がカチカチと当てはまっていく手法は初期伊坂ミステリに共通するモノで読んでいて感心しました。 これ以後『グラスホッパー』『チルドレン』で伊坂氏のユーモア・センスに多いに感動して、ファンになりました。 しかし、第一印象というのは変わらないものでして、この作品だけ僕の中の伊坂世界ではみ出し物です。 帯は破って捨てましょう、伊坂氏入門編としてお勧めです。 | ||||
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私はこの本をたまたま図書室で借りたんですが、もおお!すごかったです。とにかくすごいんです!読んだあと「スカッ!」としました。今まで読んだ中で一番ジャストミートした作品だと思います。この本は絶対読んでみてください(●^o^●)きっと本が好きになると思います。どこがいいとかではなくて、全部がイイんですよ♪読んで後悔はさせません!!私も高校生なんで学生さんとかにも特にオススメ☆あと私この本先生にも勧めたんで大人うけもバッチグーでしょうヽ(^o^)丿みんなでこの本のよさをかみしめましょう♪♪♪ | ||||
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ビックリしました!!この小説はスゴイ!! 伊坂さんの話は好きで結構読んでるんです。だから、この小説もいつものように面白いだろうなぁって思って読み始めました。 しかし、予想は大きく裏切られた。。。 予想より遥かに素晴らしい!!いつもよりパワーアップ!って感じ。なんで直木賞取らなかったんだろ?ボクが審査員なら間違いなく一票入れてます。 ボクはまず「ミステリ的な退屈な手続き」という章タイトルを読んだ瞬間バーっと鳥肌が立っちゃいました。好きだなーこうゆーセンス!! あと、お父さんが「おれ達は最強の家族だ」ってなことを言う場面では涙が出てしまいました。 ゴダールがところどころに顔を出したりするとこなんかも良い! 芸術・性・遺伝・家族・正義に関しての考え方もユニークで、色々考えさせられます。。。とにかくみんなに一度読んで欲しい!!伊坂作品の中でも傑作の部類に入るのではないでしょうか? この小説を読まないで人生が終わっちゃったらもったいないと思います(ちょっと言いすぎ?) | ||||
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この作者の描く登場人物は何てステキなんだろう!! 感心しきりです。 今まで読んだのは 『グラスホッパー』『ラッシュライフ』『死神の精度』 しか、ないのですが、どれも魅力的で特徴的な登場人物に引き込まれます。 分類はミステリではなくドラマかな。 商業オビなら 『連続放火事件を追う遺伝子ミステリ』 って、とこでしょうか。 初めての小説★5つですね。 文章やらミステリとして云々はさておいて とにかく、とても気に入ったから!! | ||||
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毎日ヤなヤツに頭さげて 理不尽なアホたち相手 やり返したくてもやり返せず 幼稚園からやり直せなヤツに 笑顔で仕事をこなす 心の中にイライラが積もる んな時に読んでみて下さい ハルは私のかわりに成敗してくれる きっちりスッキリさせてくれます | ||||
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お話としてはそれほどひねりはなかったのですが、キャラクターの強さが印象に残る作品でした。主人公の兄弟二人、そしてその父親です。設定はそれほど珍しいものではないかもしれません。ある種の天才性を抱えた「春」というアンバランスな弟と、特別な家庭環境の中でバランスを取ることに長けた兄。二人の関係に引っ張られるように話が進む中、きっとそうなんだろうなという結末であったにもかかわらず、後味の悪さは感じません。そして、いい味をみせるのが、二人の父親。題材の暗さの割りに、意外なくらいホームドラマです。 | ||||
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個人的に、文句なしです。 というか、私個人としては、伊坂さんの御本で嫌いな物等存在しない、 というぐらい私は伊坂さんにハマっています。 大好きなのです。伊坂さんの著した御本が。 伊坂さんシリーズは、まだ読んだ数は少ないのですが、中でもこれはすごく好きになれた作品でした。 全体的に緩やかな流れで上品にまとまっていて、結末も楽しめました。 最後はもう一捻り有っても良いかなぁ、という気はしましたが。苦笑 でもストレートに終わるのもそれはそれで素敵だったと思います。 “春”という登場人物は、私にとって一生忘れ難い、それぐらい印象強い、魅力的な人物でした。 これからもっともっと伊坂さんワールドに浸っていくつもりです。 | ||||
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直木賞の候補にも挙がっているし、書店ではよく目にするし、伊坂幸太郎ってどんな小説家なのかな?と、常々興味は持っていました。何かひとつ読んでみようと思って「小説、まだまだいける!」との帯に引かれ、初めて読んだのが本書です。読み終わっての感想は、「まわりくどい!」でした。 兄弟の愛、遺伝子レベルを超えた親子のつながり、そうしたテーマはわかります。でも放火、殺人といったミステリー部分について、犯人はすでに読者には早々とわかっていると思うのですが、難しいアルファベットの頭文字から意味を見つけようと解読したり、遺伝子の記号を持ち出したり、頭が痛くなりました。そんな謎解きよりも、もっと人間描写にページを割いて欲しかった。父子三人の関係が、とてもよかったので、残念です。 伊坂作品、もっと楽しめるものもあるはず。ファンの方に教えてもらいたいです。 | ||||
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彼が遺伝子を小説に盛り込んで、成功した例だと言えるのではないでか? ちょうど、遺伝子、ゲノム、遺伝・・・などが、大衆に知られるようになり、その前にもこれらの言葉と結びつくのは、一卵性の双子がのでてくる殺人事件・・・(結構な確率で犯人役)ばかりだったので、ようやく、伊坂幸太郎が違う道を切り開いてくれたように思えて、読んで良かったです。 レイプで生まれた子どもが【春】で、少し重い設定のように思えましたが、物語は春が美少年だったので万事、上手く行った様に思えます。男3人むさ苦しい様に思えましたが、結末は中々、いい後味でした。 遺伝子と事件との関連性も、上手く出来ていると思います。 | ||||
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伊坂幸太郎作品を読むのはこれが3作目になります。 彼の書いた本と本がどこかでつながっていて、この本にも『ラッシュライフ』や『オーデュボンの祈り』の登場人物たちが登場します。(原作の書かれた順番がわからないので詳しくはよくわかりません) 個人的に、”繋がっている”本が好きなので、この展開は伊坂幸太郎ファンにはたまらないんじゃないでしょうか? 今回この本を読んだ感想ですが、率直に言うと「思ったより面白くなかったかな。」ということでした。 題名的にも期待していたのですが、何だかあまりに内容が把握しやすくて残念でした。 結構どんでん返しが好きなのですが、それにあたるところが自分には少し物足りなかったかな・・・と思います。 個人的には『ラッシュライフ』のようなものを期待していたので、少し残念でした。 | ||||
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テーマは兄弟愛! 兄弟愛というテーマは何か重いような気もしますが、意外と面白可笑しく読めました。 前作品の『陽気なギャングが…』に続いて笑える作品です。 血の繋がっていない兄妹がそれをどう思うか、と言った非常に考えさせられる作品です。 私もこれを読んでいる間自分の兄弟のことを考えましたが、ハッキリ言ってこの作品に出てくる兄弟と比べると、クズ、です。 そう思ったことを伝えたら、「お前が原因でこの様な良い兄弟になれないんだぞ」と言われました。 違うぞ、私は良い弟だ! 弟最高!といつか言わせてやる。 と決心した今日この頃。 この作品の悪い点を挙げるとしたら、 280 century agoと言う英文が出てくるのです、がそれは間違いです。 正確には280 centuries agoです。 後、芸術に対しての見方が好めません。 一応芸術を学んだ私からしてみると色々な点が「間違って」いました。 まあ、これは人それぞれですから別に大きな問題はなかったのですが、私には耐え難い言い方をされました。 春を目の前にしていたらジョーダンバットで殴っていたでしょう。 そう、上品に。 結論から言って、面白いです、最高です、是非読んでください! 読書嫌いな方でなければ楽しめると思います。 | ||||
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テーマが重いなぁと思って今まで読んでいなかった作品。でも、読まず嫌いせずに読んでみたら、この重さをあたたかな包容力で包み込んでしまう。血の繋がりだけが家族じゃないんだ。何が正しいのだろう。誰が正しいのだろう。誰か正しいのだろうか。春のしたことに、賛否両論あると思う。でも、私は「間違い」ではなかったと思う。「正解」なんてないから。答えはいつもひとつじゃないから。春にはしあわせになってほしいなぁ。 | ||||
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ミステリーにありがちな手続きも煩わしくなく、スルスルと、読めてしまいます(果たしてこれがミステリーなのかということは置いておいて)。ただ夏子さん抜きで親子3人で話を進めてしまってもヨカッタのではないかと思います。でも星は5つです。だって面白いんだもん。 | ||||
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いつもの伊坂作品らしくテンポのよい軽快な会話で何度か声を出して笑ってしまいました。いつものようにそのままサラっと読み終わり、「あー楽しかった!」と終わるのかと思っていたら…ほろっときちゃいました。完全にやられました。2003年「このミス」3位だけなの?この作品が何の賞もとってないのが不思議です。好みの問題もあるでしょうが、2004年「このミス」2位の『アヒルと鴨のコインロッカー』より断然心に残る作品でした。 | ||||
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伊坂幸太郎の作品は何冊か読んだけど、個人的には今回が一番楽しめなかった。ストーリーは場所的にも思考的にも同じところをぐるぐる回っている印象で進展性に欠けたような気がした。 伊坂テイストの台詞回しは今回も見受けられたけどこの重々しいストーリーにはあまりマッチしなかったです。 最後のあの台詞には最高に感激しましたけども… | ||||
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そう思える作品に出会えるのはなかなか難しいですが、出会ってしまった時の感動といったら・・最高です。まだ読み終えたくないのに先が気になってどんどん読み進んでしまう本でした。伊坂さんの小説は何冊か読んでいて、その度に登場人物魅力の虜になってしまうのですが、今回もまさにそうでした。物語の骨組みとなる事件は本当に重苦しく悲しい事ばかりなのに、当事者たちの前向きな姿勢やお互いを思う気持ちでとても暖かな作品になっています。主人公の「兄」が何度となく夢の中で母親をレイプする犯人を殺そうとしますが、殺してしまうと大事な弟「春」が生まれてこないのだという・・相反する感情の中で苦しみます。何が正しいのか・・そんなことは誰にも分からない。「自分で考えろ」というメッセージが心に響きました。そして兄と弟、そして父の漫才のような掛け合いがこの小説を一層面白い物にしているのは、間違いないでしょう。。 | ||||
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「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」「人間の原罪」「運命と自由意志」という重いテーマを背負った作品でありながら、作品全体を包み込むようなやさしさに充ちています。これこそが伊坂ワールドの魅力でしょう。気の利いた会話の数々。常識や世間のルールに囚われず、自分の考える生き方を自然にそして胸を張って生きる魅力的な登場人物たち。世間の決めつけや偏見、運命や血の束縛。そうした重たいものから解放され、自分の信じた道を軽やかに歩んでいく。「自分で考えろ!」何が正しいかは、僕たちひとりひとりがきっと分かっているはず。そんな素敵な気付きを与えてくれる作品。 | ||||
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