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重力ピエロ
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重力ピエロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全431件 421~431 22/22ページ
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本そのものの高さの半分くらいある気合いの入った腰巻きが付いている。担当編集による相当入れ込んだコピーで。それなりに期待して読んだが、まあ期待はずれではなかった、という位かな。おお、凄え! という程ではなかったということ。全編に散りばめられた箴言や警句はなかなか読ませるし、ミステリではないのに一応ミステリ仕立てにしているのも取っ付き易さを狙ったのか。しかし、この小説をひとことで言うなら「家族小説」であって、遊びの部分は多いものの本来は一般小説の分野に入るべきものだろう。だとすると少々インパクトは弱いかな。細部は素晴らしいが、全体がぼやけている、ということだな。伊坂幸太郎をどう評価するかは、結構難しそうだ。 | ||||
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すごく面白かったです。大事に読みました。難しい関係なのにみんなそれを受け入れて大事に思っている気持ちがほほえましかった。家族の大事さに気づきました。知らない分野の事に接する事ができてよかったです。遺伝子なんて全然興味なかったですから。小説好きでよかったあ~(^▽^) | ||||
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ポン、ポン、ポンと場面が変わる、いいテンポの小説です。上質のCMを次々と見ている。そんな感じでしょうか。また、一貫して「性」と「原人」について語られています。なかなか無いテーマですから、「なるほどね」と感心しながら読めるんじゃないでしょうか。そんなテンポの良さと珍しいテーマのおかげで、あきずに読めると思いますが、もしあきてしまう事があっても、最後まで読んでください。きっと、買ってよかったと思えるセリフに出会えるでしょう。 | ||||
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買ってよかった、とひさしぶりに思える本でした。ぼろぼろ涙を流すようではなく、胸にじんわりくるような感動、それだけに全然押し付けがましくなくて心地がいいです。会話も、結構知的なくせに決して読者をおいていきません、とにかく読んでいて楽しかったです。兄弟って、いいですね。と思いました。 | ||||
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レビューを事前に読んだので、ちょっと期待が大きすぎた感があります。でも、全体的にはおもしろかったです。このお話で実は一番大きなポイントを占めているのは私は父親だと思うのです。春と泉水が、特に春がここまでこれたのはひとえに父親の器の大きさだと思います。血の話は本当に難しい。テーマが重いです。でも、不思議と春を責める気になれない。そんな話です。 | ||||
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本当に久しぶりにおもしろい本を見つけた。こんなに魅力があり素敵な家族を描いたものには、なかなか出会えない。著者の他の作品も読みたくなりました。 | ||||
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遺伝子関連の会社に勤める「私」。その出自から、性的なものを憎む弟。「私」が語り出すのは、遺伝子と連続放火と弟の物語である。 居心地良い純文学のムードただよう話である。ミステリとして読んだらちょっと謎が薄いかもしれないが、「私」と父や弟が交わす小粋なトークが読んでいて楽しい。「私」と弟の選んだ結末には異を唱えたい気がしないでもないが、この世界ではあれがベストだったのだ、きっと。 不思議なタイトルの意味が、ラスト近くなってズシリと効いてくる。 | ||||
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~ちょっとだけガッカリしてしまいました。やっぱり目に入ったのは編集者さんの帯文。「今日的な同時代文学・・・」。うーん、ありがちなミステリーだよなぁ。主題となるべきは兄弟や家族との絆って部分なんでしょうけど、それにしては弱すぎる。というか、僕は何も感じませんでした。『陽気なギャング・・・』で見せた唸るような台詞もなかったし、~~期待した分かな、僕は少しガッカリでした。確かにすごく目に止まったんだから、編集者さんの勝利は勝利なんでしょうね。~ | ||||
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『弟の春に誘われ、和泉はグラフアートと放火事件の関係を探る』というお話が引用の多い洒落た会話を武器に、純文学的に進行して行く。最後に全ての事実がつながり、結局謎解きサスペンス小説であった事が分かるのだが、全く最後までそれを感じさせないのが凄かった。 | ||||
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兄弟や親子の関係。大人になればなるほど、その距離が開きがちになってしまうとお思いの方は多いはずだ。この物語は兄弟の、そして親子の絆が描かれているが、必要以上に美化されていないから抵抗感が全く無い。アートに遺伝子に古代史に、とにかく知識と教養を豊富に持ち合わせた兄弟にも、嫌味を憶えずにぐいぐいと読み進められるあたりは著者のテクニックだと思う。ストーリーは決して派手ではなく、推理小説慣れしているような方達にとっては、ある意味少し物足りないところがあるかもしれないが、時折肌がジンと震えるような会話はなかなか他で味わうことができない貴重な体験だった。こいつら、まさしく最強の兄弟に違いない。 | ||||
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同じテーマでも作者によって小説の雰囲気が変わるのは当たり前ですが、この作者の手にかかると、「こうくるかぁ」とうならせられます。前3作もそうですが、この作品もいい意味で饒舌です。いつもながら、妙に知識欲を満足させられます(笑)。キャラも相変わらずたってます。キャラの魅力でサクサク読めます。他作品のキャラも登場しますので、この小説が気に入った方は、前の作品も是非読んで見て下さい。 | ||||
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