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重力ピエロ
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重力ピエロの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全441件 421~440 22/23ページ
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| お奨めされたこともあり、手にとった。するりと読めたのは良いが。ややネタは弱い(個人的に途中でネタばれしてた)。独り言が多い語り口は、ハードボイルドっぽいって言うことなのかもしれぬが、工夫の余地ありか。雑学ネタも意外性に欠ける。とここまで書くと大したことないと思われる方もおられるかとは思うが、面白く読ませていただいた旨、お断りさせていただく。 | ||||
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| 久しぶりに小説を読んだ気がしました。ミステリーを読んだというよりは、村上春樹の小説を読んだような爽やかな印象を味わったというのが実感です。「なかなか小説も捨てがたい」と言われた批評がわかる気がして、どうしてかな?と思われたのは、通常ミステリーや探偵ものはどうしても説明的に状況や推理を読者に対し気づかせる必要があるのに対し、この小説は巧妙に説明的な解説を叙情的な会話や情景描写に隠して暗示的に読者の脳裏にインサートしているからに他なりません。無理して再読しながら分析しなくても、印象として全体像が読めるという解説的でない心象的解決を読後感として持たせることに十分成功していると思います。こういう寓話的でカラーを感じさせる小説空間に久しぶりにに出会い、最後の場面で私事ですが父の葬儀の時に感じた「父親への男としての熱き想い」を思い出しました。 Good! | ||||
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| とてもおもしろく読めました。ただ、中盤はやや間延びした感じで、一気に読み切る勢いには欠けるかなと感じます。後半の展開はだいたいよめてしまいますが、もちろん謎解きものではないので、マイナスではありません。父親と母親の心の描写がもう少しあれば、厚みが出たと思います。ただ掘り下げすぎると重々しくなりすぎるので、疲れたかな? | ||||
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| 重いテーマを軽快な会話と文体で読ませていく筆者はうまい。悪ふざけの一歩手前で踏みとどまる見極めもついていると思う。女性としては、春の主張が心に響く。すべてに賛成するわけではないが、こういうことをきちんと考えている筆者に好感が持てる。この父子3人に母親を加えた家族のあり方が素晴らしく辛い設定とストーリーを爽快に締めている。 | ||||
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| ミステリーというよりはむしろ「父と子」といったオディプス的物語がテーマの中心となっているが、話の内容よりもそのスタイルの軽快さが印象的だ。広範囲におよぶ知識と引用は80年代の村上春樹やピンチョンを思い出させる。軽快さが行き場のない苦しさを思い出させる村上と比べると、伊坂のスタイルは、むしろ重いテーマを扱っていながら、読者を深く「重力」に引き込まないためのものであろう。そのためエンターテインメントとしては完成度が高い。ただ「春」の危ないまでの自由な主張や考え方を肯定したいがために、キャラクターがやや類型的に見えるのが残念である。兄の泉水も、父親も、そして葛城でさえも、どこか似通っていてイメージが単純である。したがって面白い見解や知識もどちらかというとテーマに関わるというよりは「トリビア」的に見える。この軽快なスタイルを武器に逆にぐいぐいと「重力」に引き込むものをぜひ読んでみたい気がする。 | ||||
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| 親殺しという本来なら絶対悪とされるような事を、いとも簡単にそれでいて爽やかさすら感じさせるようにやってのけてしまう。良くて悪いこと。そこには善悪のどちらかを選択する余地などない。読者は親殺しという重々しい内容にも拘わらず、全くの苦痛も感じず読破できたのではないだろうか?あらゆるものに一定の意味を見出さずには納得行かない私たちすべてを、伊坂はあざわらうような小説であった。(この小説自体をあえてミステリー小説としたのも意図的であると思われる。) | ||||
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| カテゴリーでは、ミステリに属するのかもしれないですが、私は「読みやすくしたジュンブン」だと思います、この本。 章を細かく区切って、謎解きと回想シーンの二本立てにしている手法が、重いテーマを軽く読みやすくさせてくれています。最近の小説にはあまり見かけなかった「人類の起源」や「性善説」などについて登場人物に対話させていても少しもウザったくありません。いや、どちらかというと、非常に新鮮ですらありました。しかしそれも、筆者の、オリジナルな構成力に負うとろが大、なのでしょう。読後感もさわやかだし、登場人物も魅力的です。間違いなくオススメ。 | ||||
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| 真に大切なのは、血か、それとも絆か。 「私」とその弟「春」。二人の男を物語の中心として動いていく。 半分の血の繋がりがない二人。それでも「最強の兄弟」として、連続放火事件を解決しようとする。 父や謎の美女、そして探偵といった不思議な面々を巻き込みながら、私と春は最後の決断をする。 人によっては賛否が完全に分かれる作品であろう。だが私は彼らの決断が「正解」だと思った。 もし何かの決断に迫られた時、読んでみるのもいいかもしれない。そして答えが出るとすれば、「正解はない」だろう。 | ||||
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| この本はミステリーではありません。やられたぁ。って言うどんでん返しもないのです。『重力ピエロ』は文芸小説です。自分独自の世界観をもつ弟と家族の中で微妙な立場の兄貴が、最強タッグを組んで重い内容の作品を爽快にポップに駆け抜けて行きます!!これは、筆者の筆力のすばらしいとこです。とっつきにくい内容もサックと読ませます。まぁ、複雑な家族のお話です。正直、感想はなんか良いなぁ。程度でした。でも心には残ります。良い言葉もでてきます。なんかわからないけど心に残るというのが実は良い本なのかもしれません。 | ||||
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| 単純に楽しめる話しだったと思います。文章がポップ㊁?読みやすく、すいすいと読めました。この人の今後の䊊??品に注目です。 | ||||
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| 本そのものの高さの半分くらいある気合いの入った腰巻きが付いている。担当編集による相当入れ込んだコピーで。それなりに期待して読んだが、まあ期待はずれではなかった、という位かな。おお、凄え! という程ではなかったということ。全編に散りばめられた箴言や警句はなかなか読ませるし、ミステリではないのに一応ミステリ仕立てにしているのも取っ付き易さを狙ったのか。しかし、この小説をひとことで言うなら「家族小説」であって、遊びの部分は多いものの本来は一般小説の分野に入るべきものだろう。だとすると少々インパクトは弱いかな。細部は素晴らしいが、全体がぼやけている、ということだな。伊坂幸太郎をどう評価するかは、結構難しそうだ。 | ||||
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| すごく面白かったです。大事に読みました。難しい関係なのにみんなそれを受け入れて大事に思っている気持ちがほほえましかった。家族の大事さに気づきました。知らない分野の事に接する事ができてよかったです。遺伝子なんて全然興味なかったですから。小説好きでよかったあ~(^▽^) | ||||
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| ポン、ポン、ポンと場面が変わる、いいテンポの小説です。上質のCMを次々と見ている。そんな感じでしょうか。また、一貫して「性」と「原人」について語られています。なかなか無いテーマですから、「なるほどね」と感心しながら読めるんじゃないでしょうか。そんなテンポの良さと珍しいテーマのおかげで、あきずに読めると思いますが、もしあきてしまう事があっても、最後まで読んでください。きっと、買ってよかったと思えるセリフに出会えるでしょう。 | ||||
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| 買ってよかった、とひさしぶりに思える本でした。ぼろぼろ涙を流すようではなく、胸にじんわりくるような感動、それだけに全然押し付けがましくなくて心地がいいです。会話も、結構知的なくせに決して読者をおいていきません、とにかく読んでいて楽しかったです。兄弟って、いいですね。と思いました。 | ||||
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| レビューを事前に読んだので、ちょっと期待が大きすぎた感があります。でも、全体的にはおもしろかったです。このお話で実は一番大きなポイントを占めているのは私は父親だと思うのです。春と泉水が、特に春がここまでこれたのはひとえに父親の器の大きさだと思います。血の話は本当に難しい。テーマが重いです。でも、不思議と春を責める気になれない。そんな話です。 | ||||
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| 本当に久しぶりにおもしろい本を見つけた。こんなに魅力があり素敵な家族を描いたものには、なかなか出会えない。著者の他の作品も読みたくなりました。 | ||||
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| 遺伝子関連の会社に勤める「私」。その出自から、性的なものを憎む弟。「私」が語り出すのは、遺伝子と連続放火と弟の物語である。 居心地良い純文学のムードただよう話である。ミステリとして読んだらちょっと謎が薄いかもしれないが、「私」と父や弟が交わす小粋なトークが読んでいて楽しい。「私」と弟の選んだ結末には異を唱えたい気がしないでもないが、この世界ではあれがベストだったのだ、きっと。 不思議なタイトルの意味が、ラスト近くなってズシリと効いてくる。 | ||||
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| ~ちょっとだけガッカリしてしまいました。やっぱり目に入ったのは編集者さんの帯文。「今日的な同時代文学・・・」。うーん、ありがちなミステリーだよなぁ。主題となるべきは兄弟や家族との絆って部分なんでしょうけど、それにしては弱すぎる。というか、僕は何も感じませんでした。『陽気なギャング・・・』で見せた唸るような台詞もなかったし、~~期待した分かな、僕は少しガッカリでした。確かにすごく目に止まったんだから、編集者さんの勝利は勝利なんでしょうね。~ | ||||
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| 『弟の春に誘われ、和泉はグラフアートと放火事件の関係を探る』というお話が引用の多い洒落た会話を武器に、純文学的に進行して行く。最後に全ての事実がつながり、結局謎解きサスペンス小説であった事が分かるのだが、全く最後までそれを感じさせないのが凄かった。 | ||||
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| 兄弟や親子の関係。大人になればなるほど、その距離が開きがちになってしまうとお思いの方は多いはずだ。この物語は兄弟の、そして親子の絆が描かれているが、必要以上に美化されていないから抵抗感が全く無い。アートに遺伝子に古代史に、とにかく知識と教養を豊富に持ち合わせた兄弟にも、嫌味を憶えずにぐいぐいと読み進められるあたりは著者のテクニックだと思う。ストーリーは決して派手ではなく、推理小説慣れしているような方達にとっては、ある意味少し物足りないところがあるかもしれないが、時折肌がジンと震えるような会話はなかなか他で味わうことができない貴重な体験だった。こいつら、まさしく最強の兄弟に違いない。 | ||||
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