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重力ピエロ



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【この小説が収録されている参考書籍】
重力ピエロ
重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロの評価: 3.65/5点 レビュー 441件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全274件 1~20 1/14ページ
No.274:
(5pt)

伊坂幸太郎さん読破11冊目

『重力ピエロ』は、「正しさ」や「重さ」を語っているのに、読んでいる自分の足元は妙に軽くなる小説だった。
春の言葉は、善悪を断罪するための刃じゃなくて、重力そのものを疑うための装置みたいで、読めば読むほど「判断する側にいる自分」が揺さぶられる。

家族の話も同じで、普通なら壊れていてもおかしくない関係が、なぜか壊れずに浮いている。
それは強さというより、諦めと優しさが混ざり合った“軽やかさ”で保たれている感じがした。

重い出来事ばかりなのに、最後に残るのは「落ちていく話」じゃなくて、「落ちないための姿勢」の話だった気がする。
重力ピエロ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.273:
(5pt)

本当に、前向きな気持ちになる

大どんでん返しがあるわけでもなく、全てが救われるわけでもないが、地に足ついてそれでも希望を持って進んでいこう、という前向きな気持ちにさせてくれる作品。
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4101250235
No.272:
(5pt)

爽やかな小説

鬱屈としてる、悩んでる人が読んだら
少し心が軽くなるかも。
すごく爽やかな内容で、読みやすいです。
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4101250235
No.271:
(5pt)

遺伝子が全てではない

読書録「重力ピエロ」5

著者 伊坂幸太郎
出版 新潮社

p158より引用
“ 世の中には、インターネットを使えば、世界
の大半のことが把握できると信じている者が多いに
違いない。実際、把握できる可能性も高い。ただ、
過信は禁物だ。インターネットで検索して表示
されない人物や物事は、世界中のどこにも存在
していないのだと思いかねず、だとすると、これ
からは、世界から身を隠したいのであればコソコソ
とねぐらを移動させる必要もなくて、検索条件を
すり抜けることだけに腐心すれば良いことになる。”

目次より抜粋引用
“ジョーダンバット
 地球の重力とピエロ
 二万八千年前
 仁リッチ
 侵入者”

 出生に複雑な事情を持つ兄弟を中心に描かれる、
長編サスペンスミステリ。同社刊行作、改稿文庫版。
 家で寝転んでいる主人公・泉水、そこに弟・春
から電話がかかってきた。春が頼んできたことは、
バットを持って学校に来ることで…。

 上記の引用は、主人公がネットで調べものをす
る場面での一節。
pcとインターネットを使うことで収入を得られ、
買い物もネットで済ませられるようになると、世界
が家の中だけで完結してしまってもおかしくない
でしょう。それで人生を全う出来るのは、幸せ
でしょうが、目で見たものが画面ばかりで終わって
行くのは、不幸でもあるかも知れません。
便利な道具は上手に利用して、しかし頼り過ぎない
のが良さそうです。
 p18の新聞の犯罪報道のやり方に、主人公が憤り
を覚えているであろう描写があります。最近の
昔からあるメディアの状況を見ていると、平家物語の
冒頭が頭に浮かびます。
 ゲノム解析がまだ終わっていない頃の作品のよ
うで、遺伝子に関する描写も数多く出てきます。
「生物は遺伝子の乗り物でしかない」と書かれて
いたのは、リチャード・ドーキンスの「利己的な
遺伝子」でしたでしょうか。
この説に対する、反対意見の様な作品でした。
 どうしようもない人間は実際に存在し、そういう
人は己を顧みない。そんな人間に対する、家族の
絆の物語。

ーーーーー
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4101250235
No.270:
(5pt)

気になっている人は是非一読あれ!

小説も映画も面白いです
この作者のセリフの言い回しが好きです!
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4101250235
No.269:
(5pt)

1番大切だった

私の大好きな本!一時伊坂幸太郎の本を集めていましたが手放してしまいました。
何年も経ってからすごく恋しくなって。自分が売った物ではないけれど、自分のものが戻ってきた気分!
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4101250235
No.268:
(4pt)

※ネタバレ 総合的にはよかった

※ネタバレ含む

ミステリーとして見るなら、非常に初歩的で解りやすすぎて、さらに裏があるのでは、と思いましたが、ミステリーそのとのには裏があるわけではありませんでした。また、それぞれの過去についても、構造上はそうなるだろうというのが解りやすく、よほどミステリー免疫がない人でないと、ミステリーとしては楽しめません。

しかし、さすがは伊坂幸太郎というか、気取ったキャラの気取ったセリフ回し、セルフツッコミなどは随所に散りばめられており、全体としては楽しめました。

娯楽としてはぜんぜん読んでいいと思いました。ミステリーとしては味気ない部分はありましたが、それ以外、総合的にはよかったです。
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4101250235
No.267:
(5pt)

重いテーマだがカラっとした読後感

兄が、レイプ犯の血を分けた弟と一緒に放火事件の謎を追う話。
善悪の多面性を問う物語かな。
一般の社会通念からすれば、間違いなく弟は悪い人間。
でも家族の優しい愛情も手伝って、弟のことはどこか憎めないですね。
法律や常識といった重力に逆らって飛び越えようとした兄弟にどうかご慈悲を!
最初と最後の一文は秀逸でした。
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4101250235
No.266:
(4pt)

いつも

私は伊坂幸太郎のファンです。なかでも本作品は、いつも心のどこかにあります。
家族とは?正義とは?
偶然にも私にも2人の息子がいます。
そして大人になった彼らに、どんな事が起きても2人が一緒なら大丈夫だよと伝えたい気持ちになるのです。
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4101250235
No.265:
(5pt)

血よりもお互いを思いやる強い絆

伊坂幸太郎先生、勘弁だよー。読み終わったら、あっ人殺しても良いかもって思っちゃったよ笑
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4101250235
No.264:
(4pt)

そこそこ

初めて伊坂幸太郎作品を読みました。読みやすいですが、すごい面白いとは思えませんでした。暇つぶしにはなると思います。
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No.263:
(5pt)

白い煙の中でやっと分かり合えた親子愛

淡々とした文章の中にキラッとした面白さがさりげなくにじみ出てくる。これが読者を爽快な気分にさせてくれるところが、伊坂作品の魅力だ。また各段落が単なる番号で表されるのでなく、その段落の「小見出し」になっているのが工夫されていて、読者に想いを寄せてくれる作家なんだと確信した。そうした技巧的な面だけでなく物語の内面も素晴らしい。
人間にとって、これ以上ないというような苦汁を嘗めさせられた父親のために、自らを犠牲にしてまでも、父親の愛に応えようとしている息子の姿に胸を打たれた。一見、関係の無さそうな「放火」と「遺伝子」というミステリータッチな物語の中に、地球上に普遍的に存在するが、普段の生活ではあまり意識をしていない「重力」を「家族の中の親子という当たり前の関係」に重ねられているのではないかと思った。「掛け替えのないものたちの重ねられた力」のこと。これこそが本当の「重力」というものなのだと作者は捉えたのだと思う。そうして自分ではどうしようもできなかった存在をサーカスの「ピエロ」に見立てたのではないかと思われて仕方がない。私ごとで申し訳ないが、ピエロのような登場人物の出てくる童話を昔、書いたことがあったが、それを長編小説しかもミステリータッチに上手く仕上げている「重力ピエロ」。父親が身を切るような想いで与えてくれた命(重力)に応えようとする息子(ピエロ)の胸に迫る物語。この作者である伊坂幸太郎は、人間をどこまでも優しく見つめられる心眼をもった稀有な作家である。山本周五郎から藤沢周平と読み、東野圭吾、はたまた道尾秀介、米澤穂信と読んできた今、ようやく素敵な作家に巡り会えたような気がする。これから先、毎日が楽しくなり「生きる力」が涌いてきそうだ。だって、手元には伊坂幸太郎の作品が次から次へと私を待ってくれているのだから。
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4101250235
No.262:
(4pt)

最強の兄弟であり、素晴らしい家族やなあ思いました。ぐっと胸に沁みるものがありました。

泉水(いずみ)、春(はる)の兄弟と、穏やかで人間味のある父、思い切りのいい美貌の母。この四人でワンチームの家族がとても素敵で、彼らの絆(きずな)の強さと温かさにぐっと来るものがありました。
なかでも、終盤の病室のシーンと、ラストの火葬場のシーンが良かったなあ。目頭が熱くなりました。
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4101250235
No.261:
(4pt)

重 カピエロ

謎の暗号のようなタイトルをつける伊阪さんなので、「重力 ピエロ」と読むのではなく「重 カピエロ」と読むのだと思い込んで、物語内容にタイトルの意味が隠されているのだと思っていました。重力ピエロと読むのだとわかったのは、間抜けなことに読み終わった後でした。物語の中に泥棒のプロ黒澤さんが出てきたのは嬉しかったです。伊阪幸太郎さんのアーティスティックなサインを映画の宣伝に見つけました。絵も描かれる方なんでしょうか?サンクスギビングのホリデイにターキー焼きながら貪り読んだ一冊です。
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4101250235
No.260:
(4pt)

重力か

煙りは天へ。春は落ちてきた。遅まきながら、この作家の小説を初め読んだ。煙になるのが近そうだけど。
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4101250235
No.259:
(5pt)

社会派作品

此方の本も再購入となります。時々があり、蔵書全てを手放してしまい、記念にと、再購入致しました。一読の価値はあります。
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4101250235
No.258:
(5pt)

感動した。

精神的な苦痛や社会の仕組で、決定されるのではない意思は、過去の経験に基づくやり方で編み出された自分流の解決方法で、次々と展開されていく。そうせざるを得ないと思わせることが自然と感じる、清々しさをも思わせ、感動を呼んだ。
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No.257:
(4pt)

過去作予習要。家族と遺伝子とどんでん返しの文学作品 |『重力ピエロ』伊坂幸太郎

筆者の素晴らしい作品に対して、賛辞を表現したいのですが、陳腐になりそうで畏れ多く感じます。本作は、家族と遺伝・それをめぐる葛藤のドラマ、であったと思います。

・・・
血のつながらない家族、それでも紐帯を育んでいくというモチーフは、読者としてはよくある話であると思います。でも今回は少し驚きました。

母がレイプされた末に生まれた春という弟を持つ泉水。そして父と母。こんなパターンは初めてです。「俺たちは最強の家族だ」とサラリという父親という流れから、家族の結束が固いことが分かります。
物語だから受け入れられるものの、この悲惨な舞台設定が本作の魅力の一つであると感じました。

・・・
それに対してどんよりと気持ちが晴れないのが、主人公たる泉水の弟の春でしょう。

彼の性についての嫌悪感。人間という生き物の、一般生物以上の不要に横溢する性に対する蔑み。そしてほのかに漂う自らの存在への贖罪の念の気持ち。

被害者と加害者の子どもという、複雑な生い立ちは、家族のしっかりとした愛があってもやはり子ども(春)への影響は否めないでしょう。

兄たる主人公泉水が遺伝子関連の企業に勤めているということが、いっそうに「生まれ」や「血」に対する影響の強さを無言に際立たせる気がします。

こうした複雑な事情に対し、春が真摯に世界と対峙し、都度表現するその嗜好や清々しさもまた本作の魅力であると思います。

・・・
さて、話そのものは、連続放火犯と謎の落書き(グラフティ・アート)と二人の兄弟による謎解きという形。途中から筋にはうすうす気づき、ほぼ予想通りに終わります。

ただし、ただし、最後の一文で結論は決まります。私はここに驚きました。ああ、そうなんだ。そのままじゃダメなんだって、思いました。

何言っているか分からないと思いますが、本作は最後の一文で物語の方向性が決定するものです。最後の一文で、完全にこれまでの伏線が回収されるというか。

この映画のような最後の結末を味わうだけでも一読に値する作品であると思います。

・・・
加えて、伊坂作品おなじみの過去作品キャラも登場します。これも伊坂ファンとしては嬉しいところでしょう。

なかでも「ラッシュライフ」で泥棒であった黒澤、彼は本作でも飄々としたキャラでストーリーを彩っています。あとは「オーデュボンの祈り」でカカシの島に行った伊藤です。彼は微妙に友情出演的な印象である感じました笑

・・・
ということで伊坂作品でありました。面白かったです。

相変わらず、文学臭ただようスリラー、そしてユーモアと言葉遊びが飛び交う作品でした。「山椒魚」(井伏鱒二)「地獄変」(芥川龍之介)などのモチーフを議論するなど、文学好きにはたまらない作品かと思います。あと相変わらずの東北(宮城)が舞台なので、細かく読み込むと地元の人には何か発見があるかもしれませんね。

ですので、おすすめするとしたら、伊坂作品が好きな方(読む順番気を付けて!)、文学好き、東北(仙台周辺?)にご縁のある方、スリラー好きの方などにはおすすめできると思います。
重力ピエロ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.256:
(5pt)

こんな父親になりたい

父親の愛情を感じる
いちいちカッコいいなぁ

最終的に、重力から解放されたんかなぁ
重力ピエロ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.255:
(5pt)

最初の6ページで絶対好きなやつだと思った

扱うテーマはズッシリ重いのに、読後のこの爽快感よ…。両親のDNAをガッツリ引き継いだお兄ちゃんが、割とショボいのがかわいい。黒澤も大好き。
この家族が好きすぎて、猫の名前を『イズミとハル』に改名しようか本気で悩んでます。
伊坂さんはいつも、嫌味なく軽快に私の固定概念に石を投げつけてくれる。そこが好き。
重力ピエロ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235

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