■スポンサードリンク
重力ピエロ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
重力ピエロの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 1~20 1/5ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 『アヒルと鴨』を酷評し、2作目にこれを選んだ。やはり、井坂は絶望的なまでに文章が下手。井坂は特に、場面の切り替えがまったくダメ。井坂には悪いが、彼の将来のこともあるので、少し手厳しいダメ出しと助言をしていきたい。 まず、場面の切り替え。たとえば、父の病室での会話。井坂は、「病室では~」と一言で済ませてしまう。これではダメ。本作では、何度も「いま、ここはどんな場面だったか?」と頁を繰らなくてはいけなかった。だから読みにくい。おっとり刀だが、お手本を見せると「相変わらず父の病室は、彼ひとりだった。個室だから当然かもしれないが、それでも、いつも『ひとり』でいた。病室の個室にいる彼に対し、どうしようもなく私は無力だった。やつれた顔のくせに、息子が病室に来るのを今か今かと少年のような目で待ち焦がれる目の輝きだけは一層増している。父の病室には、息子たち、弟の春のものが大半だが、お見舞い品があふれている。」ぐらいの文章を書く。そうして、「あっ、もう余命いくばくもない、寂しさと孤独であふれながらも、懸命に最後まで生きようとしている。そんな父親の病室に来たんだ」と明確に認識させる。井坂は常に、こういう情景描写を「病室に来た」としか書けない作家。だから場面に読者を運べない。読者は常に、あたかも3歳児のようにまごつきながら、自分の帰り道を不安に押しつぶされる思いで、必死にもがいて場面を探らないといけない。読む方には本当にストレス。素人作家に典型的にみられる症状だ。 他にも「地下通路の落書き」があった。どんな地下通路なのか、ほんとに背景描写がない。女性が襲われても気づかないような陰気な場所。それは分かる。しかし、地下通路の長さは?壁の色は?どんな落書きなの?それも一切記述なし。こちらとしては話に乗れないのだ。地理描写は臨場感を与えてくれるもの。落書きは本作のテーマの柱のひとつ。なぜさらっと素通りするのかね?そんなことよりも、どうでもよい回想シーン、不自然な会話を削れ! 必要な情報をしっかり書ききらない欠点もある。伏線にすべくボかすのならともかく、井坂はただ手抜きをする。例えば、母親がいつ、どこで、どんな亡くなり方をしたのか。最後まで分からない。弟の春が中学生のときは、まだ知らされていなかったとか。※もしかしたら「いつ」の記載があるかも。だが、残念ながら、1度読むのも、正直しんどい。2度目を読み返そうとは思わない。ここは、本来は非常に重要なところなのだが。 解説に井坂ワールドとして「一風変わったキャラクター像、軽快この上ない語り口、きらめく機知、洗練されたユーモアセンス、そして的確で洒落た引用と比喩が効いていて、読むのが愉しくて仕方がない」と絶賛されているが、実態は違う。 一風変わった、どころではない。なぜなら、ホテルのフロントがいきなり、勢いよく駆け出して腰ほどもあるフロントの台の上にジャンプして飛び乗り、客かもしれない男性に対して胸倉をつかんで「おめぇかよ!」とすごむ。そんなことするホテルのフロント係、聞いたことがない。主人公の弟は、腹違い。それも、母親が暴行を受けて、そのまま身ごもったという過去が。その話が町内に知れ渡り、弟が展覧会で作品金賞を取ったとき、意地悪な審査員が展覧会の会場で出生の秘密をばらす。弟は小学5年生なのに、そんなことを本人の目の前でいうか?その後の記述では中学生まで弟は知らなかったという記載もあり、とっちらかっている。井坂自身が、こういう点をきちんと整理してないから、いろいろと矛盾が出てくる。万事この調子。 一風変わった、ではない。およそ現実感が無いキャラクターだとお判りいただけたと思う。そして、不自然な会話が多い。ガンジーなど、著名人の引用を無理やり取って付けているだけ。まったく的確ではない。ぎこちない会話でテンポが悪い。たとえば、怪しげな美人さんがいきなり「あなたは弟の春さんのお兄さんですよね。弟さんの精神が不安定。常に監視しています」など声を掛けてくれば、相手の身分、弟との関係、そういうものを何よりも鋭く確認するし、納得のいく返答がなければ無視をするだろう。弟に問い詰めても「彼女とは関わるな」。それだけ。伏線を作りたいのか知らんが、ここまで露骨だと興ざめする。 『アヒルと鴨』でもそうだが、井坂はセックスにこだわりすぎだ。そこまで井坂にとって大切なのか。今回は、レイプもテーマにして、哺乳類でレイプをするのは人間含めて3種の生物だけ、と熱く語る。キャラの特徴として、身長や体重、学歴、仕事、政治や宗教に対する考え方、セックスに対する考えなど、こういった点はキャラ整理しておくべきだが、井坂はなぜかセックスとレイプにご興味があるらしく、20代の若者かい!呆れる。アングロ的な世界観に焦がれているわけでもなく、書く内容に困ればエログロの話題か。どうしようもない筆力の無さ。 本作は、ミステリーといえるのかな?文庫本で470頁。が、犯人は400頁あたりでわかる。その後、だらだらと意味もなく70頁ほど紙数を消費する。探偵役の主人公の、犯人に対する「説得?」に費やされる。面白い会話ならともかく、単調でひねりもないもんだから。疲れてしまう。 肝心の謎解きですか?いやぁ、謎もなにもない。なぜなら、主人公が直接自分の目で、殺人事件を目撃する。つまり、犯人が被害者を撲殺しているのを目撃する。トリックも何もない。序盤は放火犯を主人公と弟の二人で追いかけ、怪しげな登場人物も何人か出てくる。が、彼らの身元もバレバレで、大半の読者は「こいつが、実はあいつと○○の関係で」と筋書きを読めてしまう。またフェアプレイ精神もない。後だしじゃんけんのごとく、登場人物の一人から「本当は放火犯の顔を見ているんです。黙っててすみませんでした」と正体が明かされるし。もうほんとに、ひねりも何もない。井坂作品は、あと10年後。もう少し井坂の筆力が上がれば、10年後に何作か読もうか。今の彼の筆力ではどうしようもないからね。自分の書きたいセリフ、書きたい内容に足を引っ張られている。そうじゃなくて、そこを土台にして、読者をうまく物語に導くだけの技量をまずは身につけてほしい。10年後に期待する。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 小説を読み終えた後、ほんとに時間を無駄にしたという感覚しか残りませんでした。超絶、つまらない。1よりも下がないので1を付けましたが、本当の評価は「ゼロ」です。 初めて伊坂さんを知ったのは「鴨とアヒルの~」。これを読んだとき、こんなすごい小説書く人がいるんだと、心底驚きました。次に読んだのが「死神の精度」「終末のフール」で、これもあまりのおもしろさに数回読み返しました。 で、「重力ピエロ」。ゴダールがどうとか、ガンジーがどうとか、ラスコー壁画がどうとか、くだらないどうでもいい蘊蓄が続くばかりで一向におもしろくならない。でも、あの「死神の精度」「終末のフール」を書いた人の作品がおもしろくないはずがない、どこかですごい展開が待ってるに違いないと信じて 、途中でやめることなく読み続け、読み続け・・・で、最後までいきましたが、なにひとつおもしろくありませんでした。 とにかく、設定も登場人物もすべてが不愉快。共感できる登場人物がまるでいない。兄弟のお父さんくらいか。 読み終わった瞬間、過去におもしろいと思った作品をおもしろく感じていたことすら不愉快になるくらい、この作家自体に嫌悪を覚えました。 もう「伊坂作品だからおもしろいだろう」という信頼はゼロ。何かきっかけがなければ、たぶんもう読まないかな。書棚に「死神の精度」と「終末のフール」があることすら、気分が悪くなってきました。それくらいの、自分にとっては超駄作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| しつこい薀蓄自体にもいまいち興味が湧かなかったので 途中で読むの諦めた 本当に伊坂氏の作品なのか | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 伊坂さんの本は結構読んでて癖はあるけど好きな作家さん。 でもこれは好き嫌いあると思うけど、哲学やら遺伝子やらのウンチクがやたら長く、くどくて読むのにうんざりしてきます。 兄が弟の破天荒な行動についてくのや、ストーカー敵な女の存在も無理があるし、そもそも話の軸の放火に家族揃って追求してくのも不自然過ぎてげんなり。 彼の作品は都合良くても、会話やストーリーが微笑ましく楽しいのでファンタジーとして読めるのが魅力だけど、これはただ自己満足で書いたとしか思えない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| これはあかんやろーと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| タイトルの通り。 重い話の割には、その過程や結末は陳腐。 え、こんなに予想通りの犯人と結末なの?って感じ。 グラスホッパーが面白かっただけにがっかり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 子供にプレゼントにしたかったので新品を購入したのですが、四隅が潰れていたり、カバーや本自体が黄ばんでいたりでガッガリです。 これだったらお値段が安い分、中古美品を買えば良かったと後悔してます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 非常に浅い内容だと思います。序盤から終結は想定出来てしまい、ストーリに全く関係のないかつ、親近感が全く湧かない無駄な会話が多くを占めます。苦痛以外、何物でもありませんでした。今まで読んだ中で最悪の小説で時間とお金の無駄です。一流の本格的な小説が好みであれば、やめたほうがいいです。この著者は初めてでしたが、これ以上この方の他の小説は読まないことに決めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 50%読んでも趣味で放火犯を探す話で展開が遅いので止めた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 冒頭での居酒屋の女性や、泉水が嘘はつきたくないと言いつつ何度も嘘をつくこと、その他伏線が肩透かしで終わる。 また、矛盾点が多々ありまして、とにかく期待はずれでした。 文章も荒く読み終わりの幸福感、余韻は全く感じませんでした。 思いつきで3日で書きましたくらいの小説です。 これくらいなら僕にも書けますよ? とても時間を無駄にした感じがします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 伊坂さんは好きな作家で、文庫本は全て持っています。 ですが、こちらは全然読み進めなくて、結局放置。 1年経ってやっと続きを読み終えました。 回想が所々入り、なかなか物語が進まず、 その回想も、登場人物に魅力があれば興味を持って読めますが、私はあまり好きではないタイプの人でした。 特にお母さんが。 美しく天真爛漫で、物事の本質がわかる素晴らしい人として書かれてたように思うのですが、 お父さんの所に勝手に押しかけて来た描写なんて、 都合のいいラブコメ漫画かよ!と思いました(笑) 競馬場でのエピソードも、なんだかなって感じですしねえ。 伊坂さんが、このような女性を魅力的と考えているなら、ちょっとがっかりです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 裏表紙や背表紙に無数の汚れがあるし、本の上が全体的にバラバラ。不良品としか思えないものが送られてきました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 非常によいとの商品状態であったため購入しました。 中古品の商品状態は個人差があると思いますが、写真のように日焼け・ほどけかけて高さがバラバラ・表紙の擦り傷が多々ある商品は、私には非常によいとは感じられませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| オーデュポンもそうだったが、展開が遅すぎて引き込まれない。もしかしたら、最後に全部が繋がり感動するのかもしれないが、半分近くまでしか我慢が出来なかった。それに所々に、ジョーダンバットのようなウンチクが不快になった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 1回しか読んでいない、というか読めなかったので、全体はうろ覚えなんだが。 悪玉善玉くっきり分けているところがすごく稚拙な感じがした。 全然感情移入できなかったぞ。水戸黄門読んでいるみたいだった。いや、水戸黄門の方がはるかに感情移入できた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| いつ面白くなるんだろうと思いながら読み進めたけど いつまで読んでも面白くならなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 8年前に読んで以来、最近2周目を完走しました。 初見だと単純に、冗長で退屈なんですよね。 話の勢いとしては淡々としてますしね・・・読んでて辛かったなあ(笑) ただ、この小説、ハッピーエンドだと思います。 余談ですが、自分が「知識のひけらかしが鬱陶しい」だの「殺人を肯定するのか!」だの宣う様な感性を持たなくて良かったと思います(笑) 「退屈だね」で片付くんだよこの小説は | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| この小説には致命的欠陥がある。それは主人公の弟、春の出生にかかわる謎、すなわち何故両親は①春を「生む」決断をしたのか?②なぜ、春に「お前は強姦魔の子どもだ。」と教えたのか?物語の根幹をなすこの重要な疑問に、冒頭から釈然としない思いを抱きつつ、最後まで読んだが回答らしきものはついに提示されなかった。①に対しては父親が「生む」決断をする描写があったが、「たとえ強姦魔の子どもでも命にはかわりない!」程度の安っぽい理由で、肝心の妻の葛藤や苦悩が全く描かれていない。②に至っては全く説明なし!かくのごときおぞましい事実を何故春に教えなければならないのか?その必然性を全く理解できない。こんな話を聞かされた春は、強姦魔だけでなく、よく父親を恨まなかったものだ。知らぬが仏とか、嘘も方便とか、まさにこのような場合に適した言葉であろう。父親が春を本当に愛しているならば決して伝えてはいけない真実だ。 他の多くの方がレビューされている通り、気障な比喩、脈絡のない引用や芸術に関する蘊蓄などが鼻につく。物語そのものは薄っぺらなミステリーとも言えないミステリーで、贅肉を落とせば30ページ程の短編でことたりる。すなわち残りの400ページあまりは物語の本質に関係のない無駄話に費やされているのだ。しかも百科事典で調べてきた知識をひけらかす小学生のごとき浅はかな内容。 この小説は登場人物が極めて少ないのだが、その理由がわかるような気がする。伊坂幸太郎氏は複雑なストーリーをかけないのではないか?氏の他の作品を読んでないし、金輪際読む気もないので、飽くまで推測だが。なぜなら主人公の会社の社長、同僚、青葉山で偶然出会った男性。いずれも何しに出てきたのかわからず、物語の進行に何らの影響を及ぼさない。あと、夏子さんは何なの?そんな気持ち悪いストーカーと付き合うか? 極めつけは小説の冒頭と末尾に出てくる「春が二階から落ちてきた。」という一文。技巧としては面白かろうが、こんな下らぬ小手先の技に走る暇があったら物語をよりリアルにする点にこそ努力を指向すべきだろう。だいたい仙台が舞台だそうだが、青葉山と広瀬川という地名以外仙台らしきキーワードが出てこないのだから呆れる。間違いなく著者は仙台で取材していない。実にいい加減な物書きだ。よくこれで売れっ子作家たり得るものだ。 途中で投げ出したくなってる方、是非最後まで読んで下さい。私の書いていることに嘘はありません! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 私にはあわなかった。 折角の日曜日をこの小説に奪われた事が腹立たしいと感じるレベル。 ①連続婦女暴行、殺人、放火と大きなテーマを扱う割に、何が言いたいのか伝わってこない。 結局、重い過去を克服したといいたいのか?それとも考えすぎなければ人生は無重力でハッピーに生きられるといいたいのか? テーマの1つ1つをよく考えた上でこの内容なら、失笑ものである。 ②物語の半分を構成する蘊蓄が浅すぎて痛々しい。 遺伝子だTGCAだと得意顔で話しているが、文系でも習う高校の生物レベルである。読者を馬鹿にしているとしか思えなかった。 しかも、兄の気を引きたくて遺伝子っぽい要素を入れただけで、オチがないという悲惨さである。 ③表現方法の一種なら申し訳ないが、登場人物の掘り下げ方も浅い。 春の特異性には度々触れられているが、父と母の苦悩や、葛城の異常性の背景などは完全に放置である。 目を引くために、ちょっとユニークな人を投入してみました、思考や感情は勝手に想像してね、という雑な印象を受けた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 前から気になっていたので古本屋で購入。一行目に「おっ」となったし序盤は面白いなと思って読んでいったのですが…半分読まないあたりで挫折。 テーマ上仕方のないことではあると思いますが、終始原始人だの性だのを兄弟で話し合っています。本当に、まだその話続いてんの?と言いたくなるほど話に持ち出します。今放火魔を捕まえようとしてるんだよね?と主旨を確認したくなる位ねじ込まれてます。鬱陶しくて仕方がない。 兄弟で小難しい話をしたとしてもそうそう頻繁にはしないと思いますし、二人ともいろいろな面で偏見に満ちていて、人を小馬鹿にしたような態度も目に余る。 登場人物全員言い回しがキザッたらしいというかクサいというか…事あるごとに偉人や小説の引用の応酬をしたり…そうしなきゃ会話できないんでしょうかね。こんなに不自然な会話文を読んだのは初めてです。 それと、社長が長々と4ページ程にも及ぶ例え話をする件、あれ要りますか?なんだか、著者が「上手い例え話でしょ?」とどや顔をしてるように見えるのは私だけでしょうか。 文中に「小説は虚構を楽しむものであって誤りを指摘するのは野暮」とありますが予防線を張っているようにしか受け取れませんでした。現に末部分に「遺伝子会社の仕事内容は完全に想像で書いたもの。フィクションなので怒らないでね」というようなことが書いてあります。いくらフィクションでもそこは現実味を持たせるためにも、何より遺伝子をテーマと(しているのだろう)するならちゃんと調べたうえで書かないといけないと思います。作中に「小説に嘘がないかチェックする父親」が登場するのに…(笑)わざとそうしているのかもしれませんが、滅茶苦茶です。 とにかく全体的に鼻につくし、何が言いたいのかよくわからず。最後だけ目を通しましたが、理由のある殺人を肯定するような展開に「は?」。高尚な読書家の方は良さがわかるのでしょう。 どんなにつまらない小説でもなんとか最後まで読む質なのですが、これは読了する気になれませんでした。 不要な文を削ると中編以下の代物でしょうね。著者の作品群のなかで最初に手に取る小説を誤ったようですが他のをおススメされても買わないでしょうね。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!





