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重力ピエロ



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【この小説が収録されている参考書籍】
重力ピエロ
重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロの評価: 3.65/5点 レビュー 441件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全441件 241~260 13/23ページ
No.201:
(3pt)

深み?

ミステリとして楽しめるわけでも、深みを味わわせてくれるわけでもない。
軽快なタッチを意識した文章は読みやすいことは読みやすいけど、『若さ』を強調するにはちょっと臭いというか『違う』感じがした。
(『文章の独創性』という点においては、町田康など芥川賞作家のほうがレベルが高い)
あと、春の人物像がどうも魅力的には思えなかった。
『結構人間らしい面を持ち合わせている天才』、という印象を与えたいようだが私には逆に『天才っぽいふりをしている普通の人間』に思えてならなかった。
それでも不安なく読めることは確かだし、可もなく不可もない感じ。
重力ピエロAmazon書評・レビュー:重力ピエロより
4104596019
No.200:
(4pt)

思索の人

伊坂さんは、思索の人だなぁ というのが読後の第一印象。物事に対する、色々な見方を登場人物を借りて、提示しているように思える。それぞれの考え方が、彼ら(彼女ら)の個性に投影されているので、現実的かどうかは別として、役回りなんかが、とてもわかりやすい(作品を書き上げる苦労も大変だろうけど)。
仁リッチが、自社の社員に訓示を垂れる、”遺伝子と会社の社員”のくだりは、大いに納得させられた。
ウェストレイクのドードマンダーもののような会話の妙(うざったい箇所もあるけれど)と、多岐にわたる情報量に比べると、ものがたりそのものが、つまらなく思えるのが難点。ミステリじゃなくて、ブンガクなのかなぁ。
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4101250235
No.199:
(5pt)

事件ですよ。

この作品で伊坂ワールドに触れ
以来全作品を購入しました。
話の内容はとても重いのに
読み終えた後はなんとも清々しい気持ちになります。
全ての会話に意味があり
何度でも読める作品です。
是非映画を観る前に小説で。
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4101250235
No.198:
(1pt)

雰囲気小説

展開や、推理を楽しむ為にこの小説を読むのは間違いです。
この小説は雰囲気を楽しむ為に読むのが正しい取り組み方です。
性を書けば文学になる?
現代では登場人物に薀蓄を延々語らせればベストセラーです。
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4101250235
No.197:
(5pt)

親子のつながり

 テーマは重いのに、どこか飄々としていて、軽いタッチで読まされてしまう、これが伊坂作品の最大の特徴でしょう。妻が、母が強姦の被害者になったら。自分がその被害にあった結果の子どもだったら。自分が直面したら、その事実の重さに押しつぶされてしまうだろうと思えるような設定。どの立場にいても、これから先の人生がつらいものでしかないように思えるのに、泉水と春、その両親の4人家族は、どの家族よりも強い絆で結ばれている。何より素晴らしいのは、この両親だろう。
 周りの冷たい視線をものともせず、2人の子どもを分け隔てなく育てた母。犯罪の被害にあい、妊娠したことを告げられた時に「産もう」と決心したのは父。この二人にとっては『子どもが産まれてくる』というその事実のみが大切であり、原因はどうでもよかったのかもしれない。なかなかできない選択だと思うけれど、みじんも後悔していないその潔さが爽快だ。
 連続して起きる放火事件の謎と遺伝子の謎がどう絡み合ってくるのか、楽しみながら読めた。これだけの重い内容を中心に据えながらそれをミステリーに仕立てる手腕の素晴らしさ。それに加えて、家族のつながりという別のテーマでもきっちり読ませてくれる。血がつながっているってどういうことなのか。まじまじと考えたことがなかったが、親子というのは、心がつながるために血のつながりは必要ないんだろうと思えた。病に倒れた父の最後の言葉、「お前は俺に似て嘘が下手だ」に、ほろりときた。
 近日映画が公開されるようだが、サーカスのシーンがどう描かれている見てみたい。ここがキーポイント、タイトルの所以でもある大事なシーンだ。映像化されるとどういった作品になるのか、そちらも楽しみだ。
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4101250235
No.196:
(5pt)

映画では、サーカスと競馬のシーンははずしてもらいたくないなぁ

映画化されるのを知り、
『フィッシュ・ストーリー』に続いて読みました。
“人と人とのつながり”
赤の他人、家族の違いこそあれ、
根底にあるものに共通性を感じました。
今作は、そこにミステリー要素も盛り込まれ、
先が見えない面白さに一気に読みきってしまいました。
〜 春が2階から落ちてきた 〜
桜が咲き始める今の季節にピッタリの作品。
ぜひ、同作を読んで、家族への思いに浸ってみてください(笑顔)
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4101250235
No.195:
(1pt)

やっぱり

伊坂ファンが「凄く面白い」って言うから読んでみたけど、正直最後まで読むのが苦痛なほどつまらなかったです。やっぱり伊坂は僕には合わないかな。
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4101250235
No.194:
(1pt)

何も残らない

直木賞候補となる人気作家ということで期待して読んだら
「何 これ?」というのが すみませんが、 率直な感想
兄弟の会話がありえないぐらい説明口調だし 
弟のハルの苦悩は ゴミを蹴る以外 見当たらないし
犯罪正当化してるようで 読んでいい気分でもないし
つじつまあわせの文章に見えて 残念
タイトルも救いがあるように「無重力ピエロ」だったらまだしも。
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4101250235
No.193:
(2pt)

内容の割には長すぎないか?

とりあえずストーリーやテーマ以前に登場キャラが誰一人として好きになれない。いや、別に好きになる必要などないのだが、読む際にストレスを常に感じさせられる。
全員無駄に話し方が気取っていて、無駄に偉そうな態度なのだ。
例えば、主人公(と思われる)の男などどう考えても若いはずなのに、実年齢より遥かに年上に対していちいち癇に障る様な発言が多々ある。
また、重要人物である主人公の弟だって、散々過去の偉人(それも外国の)の格言なり偉業なりを例に出す所謂「不思議ちゃん」だが、こんな人間が現実にいたらどうだろうか?
「仕事は一人でやるもんだよ」と言って「ビートルズは4人ですよ」と言われたらどうだろう?
自分はきっと話したくもありません。最悪、グーで殴るかもしれません。パーでビンタはしてしまいそう。
というか、学校なり職場なり、社会に適応できないと思います。この本のキャラはそういう人ばかり。
何故ストーカーやレイプ魔のくせにあれだけでかい態度で自分を正当化できるんだろう?
完全な犯罪者なのに。
帯表紙に「洒脱な」という作者を表する言葉がありますが、ただ格好をつけているだけにしか感じられません。
後、500ページ弱あるが、ストーリー展開からから考えると長すぎないか?
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4101250235
No.192:
(4pt)

「重さ」を感じさせない「重い」小説

父母と兄弟の4人の家族。
その家族には過去に忌まわしい辛い出来事がありました。それは、弟の春が母がレイプされその結果生まれた子供だったと言うことです。
従って、父親も兄の泉水も春とは血の繋がりを持ちません。でも、そんな事実は関係ないくらい親子、兄弟の結び付きが強い家族です。
そんな家族の周りで、連続放火事件が起きます。それに関連すると思われるグラフィティアートも出現します。
この二つの出来事の関連を追及する謎解きが始まります。
遺伝子の問題やネアンデルタール人とクロマニョン人の関係、桃太郎伝説、梅毒に対するマラリア療法、そしてガンジーに代表される様々な発言の引用などがあり、知的好奇心を大いに満足させてくれます。
そして、この本全体はミステリー仕立なのですが、ユニークな登場人物と機知にとんだ会話やユーモア精神に彩られて、非常に読者を楽しませてくれます。
犯罪とその刑罰の問題や、性的犯罪の問題など、様々な問題が内包された、その意味では「重い」小説なのですが、こうした作者独特の語り口で、そうした「重さ」を感じさせない作りになっています。
いろんな意味で楽しめる作品です。
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4101250235
No.191:
(4pt)

罪の報い

復讐する気持ちは分かる。世の中には理不尽な判決が多々ある事も分かる。イカれた日本の法律も分かる。ただ殺人を許容する事は許せない。確かに復讐で殺しても構わないと思う、ただ罪は償うべきでは?家族からすれば自分達に災いをもたらした者に復讐をしたい気持ちは当然だろう。し自分も同様の事を考えてしまうだろう。著者はきっと現在の裁判での罪と罰のあり方に一石を投じたかったのでないだろうか?被害者と加害者のあり方。償うべき罰とは。理不尽からは理不尽しか生まれない。罰とは何かを考えさせる作品でした。
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4101250235
No.190:
(4pt)

深刻なことは陽気に伝えるべきだ

本書に出てくる一文
「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」
まさにそれを描いた作品で、
重いテーマにもかかわらず、
「おもしろく」読むことができた。
復讐をミステリーの謎解きにすりかえた点が
見事という他ない。
文章全体にも奇をてらった感じがなく、
それでいて随所随所に伊坂節ともいうべきユニークさがあり、
明確なテーマに沿ってストレートに描かれているので、
読みやすく、かつ考えさせられる、
実にいい作品だと思います。
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4101250235
No.189:
(4pt)

親子,兄弟の絆って何だろう?

 淡々とした語り口なのに、内容的には、親子や兄弟の絆を考えさせる重いテーマを扱っています。
謎解きいうミステリーの要素がストーリーの縦糸ですが、本筋は親子や兄弟の微妙な距離感の描写にあると思います。
 伊坂氏の作品を読むのは、『グラスホッパー』に続き本作で二作目ですが、
人や場面の描写が、たとえ一人称で語られていても、いつも客観性をまとっているような気がします。
どこか、冷めたようなスタイルに、登場人物に感情移入していくことに、最初必ずとまどいます。
意図しての事なのでしょうが、この辺が伊坂作品の好き嫌いの分かれるところなのかもしれません。
 血のつながりという“重力”を超えようともがいている家族の姿がリアルに感じる後半、
父が二人の息子にかける言葉に、私は感動を覚えました。
 映画化もされるとのことですが、原作を先に読んで、どのような映像に仕立てるのか見てみるほうがお勧めです。
 
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4101250235
No.188:
(2pt)

上手だとは思います

私が古いのかもしれませんが、主人公とその弟との会話が
キザすぎていらいらします。もっと、「普通に話してよ」
という感じです。その会話の内容も、知識のひけらかしの
ような感じで、心に残りません。放火の理由も弱いし・・・。
伊坂さんって、なんか犯罪自体を行うこと自体を軽く考え
てる気がします。冒頭の女の子をバットで殴るというのも
、そんなことまで書く必要あるのかな?と思ってしまいます。
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4101250235
No.187:
(5pt)

28歳 男性 泣きました

家族を実感する時、特別な言葉や特別な表現はいらない。
じっと相手を見つめて、心からの想いを伝える。
それで、繋がり、温かさ、生きている意味をお互いが分かち合える。
それを教えてくれる場面で、不覚にも、涙を流してしまった。
父を、母を、兄を、家族を、思い浮かべながら読んでいたら、温かいものがこぼれていた。
小説に感動し、そして自分の家族に感謝していたのではないかと思う。
話の密度、仕掛けの巧妙さ、登場人物の描き方といった全体として、
この小説が突出したものかと問われると、そうは言えないように思う。
しかし、間違いなく、この小説は傑作だ
あの場面で
父から子へ
伝えられた
一言
小説を傑作へと導びく言葉が、ここには待っている
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4101250235
No.186:
(2pt)

重い気分になります。

立派な両親とハンサムな弟。
優しい家族思いの兄。
でも結末がそうなるんだったらあんまり嬉しくない。
両親の判断は結局、不幸を生んだ事って救いがないような気がします。
ある意味親不孝だし、子不孝(不幸)だし。
幸せになって欲しかった・・・。
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4101250235
No.185:
(2pt)

作家の力量

同業の作家で評判になったというので大分前に読んでみたのだが、まったく内容を覚えていない。何ひとつ。他に「オーデュボンの祈り」「グラスホッパー」も読んだが(そっちの方はなんとなく覚えている)、全体を通して、作家としてのスキルが足りない印象は否めない。稚拙だな、という印象。イマジネーションが想像の範疇を超えない。従って驚きも発見もない。単純に、筆力、想像力の問題だと思う。僕にはどこが評価されているのか分からない。凡庸な、アマチュアレベルの作家。売れりゃいいのか。
重力ピエロ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.184:
(5pt)

桜の花がたゆたう川みたいに、穏やかだ

初出は2003年4月。伊坂幸太郎が1970年代生まれとして初めて直木賞候補となった作品である。ぼくの読後感ではむしろ芥川賞受賞であるべき作品だと強く思う。これを選考から漏らす選考委員は失格だと断言してしまいたい。この作品のテーマは『家族』だ。『家族』はなぜ『家族』なのだろう。ローランド・カークの音楽を無意識に聴き、兄弟・父子・母子の間で交わされる会話が、その答えを示すかのように輝き続ける。言葉をキャッチ・ボールする春と泉水、そしてその二人を見守る末期癌の父。登場する人物の誰もがラストに向かって光を強める。
この慈愛に満ちた小説を生み出す暖かみある力に、これから生み出される作品に期待するな、という方が無理だ。伊坂幸太郎の才能は村上春樹以上かもしれない。
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4101250235
No.183:
(4pt)

透明感ある作品

 レイプ、殺人、ストーカー
 作品中で扱っている題材は少々大人向けだが、家族や兄弟の繋がりに透明感を
感じる。
 弟の春には特異な出生がある。彼を思いやる兄と両親を中心にその家族の思い
が綺麗に語られる。類似した作品を見たことない。
本屋さんが読んで欲しい本に選ばれているようだ。
重力ピエロ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.182:
(5pt)

重力ギリギリの面白さ!

もし本気で「君は薔薇より美しい」とか「あなたの瞳は夜空の星のようだ」みたいな言葉で女性を口説ける男がいたら、そいつはかなりの凄腕だと思う。そんな寒いセリフが効くかよ!――仰る通り。でも逆に、それを決め手にもっていけるとしたら、天才的なプレイボーイ(この言葉もちょっと寒いけど)ではないだろうか。
文庫の解説には「洒脱なユーモアと緻密な構成で読む物を唸らせ、近年まれにみる資質の持ち主として注目を浴びている」と書かれている。それはその通りだが、あまりに一般論的でもある(解説だからいいんだけど)。そのことを俺なりに述べると、最初に書いた決めゼリフみたいな感じになるのだ。たとえば、その「洒脱なユーモア」も滑り落ちるぎりぎりのところにあったりする。
「仕事は一人でやるものだ」
「ビートルズは四人でやってましたよ」
「だから解散しただろ。ボブ・ディランは永遠に解散しないぞ」
この辺は外角低めすれすれのストライク(村上春樹っぽいけど)。でも、
「俺の息子たちには、この病院に花を置く発想がなかったからな」
「そういう繊細さを、親から教えてもらえなかったんだ」
「親の顔が見たいな」と父が言うので、私はすぐに父を指差した。
こっちはボール1個分外れてるかな、惜しいけど、みたいな感じだろうか。でもそれはそれでアクセントにもなっていて、伊坂ワールド全体を歩き終えると心地よい充足感につつまれる。感覚的に書いているようで、物語の先まで見通す力の高さ。たいした書き手ですわ、この人。
重力ピエロAmazon書評・レビュー:重力ピエロより
4104596019

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