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重力ピエロ
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重力ピエロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全431件 141~160 8/22ページ
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小説にはエンタテイメントを求め、ミステリーには「そんな結末が!」というのを楽しむ私には苦痛でした。 同じような会話や出来事がだらだらと続き、堂々巡りをしているかのようでした。 これだけ高い評価もあるのだから、私には馴染まなかったということでしょう。 | ||||
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最後まで面白くならなかった。 単純に起承転結が無い作品。 そもそも主人公が謎解きを始める動機が曖昧なので、彼に意思がなく、ご都合主義で動かされている気がした。会社勤めの主人公が夜中張り込みするのも幼稚でバカバカしいと思ってしまった…。主人公兄弟が中高生という設定だったら行動に納得がいくと思う。 作者は無関係の死者を出さずにストーリーをすすめたが、放火は重犯罪。どれだけの人が迷惑するか?放火が続く地域に住む人々の恐怖心などに思い至らない作者は、放火をたんなるサインとして使っているため、あまりにも他人ごとの主人公兄弟が不快だった。自分達の事ばかりで、まさに「ジコチュー」で「アサハカ」だと思う。 おかげで登場人物達に共感が出来ず、読み終わっても「なんじゃこりゃ」という感想しかない。 それぞれのキャラは立っているが肝心のオチに全く意外性はない。はじめはカッコイイと思えていた春が、単なるバカにしかみえなくなった。最後まで読むとキャラの魅力が消えてしまう残念な作品。 唯一の救いは父親かな。よって星1でなく星2 | ||||
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周りにファンの方が多いので読んでみましたが、 私には合いませんでした。 表現や会話の内容が稚拙に感じましたし、 物語に必要の無いエピソードやキャラ設定が多過ぎると思いました。 ページ数を三分の一は削れそうです。 ストーリーに関しては、いくつかの重犯罪を詰め込んでいながらも、 その重さを全く感じさせない作りになっていました。 伊坂幸太郎さんの本を読むのは初めてなのですが、 ストーリーに合わせて、あえて表現や会話を軽くしたのでしょうか? おしゃれでポップな雰囲気が好きな方にはお勧めです。 | ||||
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本書を読む前に同じ伊坂幸太郎の『アヒルと鴨のコインロッカー』を読み、レビューをした。 そこには「映画を先に見てオチが分かっていたから」という理由で星3個をつけた。 本書も同じ理由で同程度の評価をしようと思ったのだけど、「ある理由」を加えて4個にすることにした。 それは『哲学書』的な部分があったから。 私は本書だけに限らず、本にしろ、映画にしろ、その作品から「哲学」を読み解くことが必要だと思っている。 そうすることで自分を大きくするため、人生を充実させていくことができると思う。 私が見たものではそれは大きなものに隠れていた場合が多かったのだけど、本作は見えやすく、伝えやすいようにしてあったところがよかった。 良い言葉はたくさんあったが、印象に残っているのは「地味で退屈な事柄にこそ神様は潜んでいるんだ」「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」など。 他にもたくさんあるのでこれから読む人はその辺りに注意をするとより多くのことを学べると思う。 もう読んでしまった人もそれを探していくことで新たな発見があるのではないかと思う。 | ||||
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読んでみて、とても不思議な感じでした。 伊坂さんの小説はオーデュボンが初めてでした。独特なユーモアセンスに惹かれて、とても面白かったのでこちらも読ませて頂きました。 で、 感想なんですが、読んでいて面白いと思うし、アホかって思っちゃうところもあります。 ようは良い面をみるか、悪い面をみるかで評価が大きく違ってくると思います。 良いところ 涼しげな文章 芸術にたいする登場人物の思い 両親の前向きで、明るい性格 ←ここがこの小説で一番よかったです。とくにお父さんがいい! 悪いところ 春の人を見下したような態度 ←見下すっていうよりは、イケメンだからなにしても許されてるっていうのが近いかな。。。 現実的に考えれば春くんみたいな、独特な空気を持つ男の人は、女の人から嫌われるだろうなあ。ちなみに私は女ですよ。 うんちく 謎解きがつまんなかった 泉水と春のキザな会話 こんな感じでしょうか。著者が若いからか、ベテラン作家のような重厚なストーリーは一切ありません。 オーデュボンでもそうでしたが、伊坂さんの作品は全体的に、涼しげでユーモアにあふれているのですが、心の葛藤というものが抜けている感じがします。 | ||||
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ちょっと変わった家族の物語です。 個性あるキャラクターと謎解きと家族愛が絡まった愉快な小説です。 空想の世界を描きつつ、身近な感じがよいと思いました。 | ||||
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なんだかんだで最後まで読んだので、最低な作品とまでは言いませんが、納得できない事柄があまりに多い。文体がしゃらくさくて、作者とは友達になれないだろうなという感覚を強く覚えた。(逆に言えばそれだけ個性的ということではある) レイプされたときにできた子どもを産むという発想が理解できない。しかも理由が神様に「自分で決めろ」と言われただって。もっと納得できる理由にして欲しかった。兄貴が遺伝子を勉強しているのも、放火の手口も全部ご都合主義なので、人間が描かれていない。興ざめしてしまった。 確かに少し感動しかける場面もあるが、「はい、ここでホロっときてね」と作者が言っているようでイライラした。僕には合わなかった。 | ||||
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この著書でも伊坂ワールドは全快だったが如何せん、前評判で自分の中でハードルが上がっていた所為もあり、今ひとつだった気がしてならない。まず、参考文献の多さに辟易する。いい話かもしれないし、部分的に巧みだと感じる箇所はあるものの、やはりどこかチープな印象は最後まで拭いきれなかった。犯人がすぐわかったなんて言って低評価している人もいるが、そもそもこれはミステリとして捉えて読んではいけないと思う。だからガチガチの本格ファンとかには低評価なのはわかる。女の子には人気がある小説だということも読んでみてわかる。でも、そうかといって面白くないわけではない。確かにひきこまれる作品でもあるのだ。伊坂ワールド…… | ||||
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これは、読む人によって解釈が違ってくると思う。 むしろ、伊坂さんはそれを計算していると思う。 そこが分かるか、分らないか。 作者自身、法学部だったこともあり、何が善で、何が悪か、法律が全てなのか、否か。 それは見方によって全然違ってもくると言いたいんだと思う。 他の伊坂さんの作品でも、そう感じさせられる作品がありました。 アヒルと鴨のコインロッカーもそうだと思います。 だから、あえて最後に春がどうなったかは、描かれていない。 そこから先は、読み手の善悪の判断による、という事を計算してると思う。 伊坂さんは、こうゆう押しつけるんではなく、読み手に任せること多いですよね。 ミステリーとして浅いという人もいるだろうけど、全然そうは思いません。 ミステリーとしてではなく、伊坂さんの、その問いかけが読み手に投げかけられてるんだと思う。 私はすごく好きな作品でした。 かなり重い題材なのに、読んだ後には、じんわり暖かくなる。 そこもすごいと思う。 じんわり涙が出る所もあれば、 たった一言のセリフで、突き上げられるようにこみ上げてくる所もあり。。 「深刻な事こそ、陽気に伝えるべきなんだ」のセリフ同様に、 この小説もそうゆう描かれ方をしてると思う。 謎解きと同時に、ある登場人物の思いも紐解かれて、すごく切なかった。 面と向かって手伝ってと言えない。。分ってくれるかどうかも。。 だからああゆうやり方をしたー。。 有名人の言葉の引用以外にも、伊坂語録出てきてました。 やっぱり、 「楽しそうに生きていれば、重力なんて消してしまえるんだよ」が、1番好きです。 やっぱりお父さんの役割は大きいし、素晴らしい。 すごく深い作品だと思いました。 私の中で人生を変える1冊に入ります。 出会えてよかったと思える作品でした。 確実に”残る”本でした。 | ||||
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愛する母と強姦魔の間に生まれた春。そんな春を尊敬し、愛する弟想いの泉水。そんな兄弟と家族の心暖まる謎解きミステリー―― 雑学、薀蓄がてんこもりで、直接物語に関係無いものも多いが読んで得した気分になる。 そもそも、本の存在意義の一つは情報を得る事だ。 物語にすんなり入ってくる薀蓄は良いアクセントとなっている。 ミステリー小説としては、やや物足りなさを感じるが、 それを補って、家族の暖かさと絆を感じさせるハートウォーミングな一作。 | ||||
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私が伊坂作品を読む理由は、「興味」だったり「好奇心」だったりする この人は、次にどんなセリフを言い、どんな行動を起こすのだろう、彼の心の中を知りたい、理解したい それだけのことなのだ この作品には、世間では「道徳に反する」行為や言動が数多く見られる それが許されるのか、正義なのか、私はそういうことをこの本に求めないし求めることはそもそも間違いではないかと思う 泉水が、春が、どうしてそのような行動をしたのか、どんな気持ちだったのか、そればかりに興味がある そして犯罪だらけの話なのに、読んだあと非常に穏やかな気持ちの自分がいる 本に教訓や絶対的な正義を絶対に必要とする人にはおすすめできない一冊です 生きる苦しみを、信じられる喜びを、選択の難しさを、ささやかな幸せを、彼らから感じたい人にはぜひおすすめしたい一冊です | ||||
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伊坂ファンからのアドバイス(伊坂作品は出版順に読め)を知らずに、あちこち読み散らかしてしまいました。半分ほど作品を読んでしまったあとに今作に入ってしまいました。 でも、オーデュボンの祈りは辛うじて読んでいたので、何とか前作とのリンクを楽しむことができました。マリアビートルへの布石も感じられましたし。さて、今作の内容はというと、それほどガツンと来るものもなく、可もなく不可もなし。 違う意味では楽しめました。 | ||||
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ストーリーよりも映像を楽しむ、フランス映画のような小説でした。 個人的に、この作品は文章を楽しむものだと感じたので。 この人の作品は初めて読んだけれど、文章がステキ。綺麗で、分かりやすくて、ユーモアがある。 今まで私は本を読むとき、何よりもストーリー性を重視していたので、 ここまで文章を楽しめる本があるとは思いませんでした。 「春が二階から落ちてきた」 この冒頭一行から、この人の書く文章にググっと引き込まれました。 この作品について知識をひけらかしている、なんて批判する人もいるだろうけど それは春を語るに当たって必要な要素だったと思うし、 なにより無知な私にとってはそれが面白いと感じる、ひとつの理由でもありました。 安っぽくて押し付けがましい「家族愛」をテーマにしたTVなどは大っきらいだけど、 最後のお父さんのコトバには本当に感動して、涙が出ました。 | ||||
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ミステリーというカテゴリーの中で評価しようとすると 突出した作品だとは思えないかもしれません。 でも、ぐいぐいと引き込まれてしまう魅力のある作品です。 平凡そうに見えるけど決して平凡ではない父親。 その父親を一瞬で理解した母親。 とても魅力的な2人の息子たち。 重苦しい出来事があるのに、爽やかな主人公たち家族。 現実味があるストーリーとは言えないかもしれないけど、 なぜかとても気になる人物たちです。 読後感も悪くない好きな作品。 「オーデュボンの祈り」で気になる作家の1人に この作品で好きな作家の1人となりました。 | ||||
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これは人々が漠然と感じていることを、 文章にしてはっきりさせてくれています。 大きな不幸を抱えても、それは絆で乗り越えられる。 登場人物や話の展開は奇抜だけど、 とても淡々と、しかし大事なことが書かれている。 本当に伊坂幸太郎はいいですね。 | ||||
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現実味のない小説とたまに酷評を受けますが、少なくとも私の育った環境とは違いすぎるので、こんな事起こり得ないとは思いませんでした。 どの登場人物も、公平性に欠けたすごく偏った物の見方を持っていましたが、そこがすごく現実的だと思いません? | ||||
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伊坂作品は他に「死神の精度」を読んでます。 死神の精度が良かったので本作も読んでみました。 本作、個人的には嫌いじゃないんだけど、人には勧めにくい作品です。 話の中に出てくる事件が事件なのと、償いという点ではどうもね。 なのに表現はかろやかで、読後感に爽やかさが残るのが不思議だなあと思いました。 重さを忘れられるというかなんというか、これも著者の持ち味でしょう。 遺伝子の暗号のくだりはすっとばした方がストーリーがシャープになって良かったと思う。 泉水、春の二人よりも、父親の方が印象に残りました。 | ||||
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評判なので、初めて伊坂さんの小説を読みました。 がっかりです。 どうして、こんな平凡なメモ書きが44刷を重ねるのかわかりません。 ゆとり教育のせいでしょうか? 村上龍的なエッセンスと平成ラップ的な修辞句の反乱。 レイプされて出てきたから何? 「生きてるだけで儲けもん」という明石屋さんまさんの言葉の方が よっぽど素敵です。 作者が書いているように、美しくないものは公表するべきではありません。 | ||||
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癌に侵された父親と息子「泉水」。 そしてその家族として生きてはきたが実は父親違いの弟「春」。 その事実に何千回も何万回も悩み続ける。 そんな中でとうとうある事件を起こし始めます。 兄に気付いてほしいのか、気付いてほしくないのか。 全てを悟っているのでしょうが何も言わず、春を実の息子として握手を交わす。 そんな最後の病室のシーンで涙がこぼれてきました。 合間合間にガンジーやバタイユなどの引用や 過去の思い出話が多々入ったりするのが特徴的です。 それが物語を妨げると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、 私はそれが物語の良いワンクッションとなっていたと思います。 | ||||
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読むだけで、知識が増える小説であると思いました。 話自体は先の展開が読めてしまうし、 ハラハラどきどきという感覚はなかったです。 どんでん返しがきっとあるんじゃないか、と 思いながら読み進めていったのですが、 少し期待外れに終わりました。 ただ、最後の父の一言で 復讐に燃えていた春と泉水は救われたんじゃ ないかなと思いました。 この部分でぐっときましたので、 私としては面白かったと思います。 ミステリーというよりも、 家族のきずなを考えさせられる話でした。 | ||||
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