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重力ピエロ
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重力ピエロの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全435件 81~100 5/22ページ
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| 読みやすく面白い。 ミステリーとしての伏線よりも、人物描写に重点が置いてある。 その人物の背景を細かく描写して人物像を作り上げ結論まで繋げていく展開にストレスなく読める。 | ||||
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| 他のレビュアーの方も記載しているが、本書はミステリーというよりも家族の物語だろう。グラフティアートを描いているのも放火をしているのも犯人が早々に読めてしまう。だが、伊坂さんのユーモアがあって語り部の泉水の『自分突っ込み』もなかなか可愛らしい。伊坂さんの小説はこれで二冊目なのだがユニークさと可愛げは、やはり伊坂さんの人柄と才能の形なのだと思う。それとともに、春のユニークなキャラクター設定、父親は癌に犯されているにも関わらず謎解きに邁進する親子の姿も清々しいものがあった。 ストーリテリングの実力があっても作品にとりたてた個性が無く、『面白いんだけど好きになれないんだよなー』という小説はけっこうあるが、伊坂さんの小説はそこが違い、読み手を惚れさせる個性を持っている。今まで触手が動かなかったが、この本も友人の紹介だ。やはり自分の情報だけでなく意外なところから面白いものはやってくる。 久々に良作に出会えてよかった。そんな読後感が持てた。 | ||||
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| 人の運命はすでに決められているのでしょうか。 生物には遺伝子と呼ばれる設計書が備わり、それは当然人間にもあるもの。 だとすれば、人の運命は、この遺伝子によってすでに決められているのかもしれません。 「人間は遺伝子に操られているんだろ?」 弟・春(ハル)のセリフは、この作品のテーマを象徴しているかのようです。 しかし、物語を読み進めていくうちに、それは決して抗えないものではないというテーマに発展していきます。 "重力"のように万人の身に降りかかる深刻な問題やしがらみ。 ただそれは、意識することで忘れることもできるのではないでしょうか。 あたかも、サーカスの"ピエロ"が陽気に空中ブランコを飛ぶとき、観客が皆、重力のことを忘れてしまうかのように。 「ふわりふわりと飛ぶピエロに重力なんて関係ないんだから」 深刻なことを陽気に伝えるピエロのように振る舞えば、そのうち重力は消えてなくなるのかもしれません。 | ||||
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| ずいぶん前に購入して、積読ものだったが、読んでみた。 軽く読めるので、疲労感の強いときでも読み進められる。 仙台は、なじみ深い地なので、いろいろと想像を掻き立てられて余計によかった。 | ||||
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| この本に出てくる本を全部読みたいと思いました。設定に唸り、あと何かがあったらものすごい傑作になったと思いながら、その何かが何なのかわかりません。物足りないわけではないのですが…。その何かがあったら「春」に続く物語は誰にとってもこの本になったかもしれないと思いました。 | ||||
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| 伊坂氏の作品は、深く考え、しかめ面して感想を書く類のものではない。 何作か読んだなら分かるが、登場人物が皆なんというか、「伊坂的」なのである。何かしら問題を抱えているにも関わらず、小粋な言い回しをしたり、例え話を切り出して話が脱線したり、「お前本当に悩んでんの?」と問いたくなるくらい。 なので感情移入が出来ない。この作品で言えば、母親が過去味わった屈辱、そして「春」の存在。これは大変重いテーマである。だがどうにも深く作品に入り込めず、フィクションである小説を読んでるという事を頭の片隅から消し去ることができない。ゆえにどういう結末になろうと、「ま、小説だしね」と醒めた気持ちにしかならない。 だからといってつまらない訳ではない。不思議の国に迷いこんだアリスのように、この一風変わった伊坂ワールドに浸っているのは心地よい。得難い才能を持った作家である事は間違いない。 | ||||
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| 最後のほうの、父親の一言に感動して思わず涙が出てしまいました。 そして、すべてが終わったあと、兄が弟に言う言葉にも。 人間には善悪を超えた選択があり、それを社会はゆるさずとも、家族は認める。 そんなテーマも心に染みました。 | ||||
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| 伊坂作品は『ラッシュライフ』に続き2作目。 全く持って心に響かず、時間の無駄だと思った『ラッシュライフ』。 でも巷では非常に評価の高い人気作家なのだから、きっとたまたま作品が合わなかったんだろうと思い、別の代表作を読んでみようと思い直して手に取ってみたのが本作。 やっぱり合いませんでした。 ミステリとしては犯人も散りばめられた謎もバレバレ過ぎて、展開すら予想できてしまうというつまらなさ。 かといって、裏に秘められた「家族」や「血」、「遺伝」といったテーマについても、何も心に響くものはなく……。 仙台市・青葉山といった具体的な地名は出てくるものの、作品全体を通してあまりにもリアリティが希薄なのが致命的。 他の方のレビューにも多く出ているが、作中にふんだんに盛り込まれた薀蓄も非常に表面的なものばかりであり、苦痛でしかない。登場人物が似非インテリの薄っぺらい人間に見えてきます。 ミステリとしても中途半端、社会的なテーマを扱っているとも思えず、美しい文章で日常を綴った文学小説とも言えず……これは一体なんなんでしょう?伊坂氏は本作品で何を書きたかったのでしょう?本作品の一番の謎です。 | ||||
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| おすすめのミステリー小説とあったので買った小説なので、それ目的で読んでいましたが。 そんな目的を忘れて読み耽ったし性とはを考えさせるきっかけになった。中学生男子とか読んだらどうなるのかなーなんて思った。 春視点での話もまた気になります。俗に言う不思議ちゃんなのもあるけど、当事者にしかわからない内側にある爆弾みたいなモノや家族への思いを深く除くと、また違った考えをしたりできたかなあ。 | ||||
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| ミステリー作品の範疇とされているなら そもそも不幸。 ジャンル別というのは おおまかな目安でしかない。 ミステリーファンにすれば 謎解きエンタメ小説としては、物足りなく感じるのではないか。 所々に光りのある作品。 | ||||
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| 欲しいモノがすぐに手に入り 痛みも少なく 安く 早く届く 便利で 最高です 今後ともよろしくお願いします | ||||
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| 内に黒いものを秘めながらもそれを隠しながら生きてきた弟、そしてそれに気づきながらも温かく見守る兄。二人の、そしてこの家族の絆を描いた作品です。しかし他の伊坂作品同様、軽快なストーリー展開ではあるの読み終わったあとに何かモヤモヤが残ってしまった。二回読み返してもやはりモヤモヤ、なんだろうかこの感覚は。。 | ||||
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| 復讐のために壁に落書きし、放火する意味が全くわからないし、その説明が最後までない。またどんな理由があっても、許される殺人などない。そこの基本ルールが最後に破られてるので、如何ともしがたい不愉快さが残る。神の手ゴールされて負けたような気分。 | ||||
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| 純文学みたいだった。落ちが読めて、ミステリーとしては微妙だった。 | ||||
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| 問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし | ||||
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| ミステリーというより、熱い家族の物語。最後の展開にはグッときました。 それにしても兄貴の独白が、いちいち回りくどいし、めんどくさい。すっきりと書けないものか 軽妙洒脱とか、そういうのはいらないと思うんだけど。 | ||||
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| 著者:伊坂幸太郎(1971年千葉県生まれ、東北大学法学部卒) (H18.7.1 H20.4.10 17刷) 連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートが出現する。 そのグラフィティアートと「遺伝子」のルールが奇妙にリンクする。 兄は泉水、二つ下の優しい弟は春、彼らはその事件の真相を探っているうちに圧倒的な真実に辿りつく…溢れる未知の感動が味わえる小説。 自分が初めて読んだ伊坂幸太郎作品、友人には「教養はないけれど、伏線がすごい」と聞いていたので、満を持して読んでみた。 (これを書いている時は4冊読んでいるけれど)確かに伏線がすごくて、毎回読むのが楽しみになるくらい少ない合間にも読んでしまう。 本書でのキイワードはズバリ「頭文字」!これを意識して読めば少しは先が見えてくる…かもしれない。(意識していても難しいかも) 伊坂幸太郎は「生」と「死」を描きつつも、その重要性を読者に押し付けずに、朝起きて顔を洗うくらい普通の出来事で流してゆく。 だからこそ、それを自分に置き換えて考え込む瞬間もありました。 「重力ピエロ」、これがどういう意味なのか考えながら読んでください。 ───「不幸だとか、病気だとか、仕事が忙しいだとか、とにかく、自分が他の誰よりも大変な人生を送っている。そういう顔をしている。それに比べれば、あの鳩の方が偉い。自分が一番つらいとは思っていない。」「俺よりも、何倍も偉いよ」(春、p.187) 2014/08(08/112)★3.8 | ||||
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| 伊坂らしく読みやすく、ぐいぐい読ませる。 自分の出生のルーツと向き合った春とそれをサポートする家族の温かくも力強い物語。 レイプというテーマが重く感じた。いくら表面を軽い冗談で覆っても全体として重苦しい雰囲気が漂う。 癌もテーマなのか。死と生が対比されている。父親は死に、春は生きる。手術前の固い握手で父のやさしさ、芯の強さはしっかりと春に伝わった。 春のような苦しみを抱えた人間に対して本当に必要な父親、母親である。 自分も誰かにとってそのような人間になれるのだろうか。楽な解答に逃げていないか。 そう自問した作品。 | ||||
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| 映画ではよく意味が分かりませんでした。 でも、この本を読んで、改めて映画を観たくなりました。 そして、 「春が二階から落ちてきた」 は、なんとも素敵なエンディングでした。 作者はこういうところにまで気を配って小説を作り上げていくんですね。 | ||||
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| ※少しネタバレを含みます。 ごめんなさい、伊坂作品では一番嫌いな作品です。 郷田順子の正体が分かるまでは本当に楽しく読めていたのですが、そこからは惰性で読んでいたような気がします。 あと、伊坂作品らしからぬ結末があっさり読めちゃうところもダメですね。 き読むのなら他の伊坂作品読んだ方がましです。 | ||||
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