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重力ピエロ



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【この小説が収録されている参考書籍】
重力ピエロ
重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロの評価: 3.65/5点 レビュー 441件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全441件 401~420 21/23ページ
No.41:
(4pt)

伊坂流、家族愛について

 ユーモア溢れる台詞、軽快なテンポ、あらゆる文献や映画からの著者独特の引用、と確実に自分の世界を構築している伊坂幸太郎さん。この小説もそんな彼の世界が充分に堪能できる、傑作ミステリー(やはりミステリーでしょう)。 彼の面白さはなんといっても登場人物の魅力。今回の春の魅力は読んだ人すべてが認める、伊坂作品でも5本の指に入る、好キャラクターでしょう。さらにおなじみの"黒澤"も登場して、面白さに拍車をかけています。 ただし今回はややテーマ性が重く、謎解きの難解さもあって、なんとなく哲学書的な雰囲気もあります。なのて「陽気なギャングが地球を回す」のような爽快感は少し薄れています。もともと著者の作品の根底には重いテーマが見え隠れしており、今回はそれが前面にすこし出てきているイメージです。それにもかかわらず、面白くかつ読後の爽快感は筆者の並々ならぬ力量の現れ。間違い無く今後の日本小説界を支える一人となると思います。
重力ピエロAmazon書評・レビュー:重力ピエロより
4104596019
No.40:
(4pt)

JPGのジャケットをきた空き巣

【重要なことほど軽く扱われねばならぬ…】ラッシュライフが面白くて続けて読みました。こちらは去年のミステリー大賞とかこのミスとかのトップランカーになり評判の作品です。タイトルもいいよね。でも、私はラッシュライフのほうが好きかな?ストーリーはこちらもいい話です。それから伊坂氏の軽やかな感じも好き。でも、いらぬうんちくが多すぎるような気がします。多分そういうトリビアな面白いことや、映画のちょっとした演出とか台詞、そういうものがすごく好きな人なんだろうけど、あんまり小道具が多いとうるさいかな、と思います。後々これが落ち着いてくるともっと品がよくなるのかもしれません。ラッシュライフにもでてきた泥棒の黒沢って人が素敵!JPGのジャケットをきた空き巣ならお会いしてみたいものです。この中に「重要なことほど軽く扱われねばならぬ…」というフレーズが2度ほどでてきますがこれには私も賛成。
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4104596019
No.39:
(5pt)

家族愛

こんな美しい家族愛を書ける作者はどういう育ちなのだろう?と読み終えてまず思ってしまった。遺伝子の話や性暴力の話などがテーマとして目立つのだけれど、読んだ後こころに残ったのは「家族愛」だった。病室での会話のさりげなさや、「秘密」を持つ家族が団欒の中でその地雷を上手に避けつつ相手への思いやりを示すところなど、こんな良い家族が本当にいたら良いなぁと羨ましくなりさえした。秘密があるとむしろ家族の間には冷たい風が吹いてしまったりするんだけれど・・・。個人的には「黒澤」のキャラが一番好き。
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4104596019
No.38:
(3pt)

感覚系

2003年の話題を掻っ攫った作品、の一つ。というわけで私もご多分に漏れず年末のベスト10投票を参照して読んだ作品でした。テンポの良い展開が魅力的。スマートでポップだと思います。ロジックも斬新だと感じました。只。青春小説風(?)な文章が私にはちょっとキツい。最近の文学賞とかに、よくみられる傾向の様な気もしますが。流行りなんですかね?とは言え、無論これは好みの問題。批判しているわけでは全然ありません、念の為。で。つい「必然」とか、何にでも整合性とかを求めてしまうのは、旧世代ミステリ読みの性でしょうか。そういう視点から見ると、若干の物足りなさが残るのでした。読むべき所はそこじゃない、と言われればそれまでですが。
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4104596019
No.37:
(4pt)

重いテーマを軽やかに

テンポが良い。人類の進化、性犯罪、家族といった重くなりがちなテーマが、軽快な文章で描かれている。話の本筋は短く、いささかあっけない。「その時自分はまだ気づいていなかった」といった主人公の言葉がしばしば見られるが、引っ張るほどの謎はない。けれども魅力ある登場人物や雑学的な知識など、トータルで楽しめる作品。あと章立てが細かく分かれている点は、電車などで読んでいる人には良いかと。
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4104596019
No.36:
(3pt)

不思議な感覚

「街のラクガキと連続放火事件、そして遺伝子。これらが絡み合う物語」・・と要約してしまうとつまらないように思えるが、これらはこの作品の本質ではない。メインを飾るテーマは「家族」。主人公を含む一家4人の家族のエピソードが定期的に盛り込まれ、次第に物語の基幹部が太くなっていく。この作品のジャンルは何になるのだろう。ミステリのようで、ミステリの枠からはみ出してもいる。他に類のない不思議な感覚を味わえる作品だ。この独特な捉えどころの無い作品を書けるのも作者の才能だと思うが、この才能が読む側にとっては長所にもなり短所にもなる。人によって好き嫌いが割とはっきり分かれる作品だろう。
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4104596019
No.35:
(5pt)

何度でも楽しめる作品

著者の本は初めて購入したのですが、本当に面白い。読み終えて満足感がありました。会話文が特に印象的で、思わず声をたてて笑ってしまい、自分でも驚きました。登場人物が色濃くて充実していたと思います。中盤で「オーデュボンの祈り」の主人公がでてきたりして、サービス精神があるな、と思いました。春の危うさに溺れる女性が続出するでしょう!かく言う私もその一人です。
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4104596019
No.34:
(2pt)

これ、おもしろい?

 リアリティないな~っていうのが正直なところ。春が絵で入賞したので彼の出生でイビる審査員とか。これに面白がるのって、20歳以下では? と思ってしまいます。リアリティないからフィクションは面白くない、ということにはもちろんならないけど、キモのところがリアリティない。どうやらキメてるらしい台詞も独り善がりに感じた。推理というか、サスペンスとしての面白さもないし。文章で堪能するものでもないし、どのへんが味わいなのか。あわなかっただけ、で終わりにすべき?
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4104596019
No.33:
(5pt)

一気に読み、一気に感動してしまいました!

雑誌で著者の伊坂さんの特集をくんでいたので興味を持ち、試しに読んでみた所、とても感動してしまいました!またこの本では色々な感銘を受けました。自分の生の謎、罪の意識、人を殺すということ。この物語の考え方も多くの考え方の一つに過ぎないのですが、読み進めながらたくさんのことを考えさせられました。全体的に明るくすいすいと読め、自分の心臓を強く揺さぶる暖かさに出会えます。家族・兄弟って素晴らしいなぁと改めて思いました。伊坂作品にしては軽すぎると言われたりしてますが私はこの本に出会えて本当に良かったと思っています。
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4104596019
No.32:
(5pt)

巧い!

久しぶりに「本を読んだなあ」と感じさせてくれました。泉水と春がとにかくカッコイイ!重い内容をあんなに軽快に痛快に描けるのはユーモアたっぷりの会話と読者を引き込む展開の巧さ。まさに伊坂ワールドという感じ。本好きの方は是非!と、皆に薦めたい作品でした。
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No.31:
(5pt)

軽快な語り口

好みが分かれる作品だと思います。(ちなみに私はとても好きです)主人公の一人称の作品はどうしても感情に突っ走る傾向があると(私は)感じるのですが、この作品にはそれを凌駕する独特のセンスがあります。このセンスこそ伊坂幸太郎さんの最大の武器。引き込まれる語り口は肌に合うととても心地がいいです。登場人物も個性的且つ、魅力的。特に親子3人の会話のシーンはどれも洒落ていて好印象でした。【ミステリー】で括ってしまうと弱いのですが、【とある家族の物語】として読めば、少なくとも損はしないでしょう。
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No.30:
(5pt)

好きな人は好きだろうし。。。嫌いな人は嫌いでしょう。

伊坂作品を読んだのはこれが初めて・・・というか、小説自体読むのが久々でしたが、ハマってしまいました。確かに現実離れしている設定で、苦手な人もいるでしょう。ハマった私自身も、ちょっとリアリティが薄いかもしれない・・・と思うことも。でも、春が存在すること自体は、現実にあり得ないことではないでしょう? そして、実の家族が家族を殺すことだってあり得るこの世の中で、春が余りある愛情を受けて育ってきたということも、現実にあり得ない話ではない。ということを、象徴化したかったのかなぁ・・・と思います。もちろんその逆も、悲しいけれど現実にたくさんある、ということも暗に示唆されている気もします。正しいことは必ずしも1つではない。そして最善に辿りつくためには、いろんな考え方がある。その最善という観念さえ、人によって多種多様に変わってしまう。幸せの定義が、お金であるか愛情であるか、人によって違うように・・・と言いたがっているような感じの作風が、私には心地よいです。ちなみに私がこの本を貸した友人は、冒頭だけ読んで放ったらかしにしているそうです。理想を掲げておきながら、最後まで完全な結論が出ない煮え切らない感じも相まって、嫌いな人は嫌いでしょうね。
重力ピエロAmazon書評・レビュー:重力ピエロより
4104596019
No.29:
(3pt)

非凡なセンスは感じます

想像力を働かされる不思議なタイトルと、スタイリッシュな装丁から受ける印象通り、今時の若者に受けやすい内容と思います。テーマは重いですが、ひねくれた言葉遣いが良く効いていて、非常に軽く読めます。ギャグすれすれの文章や会話の部分は、間違いなく賛否両論あるでしょうが、私は作者のセンスを感じながら楽しむ事ができました。しかし、乙一氏といい伊坂氏といい、最近この手の作風が流行りなんでしょうか。流石にこの手のばかり氾濫すると飽きられると思いますが、今はまだ新鮮に感じられます。作者は特にミステリーの仕掛けを隠そうともしていないので、途中で事件の真相には気付いてしまうはずですが、本作はラストにくる爽やかな感動と、ポップな語り口を楽しむものと割り切って読むのが良いかと思います。しかし明らかに「狙ってる」のがわかるので、保守的な方には薦めにくい作品です。読書環境にもよるでしょうが、装丁がソフトで扱い易いのは良いと思います。
重力ピエロAmazon書評・レビュー:重力ピエロより
4104596019
No.28:
(3pt)

「家族制度」を絶対肯定的に描くことの違和感

 岸田秀はかつて「人間は本能の壊れた動物である」と言った。例えば人間の性的欲望は動物の生殖本能とはかけ離れたものだ。そして文学はこうした性的欲望を全面肯定では無いにしろ、人間の内包する業(ごう)、性(さが)として描いてきた。バタイユを否定するということは、ある種の近代文学的価値観を否定することである。「重力ピエロ」はミステリー小説の体裁を取りながら、底流に流れる主張は“人間の性的欲望”に対する挑戦的とも言える否定の態度である。そしてこの性的欲望に対置させて作者が絶対的に肯定するのが「家族」という制度だ。「性的欲望」も「家族制度」も人間が作り出した文化だが、作者は人間の性善説を信じようとし、「家族制度」が結果的に「性的欲望」に勝利するという物語を描いている(あわせて「家族制度」が「遺伝子、血脈」に勝利するという図式も描いている)。社会が、文学が、あまりに“性的欲望”に傾いてしまっていることは確かで、この作品が、そのゆり戻しとしてあることも判る。しかし、ガンジーや徳川綱吉や性善説では“性的人間”を否定するのには、あまりに弱い。また現代社会の文脈の中で「家族制度」をここまで肯定的に捉える根拠が全く理解できない。最後の最後までそうした違和感を抱きながらこの作品を読んだ。
重力ピエロAmazon書評・レビュー:重力ピエロより
4104596019
No.27:
(3pt)

面白いけど・・・・・・・

言葉遊びや、テーマは重いけど軽率でラストも満足人生に伴う苦しみを敢えて重々しく扱わない行動セリフの言い回し、物語の展開方など視覚的印象が残る登場人物も巧く個性が出ているでも!登場人物たちに潜む強迫観念的思考・・・脅える人生を潜在に抱える主人公たちに、距離が出来る本
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4104596019
No.26:
(3pt)

さらっと読めたけど

「陽気なギャングが地球を回す」を読んで面白かったので、この小説を読みましたさすがに文章は読みやすく、かなりのページ数でしたが、あっというまに読み終えました登場人物も魅力的で(特に探偵が好き)、伊坂作品ならではの世界感がありましたただ、強姦されて生まれた子供と遺伝子・・と、テーマはすごく興味深いのだけれど、いまひとつそのテーマが消化しきれていない気がしました
重力ピエロAmazon書評・レビュー:重力ピエロより
4104596019
No.25:
(4pt)

重くて軽い美しさ

 久々に日本の現代小説を読みました。楽しませてもらいました。 欠点とも取れる特徴のある小説であるため、自分には合わないと感じる方もいるかもしれません。 ミステリーというには謎が入り組んでおらず、文芸というには軽い。家族小説というには現実味が薄い。特に私が気になったのは、春や母親を初めとする登場人物が「いかにも作った」印象を与えてしまうことや、その登場人物たちがとる行動の中に非現実的な点があることなどの、「現実味の薄さ」です。非常に良く出来た小説ではその非現実性も作品の魅力となるものですが、残念ながらこの作品ではそこまで到達していないように思えます。「この小説はちょっと…」という方にとっては、この「現実味の薄さ」と知識を羅列した「饒舌さ」が相俟って拒否反応を引き起こすのでしょう。 しかしこの作品にはそれらを補って余りある爽快な美しさがあります。この小説の良さを一言で言うなら、「重いテーマを軽いタッチで描いてみせる美しさ」です。 猿人・原人とホモ・サピエンス、レイプという犯罪の本質、親殺し・子殺し、芸術とは、少年犯罪と法律、などと表面に見えるテーマは様々ですが、それらを語る語り口はいずれも軽快です。テーマの「重さ」と文体の「軽さ」。これらの「重力」を操り、爽快な美しさを現前させること。これが作者の目指したことなのではないでしょうか。
重力ピエロAmazon書評・レビュー:重力ピエロより
4104596019
No.24:
(5pt)

じわりと来る感動!ああ、小説ってすばらしぃ…

本当にじわりという感動を頂きました。正しいコト…してはいけないコト…そして、しなくてはいけないコト…。家族という、とても重いテーマの上で伊坂さんの洒落た言葉が光ります。内容的に難しいところもありますが、それを読ませるのが作者の巧さではないでしょうか?心に響く、音楽のような…一度手にとってみては?
重力ピエロAmazon書評・レビュー:重力ピエロより
4104596019
No.23:
(1pt)

挫折?

~ 冒頭15ページで読むのをやめた。 伊坂幸太郎は、デビュー当初から、私の友人である書評家が絶賛していた作家。そんなわけで興味を持って読み始めたものの、なかなか引き込まれず、結局15ページで挫折。~~ 一言で言えば、あわなかった。ただそれだけ。昔は、本を最後まで読まなければ気がすまなかったほうだが、今はそれは時間の無駄と感じる。その分、もっと自分にとって面白い本と出会いたい、そういう思いのほうが強くなっている。 本なんて、娯楽なんだから。~
重力ピエロAmazon書評・レビュー:重力ピエロより
4104596019
No.22:
(1pt)

申し訳ないけど・・・・・・

若い書き手による話題のミステリーと言うことで期待して読んだのですが、肌が合わないからでしょうか、率直なところ、この文章は私には辛くて仕方ありませんでした。言葉は悪いですが、臭くて読むに耐えない、中途半端な饒舌を垂れ流し、書いてる本人がそれをちょっと気がきいてる、かっこいい、と勘違いしているのが嫌でも伝わってきて、赤鉛筆で片っ端から削りたくなりました。 村上春樹風の警句を盛り込んだ文章って、一つ間違えると惨憺たることになってしまうんですよね。
重力ピエロAmazon書評・レビュー:重力ピエロより
4104596019

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