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モダンタイムス
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【この小説が収録されている参考書籍】
モダンタイムスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全203件 61~80 4/11ページ
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以前読んだゴールデンスランバーと通じるものがあるなぁと思ったら、 作者のあとがきに、二卵性の双生児に似ていると書いてありました。 良かったぁ、合ってたぁ。 常にドキドキしながらも、先を急いでいたらあっと言う間に 読み終わってしまいました。 そして、 三つのキーワードは今でも検索する気にはなれず、 勇気は実家に置いて来たままです・・・。 | ||||
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おもしろかった!我々の生きる実社会も「そういことになってる」世界なんだと感じました。 | ||||
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魔王を呼んでから、読むとさらに良い!下巻にも期待する!!!! | ||||
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「魔王」未読です。 正直、余り楽しめませんでした。「魔王」読んで再読すれば、また印象が変わるのかな…? とりあえず、手を付けちゃったんで一応読み通した、ってだけです。 でも、「勇気は実家に忘れてきました」のフレーズはかなり気に入りましたw | ||||
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言いたいことはわかったけど、関係ないような記述が多すぎて義務的な感じで最後まで読みました。 小説の中でさらに小説を読むスタイルは苦痛だった。 伏線がたくさんあるようで、全て中途半端な宙ぶらりんのまま終わっている感じで、不完全燃焼。最初は不気味だった妻や拷問屋が、後半では完全な見方になったりして、展開についていけませんでした。 | ||||
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マンガの原作で伊坂さんの作品に興味が湧き購入しました。おもしろいです。 | ||||
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システムエンジニアの主人公を中心に繰り広げられる奇妙な数々の出来事。 気がつけば、ついつい引き込まれていました。 上巻だけで考えれば★4つ。 ただ、下巻は・・・。 | ||||
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こういう本って、前半の奇妙な出来事をどう辻褄合わせていくかが 楽しみなのですが、正直がっかりです。 非現実的な路線に突き進んでいくのは残念。 あとがきにありますが、週間マンガへの寄稿ということで、 週間でストーリーを練っていったとのことで、展開がいきあたりばったりな印象。 | ||||
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社会の「システム」に飲み込まれる人びとの抵抗と無力さを描いたもの。「システム」の議論はそのまま村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチを思い出させるが、ここで扱われているテーマは極めて現代的で重要。オーウェルの『1984年』などの近未来小説と同じ警告。日本で広く読まれている作家がこのような作品を書くことは本当にうれしい。シリアスなテーマも、独特のユーモアとウィットのお陰で深刻になりすぎずに読むことができる。この世代の作家の中では一番好き。 | ||||
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物語はいきなり主人公、29歳の会社員、渡辺拓海が妻佳代子から送られてきた刺客に襲われるところから始まる。 妻は渡辺の浮気を疑っているようなのだが、またそれは事実なのだが、それにしても刺客を送る妻とは?そんな疑問が頭に残ったまま、後輩の社員大石倉之助、先輩の五反田正臣、刺客の岡本猛、友人の作家、井坂好太朗などが絡んで物語は進む。 時代は具体的には示されないが2050年頃?渡辺はIT関係の社員であり、ある不可思議な依頼に取り組むうち、ある言葉の検索が何かの意味があると気付き始める。 その間、拷問など陰惨なひりひりしたシーンと脳天気な男達の会話。そして物語が相当進んだ頃、播磨崎中学校の大量殺人事件がどうやらこの物語のキモであることが読者に解る。その事件で英雄となった永嶋丈、そして渡辺の係累にいる超能力のある一族安藤家の話、そんなことが絡み合いクライマックスへ。 しかし超能力が事実なのか、また妻佳代子の異常な能力のわけ、またこの事件をしくんだものたちの正体などはあかされないままエンディングである。繰り返し出てくる「システム」により彼らは依然として取り巻かれている。 真実が明かされないと言っても中途半端な感じはない。これはこれでいい物語なのである。次から次へと覆い被さるように出来事があり、ぎっしりとして飽きることがない。 その点少し違った書き方の小説だなと思っていたが、はたしてこれは週刊コミック雑誌に連載され、その都度担当編集者とアイデアを詰めたという。つまり、マンガの方法論で書かれた物語なのである。それを後書きで読んで、目からウロコの感じがした。 そうか、そういう書き方があったんだ。日本の歴史あるコミックは膨大であるから、今後もこの鉱脈を探し当てて、より面白い物語が紡がれるに違いないと、嬉しい気持ちになったのであった。 | ||||
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「勇気はあるか?」という、相変わらずスタイリッシュなセリフ回しから開幕する物語はやはり軽妙で序盤から中盤に掛けては展開も小気味良い。 恐妻家のプロである主人公、浮気を極限的に訝る暴力妻、拷問の達人、人格が破綻した小説家、などなど、魅力ある登場人物の効果も発揮しています。 しかし中盤以降はそのアップテンポなリズムはナリを潜めて、妙に説明臭いというか、グダグダ感が蔓延し、例えばあるIT企業とある中学校とある商会の関係性が強引でこじ付けがましくも感じました。 氏の作品としてはその点が本領発揮していない感じがして、、総じて低い印象を受けました。 | ||||
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まだ途中なのですが、通勤中電車の中で読んでいて会社まであっと言う間です。 | ||||
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少し先の未来の話、検索によって監視される、そして怪しい政治家。長編エンターテイメントである。 伊坂幸太郎の作るキャラクターや世界は、いささか癖がある。万人向けとみせかけて、確実に好みが分かれるかもしれない。 このお話だって、そう。まずこんな人間いるかなーといった疑問符が頭から離れない。 時に鼻白むこともある。しかし、そんな違和感を引きずりながらも最後まで読ませてしまうのは、やはり構成力と会話の面白さであろう。 あまり類を見ない作風であるというのはそれだけで、なかなかすごいかもしれない。 | ||||
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魔王から引き続きモダンタイムスの上下を読んでみました。上巻は魔王との接点が次第に明らかになり、早く先に読み進めたいほど没頭しました。ところが下巻の英雄議員との対面あたりから、妙にまどろっこしく感じられ没頭できなくなりました。中でも中学校のエピソードをわざわざウソとホントを繰り返したのは疑問に感じられました。結局乗り込んだ会社でも何もできなくて、フラストレーションのみが残る結果に?のオンパレードでした。 | ||||
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ほんとうによかったですよ。一家に一つは必要ですね。自分だけが楽しめるばかりか家族全員楽しい思いができます。 | ||||
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魔王からつづきモダンタイムスに意外と今、魔王から読み返すと今の時代にマッチして怖さも感じるくらい。 家族ではまってしまってます。 | ||||
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最近挿絵がある小説が少なくなった。本書は漫画雑誌モーニングに連載時の挿絵全てが掲載されている特別版。この点に惹かれて購入した。 本の作りとしてもかなり分厚くなっている。挿絵があることと、活字がかなり大きいため本の作りとしてはかなりごついものとなっている。挿絵の挿入方法も単調にならないようにいろんな形のものが採用されている。ただ結論から言うと他の方も書かれているが、挿絵がなくてもよかったかもしれない。 50年後の未来のはずだが、挿絵ではガラケーを使っていたりしてSFチック感は少ない。2008年の発刊なので2013年の今のようなスマホは出ていなかったのである。絵があるためにイメージが固定されてしまう欠点がこの点にある。 本の全体の調子は伊坂節とも言うべき、個々人の会話がシニカルである。ちょっと自分を突き放したようなユーモアが何とも言えない。 本の中で扱われているテーマの一つはネット社会の監視問題がある。こう言うとサイバーパンクを扱ったウィリアムギブソンの「ニューロマンサー」を思い出す方もいるかもしれないが、あのニューロマンサーのような強烈なSFチック感はない。むしろ会社に行ってそして帰ってくるという毎日の日常生活の中に垣間見える摩擦を掘り起こしてユーモアたっぷりに見せてくれる小説といったほうがいいのかもしれない。 物語は主人公が拷問を受けるところから始まるというショッキングな出しである。つかみがすばらしい。ここからぐんぐんと物語の世界に引きずり込まれていってしまう。爪を剥いだり指を切り落としたり残虐な記述もある。あなたにその恐怖感もたっぷり味わせてくれる。いくつかのキーワードを検索しただけでとんでもない目にあうという恐怖感もある。さらには家庭においてはにこやかな顔をしている奥さんがとんでもない世界と通じているのかもしれないという恐怖感。 この本を読み進めばあなたの知らない世界へ伊坂幸太郎が連れて行ってくれるであろう。 しばらく時間を置いて再読したい。 | ||||
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名前に興味を持ち読みました。 読んでて もっと先を知りたいと思えなかったので★3! | ||||
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「魔王」から続けて上・下巻連続して読ませていただいた。 「いっきに読了」と書ききれない中途半端さが残る作品群だ。 「魔王」では、独裁化が進む世相とそれに対峙する個人を描き、モダンタイムスでは独裁後のシステム化された世界の仕組みを描写している。 結局「独裁者なんていない。国というシステムの歯車にすぎない」ということになるんだろうけど、だから身近な人との関わりが一番大切というエンディングは、正直ありきたりすぎて、読後に爽快感は残らなかった。 下巻にはいったあたりから、「魔王」上巻で敷かれた伏線が一気に解明されだすスピード感はさすがだけれど、安藤商会については、もっと物語がふくらんでいった可能性もあると思う。 果たして、語りたかった目的に比べて、これほど複雑で長い話が必要だったのだろうか・・・ 作者が書いているように、概要としてまとめられてしまうと、物語の価値は半減してしまうのかもしれないが 読んでいる間に物語にシンクロして私の感情が動かされた場面が無かったというと嘘になるが、「感動」とまでいえる強い感情の起伏は1回も起きなかった。 時間を無駄にしたなというのが、正直な感想。 後書きで「ゴールデンスランバー」という作品が同時期に執筆されていることを紹介し興味を喚起されていたけれど、さすがにあざとすぎて少し引いてしまった。 | ||||
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結構賛否両論な本作。 個人的には伊坂作品の中でもかなり面白かった。 特にコンピューター関係の記述がリアル。 50年先の未来という設定でありながらまったくSFの要素はない。 進歩というよりあくまで現代の延長線上。 「検索」から始まる監視など今でも充分にありそうな仕掛けから物語はスタートするが、 現代のITに警鐘を鳴らしている訳ではない。 ネットがあろうがなかろうが人の本質は過去からあまり変わらず、 歴史の中にもある社会全体のシステム化を言及していく。 分かりやすい悪役がある訳ではなく、正義も立場によって大きく変わる。 ただ筆者の真骨頂である登場人物達の軽妙で知的なトークは相変わらず冴えわたっている。 暗くなりそうなシーンもそのトークによってオシャレなシーンになる。 テーマが重いわりにユニークな表現や仕掛けによってテンポよく読める。 筆者の作品がすべて好きという訳ではないがそのセンスは素晴らしい。 | ||||
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