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モダンタイムス
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【この小説が収録されている参考書籍】
モダンタイムスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 1~20 1/3ページ
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ネタバレになるのでさらっと。作家がうざい。尻すぼみ。 | ||||
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伊坂幸太郎さんのファンです。 独特の視点。構成は流石! 映画を観ているような、不可思議な感覚。 だけど、個人的には、主人公は真っ只中に居てほしいんだよね。 | ||||
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舞台は前作の『魔王』から50年後。全体主義を思わせた犬養元首相、ジャンケンで部類の強さを誇った『魔王』の主人公の弟の安藤潤也が財をなした老人として登場、何らかのつながりがあることが示唆されます。 上巻のあらすじは、特定のキーワードを検索した周りの人に次々に不幸や不遇が襲いかかり、何らかの大きな力で監視されているのではないか、と疑った主人公の渡辺たちが謎の解明に動き出すまで。 主人公の友人の作家である井坂好太郎が、物語の核心に近づくヒントを散りばめているのが示唆的です。 「アリ(個人)は賢くないけど、コロニー(仕組みや枠組み)は賢い」 繰り返し語られるこの言葉に、作品で訴えたいことが隠れていそうな気がします。 | ||||
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中盤から物語の核心が語り出され、その後はあっという間に読ませるスピード感がありました。 「アリ(個人)は賢くないけど、コロニー(仕組みや枠組み)は賢い」 上巻から繰り返し語られ、下巻では核心が明らかにされました。 システムに取り込まれると、人間はシステムを構成する一つの部品として、大きな流れのなかで、善悪の彼岸を超えてシステムの発展のために搾取される存在になってしまう。それを自覚することはできても、抗うことは難しい。 いわゆる情報社会に生きるなかで、これは宿命であり、逃れることができないもののようにも思えます。 『魔王』『モダンタイムス』と伊坂幸太郎の作品を続けて読んでみましたが、解釈を読者に委ね、考えさせようとする作風なのでしょうか。 | ||||
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ストーリーのわかり易さや簡潔さを求めると途中の脱線話や小説内小説を無駄だと感じることになりますが、総じて全体から見ると作者の主張することが遠巻きに見える気もします。これが死神の精度と比較してといわれると私は、読む人の気持ちしだいでどちらにもなるとしか言えません。ただ、いい加減な駄目な推理小説は途中で斜め読みしてしまいますが、この本は2日かかりましたが読みました。最後の100ページは何かすがすがしいというより 疲れたのは事実です。 | ||||
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伊坂幸太郎はほぼ読んだことがない。 「陽気なギャング〜」を10年くらい前に読んだくらい。 そこで、本作。 読む前の期待は高かったが、読んでみるとそうでもない。それでも微かな希望を持って読み進めるも、2/3あたりからはペラペラとページをめくるだけに。 他のレビューを見ると、「魔王は事前に読むべき。人物相関がより面白くなる」と書いてあった。そんなことは知らされていない、読んでいない、、、。 魔王を読んでから、本作に戻るというのが本読みとしては理想なんだろうけど、それをするつもりはなくなった。遠回りするだけで、面白くなるかと言われたらならないと思う。本作を読んだ限りでは。 そんな中、一点面白いシーンがあった。 主人公の不倫相手について、髭の男が語るシーン。主人公は、自分には恐妻があるにも関わらず不倫に走ったのは、運命を感じたからと言っている。それに対し髭の男は、その運命はつくられたものかもしれないと語った。 非論理的な「運命」という言葉に魅力を感じてしまうのは、人間誰しもあるものだ。 しかし、それは十分見せかけである可能性も考えておかなければいけない。ということ。 | ||||
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播磨崎中学校を検索をしたことにより何者かに追われてしまった渡辺。色々調べていくうちに本丸へと近付く…… 伊坂ワールド全開だなあ~( ̄▽ ̄;) | ||||
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伊坂幸太朗さんの作品で「死神の精度」や「ゴールデンスランバー」 は好きだが、「魔王」とこの作品、「モダンタイムス」は好きじゃないな。 | ||||
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20150809読了 魔王→モダンタイムスの順で読むようなアドバイスに従って読んだ。 何とも言えない嫌な印象を受けた後味が残る小説だった。 | ||||
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魔王の続編として書かれた作品ですが、前作よりも楽しんで読むことができました。 いろいろな登場人物が出て気ましが、主人公の妻であり、浮気に対して非常に攻撃的な渡辺佳代子が特に印象に残りました。物語を中でどんなにピンチ名状況でも、この妻がいれば何とかなるだろうと思いながら読んでしまうほど、危険と安心と勇気を感じさせてくれる人です。 人生を楽しむには、勇気と想像力とちょっぴりのおかねがあればいい(本文抜粋) 素敵なせりふだと思いました! | ||||
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「魔王」未読です。 正直、余り楽しめませんでした。「魔王」読んで再読すれば、また印象が変わるのかな…? とりあえず、手を付けちゃったんで一応読み通した、ってだけです。 でも、「勇気は実家に忘れてきました」のフレーズはかなり気に入りましたw | ||||
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少し先の未来の話、検索によって監視される、そして怪しい政治家。長編エンターテイメントである。 伊坂幸太郎の作るキャラクターや世界は、いささか癖がある。万人向けとみせかけて、確実に好みが分かれるかもしれない。 このお話だって、そう。まずこんな人間いるかなーといった疑問符が頭から離れない。 時に鼻白むこともある。しかし、そんな違和感を引きずりながらも最後まで読ませてしまうのは、やはり構成力と会話の面白さであろう。 あまり類を見ない作風であるというのはそれだけで、なかなかすごいかもしれない。 | ||||
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名前に興味を持ち読みました。 読んでて もっと先を知りたいと思えなかったので★3! | ||||
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「魔王」から続けて上・下巻連続して読ませていただいた。 「いっきに読了」と書ききれない中途半端さが残る作品群だ。 「魔王」では、独裁化が進む世相とそれに対峙する個人を描き、モダンタイムスでは独裁後のシステム化された世界の仕組みを描写している。 結局「独裁者なんていない。国というシステムの歯車にすぎない」ということになるんだろうけど、だから身近な人との関わりが一番大切というエンディングは、正直ありきたりすぎて、読後に爽快感は残らなかった。 下巻にはいったあたりから、「魔王」上巻で敷かれた伏線が一気に解明されだすスピード感はさすがだけれど、安藤商会については、もっと物語がふくらんでいった可能性もあると思う。 果たして、語りたかった目的に比べて、これほど複雑で長い話が必要だったのだろうか・・・ 作者が書いているように、概要としてまとめられてしまうと、物語の価値は半減してしまうのかもしれないが 読んでいる間に物語にシンクロして私の感情が動かされた場面が無かったというと嘘になるが、「感動」とまでいえる強い感情の起伏は1回も起きなかった。 時間を無駄にしたなというのが、正直な感想。 後書きで「ゴールデンスランバー」という作品が同時期に執筆されていることを紹介し興味を喚起されていたけれど、さすがにあざとすぎて少し引いてしまった。 | ||||
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主人公の渡辺拓海は浮気を疑われて、妻が雇った男に拷問されそうになる。 会社に行けば、失踪した先輩の尻拭いで派遣先に飛ばされ、クライアントともコンタクトが取れない仕事をする羽目になる。 踏んだり蹴ったりな人生で、よっぽど運がないのかと思いきや、ひとつだけ強力な武器を持っている。それは、後輩に頼まれて入会したサイトの占いメール。 「着メロを変えたほうがいいですよ、絶対」 「大事な人に海外旅行をすすめるべきですよ、絶対」 「今日は傘を持っていくべきですよ、絶対」 「漫画週刊誌を持っていくべきですよ、絶対」 占いとしての体裁をなしてない日本語に首をかしげながらも、メールの通りに行動することで、彼は窮地を救われる。どんな仕組みになっているのか、あるいは彼に何か特殊な能力があるのか? 失踪した先輩の後を辿って、彼は自分に課せられた仕事の謎解きを始める。一見、出会い系サイトの修正に過ぎないプログラムには、暗号化された箇所があり、解読して出てきた文字列を検索した人に、次々と災厄が降りかかる。 周囲の人々を盛大に巻き込みながら、彼は少しずつ核心に近づいていく。 読み終えてわかったのは、人間というのは全く本質を見ていない、ということ。 真実だと思ったいたものが、そうでなかった、なんてことは世の中に往々にしてある。 最初は恐いとしか思えなかった奥さんも○○○だったし、百発的中の占いは△△△だったし(ネタバレ自粛)。 作中人物として登場する井坂好太郎だけは、最後まで印象変わらずでした。 | ||||
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「魔王」での腹話術が再登場します。 作中に著者と同姓同名の人物も登場します。 謎が謎を呼ぶ序盤・中盤の展開はさすがですが、 終盤にさしかかるころには 雑誌連載の都合上、話を引き延ばしたのかと思われる展開が続きます。 小説中のネタを別の小説や短篇にするなどして 400ページ程度で完結してくれるとよかったです。 | ||||
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なんか漫画みたいな小説だと思ったら、本当に漫画誌に連載されていた。アイアムアヒーローの作者が挿絵を描いていたみたいだ。 文章も今時の頭の悪い芸人の漫才みたく、どうでもいいツッコミ(バカでも思いつく客観的発見)をやりあうようなチマチマしたこざかしい感じ。とにかく、人物同士のつまらない「ツッコミ合い」は、読んでいて下らない。 キャラクター描写も稚拙だし、特に主人公の本当に漫画みたいな「恐妻」が、浮気を疑って夫に尾行をつけたり、プロに依頼して拷問にかけたりといったところは、キーキーとうるさい声優のアニメキャラみたくてすごく馬鹿馬鹿しい。 自分が唯一好感を持ち、また重要だと思った部分は、この作品がテーマとして「システムに対してどう向き合うか」を描いているところだ。そして、この作品の世界観を、昨今の事情から安易に導き出せるような、「とにかくすべてがネットありき」として必ずしも提示していないこと。「そこがキモなんだよ!」と言われそうだが、だからといって、すごく高度で複雑な世界観や価値観を提示しているとは思えない。 作中、数々の危険に合いながら問題の奇妙な出会い系サイトの解析を行う、SEの主人公らは、何かの障害に突き当たるたびに、その解決方法や次へのヒントを、「ふとしたうろ覚え」や、「他人の曖昧なほのめかし」、「どうでもいい記憶」、「思いつき」、「時代錯誤なアナログ的手段」といった、あらゆる「曖昧さ」から手に入れる。そして、最終的に「敵」にたどり着いた主人公らが、その果てしなく強大な「システム」に対してどう向き合うのかについて、各々、迫られる。 こうした、あらゆる「曖昧さ」の重要性を考慮し、それが物語の中枢をドライブさせている点に関しては、「システム」というテーマを考える上で、とても好感が持てたのだが、如何せん、「その答え」も、ネットか否か、ONかOFFかのごとくの、稚拙なものだった。もう少し扱いようによっては、やわらかいディテールによる高度な哲学話、という風な興味湧く作品になるところだったかもしれない。 しかし、テーマの中枢である「システム」について、「一個人じゃままならぬ、あらゆる力の象徴」、ととらえずに、単純に「ネット」としてしまう単純頭の人には、身も蓋もない思考から離れる良いきっかけかもしれない。あ、そうだ。本当に嫌味じゃなくて、実際、良い漫画になったのかもしれない。漫画化すべきだよこれは。 | ||||
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本屋に行く時間がなくネット上のランキングとレビューだけで初めて購入した本です。大体読み終わりかけていますが勢いがつきません。一応最後まで読んでみたいとは思います。だってベストセラーですもの。きっと楽しいはず。 | ||||
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伊坂先生の作品が好きで今までの文庫本を順番に読んできたんだけど、 今回の作品はいまいち響きません。 面白くて期待通りなんだけど、それ以上越えない感じです。 おいしいラーメン屋さんでおいしいラーメンを当たり前に食べた感じ。 | ||||
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初出はモーニング2007年18号〜2008年26号。2008年10月16日リリース。ぼくは幸せにもオリジナルに作者のサイン入り・落款入りを手に入れた。 作家になる前はSEをしていたという伊坂幸太郎の『過去』を生かしての作品になっている。つまりプログラムが分かる人間が読むと随所に響く。LZH圧縮が出てきて、ふーむ、やるな、と思った。LZHがここで出てきてzipやsitでないことのおしゃれさが芥川・直木賞の審査員に解るとは思えない。既に表現の多様性が従来の文学のキャパシティを超えているんだな、と痛感した。 これで現時点の伊坂幸太郎作品を全部読了したのだが、正直な気持ちを書くと、はっきり言って最近の作品は、未消化・未計画のまま世に出ていると思う。苦言を言うようだが、もう少し貯めて出すべきだろう。時間軸をずらしながら並列的に展開させるストーリーが超一流。台詞が超一流であるだけに手抜き・息抜きは極めて残念だ。そして『超能力』とかSFを書いて欲しくない。それが伊坂幸太郎の目指すべき方向性だと、言い切りたい。 | ||||
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