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模倣犯
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模倣犯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全405件 61~80 4/21ページ
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やっと上巻を読み終えた。これは凄い小説だ。各誌の評価で2001年のベストミステリーに輝いただけのことはある。 宮部みゆきというのはストーリーテリングの天才だ。上巻だけで2段組720頁。これを一気に読ませるのだから大したもの。 物語は連続誘拐・猟奇殺人事件。これが色々な人の立場から描かれる。第二部からは倒叙形式(犯人側の視点)で書かれるようになるという凝った構成。 うー、今はただとにかく下巻が読みたい。こんなレビュー書いてる場合じゃない! | ||||
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584ページもの分厚い本読めるかなーなんて思ってましたがとにかく犯人が子供っぽいけどどんな酷いことするのか、どんなやつなのか気になってページが止まらない。そしてなにより主人公の1人である義男おじいさんが辛いことにも耐えて冷静に犯人と関わっていくのがとにかくかっこいい。続きはすぐ読みたい。 | ||||
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今更ながら原作を読了。 感想は、読みがいもあるが結構的には 非常に疲れたかな。 この巻でいえばやはり網川(ピース)に 利用された高井由美子に対して やるせない思いは募った。 塚田くんが気付いた高井和明の 電話での相談の話がとりあげられる のかと思い読みつつも 結局は、前畑滋子から盗作扱いされた 網川が自分で自分を追い込む始末。 頭脳明晰などと言われつつ そういう部分ではプライドが強く 非常に子どもっぽいとしか言いようが なかった。 宮部みゆき作品のなかでも ほぼ救いの少ない作品だと思います。 | ||||
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全五巻を読み終えた時点での感想です。この小説がフィクションであり、虚構であることは百も承知ですが、それにしてもこの作品は酷い。 読んでいて、何度も実際にはありえない展開に苦笑いさせられ、最後は呆れてものも言えない有様でした。非現実的な展開や出来事があまりにも多すぎます。ただし、敢えてこの作品の取り柄をあげるとすれば「人の心の闇」に焦点を当てたところです。そういうのが好きな人には向いているかもしれません。 | ||||
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週刊ポスト誌で、5年間の連載を経て、単行本、文庫本化された宮部みゆきの長編作品第1巻。 長い長い事件は1996年に遺体の一部である右腕の発見から始まる。 主な登場人物は、最初の遺体の発見者である塚田真一と、被害者の祖父であり、豆腐屋の主人の有馬義男。この二人は全巻を通して、重要な役割を果たすことになる。そして、ライターの前畑滋子。宮部さんはこの前畑滋子に自分をなぞらえているのではないかと思う。 高校生の真一は、別の事件の被害者一家の唯一の生き残りであり、複雑な境遇にある。真一はあることから前畑の所に一時的に滞在することになる。警察関係者は、それほど深く描かれる者はないが、捜査本部のデスクである武上巡査部長だけは割と詳細に描かれる。 被害者が複数いることが次第に判明し、失踪人、家出人の捜索など全国にその余波が広がっていく。そして或る日突然、有馬義男の元に、ボイスチェンジャーで声を変えた犯人から電話が入る。さらには、テレビ局にまで犯人からの電話が入り、日本中が大騒ぎになる。犯人のメディア露出というのがこの作品における犯罪者の特異性を一番表していると思う。 1巻の最後は犯人と思われる二人の若者が自動車事故を起こし、死亡するという、事件の全体像が全くわからない展開で終わる。だからこそ、読者を惹きつけるのだろう。5巻読み終えて、この1巻の構成は非常に巧み書かれていると思う。しかし、自分にはその後の展開は期待以上のものはなかった。有名な作品なので、一度は読んでおかないといけないと読んでみたが、タイトルで受けた印象とは随分と違っていた。 | ||||
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薬屋の息子で遊び人の栗橋浩美と、蕎麦屋の息子でなんの取り柄もない高井和明、そして同級生のピースこと網川という三人の幼馴染の話が中心となる。栗橋と高井は1巻の最後に自動車事故で死亡したふたりである。二人は仲の良い幼馴染というわけではなく、主と従の関係にある。 栗橋の親は精神を病んでおり、彼自身も幻覚をみることに悩んでいる。 そして、栗橋浩美とピースの周りの女性がすこしずつ被害にあっていく。二人は若い女性達をまるで演出するかのように手にかけていく。 1巻のデビューは自分の書いている時点で90を超えるが、2巻になると20しかない。それほど1巻とは様相の変わった作品になっている。2巻とその3巻は二人の犯罪の全容であり、女性にとっては気持ちのいい作品ではないと思う。 | ||||
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三巻ではあるが、中身は二巻に続いて第2部となっている。全5巻であるが、作品は3部構成である。 高井和明は、友人である栗橋浩美が事件に関係しているということに気づき、彼を救おうと考える。 その一方で、これまで女性ばかりをターゲットにしてきた二人の狂った若者達は、今度は男性をターゲットすることに決めた。 「もう二十人近く殺しているんです」と言われた時の木村の気持ちを考えるとゾッとするばかりである。しかし、残念なことに二十人近い女性の殺人に関する詳細がこの後で描かれているわけではない。「山荘」の庭の土の下の物言わぬ亡骸たちは、そのままなのである。殺人のドロドロした部分は、ここで終了となる。 最後は犯人に仕立てられた高井和明が呼び出されることになって、第1巻の巻末の状況へと陥ることとなる。 ここまでくるとそれほど面白いとは思えなくても、先が気になって読まずにはいられない。ただ、読み終わってからすごく良かったかと聞かれると・・・ | ||||
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第3部であり、ライターの前畑滋子が自動車事故で死んだ二人の若者が連続殺人の犯人として、ルポを発表する内容がメインとなっている。世間は自然とそれを受け入れていくのだが、高井和明の妹の由美が、兄の無実を滋子に訴えることで次第に事件が再び動いていく。篠崎は、由美とお見合いすることになっていた刑事であるが、これがまた話をやや複雑にしていく。 そして、これまで内向的にひっそりと描かれていた主犯が、別の形で世間に出てくることになる。 映画化され、中居くんが演じることになるのだが、作品の印象とは随分と違うのが否定できない。 | ||||
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クライマックスである。 1巻は犯人と世間が思っていた二人組が事故で死ぬまで。2巻・3巻は本当の二人組の犯人の犯罪の模様。4巻はライターの視点から事件を総ざらいしながら、本当の主犯が世間の注目を別の形で集めていく様。そして最終巻である。 終わり方は映画とは全く異なる。だからと言って、すごくいい終わり方かと言われると・・・ 作品のタイトルとなっている模倣犯というのがやっとこの巻のしかも最後の方でわかるのだが、自分としては期待していたもの以下であった。 面白いのは、レビューの数が1巻が圧倒的に多く、2、3、4巻はその5分の1ぐらいしかないのに、最終巻はその倍以上あることだ。 評価の平均は4を超えるが、自分にとっては良くても3しかつけられない。ちなみに、映画は星二つ。 | ||||
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宮部みゆき作品初めて読みました。 1巻~5巻通しての書評です。 まず、 1巻 通して面白い、最後にヤマがくるので2巻が楽しみ! 2巻~4巻 ストーリーに引き込まれるが暗い描写も多く読むスピード少し落ちた 5巻 転結一気にきます! 面白かった。 普段推理小説読むことが多く、この作品もそのつもりで読み始めました。 実際には探偵役がでてこず、 各登場人物の精神的な弱い面、暗い面なども克明に描写されたサスペンフィクションという印象。 ドキュメント物やノンフィクション物が好きな方なら間違いなく魅き込まれるはず。 私は、読むのが途中で少しだれてしまったので★1つ減らしましたがそれでも十分楽しめました。 宮部みゆきの他作品にも手をつけたいです。 宮部みゆき作品がkindle化してくれればもっと手軽に手を伸ばせるのですが… この作品はこれで見事に完結しているのであれですが、 あの人の獄中の様を描いた続編なんかもあればおそらく買ってしまいます。 | ||||
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人物像の描写がすごい。 まだこの一巻しか読んでいませんが、全巻読んでから一巻目のコメントをするのと、今コメントをするのとではきっと変わってくるだろう、と思ったので、一巻読了の時点で口コミます。 特に被害者の祖父の描写が良かった。 この一巻ではかなりの重要人物として登場しています。 「鞠子、鞠子、俺の宝だったのに…」 の声に出ない一言に涙が止まりませんでした。 伏線が張られている感がすごいので、早く2巻目以降を読まないと忘れてしまいそうです。 1巻目読了時点では、ハテナだらけです。 チープなミステリーだったらここで終わる可能性もあるくらいだと思いますが、恐ろしいことに5巻まであるとのこと。 ここからが宮部みゆきさんの本領発揮でしょうか。 続きが楽しみです。 | ||||
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この著者の作品はこれが初めてです。 5巻まである長い話のようですが、全体の5分の1とは思えないボリューム感、そして引き込まれ感を感じました。かなり面白くなりそうな予感! | ||||
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犯人視点で何が起こったかを追っていく2巻。 「真犯人が誰なのか」という部分はどうでもいいタイプの作品のようなので、今後どのような内容にページ数が割かれていくのか、非常に楽しみですね。 | ||||
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引き続き、犯人視点での経過を辿っていく3巻。 今更ながら、非常に凶悪で悲しい事件だと思いました。。。 やっぱりこの手の事件の犯人ってのは、家庭環境ひいては両親に問題の根源があることが多いのかなと感じました。 | ||||
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事件を巡る様々な人の様々な想いと邂逅…嵐の前の静けさを思わせる淡々とした展開ですが、続きが気になることには変わり無し。 何よりも、真犯人がこれをどう決着させる気でいるのか、気になります! | ||||
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シリーズ読了。 最後の前畑さんの作戦には恐れ入りました!見事、犯人にクリーンヒットしましたね。 そして義男さんが電話で犯人に語った内容こそが、この犯人を最も的確に表現したものだと自分も感じました。いや~実に面白かった! | ||||
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長らく積読のままだった『模倣犯』を、やっと読んだ。文庫にして全5巻という長さにためらっていたのだが、読み始めると一気呵成だった。その圧倒的な現代の語り部としての才には、舌を巻かざるを得ない。ということを100%認め、★を最高点の5つにした上であえて物申したいのだけれど、やっぱり長いのは長いよなあ…。『火車』『理由』といったほどよい作品と比べると、どうしてもそう思ってしまう。 ※※ここからはネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。※※ この作品は、広大無辺の大河だ。主要な流れのほかに無数の傍流が広がったり、絡み合ったりしながら形成される大河。だからこそこの長さなのだが、正直「ここはなくてもよかったんじゃない?」という傍流がなくもない。例えば、犯人捜査の決め手になるような、思わせぶりなエピソードの数々(ラジオの電話相談がどうしたとか、携帯電話を拾った子どもが高熱出してこうしたとか)。一瞬「ここから事件が発覚するのかな?」と思わせるのだが、それらはまったく伏線として回収されず、モヤモヤ…。まあ、読んでる間は楽しかったので、それでいいじゃんと言われればそうなんだけど。 悠揚迫らぬ態度で5巻まで話を進めながら、ラストの店じまいが妙に慌ただしかったのも残念だ。犯人の落とし方に、僕は思わず本書に向かって「刑事コロンボかよ!」とツッコミを入れてしまった。と、ここで話が飛ぶようだが、この作品は2016年にテレビ東京でドラマ化されており、僕はこれを録画しておいて、小説読了後に鑑賞した。そこで思ったのは、慌ただしい印象のエンディングを回避するために、ドラマではピースVS.前畑滋子の構図を前面に打ち出したのではないか、ということだ。もちろん、濃密な小説世界を映像にする際の陳腐化も感じたのだけれど、一方で早々に後半を倒叙ミステリ風にしてしまったことには、なるほどと感心した。 ドラマのことをついでに言えば、キャストは全般的に原作のイメージによく合っていたと思う。とりわけ有馬義男(橋爪功)、塚田真一(濱田龍臣)はピッタリだった、と個人的には思う。ピースの坂口健太郎も良かったのだけれど、ちょっと可愛すぎたかもしれない。しかし、4時間以上をかけてドラマにしても、まだまだ足りないくらい『模倣犯』という作品は長い。そういえば『ソロモンの偽証』はもっと長いんだっけ? ほかにまだ長いのあったっけ? よくわからないが、とりあえずしばらくはお腹いっぱいだな宮部みゆき。 | ||||
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これを読んだのはかれこれ10年以上前、学生のときでした。 1巻は他の方もおっしゃるようにかなり引き込まれる内容です。 ただ、2巻以降から冗長やくどさがましてきます。 登場人物に対しての背景、描写、心理をこれでもかというくらい 読者に伝えようとしているためでもあります。1巻以降の大半が これなので、読む気力が失せてしまうんですね。 物語が進まないんです。渋滞に巻き込まれてしまった感じです。 この作品は週刊誌に掲載されている漫画と同じく、長期連載小説だった ようで、その人気ぶりから当初あったプロット以上に内容を継ぎ足し、 継ぎ足しを繰り返して完成したのだと推測します。 ワンピースやはじめの一歩など長期連載漫画は 「連載初期のほうがおもしろかった」という言葉をよく耳にします。 それは作者がしっかりしたプロットを元に描いているためです。 この模倣犯も1巻は面白かったと言われるのも同じ理由でしょう。 作者が想定していた以上の長期連載になってしまい、その結果 文章量を増やすために描写や説明をくどくせざるをえなかった。 「丁寧な人物描写」という感想も見られますが、私は連載を長期化させる ための苦肉の策ではなかったのかなと考えています。 終盤の犯人の自滅は「作者の書き疲れ」を露骨に感じました。 長期連載は作品の質を落とすことはよく言われますが、この模倣犯は その代表的作品ではないでしょうか。可能であれば、骨抜きした再編集本を 読んでみたいですね。 | ||||
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ミステリー小説はヒット作品ばかり買いあさって読んでいます。模倣犯はといいますと買うだけ買って5巻という長さに気が引けて読まずに積んでいました。しかし、昨年9月にドラマがやっていたのでこちらを録画して、観る前に一読と思って読み始めました。そして、少しづつ読み進めて、ようやく読み終わったのですが、感想は「こんな小説があったんだ」「すごい」という驚きと感動でした。私は、どちらかというと海外ミステリーの方が内容が緻密で好きなのですが、この作品はそれらを超えています。最後はものすごい興奮して何か変な涙が出そうになりました。宮部さんの作品はいくつか読ませていただきましたが、その中でも一番ですね。いやー本当に面白かった。 | ||||
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宮部みゆき作品を読むのは「火車」に続き2作目、と慣れていない作家なので はじめはヒロミが多重人格で、ピースは実在しないのかと勘繰ったりしましたが これはそういう話ではないのだとわかってからは一気に読めました。 ただ、頭脳明晰とはいえ幼児性も高いピースが 警察や世間を翻弄ながら何年も犯罪を重ねる設定は漫画みたいで無理がある。 ピースは登場させず長寿庵息子の声紋あたりを詳しく解明してくれた方が ミステリーらしくて良かったんじゃないか あとは、登場する女性が、 若い娘はほぼ全員おバカ、被害者家族は壊れたり放心状態で無力、 重要人物の滋子と由美子さえも、性格が悪くドジで間抜けなことばかりしている これが作者の女性観なのか、分身なのか、と不思議な気分になりました。 | ||||
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