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模倣犯
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模倣犯の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全411件 41~60 3/21ページ
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| やはり宮部みゆきを信じて良かったと、納得する感動のラストだった。由美子の自殺あたりから、涙腺が緩み、有馬老人が真犯人に言葉を投げ掛ける頃には、感涙していた。これだけ沢山の伏線を、納得のいくよう丁寧に回収して見せた手腕には脱帽するよりない。 タイトルに込められた意味合いが、ラストでようやく解る構成も流石。前巻で疑問を感じた、心理描写のない真犯人の描き方も、最後の最後に馬脚を表す彼の醜さの、効果的な演出になっていたと思う。 | ||||
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| いよいよラストへ向けて、スト-リーが大きく展開する巻だが、個人的には最重要人物「ピース」の描き方に難を感じ、あまり髙く評価できない。 彼が悪意で由美子を絶望に陥れる恐怖が、ストーリーの大きなポイントと思うのだが、まず由美子が彼をこんな安易に信頼してしまうのは、非常に不自然。彼女が巻き込まれてしまうトラブルも、あまりに作為的で、感心しなかった。 そして、作者はあえて計算の上書いてるのだろうけど、彼だけは心理描写が一切ない。それが何を考えてるのかわからない、彼の不気味さを演出しているのは確かだけど、私には疑問だ。本作の最大の魅力は、登場人物の執拗な心理描写と思うので。 | ||||
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| 3巻は2巻に引き続き、栗橋浩美のストーリー。全体のストーリーは全く渋滞したままで、エンタメ小説としては疑問符を付けざるを得ないけれど、高井和明の投入に宮部みゆきらしい優しさを感じた。最後の車中での会話で、栗橋浩美が真相を知らされ、車が転落炎上する場面の描写は圧巻。愚鈍なイジメられっ子が、酷薄なイジメっ子を見捨てず、最後に身を捧げて友人の人間性を取り戻させるー客観的に見ればあり得ないけれど、究極の人間愛に、私は涙した。人間はここまで優しくなれるものか。 | ||||
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| 2巻を読み始めてまず、いきなりまるで別のストーリーが始まったのかと思った。もちろん繋がってるのは知っているので、しばらくしてやっと、あの犯人達がどのような生い立ちを経て、反社会的パーソナリティを形成したのかを語っているのだ、と気付いた。 十分な筆力を持って丁寧に描いているので、読み応えは十分だが、ミステリーと言うエンタメ小説としては、冗長と捉えられても仕方ないと思う。あえてこんな純文学的アプローチを試みた挑戦は高く評価したいが。 | ||||
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| 社会派と言うのだろうか。宮部みゆきの真骨頂を示す、読み応え抜群の作品だった。序盤からグイグイ引き込まれる、見事なストーリーテリングで、子供っぽい謎の犯人がこれでもかと人の心を踏みにじり、冷酷無比な連続殺人を世間に見せびらかす劇場型犯罪の恐怖と、犯人への嫌悪を強く感じさせられた。一見アッサリ解決したかのように見せて、真相はまだ隠されてると思うと、後を読まずにはいられない。 吐き気を催すような、人の悪意をクローズアップして見せるので、重く暗鬱な読後感だったけど、良識派の作者なら大丈夫だろうと、この後も読む気にさせるのは、宮部みゆきの信用のなせる業だ。 | ||||
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| 火車がべらぼうに面白かったので模倣犯全5巻まとめ買いしました! 読みました! 日を跨ぎつつチマチマ読んで、字を追って読み終えて思いました。 …これ面白く無くねぇ? 進まない展開にイライラし、興味の持てないつまらん語り手にイライラする。 面白いところもあるんですよ。でも長い。視点がしょっちゅう入れ替わるせいで何が書きたいのかわからない。 多視点でも情報はたいして増えない。 犯人の人格が多面的に見えるなんてこともない。 劇場型犯罪で連続殺人で猟奇でとひとつだけでも本一冊になるような重い流れを大量に詰めたうえに世間の身勝手さやジャーナリズムや加害者家族や被害遺族の問題などなど山ほど詰めたせいで積み上げた問題が総崩れ。 肝心の犯人が追い詰められる流れはしょぼい。 神という名の作者の寵愛を失った瞬間、失態失態失態続きの無能無策のフルコースには苦笑い。 まあ本が続く限りは逃げてもらうけど、最後は捕まらないとだもんね。でもあのラストは無いでしょ〜。 作品的にも肩透かし。なんだったんだこの五巻。 ▽以下全巻ネタバレ▽ まず登場人物が多すぎる。 ジャーナリスト気取りの滋子とエヴァの主人公みたいなシンちゃんはいらんかった。 好きにもなれんし言い訳がましい。 刑事も次々でてくる割に個性もなく、ぽっと出の高校生や刑事の娘が出張ったりもう何が何やら。 登場人物が増えた割に面白くも深くもなく終始社会問題の上部だけをなぞってる。 話の構成がパンケーキのごとくふわっふわ。 二巻と三巻中盤まで、あれ丸ごと全部いらないのでは? 犯人視点で結末のわかった事件をなぞるんですがまーこれがつまらない。そもそも犯人に同情も感情移入もできないのですでに知ってる情報をだらだら語られても「いいからさっさと話進めろよ」としか思わない。 高井兄が都合良すぎる。 何でも言うこと聞いてくれて婦女暴行連続殺人犯でも見捨てないでホイホイ現場まで来てくれて捕まってくれてしかも事件にアリバイがない幼馴染みが急に登場するとかいくらなんでも都合が良すぎる。 なろうヒロインにもいないぞこんな人。 他にも次々運よくことが運ぶ。 殺されるためだけに登場した木村さん…気の毒。 栗橋が自首しようとした瞬間事故死したり、滅茶苦茶記憶力のいいピースの正体を見破る被害者(未遂)がでてきたり。しらける。 義男お爺ちゃんは良かった。泣けた。つらい。柿の木のくだりで泣かない者はいないでしょう。つらい。 ただ5巻。あれ?おじいちゃん…キャラ変わってない? 孫の事件はひと段落したとはいえ傷は深いし、娘は発狂したままなのに加害者かもしれないやつの妹と呑気に茶ぁしばいてるのはなんか…解釈違いです! 網川に説教するところは良いシーンのはずなのに当の作品内で書かれたメインキャラ以外の若者が如何にも中高年の好きそうなバカで世間知らずで無知で高飛車な大衆ばっかなのは皮肉。そのせいでイマイチ入り込めない。 全体的になんか浅い。 親子関係の傷が子供を深く傷つけるのは間違い無いけど、ソシオパスと違ってサイコパスは先天的なものでは?網川はたぶんサイコパスとして書かれてたと思うけど違うのかな? 登場するメインどころの女がみんな誰かの妻か彼女なのは時代を感じる。お一人様とかなかったんだろうなぁ。しみじみ。 肝心の監禁シーンも「その女アレックス」の方が百倍きつかった。あれはキツすぎてオススメできないけど。 でも面白いよ!話が二転三転したうえ共感相手も二転三転、驚きの結末にやられたと唸る。いややっぱりお勧めしたい!ここに書くことじゃないけど! ピースとか今なら即Twitterで人生漁られてそう。 そもそも犯罪じゃなくてメンタリストとかコンサルしてそう。それでVtuberより炎上してそう。 劇場型も今ならネットが主体でしょうなぁ〜テレビが強かった時代を感じた作品。 | ||||
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| 途中から結末が予想できてしまったのですが、それでも大変楽しませてもらいました。 最後に犯人がゲロってしまうところは、少しあっけなく感じました。多分みなさん、そう感じたと思いますが、犯人の性癖を考えると、あのゲロも理解できなくはありません。 それにしても、宮部さんのストーリーは、どれも面白くて、感心する話ばかりです。 また次の作品も聞いてみたいと思います。 | ||||
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| 最終巻まで辿りつけなかった方もいるようですが、これこそ宮部みゆきです。3回読みなおしました!展開が素晴らしくどんどん引き込まれていきます。これは満点です。しかし、この期待の勢いで「ソロモン」に行くと大けがをしますよ。模倣犯は話の展開が早いですが、ソロモンは停滞する時間が長い!登場人物が子供!厳しい戦いになります。 私は耐えられませんでした。見切りをつけて今は「柚月裕子」にはまっています。 | ||||
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| 由美子が滋子を待っている場面、 あまりにも犯人に有利にことが進みすぎて、現実味がだんだん薄れていってしまいました。 | ||||
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| 宮部みゆきさんの小説が好きでよく読んでいます。模倣犯は特にミステリーの中でボリュームも奥の深さも相当な小説で圧倒されます。面白いです。 | ||||
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| 宮部みゆきさんの小説が好きでよく読んでいます。模倣犯は特にミステリーの中でボリュームも奥の深さも相当な小説で圧倒されます。面白いです。 | ||||
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| 火車、理由...と、少なくとも90年代の宮部三部作は、最初に事件が起こって、後は登場人物すべてのこれまでの人生がそこに行き着く、というスタイルですよね。端役にまできっちり人格と人生があって、もしこの端役にも子供時代にこういう親や教師に会わなければ、あの事件は起こらなかった...みたいなプロットの組み立て方。それがものすごく丁寧だから、宮部作品は長い。18,19世紀のヨーロッパ文学なんてこんな感じだけど、純文学の王道を行くミステリーみたいな、いわば罪と罰的な作りが宮部みゆき前期3部作。 | ||||
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| 宮部氏の作品は初めてです。あまりにも有名な作家さんなので読んでみましたが、散々延ばされた結果、呆気なく終わってしまい、「第二巻へ続く」との事。最近活躍されている若い作家さんの先品は「一気に」読めるですが、この作品には「そういう点」がありませんでした。何処でもウロチョロする無神経な「ルポライター慈子」が個人的にはウザイです。個人的には、あまり「引き寄せられる魅力」を感じませんでした。なんと「第五巻」まであるとの事!続きを読もうか考え中です。これはあくまでも個人的主観です。宮部ファンの方には楽しめると思います。 | ||||
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| 冗長、中だるみ。 文庫本で2〜3冊にまとめ、締まった緊張感のある作品であれば最高だった。 | ||||
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| 上下巻、とても長い作品です。ですが、読み始めると止まらなくなります。集中して読める時間がある時に読んだ方がよいでしょう。とにかく面白いです。 | ||||
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| 既に日本中が忘れているだろうから、後世のために書いておくと、単行本発売時、凄いベストセラーだった小説。 面白いか面白くないかって言ったら、割りと面白いんだが、なんでこれがあんなに売れたのか理由が分からないし、納得いく説明を読んだり聞いた覚えもない。 長いし、数ある宮部みゆき作品でわざわざこれを選んで読む理由も今はなく、つくづくベストセラーなんて、アテにならんなぁと思う。 | ||||
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| 犯罪行為が詳細に書かれてあり、いくら創作物とはいえ不快で仕方ありませんでした。読んだ記憶を忘れたい。なんで売れたのかわからない… | ||||
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| 被害者は家族も含め、どれだけ悲惨な目に遭い、また救済されないのかということを考えさせられた 大筋は読みやすく痛快だが 深く理解しようとすれば難解なのかもしれない | ||||
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| これは長い長いミステリー 原稿用紙3541枚、単行本上下組約700ページ上下巻、文庫本全4冊著者入魂の最長ミステリー。 著者はあとがきで週刊ポスト誌上で三年余の長期連載、その後加筆改稿に二年、五年がかりの仕事であったと述べている。 連続猟奇殺人の真犯人は?読者もはじめからラストまで緊張が持続する。 登場人物では鞠子の祖父有馬義男が印象深い。 テレビドラマ化されているが原作の感動にははるかに及ばない。 | ||||
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| 総合的評価は長編ミステリーの名作だと思う。 しかし、拉致監禁した女性に対してのあまりにも残虐な描写に吐き気を催しました。 再読はしないと思います。 | ||||
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