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模倣犯
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模倣犯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全405件 41~60 3/21ページ
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宮部みゆきさんの小説が好きでよく読んでいます。模倣犯は特にミステリーの中でボリュームも奥の深さも相当な小説で圧倒されます。面白いです。 | ||||
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火車、理由...と、少なくとも90年代の宮部三部作は、最初に事件が起こって、後は登場人物すべてのこれまでの人生がそこに行き着く、というスタイルですよね。端役にまできっちり人格と人生があって、もしこの端役にも子供時代にこういう親や教師に会わなければ、あの事件は起こらなかった...みたいなプロットの組み立て方。それがものすごく丁寧だから、宮部作品は長い。18,19世紀のヨーロッパ文学なんてこんな感じだけど、純文学の王道を行くミステリーみたいな、いわば罪と罰的な作りが宮部みゆき前期3部作。 | ||||
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宮部氏の作品は初めてです。あまりにも有名な作家さんなので読んでみましたが、散々延ばされた結果、呆気なく終わってしまい、「第二巻へ続く」との事。最近活躍されている若い作家さんの先品は「一気に」読めるですが、この作品には「そういう点」がありませんでした。何処でもウロチョロする無神経な「ルポライター慈子」が個人的にはウザイです。個人的には、あまり「引き寄せられる魅力」を感じませんでした。なんと「第五巻」まであるとの事!続きを読もうか考え中です。これはあくまでも個人的主観です。宮部ファンの方には楽しめると思います。 | ||||
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冗長、中だるみ。 文庫本で2〜3冊にまとめ、締まった緊張感のある作品であれば最高だった。 | ||||
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上下巻、とても長い作品です。ですが、読み始めると止まらなくなります。集中して読める時間がある時に読んだ方がよいでしょう。とにかく面白いです。 | ||||
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既に日本中が忘れているだろうから、後世のために書いておくと、単行本発売時、凄いベストセラーだった小説。 面白いか面白くないかって言ったら、割りと面白いんだが、なんでこれがあんなに売れたのか理由が分からないし、納得いく説明を読んだり聞いた覚えもない。 長いし、数ある宮部みゆき作品でわざわざこれを選んで読む理由も今はなく、つくづくベストセラーなんて、アテにならんなぁと思う。 | ||||
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犯罪行為が詳細に書かれてあり、いくら創作物とはいえ不快で仕方ありませんでした。読んだ記憶を忘れたい。なんで売れたのかわからない… | ||||
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被害者は家族も含め、どれだけ悲惨な目に遭い、また救済されないのかということを考えさせられた 大筋は読みやすく痛快だが 深く理解しようとすれば難解なのかもしれない | ||||
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これは長い長いミステリー 原稿用紙3541枚、単行本上下組約700ページ上下巻、文庫本全4冊著者入魂の最長ミステリー。 著者はあとがきで週刊ポスト誌上で三年余の長期連載、その後加筆改稿に二年、五年がかりの仕事であったと述べている。 連続猟奇殺人の真犯人は?読者もはじめからラストまで緊張が持続する。 登場人物では鞠子の祖父有馬義男が印象深い。 テレビドラマ化されているが原作の感動にははるかに及ばない。 | ||||
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総合的評価は長編ミステリーの名作だと思う。 しかし、拉致監禁した女性に対してのあまりにも残虐な描写に吐き気を催しました。 再読はしないと思います。 | ||||
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掘らなくてもいい心の闇を掘っている。読んでいて非常に気分が悪い。 その筆力を他に使って欲しい。 (ソロモンの偽証も同じ。) | ||||
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流石、宮部みゆきの作品。とても面白いが新刊は大きすぎる。文庫の方がよい。 | ||||
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自作自演の犯罪者が相棒やマスメディアを最大限利用して、自分を大衆に売り込むとともに、そのような自分に悦に入るという現代の劇場型犯罪の典型を描いた超大作である。1巻から5巻という長編であるが、いくつものプロットがうまく組み合わされているので、読んでいて飽きることがない。著者の代表作の1冊といってよいだろう。 | ||||
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直ぐ到着しました。シミひとつなく綺麗なじょうたいでした。「模倣犯」の第1巻から第5巻まで、ここで購入しました。付属のしおりが、いっぱいたまりました。これからも良品をたくさんご提供下さい。 | ||||
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宮部みゆきの小説を読むのは2度目であるが各々の登場人物の心理描写が精緻に描かれており圧巻だった。ただピースに関しては彼の人格形成についての記述はない。その点は読者の想像にお任せであると感じた。 本作品にでてくる有馬義男は登場人物の中でも最年長者であり、多少感情的なところがあるが、奇禍に遭いながらも加害者家族に冷静に向き合うところは人の強さを感じた。 | ||||
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納入予定日より早く届きました、ありがとうございました。1日早く届いた他の本(同時に4冊購入)があまりにひどい状態だったのでまったく期待をしていなかったのですが、今回は、綺麗に包装され本の状態もよかったです。「誰か」もほぼ同様のレベル。 | ||||
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自らの目的のためには他人を傷つけることを厭わない人物はごまんといる。 ヒロミみたいに、自分より下の人間は容赦なく利用するが、ピースのように上の人間には神のごとき扱いをする。 この手の人物は、自分を犠牲にする心優しい弱い人間を嗅ぎ分ける嗅覚に非常にすぐれている。 これは自己愛性パーソナリティ障害に特徴的で、ヒロミはこの種の人間だと思う。 ピースは、他人を駒のように使い、本当に罪悪感がない、容姿頭脳ともに優れており、感情的になることも少ない、 表面的には非常に魅力的、これもサイコパスに一貫する特徴でもある。 宮部さんの犯罪心理の研究者への取材のたわものだと思う。 しかし真犯人ピースの描写が少ないことや、いきなりピースが幼稚な言動を繰り返し、 部外者とも言える滋子が一番おいしいところをもっていったのは、納得いかないところでもある。 宮部さんは滋子に結構感情移入してたところがあるんじゃないだろうか。 そこらへんが不満だけど、一番重要なのは理不尽な悪に遭遇した人達なのだろう、 義男さんが一矢与えたようだが、結局ピースは獄中で生き続けて、彼の言葉に触発される者すら いるかもしれない、これだけの凶悪事件として名前を忘れ去られることはないのではないだろうか、 結局、犯罪はやった者勝ち、忘れ去られる被害者を尻目に凶悪犯罪者の名は残る。 執筆当時は今より被害者への支援は十分ではなかった。それも考慮にいれなければいけない。 いずれにしも、20年前にこれだけの作品を仕上げた宮部さんはやはり凄い。 でも、これ以降、犯罪ものを書くのに疲れたというのもやむを得ないぐらいの救いのない話である、 完成度とか、面白いとか、読んで損はないとか、そういう評価を下していい作品とは、 また違うレベルの作品だと思う。 | ||||
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ある殺人をカモフラージュするため、無差別に若い女性を殺す計画を立てて実行していき、 あまつさえ、それを無関係の善良な知人のカズに全てなすりつけようとする獣すら行わない鬼畜な所業を、 嬉々として計画するピースとヒロミ。 そして、ヒロミの言葉通りに、のこのこ悪魔の手の内にやってくるカズ、全ては計算通りのはずなのだが・・・ 山荘でのピース、ヒロミ、カズのやりとりがこの二部のクライマックスだろう。 他人を踏みにじることに無上の喜びを感じる畜生極まりない人間と、 散々虐められた相手でも、幼少期の思い出から一心に一人の人間を信じる人間、 対極にいる種類の人間同士だが、それはひょっとしたら同じぐらい悲しく愚かなことなのかもしれない。 優しすぎる人間もまた悲劇を生み出すのだから・・・。 星をひとつさげたのは、やや冗長な部分と、好きではないヒロミに感情移入しすぎる描写が多くあるということ、 ヒロミの少女の亡霊に悩まされる部分はもう少し短くしてもよかったかもしれない。 それ以外は、文句はない出来です。やはり数々の賞を受賞している作家さんの腕に疑いはなしなんでしょう。 | ||||
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600ページ近くある第一部だが、あっというまに読み終えてしまった。 人物描写が秀逸で、特に失踪した鞠子の祖父、豆腐屋の義男さんの存在が印象的、 およそ人間の所業とは思えない言動を繰り返す犯人に対して、 あくまで冷静に機転を利かせ、事実を受け止め、向かいあう姿勢には心を打たれる。 また、義男が語っていた頭がおかしい人間のたとえも興味深い、 頭がおかしい行動をとる人間でも、どこかで普通の人間と同じ行動をとることが多い、 およそ、よく目にするクレーマとかモンスター人間はこれにあたるんじゃないだろうか、 だが、この義男に電話をかけてきた犯人は違う、明らかにそれより一線を画している。 たまに目にする凄惨な事件には、こういう人間がかかわっているんだろうと思わせられる。 あまりこの筆者の作品は読んでないけど、経歴から見ればこの出来栄えも納得、 続きが非常に気になる作品である。 | ||||
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やっと読み終えました。最後の最後は本当に一気読み。長いことを批判する向きもあるようですが、それだけ中味は詰まっています。特に、ミステリーでない部分では内容も深いです。若い人にはわかりにくい箇所もあるかもしれませんが、中年過ぎるとそれがわかります。 ところどころステレオタイプの人が出てくるのはミステリーだから仕方ありません。そんなことを批判していたら、ファンタジーの世界に入っていけないじゃありませんか。登場人物はかなり魅力的です。造けいがしっかりしてます(そのために長い)。 樋口めぐみを最後までわからずやの少女にしておいたのは、「お決まり」でなくて良かったです。高井由美子が結局は哀れな末路を辿るところも。色々な意味でこの小説には深さがあります。その辺りに気づくと、この小説の長さは気にならないでしょう。評価はもちろん最高点です。 | ||||
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