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模倣犯
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模倣犯の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全411件 21~40 2/21ページ
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| 緻密で色々な社会の問題点を織り込んだ強力な長編だが、それだけに残念。 ・都合よく起きる自動車事故、起きなかったら致命傷 ・図書館事件があるのに、なぜか都合よく人を信じる妹 ・17歳なのに熟年者のように考え行動する若者 ・高校時代の人間関係から、死んだ犯人の上位者は特定が簡単 ・上位者の声紋判定をしない警察 ・首に注射痕+血液監査で麻酔薬ぐらい検出できるだろう | ||||
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| 商品状態は「非常に良い」とのことでしたが、全体に日に焼けてくたびれた状態でした。これまでの購入経験から、「非常に良い」とはとても思えないものでした。釣られてしまいました。 | ||||
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| 宮部みゆき氏はキャラクターを贅沢に使い捨てする人という印象がある。最近はシリーズ物も書いているようだが、キャラクターに感情移入したりしないのだろうか?と思っていた。 本作はその最たるものだ。キャラクター設定を丁寧に精緻に行って、そしてあっさり殺してしまう。そして、それこそが本作の主題だと思う。 大量殺人物だ。殺される各々の被害者にも人格がある。それが主題だ。 ミステリー小説の体裁を装った文学作品だ!とはいえ私は文学作品の定義を知らない。さっぱり判らない。だから村上なんちゃらがノーベル文学賞にノミネートされるのならば、宮部みゆき氏にもその資格があるのでは?と思ってしまう。 本作は1q84より先に発表された作品だが1q84への反論にすら思える。 | ||||
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| 長編とか書いてあったので、どんなものかと思って聞いてみました。宮部先生の作品で「ソロモンの偽証」が高校で裁判する話だったと思いますが、想定がありえないし、変でおもしろくなかったので、読むのを躊躇していました。またこれより先に「火車」を聴いていたので、それも関連してどうかなあと思っていました。1を聴いてからは次々と聞きたくなり、夜の寝る間も惜しんで聞いてしまいました。買い物途中でも運転中でも聞いて最後まで聞きました。いろいろな立場の人の目でそれぞれ物語が進んていく方式は最近では、他でも見られますので、今までにある手法とは思いましたが、なかなかおもしろく聞かせてもらいました。今回は聞いてとてもよかったと思いました。読んでいただいた方 加藤さん とても聞きやすく、調べるとやはり声優さんですね。休憩の前と後もほとんどわからないくらいに、すべて同じように読んでいただき、とても聞きやすく快適でした。内容もいろいろ考えさせられるものでした。宮部先生の作品もまた聞いてみようと思いました。ありがとうございました。 | ||||
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| 全体のほとんどが心理描写と情景描写。凝った殺人トリックはありません。殺人そのものも監視カメラ全盛の現代では成立しない性質のものです。 | ||||
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| これまで小説といえば叙情的なものを好んで読み、ミステリーはほぼ初めて読みました。特にこんな長編のものは…。まさかこんなに止まらなくなるとは。漫画を読んでるような感覚、やめられずに完徹して読みました。読書経験として一生記憶に残ると思います。読後、活字への抵抗が一気になくなり、むしろ飢えるようになり、いつも何か本を読みたい気持ちになっています。 内容は重くて辛いですが、読んでよかったです。ぜひ読んで欲しいと人に勧めたい本。真っ当で必要な価値観があり、娯楽として単純に面白いものって、貴重じゃないでしょうか。 | ||||
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| まず自分は熱心な読書家では無い。宮部みゆきファンでもなく、一般的な程度の本読みなので、ごく一般的な目線からの感想となる。 無駄にあちこちに話が前後したり、熱心な本作ファン以外に興味の無い細部の掘り下げがひたすら続く。 5巻にも及ぶ長編ではあるが、その長さの必要性は一般的な読者にとっては皆無で苦行であろう。 そしてこの長さが苦行と感じるのはひとえに、あまりに不愉快な登場人物が多い点に関係する。 犯人どもは宮部みゆきが渾身の力で不愉快な異常者を書き切ったような悍ましい人物像で、あらゆる局面で「こいつらが惨死して欲しい」と願うほど。まあ犯人なのだから、そういった人物像は他の作品でもあるかも知れない。 この作品はその犯人を取り巻く人間までが不愉快な点が素人読者には拷問である。 古川真智子、前畑昭二、樋口めぐみ、犯人の母親、ある時点からの高井由美子、ほとんどの時点における高井和明、挙げるとキリがない。 不愉快に描写されていない人物は有馬義男、武上悦郎など一握りだ。 そういうテクニック?なのか素人には分からない。単に面白くない、不愉快、長いと感じるのみだ。 文学だの芸術だの高尚な事は興味無い。面白い本だと薦められて読んで、後悔している。 | ||||
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| 直ぐに商品が届きました。すごく喜んでいます。 | ||||
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| 楽園の方がよかった | ||||
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| 宮部みゆき、全5巻というだけで、禍々しいオーラのようなものを感じ、長らく自宅の本棚に並んでいたのに、ずっと手を出せずにいました。宮部作品に対する自分の印象は、薄い、長い、だったので。 せっかく家にあるのに読まないなんて、もったいないかもと、覚悟を決めて手を伸ばしてみると、展開は予想に反して遅くはなく、第一巻はまたたく間に読破してしまいました。 いいじゃん、いいじゃん。やっぱり読まず嫌いはダメだね。 2巻以降、第二、第三の模倣犯が現れる展開を予想して、第2巻に手を伸ばしましたーー。 ここからは酷評になります。ファンの方はブラウザバックをお願いします。 そこからが、ただ、ただ長かった……。一巻の事件を視点を変えて進むのはまあ、良いとしても、いくらなんでも、被害者の友人の母親の視点とか、証拠品を拾った子供の母親の視点なんている? たぶん、元は連載小説なんだろうけど、ダラダラと引っ張りすぎだろうと。読み終えたころにはすっかり疲れ果ててしまいました。 あと、一番納得いかないのが、共犯者に仕立てあげられた人物の扱いについてでして、バットで頭を殴られ、注射で眠らされ、縛られて拘束されていたはずなのに、警察は共犯扱いするとか……。解剖すれば、不自然なことが分かるだろと。『血を出さずに殴るコツがあるんだ』ってセリフだけでは、到底、納得できませんでした。 全体的に、前半は犯人側に都合よく、後半は都合悪く展開します。つまりご都合主義ってことです。 最後の犯人逮捕の場面も、テレビ的というか、バカバカしくって興ざめでした。 商売的には全5巻は正解なんてしょうけど、作品的には2巻くらいで収まってほしかった。。。 | ||||
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| 上下2巻からなる、しかも1ページに上下に書かれている長編小説である。登場人物も多く、メモを作って人間関係を記録して読んだ方が、理解が増すと思う。 ミステリー小説なので、詳しく書くことを控えるが、犯人と直接対決する、TV局での場面は迫力がある。 | ||||
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| まだ1/5なので、今後に期待の星3つです。 登場人物の行動に疑問を感じては、1990年代の話だったと思い出す ということを繰り返しながら読みました。 10~20代の方にはまどろっこしく感じるかもしれません。 (電話といえばコードがつながった受話器であり、 スマホはもちろん、携帯電話も普及していません) 上記の引っかかりを流して読めば、 各登場人物の話がどうつながってくるのか、 けっこう犯人に近づいてそうなのに あと4巻もあるのはどういうことだろうかと 今後の展開を楽しみに読めました。 | ||||
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| 4巻のラストで執筆を宣言したピースが、真犯人存在説を携え、メディアに颯爽と現れる。 時代の寵児となった彼だが、一方で事件の関係者や彼に接した人々の中には少しずつ不信感を募らせていく者も出始める。 デスク係の刑事・武上の娘が匿名の掲示板で発掘した目撃情報や、子供の拾った携帯電話、滋子が突き止めた別荘のアジトなど、真犯人を追い詰める材料は着々と揃えられていく。しかし完璧に見えた犯罪の幕切れは予想外の形で訪れる。 自身の作った物語を滋子によって猿真似と罵倒され、模倣犯だと糾弾されたピースが自ら罪を認めてしまうのだ。その不用意さはピースの過剰な自意識の裏返しでもあった。初めて、そして唯一、ピースという存在に血が通っていることを思わせるシーンでもあった。 ところで作者は嫁姑の確執を描写するのが妙にうまい(実体験かと勘繰ってしまう)。本作ではライター・滋子とその夫・昭二の衝突が繰り返し描かれ、そこに姑が絡んでくる。嫁姑の対立場面は直木賞受賞作の「理由」でもあった。 登場人物達にとっては非常に重要な問題だが、事件にはまったく関係がない。それでもこの場面を描くからこそ、登場人物が実態のある存在としてイメージできる。その意味で、物語には欠かせないシーンでもあった。 近年、多くの小説ではストーリーに重要な事柄だけが描かれ、余計な描写は省かれる傾向にある。そこに生きる人々は都合の良い紐人形でしかなく、読み終えて本を閉じた瞬間に消えてしまう。 しかし宮部みゆきは事件のみ切り取るのではなく、現代社会そのものを描き、登場人物は確かに生きている人間として存在する。だから読後も世界は完結せず、ずっと続いていくような茫漠たる高揚感に襲われるのだ。 「理由」もそうだが、描かれるすべての登場人物に妙な親近感を覚えた。しかし樋口めぐみだけはどうしても感情移入できなかった。ただただ不快感だけが残る。 由美子の死後、両親やお見合い相手の篠崎刑事の視点でその死が描写されていないため、少し物足りなく感じた。 3500枚という分量はどうしても冗長に感じるが、それに相応しい密度の傑作であり、深く考えさせられることも多かった。火車や理由に惹かれた読者なら必ず楽しめる一作だろう。 | ||||
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| 1〜3巻で登場した人物が少しずつ絡み合い、2,3巻で停滞したストーリーがようやく進展していく。 1巻で死亡し、ヒロミの説得を試みたカズが犯人の一味として社会に糾弾され、その遺族が受ける理不尽な迫害が描かれる。 読者はカズの無実を知っているが、作中ではそれを知らない人々の身勝手な正義が遺族を追い詰めていく。現実でも蔓延る理不尽が執拗に描かれるが、カズの妹・由美子に同情するとともに、妙な嫌悪感も覚えてしまった。 4巻ではこれまで明かされてこなかったピースの本名がようやく明かされる。これまで徹底して「ピース」としか呼ばれなかったことから、おそらくこの人物の本名はすでに1巻あたりに登場していて、意外な人物なのだろうと思っていたら、まったく知らない人物だった。 遺族の集いにて大立回りを演じた由美子に対し、ホテルの支配人と警備主任が何の権利もなく由美子を断罪しようとするシーンが印象的だった。彼らの正義が身勝手なものであり、さらにその正義の矛先が的外れであることは読者ならわかることであるが、それを真犯人であるピースが庇うという構図が秀逸だった。 遺族から金を巻き上げようとする「弁護士」浅井も心に残った。物語にはけして必要不可欠な存在というわけではないにも関わらず、このような人物を登場させて(良い意味の)不愉快さを演出するあたりが作者の憎らしいところである。 4巻は意外な終わり方を迎える。ここまで大きく広げられた風呂敷が少しずつ畳まれていくが、最終巻でどのような終わりを迎えるかとても楽しみ。 | ||||
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| 2巻では犯人である栗橋浩美やその幼馴染であるカズやその妹・由美子の時点で物語が進むが、3巻はほとんど栗橋浩美の視点で展開されてゆく。そのためか、いつの間にかこの犯人が物語の主人公のような錯覚に襲われると同時に、妙な親しみも覚えた。 1巻の終わりで犯人らしき2人の男が車ごと崖から転落して死亡するが、その場面に至るまでの経緯が詳細に描かれる。 車で運ばれている途中で意識を取り戻したカズが、計画の全貌を知っても逃げようとせず、助けを求めることもなく死んでしまうのだから本来は不自然な流れなのだが、そこに至るまでのヒロミとカズの生い立ちが丁寧に丁寧に描写それるため、不思議と納得してしまった。 377ページでピースがカズに、「僕は捕まったりしない。」と言い切る場面があり、僕ら、ではなく「僕」という一人称を使ったため、おそらくヒロミはカズとともに殺されるということの伏線だろうと思って読んでいたが、2人の死は普通に事故だったらしく、なんの伏線でもなかったために拍子抜けした。 地の文において、ヒロミは栗橋浩美というフルネームか、カタカナでヒロミという2パターンで記載される。なぜ使い分けるのか明確な理由がわからず、次巻以降の伏線かと期待する。 3巻までのメインキャラクターであるヒロミとカズが死に、いよいよピースについて次巻以降では描かれると思う。 この事件がどのように幕引きを迎えるのか期待したい。 | ||||
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| 第1巻は連続女性誘拐殺人事件の犯人と思しき二人組が遺体となって発見されたところで終わるが、2巻ではこの二人を中心に犯人側の視点で事件が掘り下げられる。 1巻で描かれた人物たちはほとんど登場することなく、本筋のストーリーがまったく進まないため、やや退屈に感じる。 一方で、1巻同様にすべての登場人物が丁寧に描写されているため、確かに作品世界の中に生きているのだと感じさせられた。結果、世界の奥行はさらに深くなった。 犯人のメッセージを届ける役目を与えられた女子高生の視点もあり、犯人と接触してから殺害されるまでが60ページ以上に渡って描かれている。 彼女が殺害されることは、すべての読者と犯人が知ってるにも関わらず、この少女だけそれを知らず、最期の瞬間まで生きたいと願い続けている。彼女の運命を知りながらそれを追体験するため、まるで犯人と共犯関係になったような錯覚に襲われた。 多様な視点が入り乱れる上、時系列も意図的にバラバラにされており、各節ごとの前後関係がわかりにくい。犯人・栗橋浩美によって最初に殺害された2名の女性のその後については描かれておらず、本筋とは直接関わりのないところで大きな謎が残されることとなる。 また、事件の鍵を握る「ピース」の正体についてもあえて伏せられ、その正体は3巻以降に持ち越しとなった。 緻密に描かれた世界のリアリティには驚かされるばかりだが、分量に比してストーリーの進みが遅く、やや食傷気味になる。次巻以降に期待したい。 | ||||
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| 火車、理由に続いて社会派ミステリである本作を読んだ。 ここでは一巻についてのみ言及するが、連続女性誘拐事件を多角的に捉え、深く広く掘り下げられている。 一般的なミステリが事件を描くのに対し、宮部みゆきは事件ではなく社会全体を描いてみせる。そのため、どうしたって本筋とは無関係な部分についても細かく描写する必要があり、現代人には冗長に映るかもしれない。 だがこれは好みの問題で、個人的にはとても好きである。事件だけを切り取って都合よく作られたフィクションの世界よりよほどいい。 『有馬義雄は途方もない孤独のなかにいた。しかも、それはまだ始まったばかりだった。』という文章が読後に心に残った。 | ||||
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| 読み手の語り口、声のトーンがいいので落ち着いて聞けるし物語に入っていける。今まで聞いた中では「火車」の三浦友和さんのナレーションが最高すぎたけど、この人も十分及第点。 | ||||
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| よい | ||||
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| 一気読みするくらい面白かった 誰が主人公と言うわけでもなく、たんたんと進んでいって、どんな風に解決するかのかドキドキしながら読んだ | ||||
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