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消滅世界
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消滅世界の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 1~20 1/4ページ
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「当たり前、常識、普通、正常」ってそもそも何なんだろう?それに悩んだり苦しんだり囚われる必要なんてない。そんなものの中身はたやすく変化するのだから、自分の気持ちや価値観を大事にして。というポジティブなメッセージとして捉えた。作者の意図はそうじゃないのかもしれないし、ポジティブな話ではないし、気持ち悪いというか心底不気味に思える描写もあるけど。普段ホラーとかミステリーさえも読み慣れない私ですが、好きです。夢中で読みました。 | ||||
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この作家 パターンが同じ問うている本が多い。 この本は特に、作家の苦楽をこれでもかと詰め込んだ悪趣味な創作物。生々しい執着が見える。 見たくないものを見た感覚。テロ。 この世の全てを敵に回しても伝える意思。読み手に寄り添わない。勇ましい自我の塊。 総評:ストーリーは別に面白くないが、作者の念を感じる。何が評価されて本になったのか分からないけど、あまりに突飛。作者の人間性が怖い。なんだか怖いので唯一無二。 | ||||
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なんとか最後まで読みましたが嫌悪感で苦痛でした 性行為はなくとも夫婦である以上それなりの嫉妬、独占欲はあってもよさそうだと思う 私自身は村田先生と同年代だがこのような作品を生み出した村田先生には敬意を表したい もし私が20代の若者なら受け入れできていたのかなぁ | ||||
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この小説も期待を裏切らず、気味が悪い世界だった。 ※ネタバレあり 【主人公の雨音の好きなセリフ】 「世界で一番恐ろしい発狂は正常だわ。そう思わない?」 「私はどの世界でも正常になってしまうの」 | ||||
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レビューを見て面白そうと奮発して読んだものの… 世界観に驚かされたがあまり意外性、広がりはなかった。 以下、ツッコミ(ネタバレ込み、私個人の願望込み): ・序盤中盤のキャラクターとの恋愛に関する話が冗長だった。 ・人口受精等の先進的な生命科学技術と、CDやキーホルダーという古い時代の産物が同時期に存在しており、ちぐはぐ。時代設定は現代で、おそらく我々の住む世界のパラレルワールドという設定のようだが、2023年現在より明らかに科学技術が発展している世界なので、キーホルダーではなくせめてスマホやVRの中のキャラクターに恋愛する、とかにしてほしかった。 ・SFとして来たる近未来の形として描いてもらえると、より現実感や緊張感が生まれただろう。 ・男性の性欲の性質が無視されている。男女の性欲の感じ方はもっと違う。性欲を排泄する対象としたのは面白かった。 独創的な世界観に惹かれ本書を読んだ。期待が大きすぎたのか、それを超えてくるものは感じられなかった。 我々はこの世界に洗脳されて正常さの尺度を持っているのだろう。ならば、新しい正常の形を自分たちの手で作ってしまえば、最初は奇妙に見えても案外人類は受け入れてしまうのかもしれない。 多様性、ジェンダー平等の先に待つのは没個性、均一性か。 人類は潔癖な生き方しかできなくなるのか。 そのうち全ての人間同士の交流はリスクを孕むとされて無くなっていくような気がする。 | ||||
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セックスが無くなると想像しただけで、今の世界で良かったと思います。夫婦で近親相姦になると思うと、理解に苦しむが、おもしろい設定だと思った。 | ||||
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未来が舞台のようだが日常は現在風で手抜きな設定。無理やり感。僕の頭が硬いからか入り込めない。なんとか半分まで読んだけど時間の無駄になりそう | ||||
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これをSFで片付けていいのだろうか? 家庭内の性はいいが、家庭外の性は断罪の対象となり、国民を挙げて叩く。 一方で、家庭内ではセックスレスが横行していて欲求不満が風俗や不倫に向けられる。そして…以下ループ。 この作品で描かれた世界は壊れている。と同時に果たして今の日本は壊れていないのか?と読者に問いかける構図が秀逸。 家庭内のセックスレスなんて、近親相姦的な忌避からきているわけで、SFだがかなり現実描写も含まれていると感じた。 | ||||
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狂っているのは自分か世界か。 これは現実にも、 いつでも誰にでも起きる、 日常的な混乱だと思います。 自分以外の全員が、 なんじゃそら!! ってことを平気で、 言ったりしたりしていたら、 間違っているのは、 世のルールからすれば、 自分のほうなんです。 法やマナーや常識とは、 多数決のことですから。 直接的な多数決じゃなくても、 力をもった一部の誰かが、 勝手につくった法だとしても、 それを皆が守ればそれは、 もうちゃんと法なんです。 解説のかたは、 フェミニストなのかな? 少し差別的な、 女性至上主義的な、 悲しい視点で、 この物語を解説されてましたが、 そう見るひとも、 まあ、いるだろうなという、 女性的な物語でもあります。 でもちゃんと、 悲喜劇であり、 SFであり、 楽しめる物語でした。 最近、 村田さんの初期作を読んで、 少し読みにくいなと、 新しい作品との差を感じました。 新しいほうを読むと、 それは嬉しい差として、 また彼女の作品を買おうと、 楽しみにできます。 楽しい読書でした。 | ||||
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最後まで読みきりりましたが、ぐったりしました。 ただただ、世界観合わなかったです。 | ||||
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実験都市はこの先の未来に来ると言われている社会を描いていて、個人的には驚きはありません。 セックスの考え方は人それぞれなので家族と性が別の人は現代社会でもいますよね、かなり誇張された世界ではありますが。。 それより、盛り込みすぎてて伝えたいことの焦点がわかりません。 母親との関係、夫の家族としての関係、商業主義であるアニメや俳優について、夫と別の存在である恋人との距離感、独占欲や執着がないと思いきや自身の遺伝子を受け継いだ子に対しては執着が残る人間性…などなど、この主人公の育てられ方なのか、それとも人間の持っている本質なのか、はっきりしない書かれ方が不満です。 最後がどこかの作品と似てると思ったら、「羅生門」的な終わり方、結局、母からの呪縛霊は逃れられなかったんですね、と。 この作品の後に出た「コンビニ人間」のが絞られていて伝えたいことがわかりやすかったです。 | ||||
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愛、恋愛、家族、性欲こららの必要性が問われる。愛、恋愛は人が作り上げて洗脳(人を統制するために)しているので必要性がなくなる。性欲は繁殖の必要性から、家族も繁殖して種を守るためり存続の必要性から必要で、この物語ではaiに管理された人口受精での繁殖と種の存続が保護されている世界が作られている。で最後には快楽としての性欲が必要か否か?と問われる物語。愛、恋愛、性欲、家族が煩わしいと思う人々の物語 | ||||
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人工受精は昔からあります。 それでもそうなっていないのが事実。 SFとしてなら面白いかもしれないが、本当にこのような世界が待ってます、と言われるとさすがに失笑してしまいます。 | ||||
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生殖は人工授精で行われ、性交も家族も不要になった社会。ここで描かれる世界はそれほどおかしな世界ではない。人類がそのように変化することもありうるだろう。だが問題なのは、その価値観をすべての人々に押し付けてくる(作中世界の人々の)厚かましさだ。この小説を読むと、今この日本社会で善意の同調圧力にさらされている人の気持ちが少しは感じ取れるのではなかろうか。 | ||||
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だけど、もしかするともしかすると、こんな世界がいつかは来るのかもしれない。 この著者にしか紡ぐことができない屈指の狂作ではないでしょうか。 すごく考えせられるなぁ……… 気がついたら、何回も読み返してしまう。 | ||||
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色んな人に薦めてみましたが、 女性にはかなりウケがよかったです。 男性も性欲が少なめな人は面白いと言ってくれましたが、性欲が生き甲斐であるタイプの男性は『この本みたいな世界が肯定されたら性欲満たされなくなる!広まってほしくない』と怒っていました(それでも最後まで読んでくれてありがとう) この世界のいいところは 性欲など『相手から何かを得て味わう幸せ』でなく『世界との繋がりを感じられる幸福』であることです。 前者は欠乏感を埋めては無くなりのエンドレスループですが、後者は永遠や無限の幸福と言えるのでは。 相手を性的に見ない世界のほうが、パートナー同士に穏やかで深く、より核心的な満たしの愛情で結ばれるだろうと感じます。 性欲がない世界でも、子供が欲しければ作るでしょう。むしろ衝動的な望まない妊娠が無くなり、よく考えて計画的に妊活ができることになります。 また性欲の衝動がなくても、全身で愛し合う行為はエネルギー的に満たされます。 現実世界にも性欲関係ない、人間と人間もしくは人間と動物などの『無償の愛情』は、ちゃんとあります。 誰かを心から愛している人は、性欲に振り回されない傾向があるようです。既に本物の愛に満たされているからです。 | ||||
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恋愛、生殖、家族の価値をバリバリと踏み抜いていくような内容なので、けしからん、とか、くだらない、と怒る人も少なくないのではと思ったが、私の周囲には「おもしろかった」という人が多く、時代が変わり始めている感がした。この作品では二次元キャラクターが恋愛の対象になっているが、映画のエクスマキナやHerを見ると、近い未来、コンピュータ上に作られた人工人格がもっと強力に人を惹きつけることになるだろうと思う。全てを自分好みに仕立てることができるヴァーチャルヒューマンができたとき、思うようにならない生身の人間への恋は、なくならないとしても現在よりすたれそうだ。じゃあ機械なんか愛して生殖はどうなる?だが、マウスではips細胞から卵と精子を分化させて個体を生み出すことに成功している。技術的には男同士でも、女同士でも、受精卵が作れるということであり、既に旧来の「恋愛」抜きで増えることが可能な世界になっているのだ。 | ||||
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途中、何故か吐き気を催したのは主人公に想いを馳せたからなのか…。 途中から無我夢中で読んでしまいました。 何が常識で何が非常識か判ったものではないなと痛感させられました。村田さん、さすがです。 | ||||
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村田沙耶香さんの本です。 名作だと思います。近年の一番の収穫ですね。 人工授精が発達した世界。 人は子どもが欲しい時は人工授精をすることがデフォ。おセクスは「交尾」だとか言われ蔑まれている。 しかし、主人公の雨音は「交尾」で生まれているが、それは口外しない。 恋愛は基本はアニメなどのキャラに対しておこなったりするが、仮に人間と恋愛することがあっても、恋愛から結婚へは至らない。 結婚は、恋愛感情抜きで「パートナー」をさがすためのものになっている。 そういう世界観での日々が描かれています。 また、その世界では「実験都市」として千葉が選ばれていて、そこでは、子どもたちはみんな「自分の家族」として、愛情を注ぐという、なんかポルポト派みたいなことを「実験」しています。 子どもは社会が育てる、みんなで育てる、個人の持ち物ではない、という考え方です。 とりあえず、科学技術が発達しすぎて、デオドラントな世界になっていて、人間が人間らしくなくなっているキモさというか、 でも、この小説の世界観って、実は自分たちの世界ともつながっている、いや、自分たちはこういう世界を作りたがっているんじゃないか、という薄気味悪さというのを感じさせてくれます。 また、途中からでてくる「実験都市・千葉」が、完全にポルポト派っぽい思想というか、文化大革命かっつー。 共産主義・社会主義の理想的な子育てって感じでしてね。 これ、歴史的に否定されているよなぁ、なんて思うのですが、人間は歴史を学ばない愚か者が多い(特に権力者)ですからねぇ。 この本では「家族」というものに対する問いかけもあると思いますね。「家族って、なんじゃらほい」という。 結婚イコールおセクスではなく、むしろおセクスをしない相手が家族で、嫁さんとおセクスしようものなら「近親相姦」とか言われちゃうんですよね。 「性と家族」の関係も、とてもおもしろい視点です。 今までの価値観が、がらがら崩れ去るような、そんな快感のある小説です。 | ||||
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気持ち悪くて最後まで読めない…。 コンビに人間とエッセイは大好きだったので、めげずに他の著者の作品を読んでみます。 | ||||
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