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モリアーティ
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モリアーティの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 41~49 3/3ページ
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ライヘンバッハの滝の事件が起きてから直ぐが物語の舞台。登場人物は原作の他の作品に出てきた人物を使うなど、ホームズがすごく好きな人が世界観を利用して書いた作品であり、ホームズファンとしては設定からワクワクできる。 ただ、読んでいる最中は結構面白いんだけど、終盤の切れ味が弱く読後感がイマイチという感じ。不満としては、モリアーティという人物が立ってない、という事につきると思う。もう少し魅力があったり、切れ味のある人物になっていれば、オチも違った展開になったと思う。付録の作品も同様で、設定や構成は良いんだけどオチの切れ味が弱い印象。本歌取りをしているのは分かるんだけど、本歌の方が切れ味が鋭いというか。 本編も付録も読んでいる最中は面白いし、進んでいる方向性や志は良い。ただ、諸手を挙げてオススメできない、そんな作品でした。同じ本歌取りなら、ドラマ版のシャーロックの方が個人的には好きですね。 | ||||
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勿論、良い部分は多くある。 しかしながらホロヴィッツの誤認かおかしい記述が少なくとも二つあるし、筋として不自然なところもある。 結局のところ、三つのヴィクトリア女王像も含め、クリスティ作品の焼き直しの感が否めない それなりのシャーロッキアンが、そういった部分も楽しむ意味でのみ薦められる作品。 | ||||
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「カササギ殺人事件」上下巻も、世評ほど面白くなかった。これも道具立てだけは物々しいが、つまらない。記述トリックを鮮やかに示すことが出来たのは、クリスティの例外的な著作以外、ほとんど無い。この筆者はそれに依存しすぎ。この筆者のものは二度と読みたくない。 | ||||
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作品の構成は素晴らしいと思いました。どんでん返しにも驚かされました。ホームズの時代の空気がリアルに感じられる描写にもわくわくしました。しかし、もう少しストーリが短く展開が速いほうが断然面白かったのではないか、と感じました。筆者にはまたホームズのパスティーシュを書いて欲しいです。 | ||||
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ホームズ聖典の搭乗人物が何組か登場する。 本書オリジナルのキャラクターも何人か登場するが聖典の搭乗人物を圧倒する。ロンドンの風景、風俗の描写は恐ろしく濃密。恐ろしいまでの暴力描写。ハードボイルド要素が物語に奥行きを与え、クライマックスでさらに殴られたようなショックを受ける。 | ||||
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ホームズの二次創作モノですね。 個人的には最後まで楽しく読みました。 原作の登場人物に思い入れが有る方だと辛い内容かもしれません。 どんでん返しのラストなので、もう一度最初から読み直して確認したくなります。 | ||||
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30年以上のシャーロック・ホームズファンです。「モリアーティ」というタイトルを見て、この本を私が手に取らないわけにはいきませんでした。なんといっても、最高の悪役キャラクターですから。頭の中にすり込まれている名前です。 読み始めて、途中から、単なるシャーロック・ホームズの世界、時代設定とキャラクターを借りてきただけで、本家の作品とはほとんど関係ないストーリーかと思い、ガッカリして途中で読むのを止めようかとも思いました。しかし、本家にも登場のアセルニー・ジョーンズと米国ピンカートン探偵社のフレデリック・チェイスの2人のキャラクターと国を超えた友情話、それに米国ギャング団の巻き起す事件のストーリーがそれなりに魅力的だったので、読み進めました。最後は、見事にやられました。評価は分かれるかもしれませんが。私は肯定派です。ホームズ・ファンなら、是非、読んでみて下さい。 | ||||
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シャーロック・ホームズと共に、スイスの滝壷にモリアーティが消えた後、モリアーティが支配していたイギリスの犯罪組織を乗っ取るべく、クラレンス・デヴァルーという悪の首領が、アメリカからロンドンにやって来ます。 その計画を阻止するために、アメリカのピンカートン探偵社から渡英してきたというフレデリック・チェイスが、物語の主人公です。 筋立ては悪くないですが、キーとなる人物が、次々に陰惨な殺され方をするため、どうにも食傷気味です。 最後の謎解きも、なるほどとは思うものの、スッキリ(!) した気分にはなれないまま、終わってしまいました。 | ||||
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主人公はスコットランド・ヤードのアセルニー・ジョーンズ警部(四つの署名で登場)とアメリカのピンカートン探偵社の調査員フレデリック・チェイス(本書のオリジナルの人物)のコンビです。物語はチェイスの視点で語られます。ホームズとワトソンはエピソードとして語られるだけで登場しません。 シャーロックホームズ最後の事件はなぜ起きたのか。ライヘンバッハの滝で何が起きたのか。ロンドンで起きた殺人事件との関係は何か。最期には解き明かされますが、主なストーリーはチェイスががアメリカから追いかけてきたアメリカの犯罪組織の首領、クラレンス・デヴァルーの追跡劇です。最後の事件の真実とクラレンス・デヴァルーの追跡劇に絡んで起きる事件との二重の謎解きです。 四つの署名では冴えない役回りだったジョーンズ警部が、ホームずばりの名推理を繰り広げ、チェイスと共にデヴァルーを追い詰めて行くのですが、その間にも次々と事件が起こり、しかも誰が本物で偽物なのか混沌としてきます。いったい誰が黒幕なのかと興味は尽きません。 そして最後に衝撃の出来事が。 ヒントは最初からあちこちにちりばめられています。最初から提示されているといってもいいぐらいです。結末は少々甘い感じはしますが、ミステリですからこれもありかと思います。。 おなじみのレストレイド警部やグレグスン警部、赤毛同盟のダンカン・ロスとジョン・クレイなど、本編の登場人物も登場し、ホームズ譚について語られる部分の楽しみもあります。 余話としてワトソンの手記の形で『三つのヴィクトリア女王像』が収録されています。ホームズが退屈しのぎに壁で銃弾で描いた「VR」(ヴィクトリア女王の頭文字)にちなんででしょうか。肩の凝らない小編です。こちらではアセルニー・ジョーンズ警部が、本編と同じくさえない警部として登場しています。 | ||||
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