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図書館の殺人
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図書館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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推理構成は他のシリーズ同様面白いけど、助手的な位置付けの女子高生が少々ウザい… シリーズを通して警察が捜査をしているため、探偵役はまぁよいとしても助手役の女子高生(全くの第三者)がホイホイ現場に入ってこれるはずがなく、全体的にチグハグになっている。シリーズ第一弾では彼女は当事者だったけど水族館で違和感を持ち、本書でもまた現場に??という感じ。 まぁラノベ基調だから良しなのかもしれないけど… どうしても彼女を起用したいなら警察を介入させずに解決まで持っていく構成の方がしっくりくる。 | ||||
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地味な事件だったのかなと思う。 地味な事件に、地味な登場人物たち。 はっきりいって、わくわくするような事件ではなかった。 だからか、自分の中であまり盛り上がることができずに、事件を捜査していく展開も淡々として、次になにが起こるのだろうと期待するよりも、早く事件解決してくれないかなっと、結末を要求してしまう、いうなればマジックを見て驚きたい、というよりもマジックの種をさっさと教えてくれよとねだってしまう感じ?かな。 探偵の理詰めで解決していく最期の展開も、なんだか腑に落ちない感じで、そうかもしれないけど、そうでもない可能性だってあるんじゃない?という感じだった。 結局理詰めで犯人を導き出すものの、証拠はなにもないのだ。 あくまで理屈の上での推論でしかない。 決定的な証拠がないだけに、ほかの可能性だって考えられるわけで、犯人とは断定できないのだ。 もっとも、物語ではその前に都合よく犯人が捕まっているので、犯人が確定している以上、その中途半端な推論も、結果論的に正しいと言わざるを得ない状況に読者を無理矢理押し込んでいる。 やっぱり最期は探偵が決定的な証拠を突きつけて犯人を捕まえてほしいと思った。 | ||||
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かなり無理やりな筋立てですけど、ロジカルなということには間違いない。自分の好みでは体育館のほうが面白かったとは思うが。 | ||||
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四日間に渡って行われる期末試験と,その前日と後日談に沿って進んでいく事件と推理. ただ,序盤から多くの情報が飛び交い,取捨選択に戸惑ったというのが正直なところです. とはいえ,小さな疑問を論理で潰しながら,進んでは戻り,立ち止まってを繰り返し, ドタバタもある中,それらを積み上げ,『解答』を導き出す終盤にはやはり引き込まれ, 特に主人公が早々と否定した『謎』に戻り,解き明かすくだりにはゾクリとさせられます. 一方,犯人は確かに意外でしたが,ほぼ空気の存在でもあったために印象はやや微妙. また,動機やキーアイテムが持ち去られた理由も,最後のやり取りから想像に委ねられ, 物語としては消化不良の思いも残りますが,ミステリとしては謎の解明で完結をしており, 入り組んだ矛盾や問題を,多段論法で突き崩す様子が本作の見どころということでしょうか. それだけに,新たな進展もあった主人公の過去については,どうしても蛇足に感じられ, キャラクタ寄りの部分はありますが,本シリーズに期待されるのはそこではないような…. このほか,学校新聞のイラストを入れるなら,最後の推理を表や図解にして欲しかったです. | ||||
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体育館、水族館、図書館と著作を読んでの感想。 <良い点> ・若い作者だけあって若者の描写や会話が上手い。また学校内の日常描写が読んでいて楽しい。 ・毎回登場人物(容疑者リスト)が絞ってあり犯人当てしやすい。 ・アニメ等の知識があると「クスリ」となる描写が散らばっている。 <悪い点> ・トリックや動機、探偵の推理がとにかく地味。読んでいて快感がない。コレはミステリ作家として致命的だと思う。 ・ミステリの醍醐味の一つは犯人と探偵の知能戦であるが、この作者のシリーズの犯人が用いるトリックはお粗末過ぎる。 犯人がトリックを用いて翻弄する、と言うよりは、犯行前後の偶然が重なって「たまたま」事件がややこしくなってしまった。 そのややこしくなった前後関係を探偵が決め付けにも似た推理で解き明かして犯人断定・・・がお決まりの流れ。 ・探偵の推理も、決定的で言い逃れできない証拠をバシッと提示するのではなく、どうにでも取れそうな状況証拠を集めて 容疑者を消去法で絞っていくのがメインなので、なんというか解決編にダイナミックさというか快感がない。 ・トリックもお粗末で、推理も地味、なので動機くらいは驚かせて欲しいが、シリーズ続けて「こんなんで人殺す?」ってものばかり。 ・あと蛇足だが、本編にちりばめられたオタク知識・・・これは分からない人が見たら全く分からないもので、読んでいて不快になるのでは? 私はある程度ネタが分かるから笑えたりもするけど、笑うたびに「公の場でオタアピールしてるニワカオタク」って薄ら寒い感情も覚える。 総括としては、ラノベ感覚で暇つぶしに読むにはうってつけだが、良質ミステリを期待して読むと30点、って感じ。 もし作者がミステリ作家として上に行きたいのなら、この(トリック、推理、動機の貧弱さ)を何とかしなければならんと思う。 もちろん氷菓みたいに日常ミステリ路線でいくならこのままでいいけど、それじゃ鮎川賞作家としてどうなの?とも思える。 なんとか一皮むけてほしい(上から目線でごめんなさい) | ||||
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推理を組み立てる過程はいいとして、 犯人の動機が今一でした。 ネタバレになるから詳しくは言えないけど。 有紗が犯人を見つけなければ証拠が何にもなかったな。 | ||||
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大学生が図書館で殺された. “相談役”として操作に協力する高校生探偵の推理は? 優れた頭脳を持ちながら奇矯な性格の探偵役. わずかなヒントからストーリーを推理するという, 昔ながらの探偵像を現代風にアレンジした主人公である. 殺人事件の捜査に加え,主人公の高校生活や背景という, もう1つの謎を交えたストーリー展開はなかなかに面白く,先を読みたくなる. ただ,推理については.こじつけとは言わないまでもところどころ苦しい点も目につく. 例えば,血痕のかすれから身体的特徴を推理する場面があるが, これなどは身につけているもの,例えばストールなどでも起こり得るだろう. このような推理は傍証にはなっても,他の可能性を排除する根拠にはならないはず. いわば,必要条件と十分条件が混同されているのであり, 日常の謎ならこれでもよいが,殺人事件を扱ったミステリーの謎解きとしては少し弱い. | ||||
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1作目からのファンです。 非常に凝っていておもしろかった。 ただし犯行の動機と冷静な隠蔽工作が不自然なので、すべてがつくりもの臭く感じてしまう所が残念です。 | ||||
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紙と同時出版は良いよね、迷わずすぐに購入できるから。 今回は登場人物が多くてなんだか聞いたことある様な名前があるなとか、 館長さんはあの作家さんに似ているかなとかね? 初登場のショタ婦警さんはこれから常連になるのかな? 「解答と解説」で柚乃が調べた結果は次の巻に繋がるのかな? 今回気になったのは、高校生だから学校行事と合わせて描かれるが、 これが大学生で時間が融通できたり専業探偵だと面白みがないかもしれないと言う事かな。 やっぱり事件と無関係な日常を描いているから対比となって面白いのだろうね。 | ||||
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