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図書館の殺人
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図書館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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とても楽しく読破しました。 このシリーズは順番に読んでいっていますが、すべての作品で情景を想像できるほど、描写されているところがとても気に入っています。 トリックも楽しくてオススメの一冊かと思います。 | ||||
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乱読が祟り、何を読んでも同じような読後感しかなくなり この15年ほど一切ミステリーを読むのを封印していましたが 久しぶりに読んだのがこのシリーズです。 主人公の変人ぶり等はミステリーの王道なんで 特に新奇さはないのですが、今の時代、学園物は こういう風にキャラクター設定していくのかと思った次第です。 この手のミステリーに殺人の動機が弱いと言ってもロジックを 読ませる作品なんで問題ないかとは思うんですが、 さすがに4作目(長編3作目)で作者の執筆スタンスを理解していると、 ロジックが分からなくても犯人はすぐわかっちゃんですよね。 この作品も他のミステリーの読書経験がある程度あって、 第一作から読んでると犯人登場後早い段階で 「犯人分かったんですけど」になってしまうと思います。 (根拠なしだったんですが犯人は結局やっぱりな、でした。) 絶滅寸前の二時間ドラマで「犯人」、「怪しいやつ」が新聞のラテ欄 の出演者を見ただけで分かってしまうのと同じですかね。 次は少し変化球求むです。 映像化はどうなんでしょう。もう少し原作がたまってからですかね。 読んでる限りでは作者の趣味か、女子生徒が美少女だらけなんで 主人公を含めて配役が大変そうです。笑。 『水族館の殺人』が映像化のネックになるとは思いますが。 | ||||
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体育館、水族館、図書館と著作を読んでの感想。 <良い点> ・若い作者だけあって若者の描写や会話が上手い。また学校内の日常描写が読んでいて楽しい。 ・毎回登場人物(容疑者リスト)が絞ってあり犯人当てしやすい。 ・アニメ等の知識があると「クスリ」となる描写が散らばっている。 <悪い点> ・トリックや動機、探偵の推理がとにかく地味。読んでいて快感がない。コレはミステリ作家として致命的だと思う。 ・ミステリの醍醐味の一つは犯人と探偵の知能戦であるが、この作者のシリーズの犯人が用いるトリックはお粗末過ぎる。 犯人がトリックを用いて翻弄する、と言うよりは、犯行前後の偶然が重なって「たまたま」事件がややこしくなってしまった。 そのややこしくなった前後関係を探偵が決め付けにも似た推理で解き明かして犯人断定・・・がお決まりの流れ。 ・探偵の推理も、決定的で言い逃れできない証拠をバシッと提示するのではなく、どうにでも取れそうな状況証拠を集めて 容疑者を消去法で絞っていくのがメインなので、なんというか解決編にダイナミックさというか快感がない。 ・トリックもお粗末で、推理も地味、なので動機くらいは驚かせて欲しいが、シリーズ続けて「こんなんで人殺す?」ってものばかり。 ・あと蛇足だが、本編にちりばめられたオタク知識・・・これは分からない人が見たら全く分からないもので、読んでいて不快になるのでは? 私はある程度ネタが分かるから笑えたりもするけど、笑うたびに「公の場でオタアピールしてるニワカオタク」って薄ら寒い感情も覚える。 総括としては、ラノベ感覚で暇つぶしに読むにはうってつけだが、良質ミステリを期待して読むと30点、って感じ。 もし作者がミステリ作家として上に行きたいのなら、この(トリック、推理、動機の貧弱さ)を何とかしなければならんと思う。 もちろん氷菓みたいに日常ミステリ路線でいくならこのままでいいけど、それじゃ鮎川賞作家としてどうなの?とも思える。 なんとか一皮むけてほしい(上から目線でごめんなさい) | ||||
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推理を組み立てる過程はいいとして、 犯人の動機が今一でした。 ネタバレになるから詳しくは言えないけど。 有紗が犯人を見つけなければ証拠が何にもなかったな。 | ||||
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風ヶ丘高校を舞台に、校内の部室に住む高校生、裏染天馬を探偵役とするシリーズの第3作。 第1作の「体育館の殺人」は、鮎川哲也賞を受賞した、著者のデビュー作ですが、当初、地味目な題名に期待半分で読んでみたのが正直なところ。 しかし、そのロジックを主体とした堂々たる本格ミステリとしての出来映えに、出版社側が評する「若き平成のエラリー・クイーン」という言葉に偽りはない、と感じたものでした。 今回は、図書館が舞台ですが、学校内ではなく、風ヶ丘にある公立図書館という設定。 ここで、殺人が起こるのですが、死体の傍らには、2つのダイイング・メッセージが…。 ダイイング・メッセージと言えば、エラリー・クイーンが得意とするところですが、現代のエラリー・クイーンがその期待にどのように応えるのか、読む前から楽しみでした。 派手なトリックや仕掛けがある訳ではないけれど、些細なヒントからロジックによって、犯人を絞り込むという作風は、第2作の「水族館の殺人」でも活かされていたこともあり、今回はどんな推理が繰り出されるのか…。 その結果は、期待どおりの出来でした。 このシリーズ、クイーンの国名シリーズにあやかって、9作までは書いてほしい、と熱望します。 ところで、本シリーズ、個人的に馴染みやすい環境にあります。 舞台となっている風ヶ丘。著者が神奈川県出身であるということで、神奈川県立の○○ケ丘高校がモデルではないか、と第1作を読んだ時から思っていたのですが、本作品ではこんな記述があります。 「海老鉄線とは横浜から海老名までを結んでいる私鉄のことだ。」 そして、風ヶ丘はこの沿線にあるというのです。 じつは、横浜と海老名を結ぶ、相鉄線という鉄道が実在します。 そして、その沿線には、前述の○○ヶ丘という駅があり、その名を冠した県立高校が存在しています。 著者は、恐らく、この神奈川県立○○ケ丘高校の出身なのでしょう。 (○○に何が入るかは、興味のある方はネットで検索してみてください。) 私は○○ケ丘高校出身ではありませんが、横浜市在住ですので、土地勘があります。 そこを舞台に書かれた小説ということで、馴染みを感じている次第です。 本作品は、シリーズの第1作、第2作に引き続き、本格ミステリの醍醐味を感じさせる佳作として、オススメします。 | ||||
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大学生が図書館で殺された. “相談役”として操作に協力する高校生探偵の推理は? 優れた頭脳を持ちながら奇矯な性格の探偵役. わずかなヒントからストーリーを推理するという, 昔ながらの探偵像を現代風にアレンジした主人公である. 殺人事件の捜査に加え,主人公の高校生活や背景という, もう1つの謎を交えたストーリー展開はなかなかに面白く,先を読みたくなる. ただ,推理については.こじつけとは言わないまでもところどころ苦しい点も目につく. 例えば,血痕のかすれから身体的特徴を推理する場面があるが, これなどは身につけているもの,例えばストールなどでも起こり得るだろう. このような推理は傍証にはなっても,他の可能性を排除する根拠にはならないはず. いわば,必要条件と十分条件が混同されているのであり, 日常の謎ならこれでもよいが,殺人事件を扱ったミステリーの謎解きとしては少し弱い. | ||||
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学園ホームズもの。登場人物の日常が楽しく読める。 本格推理ものではあるが、そちらの魅力はそれほど感じなかった。中盤がやや長く感じた。終盤の、本を持ち出した動機などが、私の浅い読みでは分からなかった。しかし、登場人物のキャラが面白く読める。 初めて著者、非常に若いので驚いた、の作品を読んだが、他のものも読んでみたくなるレベルだ。 | ||||
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裏染天馬シリーズ長編第三作。今回は図書館で起きた殺人事件。ダイイングメッセージや血痕、被害者が持っていたカッターのわずかに欠けた刃…などから犯人を絞り込んでいく。 相変わらずこの検証の過程が面白い。一見怪しい行動にしか見えなくても後に『ああ、そういうことだったか』と分かる。 捜査と同時進行の、期末試験の行く末も気になる。 シリーズとしては今後裏染の『校内に住み続ける理由』が何なのか、柚乃の調査を見守りたい。 ただ一つ、動機がはっきりしないのが心残り。あの犯人があの被害者を殺害するには、強烈な『何か』があるべきだと思うのだが。そこは青春ミステリとして濁したのか。ただ前作の「水族館の殺人」では結構グロいこともしていたような気がするが。 | ||||
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鮎川賞受賞の体育館の殺人、2作目の水族館の殺人から続く館シリーズの3作目の長編である。 今回は図書館が舞台となるが、前2作と比べると構成がシンプルになり、より本格ミステリー志向が強まっている。 平成のエラリークイーンというキャッチコピーの通りに、論理による思考による犯人を絞っていく過程が本格推理の醍醐味を味あわせてくれる。 よく考えるといくらでも反論できそうな綱渡りの論理なのだが、小説内で筋が通っていればそれで良しとすればよい。 ただ、被害者の行動の発端になるある図書館内での行為が別にそれが発覚しても別に罪になるとは思えないのであるが、その行為を周囲が皆異常に深刻に扱っているのがややリアリティに欠ける面は否めないだろう。 完全にトリックとプロットに合わせるための殺人動機という感じがする。 まあ、このリアリティのなさも本格ミステリーらしさということで解釈すればいいだろう。 ミステリーとしては一定の縛りがある方が面白いので、今後も公民館や博物館や映画館などを舞台にして続編を書いてもらいたい。秘宝館の殺人なんてのはどうだろうか・・・・。 | ||||
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裏染天馬の4作目だが、個人的には本作が最も面白かった。 堂々たる天馬の引っ張り出し方にしても、柚乃たちの一見リアルなようで、ちょっと変な高校生活にしても、ある種の開き直りが感じられ、より本格ミステリーらしくなってきた。 舞台は図書館だが、学校内の図書室もそれなりの役割を果たしていて、本好きにも楽しい。天馬と柚乃の微妙な関係も板に付いてきた。柚乃が探ろうとする天馬の中学時代の秘密は、果たしていつ明かされるのか分からないが、それも楽しみになってきた。 細かい推理は楽しいが、殺人の動機はイマイチ。 | ||||
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1作目からのファンです。 非常に凝っていておもしろかった。 ただし犯行の動機と冷静な隠蔽工作が不自然なので、すべてがつくりもの臭く感じてしまう所が残念です。 | ||||
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久しぶりに本格的な謎解きミステリーを読んだ。読んでいて楽しい楽しい。作品としては、「金田一少年の事件簿」を彷彿とさせる高校生探偵(正確には探偵ではなく警察のアドバイザーだけど)が見事な推理で謎を解くもの。高校生が主役となる風景は爽やかで、なんかこそばゆい感じもする。そこも作品の味のひとつだ。 青崎有吾さんの作品は本書が初めて。シリーズ物だけど、前作を読んでいなくても楽しめる。これを機に「体育館の殺人」や「水族館の殺人」も読んでみようと思った。 | ||||
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体育館、水族館、短編集、そして今回は図書館の殺人。 今回もミステリーとユーモアが絶妙に絡み合って面白かったです。 冒頭の人物紹介から笑いに走ってます。 シリーズのキャラ総出演て感じで、出番は少ないながらも、脇役も勢ぞろいでした。 真犯人は予測不能なレベルでしたが、 このシリーズはそこに面白さを求めていませんから良しとします。 次は博物館か公民館ですかね。 | ||||
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紙と同時出版は良いよね、迷わずすぐに購入できるから。 今回は登場人物が多くてなんだか聞いたことある様な名前があるなとか、 館長さんはあの作家さんに似ているかなとかね? 初登場のショタ婦警さんはこれから常連になるのかな? 「解答と解説」で柚乃が調べた結果は次の巻に繋がるのかな? 今回気になったのは、高校生だから学校行事と合わせて描かれるが、 これが大学生で時間が融通できたり専業探偵だと面白みがないかもしれないと言う事かな。 やっぱり事件と無関係な日常を描いているから対比となって面白いのだろうね。 | ||||
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鮎川賞受賞の体育館の殺人、水族館の殺人、そして今度は図書館 漫画みたいな登場人物と非常に論理性溢れた本格ミステリ 見事な融合です 高校の期末テスト中の面白可笑しい様と、市立図書館で起きた大学生の殺人事件捜査、全く異質な物がうまく溶け合っています 解決場面の論理の畳み掛けは見事で、突っ込みどころもあるかもしれませんが納得させられましたね また殺人事件の犯人も最初は違和感ありありだったですが、最後の場面で納得 あの本の内容はそうだったのかと 文章は明らかにうまくなっています とても読みやすかった 登場人物がとても魅力的に書かれています 次回作は博物館かな 楽しみに待っています | ||||
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